Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 189
                          2006.2/20
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             今週のシトラス
 
  ようやく少し暖かい日が混じる様になって来た名古屋からお送りいたします。
 
  前回ご案内いたしました「電気製品安全法」の事、ようやく世間に知られる様になってきました。
 坂本龍一氏が中心となって、署名活動が始まったため、マスコミも取り上げる様になって来ましたが、
 今のところ、高級オーディオやビンテージ楽器が販売出来なくなる事、リサイクル店が困っている事
 などが、報道の論点の様です。
 あれから、色々ネットでの論点が判って来ました。今回の事で4月から大変困るのは、オーディオ
 愛好家と音楽家だけではない様です。
 中小企業では、工作機械などが今回の措置に引っかかってしまうケースが出てくる様です。
 最新の工作機械はあまりに高価すぎて、零細な工場ではとても新品では購入できないのです。
 大規模な工場で使われる機械は今回の規制には入りませんが、特に職人芸的な作業が必要な
 旋盤などは、当てはまる機械がある様です。
 中小企業が融資を受ける際に、これらがいっさい資産として査定されないという事も深刻でしょう。
 農家でも深刻な状況になります。中古機械が入手出来ない場合、あるいは修理も不能となった場合、
 一家の大黒柱は新品を買うために出稼ぎに行かねばならなくなり、廃業する農家も出てくるでしょう。
 二度と手に入らない機械を探せなくなる事も深刻です。伝統工芸の分野でも電気を使う器具を使う
 場合があります。例えば電動ろくろ。名人が長年使い慣れた機械が故障したら、新しい製品では
 換えられません。弟子の育成も無理でしょう。
 身近なところでは、二度と新しいジーンズ店を開業出来ないでしょう。という話も。ステッチ用の
 特殊なミシンは現在製造していないそうで、廃業した店から手に入れる流通ルートが壊滅するから
 だそうです。
 
  国内の工場が大量生産品の合間に作って来た、ほんの一握りの人しか必要でない、そして
 その人たちにとっては絶対に必要な電気機器は、生産基盤を海外に移したため、国内でも生産が
 出来なくなり、中古品市場が支えて来ました。これらの中古品は、国による審査が必要な、
 いまより厳しい前の法律に基づいて作られた製品なので、適度に修理をして行けば、まだまだ
 使えるものが多いのです。
 今回の法律は5年前に作られ、5年の猶予期間を経て、4月1日から規制がはじまります。
 ただ、「中古品も含む」となったのは昨年11月からです。11月といえば、あのCMが大々的に
 始まったころと不思議に一致しますが、あのファンヒーターは今回の規制で売れなくなる製品
 ではありませんし、故障箇所も電気回路ではありません。
 
  とりあえず、坂本教授のところで署名をして来ました。
 先週は趣味の世界の危機みたいな事だけ心配していましたが、いろんな分野から、反対の声を
 上げなくてはならない気がしてきました。まだ知らない当事者も多いのです。
 日本のもの作りを支えて来た、中小企業や個人営業、そして農家の方が危機に陥っています。
 まだ間に合います。
 
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             ヤドカリの貝殻 2006.2/20
 
               「包丁」
 
  以前「中華包丁が欲しい」と書いておりましたが、ちょうど珍しく横浜在住の叔母から、メールが
 来たので、「中華包丁手に入りませんか?」と聞いてみました。
 私は調理道具に凝る方ではありませんが、食べ盛りの子供がいるので、肉料理が多くなり、どうしても
 効率よく、肉や野菜をスパスパ切る包丁が欲しくなります。
 肉を切る。と言えばいわゆる「牛刀」と言われる洋式包丁ですが、この手の包丁が私にとっていまいち
 使いにくいのは、よほど手入れして、自分で研いで切れ味を良くしておかなければ、切るのにかなり
 力が要る事で、余分な力を加えすぎたため刃先が狂って、指を切る事も多いのです。
 これはこの手の包丁の重量不足が原因です。
 そう思って、100円ショップで「菜切り包丁」を買って来ました。こちらの方が、遥かに使いやすい事が
 判りました。刃先で特殊な肉の部分を突き切る、と言う様な作業は、パック入りの肉を買う時代には
 ほとんど不要です。現代日本のほとんどの包丁の尖った部分は、全く使われないまま朽ち果てる、
 もし使われるとすれば、その刺す肉は、人間の(イヤ~~っ!)
 (文章中不適切な内容がありましたことをお詫び申し上げます。)
 
  とにかく、100円の菜切り包丁でさえ、牛刀より使いやすいのですから、それより重い中華包丁は、
 もっといいのではないか?と、こう思った訳です。
 名古屋にも中華包丁は売ってますが、ステンレス製はまずみた事がありません。
 プロの中華料理人は、やはり鋼の包丁を丁寧に研いで使うのだと思います。
 でも、中国の家庭では当然中華包丁を使うでしょうから、手入れの簡単なステンレス製中華包丁と
 言う物も存在するはずです。100円の菜切り包丁も中国製でしたし。
 そこで考えたのはやっぱり横浜です。横浜中華街には沢山の華僑の方がいる。プロの調理人はともかく
 娘がお嫁に行くときに持たせてやる中華包丁は、やっぱりステンレス製なのではないか?
 まあ、お金持ちの華僑の方なら、中華包丁を持ったプロの料理人をつけてやるかもしれませんが、
 普通の家庭の方もおられるはず。
 そう思い、叔母に相談した訳です。叔母はさっそく中華街に出かけてくれました。
 「18cm位のステンレス製があり、お店の人によると料理学校の生徒が入門用に使うものだそうです。」
 との返事があり、「そうか、そっちもありだったか。」と感謝して、それを送って貰いました。
 
  到着した包丁は、思ったとおりの代物でした。腰高なので、使いこなせるか心配でしたが、特に
 問題ありません。和包丁は引き切る。洋包丁は押し切ると言いますが、中華包丁はよく見ると刃が
 湾曲しており、巨大な回転刃の一部を切り取った感じです。すなわちスナップを効かせて、手首で
 少し回転を与えるとスムースに切れます。鶏肉を皮ごとブツ切りになんて、今までより楽です。
 重量があるので切りやすいですが、やはり取り扱いには注意が必要です。一度間違ってちょっと
 左手の爪をかすりましたが、まだ切り痕が残っています。
 これからも使い方を練習して行きたいと思います。
 調べてみると、中華包丁の代表的な切り方は9種類あり、
 塊(コアイ)、片(ピェン)、條(ティアオ)、絲(ス‐)、鬆(ソン)、丁(ディエン)、
 馬耳(マーアル)、兎耳(トウアル)、花(ホァ)だそうです。
 密教の九字みたいだな。
      
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               シェフのおすすめ
 
               「必要な物は必要」
 
  PowerMac G4,G5をお使いの方を別にすれば、Macユーザーに外付けハードディスクの需要は、
 大変高いと思います。増設が出来るタワー型筐体に比べ、ノート型、iMac、mac miniのユーザーは、
 すぐ内蔵HDの容量不足を起こします。
 今回PowerBookG4に換えましたとき、30GBしか入っていなかったため、結局以前のiBookに入れて
 いたのと同じ、40GBにしました。本当はもっと大容量にする事も考えたのですが、たまたま160GBの
 外付けを持っておりましたので、そちらから起動してもいいやと思いました。
 現在動画の圧縮用に外付けから10.4で起動し、このメールマガジンのお仕事は、以前改行の問題が
 あったので、内蔵から10.3.9で使っています。
 直感的に見分けがつく様に、デスクトップは10.4は虎模様。10.3.9は10.2.8のヒョウ柄を
 グレースケールに変換し、明るさをうんと落とした黒豹柄(黒豹にも柄があるのは確かトリビアでも
 やってました)にしました。ちなみに7300の10.2.8はヒョウ柄です。
 iMovie HDなどで、大きめの動画を扱う時など、作業領域に軽く100GBは必要です。
 
  私は内蔵用3.5インチHDと、外付けケースを使って自作しましたが、FireWireのケースって、
 USB2.0のに比べて、高めなんですね。選択肢も少ないし。160GBで組むと結局2万近くになります。
 今回のおすすめは、160GBで約1万8千円。250GBでも約2万3千円という、こなれた価格です。
 メーカーが、Macの古いサードパーティーの一つ、LaCieというのも魅力です。HDは消耗品ですので、
 時がくれば壊れますが、やはりこの会社が作った物には安心感があります。今でも、壊れては困る
 データはLaCieに入れておく、という人も多いのです。
 LaCieは周辺機器メーカーの中では、とりわけ顧客満足度が高い会社と言えるのではないでしょうか?
 
  しかもポルシェデザイン。というブランドがもう一つ付いています。
 世界の工業デザインの中心は、イタリアでしょう。車ではジウジアーロを初めとするデザイン工房が、
 毎年新車のデザインを決めています。国産車でも明らかにイタルデザインに外注したと思われる
 華やかな車は毎年でます。
 一方ドイツの工業デザインは、質実剛健。実用性を重んじたシンプルな物が多いです。
 工業製品自体の美しさ、機能美を追求する様なところが、ドイツデザインにはあります。
 今回のハードディスクのケースデザインもかなりいいですよね。何の変哲もない箱のようですが、
 スリットの処理が、やはり高級な感じです。LaCieが追求している「丈夫さ」をうまく体現している
 いいデザインだと思います。
 
  LaCie+ポルシェデザインで、セレブ感満点なくせに、実は「ドキドキしながら、適当なケースで
 自作する」のとお値段は変わらなかったり。という事を考えると、これは買っといて損はない製品です。
 どなたにも平等に、かならずHDの空き容量は足りなくなる日がやって来ます。
 とりあえず今は足りていても、「これは必要。」と決めて、この美しい製品を買っておくのに、あまり
 躊躇はいらないのでは?と思いますが、いかがでしょうか?
 
 ☆LaCie Hard Drive, Design by F.A. Porsche 160GB 3.5" HDD FireWire  
(300702J) ¥17,997(税込)
 ☆LaCie Hard Drive, Design by F.A. Porsche 250GB 3.5" HDD FireWire  
(300703J) ¥22,995(税込)
  LaCie は有名なデザイン・エージェンシーである Porsche Design GmbH 社と協同して、
  このハードディスクドライブ ファミリーを開発しました。 これらのドライブは、
  音楽, ビデオ データなどを保存できるスタイリッシュなストレージとして活用いただけます。
  セットアップも迅速に簡単にできます。
  ほんの数秒で、LaCie ハードディスクが PC または Mac でファイルを共有できる準備が整います。
 
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       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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