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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 81
                             2003.3/3
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             今週のシトラス
 
  メールマガジンの過去のものをシトラスHPの「コラム」の欄に登録して
 いるのですが、ここのところすっかり忘却致しておりまして、あわてて
 昨年9月ぐらいからの分を登録致しました。最近ご登録のかたは、よろしければ
 バックナンバーをご覧下さい。それにしても、今年になってから発酵の
 いや発行のペエスが慥かに(まだ京極風に書くか(笑))落ちてますねぇ。
 申し訳ございません。この分だと100号に達するのに秋頃になって
 しまいそうです。
 
  アナログレコードから簡単にCDが作れる「CD Spin Doctor」(Roxio Toast5
 Titanium ¥13,800 に付属のソフト)の使用ノウハウ集をHPに掲載致しました。
 私のレコードも試して見ましたが、年配の社員の持ってきた60年代ポップスに
 どっぷりはまった2週間でした。(ニール・セダカとか…)
 ややインターフェイスにもう一息工夫が欲しいですが、なれればドンドン
 CD化出来るので、なかなかいいアプリケーションです。
 トップペエジから「情報箱」のペエジに飛んで見てやって下さい。
 
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            毒林檎の独り言 81
 
  東日本(とはいっても関東近郊だけの事だが)の方にはお馴染みかもしれない、
 あるお店が、名古屋にOpenしました。
  Appleのクパチーノ本社のお隣というか正面と言うか、そんなところにもある
 「OutBack(アウトバック)」というステーキハウスです。
 強引にAppleネタにしようかと思ったら、つながりはこんだけ(苦笑)。
 Appleのクパチーノに出かけたからと行って、真っ昼間からステーキを食べに
 Outbackに出かけたりはしませんがWWDCなんかで長期滞在したり、短期でも
 2泊ぐらいしていると、出かけちゃうんですよ。
 
  アメリカでもちょっと高めのステーキハウスなんですが、とにかく勢いがすごい。
 いつも超満員で入れないのは当たり前。オーダーも豪快で、がんがんと
 「これはうまいぞ!」とか「これを食べなくしてド〜する」とか
 お店のおね〜チャンに言われてしまう。量も200g、300gなんて言うのは
 当たり前。500gオーバーなんて言うのも有ってたまげてしまう。
 日本人には、とにかくサイドオーダーはしてはいけないとか、いろいろと
 言いたい事は有るんだけど、でも雰囲気に飲まれてオーダーしてしまうんだな、
 これが。で、しっかりと後悔すると(笑)
  サイドオーダーは日本では十分にメインディッシュ!それどころか、それだけで
 お腹がふくれかねない。サラダもパンもついているんだけど、おいしいので
 食べてしまう。そしてやはり後悔する。パンもおかわり自由なんだけど、これが
 罠なんですね。メインディッシュの付け合わせはベイクドポテトなど数種類が
 あるのだけど、ベイクドポテトはでかいぞ。ついでにトッピングがいろいろ
 出来るのでサワークリームなんかのせたりして、、、。
 
  で、料理が出てきた頃には、もう十分にお腹がふくれた頃なので、見ただけで
 嫌になるわけだが、それはもう、アメリカ。雰囲気で食らい付いてしまい、
 食いちぎり、お腹におさめるわけだ。
  で、本当に、「後悔先に立たず」状態で、「くるしぃ〜〜〜」を皆が連発して
 うめいている頃に、先ほどのおね〜ちゃん登場!
 曰く「うまかったか!そうか、よかったな!じゃ、デザートを選んでくれ〜」
 をいをい、もう食えんぞ、、、ってなことを言うと
 「信じられない!デザート食べないの?なんで?みんな食べているよ!
 うちのおいしいんだから食べて行きなさい!」ッテな事をまくしたてるわけだ。
 周りを見ると、老いも若きも、男も女も、がきんちょもデザートをぱくついてたり
 するんだな、これが!
 でも日本人にはこれはちょっとね。といいつつ、私はORLANDのOutbackで友人と
 一緒にこのデザートを食べさせられた事が有りますがね。死ぬかと思った。
 生きてるけど。
 
  でだ、東日本の関東周辺にこのお店は何軒か有るのだけど、やっとシトラスが
 ある名古屋にも出来ました。出来たねぇ〜とかいっていたら、お店の策略に
 はまって、しっかりと出かけてしまいました。で、感想ですが、
 うん、なかなか良いです。
  日本向けに味も少し変わっていて日本人から見てよりおいしくなっているし、
 量は凄まじいし(ベークドポテトは、ちいさかったけど)料金的にも無茶な事は
 ない。ついでにいうと、恐くてデザートには手を出しておりません。
 すごそうなんだもん。それに日本のおね〜ちゃんは
 「おらおらオラ、デザート食わんかい!」とは言ってきません。
 勧めても来ません>根性足らんぞ>日本法人。
 なので、その辺は判りません。でも行っても良いと思えるお店の一つですね。
 
  幸いな事にアップルコンピュータがある新宿にもございます。西新宿では
 ありませんがHILTONホテルと新宿駅の間ぐらいの高層ビル街の1階に
 あるはずです。少し前までデニーズか何かだったような気がします。
 
  ってことで、Appleにお越しの際には、ぜひOutbackをご堪能下さいまし
 (と強引にAppleネタ(くるしぃ〜〜〜〜))
 あ、日本本社でもアメリカ本社でも、どちらにもございますぅ〜〜。
 個人的には日本本社なら地下1階のHUBの方がステーキより好きですが
 (ありゃビヤホールだろ)
 
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              Hot & Cool製品情報
 
 ☆hp psc 1210      ¥19,600(予価 3月中旬出荷予定)
  新生ヒューレット・パッカード渾身の作!最高4,800×1,200dpi(フォト用紙
  使用時)のA4カラーインクジェットプリンタと、やはりA4サイズで
  600×2400dpiのカラースキャナーを世界最小の筐体に閉じこめて、パソコンと
  関係なく、カラーコピーとして使えるという便利さ。何よりも驚きの価格!!
  USB接続でMac OS 9.1以降Mac OS 10.1以降に対応で、久々に
  「ヒューレット・パッカードがMacに帰って来た!」って感じですね。
 
 ☆FinalCutPro-KeyCap      ¥14,800
  プロのFinalCuterのための、キートップ交換パーツ。Apple Pro Keyboard(E)
  に換装して、直感的なオペレーションを可能とします。操作シンボルの
  レタリングがすり減りにくく、もし連日の激しい作業でキーボード本体が
  壊れてしまっても、キートップだけはずして、新しいキーボードに換装すれば
  いいので、プロユースには、大変安いランニングコストです。
  日本語版のApple Pro Keyboardには使えませんので、ご注意!
 
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              シェフのおすすめ
 
  「カリフォルニアのある町で、2人の若者がガレージを使って、
 電子機器の製造・販売をする会社を作りました。」と書きますと、
 「ああ、ウォズニックとジョブスのアップル物語ね。」
 とお考えの方が、ほとんどだと思いますが、彼らには大先輩がいます。
 
  実に1939年(戦前ですよ!)、パロアルトのガレージで会社を興したのが
 デビット・パッカードとウィリアム・ヒューレットの2人だったのです。
 彼らが作って販売したのが、電子音声発信器(シンセサイザーの原型の様な
 物でしょうか?)で、これがウォルト・ディズニー社の目に(耳に(笑))
 とまって、制作中のアニメと名曲を融合させた名作「ファンタジア」に
 採用されたのです。お二人とも数年前に故人となられましたが、
 ここからhp社の歴史、のみならず、カリフォルニアのシリコンバレーの
 歴史が始まるのです。
 
  さて時代は下って、ヒューレット・パッカード(当時は頭に横河がついて
 ましたね)と言えば、私どもOLD Macユーザー(私なんぞは新米ですが)に
 とっては、なんと言ってもDeskWriterですよね。
 1980年代末期に登場したこのインクジェットプリンターは、確実な紙送り、
 綺麗で速い印字、そしてイメージライターとレーザーライターの中間機器を
 持たなかったアップル純正プリンターの状況下で、Macユーザーに圧倒的に
 支持されました。モニタ込みで100万円を軽く超えたCiなどの頃のユーザに
 とって、大変ありがたいサードパーティー製品でした。(それでも最初は
 20万円以上したように思いますが)
 もう当然のようにDeskWriterやDeskWriterCを選んだものでした。
   私も、末期にずいぶん安くなっていたモノクロのDseskWriterを買いました。
 この機種は息が長く、T型フォードの様に、だんだん価格が下がって行った
 ので、私にも買えたのでした。(当時は保証も長くて安心感もありましたね)
  始めて印字したときには、シートフィーダーから紙が吸い上げられ、
 インクジェットノズル(インクカートリッジと一体型で割高感があったが
 常に綺麗な印字が約束される工夫でした)が忙しく移動して、最後に
 印刷された結果がおごそかに排出される。
 他のプリンターの様に「上から吸い込んで下に出すヨーン」ではなく、
 いちいち結構大げさな音を伴う動作が、まるで「絡繰り人形」の様に思えて
 不思議でした。
 Macという、大げさな動作を嫌う(例えば5インチフロッピーの操作感とか)
 存在とはちょっと異質でしたが、頼もしいものを感じましたね。
 (余談ですが、Appleがその後、Canonの協力を得て出した純正インクジェット
 StyleWriterは、いかにもMac的な手軽でスムースなマシンでした。紙送りが
 すぐ調子悪くなるのも、そのころのMac的で、とほほでしたが。)
 確実なプリンタが欲しかった私は、その後DeskWriter5**シリーズ、
 6**シリーズを複数買い換えて行ったのでした。
    アップルがiMacでUSBインターフェイスを選び、DeskWiterが694Cで
 終焉したとき、私は、何か大切な親友を失った様な寂しさを感じたものです。
 NECと組んじゃったのも「何だかなー」って感じでしたね。
 結局、私もUSBプリンターはエプソンに乗り換えてしまったのでした。
  その後も、hpはMac OS対応のプリンタを発売して来ましたが、エプソンや
 キャノンの写真品質&毎年グレードアップ攻勢に押されて、やや陰が薄い感が
 ありました。
 
  ところが、今回久しぶりにhpらしい製品が発表されました。
 家庭用カラーコピーとしてお使いになれる、スキャナ+プリンタです。
 もうプリンタの品質もここまで来れば(なんだか毎年インクの数が増え
 カートリッジの形が変わって、自分の機種対応のが店頭で見つけにくく
 なるのも、嫌になりましたしね)、文句ないレベルだと思いますし、
 なにより価格です。ホント?って言いたい値段ですよね。
 かつてDeskWriterのMacとの相対的低価格がありがたかったように、
 Macユーザーの、新しい「当たり前」になりそうな周辺機器です。
 
 コンパックと合併して、どうなることかと思いましたが、いやいや
 hpらしさを失っていない。そんな感じがします。
 
 「おかえりなさい。ヒューレット・パッカード」
 
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 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標ににお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
 (メールマガジンの配布中止をご希望の方も、お手数ですが同じURLから
  お手続き願います。ご迷惑をおかけしました。)
 
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