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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 85
                                                            2003.4/2
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             今週のシトラス
 
  4月になりました。戦争とか、肺炎とか、なんだか物騒なニュースが
 一杯のこのごろですが、こんな時こそインターネットでお楽しみ
 いただけれれば、と思います。シトラスで通販お買い物も、どうかよろしく
 お願い致します(笑)。
  皆様の地方では、桜はいかがでしょうか?
 名古屋は今日はあいにくの雨で、折角満開に近づいていた桜が
 散ってしまうのでは?と心配です。
  今回の「おすすめ」では、デジカメを紹介致しました。春の美しい
 風景を、記録されるのはいかがでしょうか。
 
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            毒林檎の独り言 85
 
  またしてもMacネタではない事をあらかじめ断っておくとして(笑)、
 今日は鉄道ネタともうしますか、まぁ、そういう系統のお話。
 
  名古屋と東京を行ったり来たりするのに現実的な交通手段というのは
 新幹線になります。在来線とか高速バスとかいうのも選択肢に入らないわけでは
 ないけれど、現実的ではありません。
 
  で、今回はその新幹線だけの話です。
 
  新幹線に乗る機会と言うのはビジネスマンで出張でもない限り、基本的には
 レジャーで出かけるとか冠婚葬祭とかそう言う時だけでしょうから、
 そう言う時にも使える話題をすこしばかり、、
 
  新幹線は様々な切符があって、上手に使えばいろいろとオトクな事があります。
 自分の時間に余裕があるのだけど、新幹線そのものはすごく混んでいて
 1時間先まで満席だ!っていうようなときには、「こだま」に乗りましょう。
 1時間待って乗るぐらいなら、こだまの自由席に空きがある可能性があります。
 それに、こだまの自由席は編成の前後にありますから1〜7だけでなく
 16号車も自由席になっていたりします(結構編成によって変化しますので
 要注意ですが)。でもこれだって絶対に空いていると言う保証は無いのですが、
 それだったら、こだまのグリーンを利用されてはいかがですか?
 実は、「こだまグリーン回数券」というものがあります。4枚つづりで、
 1人で4回乗ってもいいし、2人で2回乗ってもいいわけです。有効期間は3ケ月。
  でもって、ここでなぜ、これを勧めるのかと言うと、その柔軟性です。
 プラットこだまなどの切符では乗り遅れればもちろん駄目ですが、
 このチケットはそう言う事がありません。普通の回数券です。
 こだまのグリーン、こだまの普通席、ひかりの普通席を取る事が出来ます。
 またこだまのグリーン個室も追加料金の必要がありません。ですからゆっくり
 寝たいとか、仕事の打ち合わせをしながら行きたいとかいうのであれば個室と
 言う手もあります。
  ちなみに、個室には1人、2人、3人、4人用がありますが、結構混んで
 いるのでこれは狙わないととれません。1人用にはコンセントが無いけど
 2人用にはコンセントがあったような気がしますので、パソコンでお仕事も
 OKです。
 この切符、とにかく知られていませんが、なんせ料金がすごい。
 新幹線ひかり指定料金+¥500なんです。ですから4枚つづりで買うと、
 通常指定料金4人分+¥2000でグリーンになってしまう。なおかつ、すわれる
 可能性は格段にあがる。
 急いでいる時の選択肢にはならないけれど、ゆったり構えて仕事しながら
 行くとか、寝て行くとか、駅で待つぐらいなら、、って言う時には利用できます。
 こだまが少ないと言う事で少し不便な点もありますが、乗れなければひかりにも
 乗れるところは便利でございます。
 
  さて、今度は、急いでいるんだ、それも仕事しながら行きたいんだ!
 というあなたのために、コンセント付きの車両のお話。これは、もう知れ渡って
 いるとは思いますが700系車両の壁際(バルクシート)にはパソコン用
 コンセントがあります。使って下さいと書いてあります!それにここの部分は
 大きな机が用意されているので、もう、仕事をする人のための席ですね。
 基本的には電源は後ろ向きでも使えない事は無いでしょうが机は無理ですね。
 ですから大阪方面に向かう時には1番の席、東京方面に向かう時には20番の
 席を指定すると、このコンセントつきにぶち当たるわけですね。
 すべての700系についていると言う事ではないのかもしれませんが、
 今のところ私の方では100%です。のぞみになっちゃうと、料金が高い上に
 仕事時間が減るので良くないんですが、ひかりなら便利です
 (ってそこまでしないと集中した仕事時間が取れないのよ。邪魔されずに
 マシンに向かえるのはやはり新幹線の中とか、飛行機の中とか、
 移動中&出張先のホテルっていうのはいいですね(爆))
 
  え〜ってことで、新幹線ネタ。ぜんぜんMacじゃないけれど、、、
 ゆるしてくださいまし
 
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              Hot & Cool製品情報
 
 ☆Canon EOS 10D        ¥188,800
  ついに実売20万円を切った、CanonのEOS交換レンズの使える一眼レフ
  デジカメ。「安かろう…」では決して無く、その内容の濃さは、
  プロフェッショナルも注目し、サブカメラとしての使用も多いと
  聞きます。この内容で、ここまで価格が下がれば、そろそろ買い!
  と言ってもいいのではないでしょうか?Mac OS 9〜 Xにも対応で
  豊富なMac用アプリケーションも付属しているのも嬉しいことです。
 ☆Panasonic DMC-FZ1    ¥56,000
  「怪物」と宣伝されているカメラですが、値段を考えれば凄いカメラです。
  35mm換算で35-420mmと言う12倍望遠を、全域F2.8という明るさで実現
  しているライカレンズ。望遠にありがちな問題解決をデジタルビデオで
  熟成させた手ぶれ防止機構。200万画素ですが、それを超える美しさを
  実現した新回路、そして連写の速度など、この価格では驚くべき性能です。
  もちろんiPhotoにも対応し、Macへの取り込みも簡単です。
   
 ☆Apple PowerBook G4 17"SuperDrive    ¥419,800
  17" TFT ディスプレイ(1440x900 ピクセル)
    1GHz PowerPC G4 1MB 三次キャッシュ 512MB DDR333 SDRAM
    60GBHD SuperDrive ギガビット Ethernet FireWire 400/800
     AirMac Extreme 内蔵 Bluetooth 内蔵  DVI/S-Video 出力
  いよいよ、出荷間近です。NoteBookのロールスロイス。
  あのうっとりするディスプレイ&キーボードライト自動コントロールを
  国際線のビジネスクラスかなんかで、使ってみたいですねー。
 
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              シェフのおすすめ
 
  「そろそろ、どうなんでしょうねぇ」
 
  技術が日進月歩している製品という物は、買い時が難しいものです。
 Macももちろんその一つで、数ヶ月もたたないのに、性能に勝った製品が、
 安く発表されたりすると、悔しいですよね。でも、それで待っているといつまで
 たっても買えなくなってしまう。「とん」とだれか背中を押してくれないと
 なかなか思い切れないものです。 
  最近の商品の中で、コンピュータとよく似ているのが、デジタルカメラ
 でしょう。いえ、小型の簡単なものはいつ買っても問題ないのです。年賀状に
 印刷する程度の画質なら200万画素もあれば充分です。問題は、1眼レフ式の
 レンズが交換できるタイプです。2、3年ほど前までは、こんな事悩むことも
 無かったのです。だって100万ぐらいしていたのですから…。
 ところが、最近はこのレンズ交換1眼レフ式のデジタルカメラが50万をきり、
 あっと言う間に20万円台に突入しています。
 
  今回ご紹介するデジタルカメラは写真雑誌などでは話題のCanon EOS 10Dです。
 シトラスでの販売価格が¥188,000。もちろんレンズは別ですので、EOS用レンズを
 お持ちでない方には20万円を超える出費となりますが、それにしても
 600万画素オーバークラスが、この価格!!本当に驚きです。
 以前私はこのコーナーで「デジカメは当分高い物は買わない方がいいです。」
 という趣旨の文を書いた事があります。銀塩フィルムの解像度に比べると
 まだまだ劣るデジカメを、30万円も出して買うことは無い。もう少し技術が
 進歩して、価格がこなれてから…、という趣旨でしたが、600万画素で20万を
 きるとなると…。うーん、これはいいぞ!と頭の中である部分が(悪魔(笑))
 ささやきます。
  しかも今回の10Dは、銀塩の廉価版EOSであるKissの系統のメカニズムではなく、
 マグネシウム製のボディを持ち、操作系も上級のEOSの良さを引き継いだ
 評判のよい物で、銀塩EOSシステム(カメラとレンズ群)を持っている
 ハイアマチュアの方がサブカメラとして、買われる例も多いようです。
 何と言っても今までのカメラは、現像してみないと結果がわからないと言う
 弱点がありました。我々アマチュアは「だからこそ、面白いのさ」と
 のんびりしたものですが、プロにとっては撮影の失敗は絶対に許されません。
 中版以上のカメラになると、普通のフィルムの代わりにポラロイドパックなどを
 付けて、結果を確認してから、フィルムパックを装填したりします。
 デジカメならば、その場で結果をモニタで確認できるわけですから、
 いわゆる「おさえ」として、同じレンズの使えるデジカメを持っていくのは、
 なかなかリーズナブルな選択でしょう。
 この辺のセミプロ=ハイアマチュアになると、レンズ1本に20万出すのは
 ざらなことですので、10Dは、すぐにでも入手したい選択と言うことになります。
  また、初めて「ここはいっちょ」、「かなりいい」1眼レフカメラをお買いに
 なるおつもりなら、ハイエンド銀塩カメラに匹敵する価格の10Dは、
 良い買い物かもしれません。
 
  問題点は無いかというと、これは仕方がない、と言ってもいいのですが、
 フィルム部分にあたるセンサーの面積が、普通の銀塩カメラ程大きくないことが
 あげられます。APSカメラという普通の35mmフィルムより小さなフィルムを使う
 カメラがありますが、まず、そのサイズと言って良いでしょう。別にセンサーの
 面積が小さいから、必ず良くないという訳ではありませんが、
 普通の35mmフィルム用EOSのレンズを使う以上、問題があります。
 焦点距離が約1.6倍換算になるのです。例えば50mmの標準レンズは10Dでは
 80mm相当になります。300mmレンズが480mm相当なら、ラッキーじゃん、
 と言ってばかりはいられないですよね。普通のスナップなどによく使う、
 28mm-35mmあたりの広角で撮ろうとすると15mm-22mmなどという超広角レンズが
 必要になり、レンズが高額になってしまいます。そうかといって
 同じEOSのデジタルでもセンサの面積が35mmフィルム相当のものにになると、
 いきなりアマチュアには手の届かない価格になります。
 この点は、10D専用の軽くて安価なレンズが今後出る可能性もあるかも知れません。
  このレンズの換算倍率の事さえ納得いけば、EOS 10Dはまさしく
 「いける価格」に降りてきたおすすめの高性能デジカメです。あと1年待てば、
 15万位になるかも知れませんが、それまでに、これを所有することで得られる
 メリットを考えれば、今投資するのも悪くないと思います。
 
 ちなみに、レンズ交換出来ないタイプのデジカメのレンズが小さいのは
 センサーがもっと小さいからです。あゆの宣伝する「怪物(35mm換算35-420mmと
 いう本当に怪物なのにあんなに小さいPanasonic DMC-FZ1)」などは、その利点を
 生かし切っている、いさぎよいデジカメだと言えます。
 
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