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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 77
                             2003.1/22
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             今週のシトラス
 
  大変間隔が開いてしまいましたことを、お詫びいたします。
 先号でお知らせいたしました、名古屋地区限定の、
 ブロードバンド<>Mac接続サービス(052地区FD 0120-279-092つなぐマックに)
 の立ち上げの事や何かで、メールマガジン発行が遅れてしまいました。
 上記の件に付きましては、弊社社長が「中部経済新聞」(1/21付の第3面に結構
 大きく載せてくださいました。)の取材をうけたりいたしまして、忙しくなりつつ
 あります。本来最もネットワークとの親和性を持つMacintoshを、かなり多くの
 プロバイダが出張接続サポートサービスから除外している以上、
 「(名古屋では)シトラスがやらねば、誰がやる!」 
 と言う心意気でがんばりたいと思います。
 
  それにしてもPowerBookG412インチ。久しぶりに話題沸騰ですね。残念ながら
 ビデオ出力はアナログVGAですので、アップルの最新液晶モニターには接続
 出来ませんが、CRT21インチモードあたりまで表示出来るのは大したものです。
 価格の絶妙さといい、巷でPowerBook2400Cの再来と言われるのもわかります。
 
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            毒林檎の独り言 77
 
  年がかわってAppleの体験セミナーでのお仕事も一息ついております。
 お店で様々な仕事をこなしていると、それとはまるで別世界のようだった
 Apple本社での多くのエンドユーザーのみなさんとのトレーニングを思い出します。
 多くの方の疑問にお答えしながら、現在のMacのおかれた環境と言うものを非常に
 強く思い知る事と成りました。
 それはサポート不在の現状です。サポートがないわけではありませんし、様々な
 サービス体制と言うものを構築はしています。
 しかし、求める人と、求められ る人との間を繋ぐものが存在しないのです。
 だからこそ、Appleでのトレーニングに、多くのHELPを持ったお客さまがお見えに
 なられていたのだと思います。
 「買ったお店に相談に行っても『Macはねぇ〜』といわれて、全然誰も判らない
 のよぉ〜」というお客さまなど、本当に悩まれていらっしゃる方に多く
 お会いしました。
  シトラスは「Macの駆け込み寺」です。お店も販売店らしくない、まるで在庫も
 店頭には持っていないし、コーヒーが出てきたりして、まるでサロンです。
 修理も相談もその場で受けて、直せる限りその場でコンサルティング。
 でも、シトラスで買った事のないお客さまは、少々遠慮されて、私どもの暖簾を
 くぐられます(のれんなんてないけどさ)。
 私どもの願いは、どこで買われたものでも中古でも新品でも故障品でもなんでも
 構わないのです。とにかく私どものもとを訪れて、ご相談頂きたいのです。
 「たすけにきて〜〜〜」で良いのです。そうすれば、何らかのかたちで、お役に
 たつ事が出来るでしょう。
  このメルマガをよんでいらっしゃる方は既にインターネットにも接続できて
 いますし、そこそこMacの事を判っていらっしゃる方ばかりです。
 しかし、このメルマガを読めない方に、本当に助けてほしいと思って
 いらっしゃる方が多いと言うのが現実です。
 みなさんの周りでMacの事で困っていらっしゃる方がいらっしゃったら、
 是非、私どものところへ繋いでほしいと思うのです。あるいは、他の会社でも
 結構 です。Macの事が判っていてサポートが出来る販売店さんは他にも全国に
 複数あります。Macユーザとして、このコミュニティを盛り上げていきたい。
 コミュニティとして他のMacユーザを助けてあげたいと思うのです。
 
  シトラスが開始した
 「インターネット接続フォローサービス」
 は名古屋市とその周辺だけを対象としたサービスですが、このサービスの延長に
 「Macトータルサポート」
 が始まります。様々なMacに関連するご相談全てに対応する(もちろん可能な事、
 不可能な事と言うものが出てくるとは思いますが、可能な限り一緒に考えて
 行きます)事を目標としたサポートサービスです。それも、お店だけではなく、
 お客さまのもとへ安価で出向いて行って、直接現場を見て、その場で対処方法を
 決めると言うことで、可能な限りお客さまの時間的、体力的(運ぶのは大変です)
 な負担を軽減したいと思っています。
 
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              Hot & Cool製品情報
 
 ☆PowerBook G4 12" (867MHz)      ¥229,800    予約受付中
  PBG4シリーズ過去最小サイズ12インチPowerBook G4です。
  コンパクトで軽量(2.09kg)、そしてお求めやすい価格! 容積的には現行の
  12インチiBookよりも小型でありながら、スロットローディング方式コンボ
  ドライブ(DVD-ROM/CD-RW)を標準装備。 12インチPowerBook G4に詰め
  込まれたパワーはグラフィックデザインやデジタルビデオの処理にも十分。
  あなたのサクセスフルなプレゼンの最高の武器にもなります。
 ☆PowerBook G4 17" (1GHz)      ¥419,800    予約受付中
  PBG4シリーズ過去最大サイズのパワフルマシン。 17インチPowerBook G4です。
  17インチの壮大なディスプレイ。厚さわずか1インチ(約2.6cm)。重さ
  たった3.09kgの超軽量ボディ。よくここまで詰め込んだなといった感の強力
  ポータブル環境。自分のメイン環境を常に持ち歩きたい!というあなたに!
 
 ☆i・Partner Mobile Table 12-Amt   ¥5,800    予約受付中
 ☆i・Partner Mobile Table 15-Amt   ¥7,000    予約受付中
 ☆i・Partner Mobile Table 17-Amt   ¥7,800    予約受付中
  大好評のライトなi・Partnerに、新型PowerBookG4専用版が発売です。
  従来の物との相違点は、
  1)新型PowerBookG4にジャストなサイズ。
  2)膝のせに便利で丈夫な、裏板構造。
  3)一目で新型PBG4(OS Xだけで起動する、初めてのMac)オーナーのプライドを
   満足させるデザイン。
  4)美しく、傷の付きにくい表面アルマイト加工。
  です。まずは写真をご覧下さい。受注生産に近い物ですので、ご注文はお早めに。
 
 ☆HEAT CONDUCTOR  ¥2,000
  導熱シリコンシート。100×100×1.5mmで、片面が弱粘着性です。
  具体的には、i ・Partnerなどにぺたっと置いて使います。PBやiBookの
  最も熱くなる所(PBG4の排気ファンのスリットだけは塞がないで下さい)
  に当たるよう置き、Macの熱をi・Partnerなどの冷却台に逃がします。
      i・Partnerとご一緒にお求めの方は¥1,500のセット特価になります。
  以前弊社で i・Partnerをお求めの方はお申し込みフォームの「備考」欄に
  その旨お書き下さい。
 
 ★DATADESK TECHNOLOGIES LittleFingers LF2600  ¥11,800
  キータッチ抜群の、手の小さい方向けキーボードのテンキー版がようやく
  再入荷。片手だけでも全てのキーにストレス無く指が届きます(これを
  「指来す」と言います(嘘))。左手にこのキーボード。右手にマウスで
  無敵のDTP(特に校正作業)環境という噂もあります。
  
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              シェフのおすすめ
 
  先号で、毒林檎執筆者が作家の京極夏彦氏のMacintosh環境に付いての、
 Appleホームページの記事を紹介しておりました。
 私も一読いたしましたが、本当に理想の環境ですね。作家と言えば、和服を着て
 自分専用の原稿用紙の前に座って、
 「うーーむ………。」
 と悩みながら、モムブランの万年筆で、おもむろに書き込んでは、くしゃっと
 丸めて、くずかごに投げる…。と言うのが、伝統のパターンでしたが(古 !)、
 400字×400字の原稿用紙に書いたとしても、出版される本では、その字詰めで
 印刷される訳では有りません。
 「ここで、読者がペエジをめくったとたん、次の衝撃的な文章が目に飛び込んで
 欲しい!」
 と願ったところで、よっぽど編集者にうるさく言わねば、困難な話です。
 MacintoshとAdobe InDesignならば、校正も自分で心行くまで出来ますし、
 ページレイアウトも全て作家本人が出来るわけです。実は、私もいつかは
 (笑わないでくださいね(笑))ハウツー本とかファンタジー小説など書いて
 みたいという野望を抱いておりますので、是非InDesignの勉強をしたいと
 思っております。全ての作家がInDesignで入稿する時代が来るとは思えませんが
 とりあえず、編集者志望の方は、InDesign勉強しておいて損はない時代が来ている
 と思います。
 
  ところで京極氏の作品に付いては、私は推理小説はあまり読みませんので
 (嫌いではないです。老後の楽しみにとってあるだけ(笑))、一冊も読んで
 ませんでしたが、Appleのペエジを見て、この様な方ならお任せしても
 大丈夫だろうと(何を任せるのだか(笑))、読もうと思い、まず「B**k O**f」
 に参りまして(笑)、古本を物色いたしましたが、ありません。
 「これだけ売りたくない人が多いなら、お任せしても大丈夫だろう」と(笑)
 本屋に行って文庫コーナーを見て、驚愕…。
 私、幼少の頃より「本の虫」みたいな奴でして、多少の本には驚きません。
 「ハリーポッター」第四巻が上下2巻になったのは、作者ローリングさんの
 「これ以上重いと、子供には危険」という配慮から、という、そういう
 レベルの分厚さの本には、慣れているつもりでございますが、
 京極氏の文庫本の厚さには、はっきり言って唖然といたしました。下手を
 すると、厚みが奥行きよりありそうなのです。2日ほどためらいましたが
 氏の作品としては最も?薄い処女作「姑獲鳥の夏」を購入しまして、
 はまってしまいました。詳しいことは、ご自分でおはまりになった方が
 良いと思います(笑)。様々な飛び抜けた個性を持つ登場人物(演奏者)の
 オーケストラを徐々にまとめ上げ、最後にクライマックスになだれ込んで
 行く手腕は、この作者、ただ者ではないコンダクター(指揮者)だと
 思わされますね。この厚さはちっとも気にならないですよ。
 
  あついと言えば、新PowerBookG4の熱さがちょっと話題になっております。
 (かなり展開に無理がありますが(笑)、見てて下さい。最後にまとめます。)
 G4と言う石の性格から、熱はiBookよりはあるとは思っておりましたが、
 SFのEXPOなどで触られた方によると、かなり熱くなる様です。
 テイクアウトのコーヒーを膝にこぼして火傷をしてマクドナルドを訴えて
 大金せしめたアメリカのおばあちゃんがいましたが、ラップトップと言う
 位なので、低温火傷でミニスカートの女性に米アップルが訴えられないか
 なんて余計な心配をしてしまいます(笑)。件の「i・Partner」開発元にもその
 事を伝えまして、今回の新PowerBookG4用 i・Partnerは特に膝に乗せる事を
 配慮して貰いました。モバイラーには、必需品になりそうです。
 
  それから、iBookやPBG4とi・Partnerrをつなぐ導熱シートもご用意いたしました。
 「導熱」を和英で引いて(OS Xって、本当に便利です。なんとシャーロックで、
 和訳も英訳も出来ちゃいます。)ネーミングを考えました。
 今回はあまり凝らずに、そのままの名前です(私は鮫をキャラクターにした、
 「冷めぞう君」と言うのを提案しましたが、誰も賛成しませんでした(笑))。
 商品名は、「Heat Conductor(ヒート コンダクター)」
 と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 上記の様にコンダクターの和訳には「指揮者」もあります。作曲家や本人の感性を
 演奏者達に伝えるのが役目で、観衆に尻を向けて棒を振ってますが、あれは単に
 リズムや音量をコントロールするだけでなく、身振りや顔の表情で、感性を伝えて
 いるのですね。
  私どものコンダクターも、京極小説のように、皆様に満足を伝える新製品に
 なります事を願っております。もっともこちらはたったの1.5mm厚ですけれど(笑)。
 
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