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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 95
                                                            2003.6/12
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             今週のシトラス
 
  とうとう梅雨入りですね。しばらく、うっとうしいお天気が続きますが、
 Macもこんな時には不調になりがちです。特にハードディスクは湿気の多い
 季節におかしくなることが多いようですので、異音がしたら、お早めに
 お取り替え下さい。
  今日はPowerMacG3の丸洗いをしています。綺麗になりますよー。iMac
 やPowerMacG3など、筐体全体がポリカーボネートで覆われている機種は
 洗うと本当に綺麗になります。いかがですか?
 
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            毒林檎の独り言 95
 
            魅惑のクパチーノ(疑)
 
 クパチーノと言えば、もちろんMacintosh党に取っては本部だし、Mac教にとっては
 聖地である、、、、らしい。最近のMacユーザの場合、まぁそこまでの熱狂的な
 信者さんは多くはないようですが、昔からの(いつを昔というかは、ずいぶんと
 ばらつきがあるので、ここでは割愛。早い話が自分は熱狂的なMacフリークで
 あると自認をしていれば十分古くからのユーザと言えます。そういう意味では
 購入一年でも熱狂的でさえ有れば、「昔からの」に該当します)ユーザさんの
 中には、もう「Mac命」なんていう、すごい人がいたりします。
 
  もっとも、Macの場合、その使いやすさから、このハードとOSを一体にした
 Macという環境にどっぷりと慣れてしまって、もう離れられなくなると言うことが
 多いようですが。結果として、Winを買わない、Macしかイヤ、なんていうことに
 なって、信者さんのいっチョ上がりなどとも周りから言われたりするわけですが。
 
  で、そういうMacintoshを作っているのがApple Computer Inc. であるわけで、
 どういうわけだか、AppleのマークとLogoは人を引きつけます。日本で、
 「ナショナル」ってかかれたキーホルダーとか欲しいとは思わないんですが、
 なぜか、Appleマークだと欲しいという方、大勢いらっしゃいます。
 
  で、Appleグッズなどという、いわゆるLogo入り、マーク入りグッズが人気が
 出たりして、売買されたりするわけですが、日本で企画されてShopのオリジナルで
 販売されたり配布されたりする物は、大半が日本のアップルコンピュータさん
 からの許可で、制作されている物であったりします。
 これだって、すごく珍しいのでみんながほしがりますが、実は多分一番レアな
 物は、アメリカのApple Computer Inc. の本社内にある「カンパニーストア」で
 販売されている物なのでしょう。ここの物は再販禁止となっていますので
 いまでは、カンパニーストアでしか手に入れることが出来ない物が、
 多くなってきました。
 
 このカンパニーストア。売っているのはAppleグッズの他にも各種ソフトウェアや
 ケーブルなどのサプライ品など、ですが、やはり最も多くのスペースが割かれて
 いるのがAppleグッズです。
 
  初めて聖地を訪れるとその特異な形をした本社におどろきます。
 薄いブルーグリーンのガラスに覆われた円形の本社は一度見たら忘れることは
 ありません。本社の周りはぐるっと一周、道路が走っていて、車で一周できます。
 この道はInfinite Loop という名前です。たてものの所々に入り口が
 ありますが、1号棟(というのでしょうか、ジョブスがいるオフィスのある
 棟です)の入り口にメインの受付があり、ここで入館許可をもらえれば、
 本社内にはいることが出来ます。
 もちろん入館許可は社員から直接もらうことになりますので、遊びに行っても
 入れてくれるわけではありません。
 
  この入り口の脇にカンパニーストアはあります。こちらは誰でも入ることが
 出来ます。またこの入り口、カンパニーストアの近くに駐車場がありますので、
 そちらへ車は止めて、カンパニーストアへどうぞ。
 
  カンパニーストアの中にはトイレがありません。昔はどこにもトイレが
 なかったのですが、今は先ほどの入り口に行くと、そこからトイレにだけ
 行けるように、少々通路が改良されたようです。どうしても困ったら本社受付に
 聞いてみて下さい。ただし、しょっちゅうこの辺の規則は変わりますし、
 トイレに行けることを保証は出来ませんので、他のところで準備はして
 おきましょうね。
 
  さて、聖地に行くとそのメインの入り口のところで大きなアップルマークが
 出迎えてくれますので、どうしても記念撮影なぞしたくなりますが、
 原則撮影禁止ですのでお気をつけ下さい。とはいっても、ガードマンが
 やってくるだけですし、
 「そこで写真取ったらあかんよぉ〜」と言われるだけですが。
 入り口の受付まで入っていくと、その先にロックされたガラス扉があります。
 その先が全部見えているので、そこまでいけば、色々な物が見えたりします。
 そもそもこの入り口は4階ぐらいまで全部がオープンになった吹き抜け構造で、
 受付とその先のホールを遮る壁もガラスです。ですから見上げて天井から
 つるされた、タープなどに見入ってしまったりします。昨年前半は
 「モンスターズインク」のサリーがここに立っていましたが、今年は
 どうでしょう。ニモ(ファインディングニモ−Disney作品)あたりが
 いるかもしれません。
 
  どうですか、聖地に行ってみたくなりましたか?
 
  レンタカーを運転できさえすれば、簡単にいくことが出来ます。
 もしアメリカ、サンフランシスコへ観光や出張などで出かける機会があるので
 有れば、一度チャレンジしてみませんか?
 
 SFO(サンフランシスコ国際空港)からフリーウェイ101にのって南にゆきます。
 85号線とのジャンクションで85に乗り換えます。
 そして280号線とのジャンクションで、南方面にのりかえると、最初の
 インターチェンジがクパチーノでございます。ここでおりて一般道に出ますが、
 この通りが「De Anza(デ・アンザ)」という通りです。この通りに出るために
 フリーウェイをおりるといきなり目の前にAppleマークがくっついた
 ブルーグリーンの建物が現れます。これがApple本社です。
 インターをおりたらこの建物に見とれずに(笑)デ・アンザにでる交差点で
 右折し、次の交差点で左折します。すると、もう目の前にはInfinite Loopが、、
 すぐに左折できますので、まがれば左手に駐車場、右手にはカンパニーストアで
 ございます!
 
  こちらがInfinite Loopの拡大図(笑)中央にある、円状の道路が
 Infinite Loopでその中にApple本社ビルディングが建っているというわけです。
 
maps.py?&country=us&uz=95014&cs=4&Ed=99tLt.p_0Trd.Butf2olY4TD7yjnTqK8UhY
M3Hjo_zh.xN6_xPP.plMxbwkZnIVfkZIRjsA3UwFsbhTyCrfi0_k0Gr1Cy86livSeS6QT&cs
z=Cupertino,+CA&mag=9
 
  でもって、これがサンフランシスコからクパチーノ(Cupertino)への概略図で
 ございます。
 実際にはレンタカー屋さんとかでもらえる地図を頼りに行ってもいいと
 思いますが、場所が判らずに行くと、全然たどり着けないかもしれないですから、
 あらかじめよく調べておきましょう。
 
maps.py?Ds=n&uz=95014&BFClient=&BFKey=&poi=&poititle=&BFCat=&Pyt=Tmap&ed
=Fd5bmep_0TrXNZOwGP8oRMK5atJTAEZTCYjQuRcWccxv2gw95VEMw4Qp9BJaDotMUx4vYeo
bsagA.7ctv8y7xMzZskrT&csz=Cupertino%2C+CA&country=us&mag=6&cs=4&map.x=20
3&map.y=162
 
 ちなみに地図上にはPalo Alto とかSan Jose など有名な地名がごろごろして
 います。このあたりがいわゆるシリコンバレーでございます。
 
 ってことで、今回は「みんなでクパチーノ詣でをしよう」でした(嘘)
 
  しかし、このコラムを読んで、実際に出かけて道に迷ったりしたら責任問題
 かなぁ〜。皆さん事前によく調べてから行きましょうね。はい。
  
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              シェフのおすすめ
 
  今回は、カメラのお話から失礼します。カメラといっても、デジタルカメラなら
 最近のMacにも大いに関係ありますが、一般的なカメラのお話です。
 最近クラシックカメラのブームなどと言われますね。戦前のカメラから、
 戦後の日本のカメラまで、オートフォーカスでない昔のカメラや交換レンズが、
 ずいぶんの高値で取引されているようです。やれライカだコンタックスだニコン
 だと、それぞれお気に入りのメーカーの製品を集めて、写真を撮ったり、
 磨いたり。光学的な性能から言えば、コンピュータで設計された、最新の
 プラスチック製のカメラの方が優れているのでしょうが、何ともいえない味と
 いうか、質感といったものが、カメラにも作品にもある(らしい)のです。
  そういったカメラ通の亜流に「フード病」と言うのがありまして、中古レンズを
 買うとき、専用フードがついていないと気が済まない。気に入ったレンズに
 フードがないと、血眼になって探してしまうという、そういう方が、
 いらっしゃいます。このフードですが、明るい日中に余分な光が入らないように
 レンズの前に取り付ける、筒の様なものですね。現在のカメラではフードが
 レンズに組み込まれていたり、プラスチック製になっていたりして、ありがたみも
 あまりないのですが、昔のものは金属製で、「カチリ」とはまるようになって
 いたりして、なかなか重厚なものです。ですから、カメラやレンズとは別に、
 フードに高値がつく場合もあるのが、クラシックカメラの世界です。
  こういった昔のフードを見ますと、共通点があるように思いました。それは、
 取り付けると外観ががらりと変わることです。レンズというものは本来円を
 基調としていますから、柔らかい曲線のものが多いのですが、フードは、何しろ
 光を遮るのが目的ですので、実に個性的なデザインをしています。四角いもの、
 穴の空いたもの、ラッパ型。様々ですが、つけるとレンズの外観が全く違って
 見えます。
 
  今回の製品を初めてみたとき連想したのは、このカメラのフードでした。
 本来デザイン的に完成されているAppleの液晶ディスプレイに、この製品を
 取り付けると、全く違った外観になります。カメラのフードと同じく、
 余分な光を遮ることしか考えていませんので、色も黒色ですし、形も液晶の
 隅々に均等に光があたる事だけ考えていますので、結局庇(ひさし)型に
 なります。美しい液晶ディスプレイのデザインにマッチしているとは思えません。
  しかし、これを付けた外観は、別の迫力を持って私たちに訴えてきます。
 「仕事のできるアイテム」というデザインです。CRT型に比べ、
 液晶ディスプレイは、確かに外光の影響を受けやすく、反射でも色が変わって
 しまうために、色彩にシビアなプロの現場で液晶型が採用されない原因の
 一つになっていました。このシェードは、プロがシビアな仕事をするための
 アイテムですが、かつてプロカメラマンの必須アイテムであったレンズフードが
 愛好家を引きつけるように、いつものApple Cinema HDディスプレイとは全く違う
 印象と、常に厳密な色再現を与えてくれます。
  簡単に取り外せますから、まるで、凛々しい鎧をはずせば、たおやかな乙女に
 戻ったかのように、見慣れた美しいApple デザインを楽しむことができます。
 必要に応じて付けたり外したりできるのが、よいところ。
 
  このアイテムを見て私がレンズフードを連想したのは、そんな事でした。
 プロだけに独占させるのはもったいない製品でしょ?
 
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