Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 240
                          2007.4/8
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             今週のシトラス
 
  ちょうど、前回のメールマガジンを発信した4月1日(すまいません。間違いなく4月に
 なっておりました。TVN委員会なんて嘘です。"Tagesausschub Von Narren"はドイツ語で、
 「馬鹿の日委員会」でございました(笑))、歴史的な出来事がございました。ニュースでも
 報道されたので、ご存知の方も多いと思いますが、JRA(中央競馬会)史上初めて、白馬が
 勝利したのです。白い馬と言うのはそれほど珍しくなく、いわゆる「葦毛」という色の馬は
 世界中にいます。つまり馬の遺伝子の中には白い色がでる要素がある訳で、現在の
 サラブレットの元祖と言われる3頭のアラブ馬が英国にやって来た時、そのうち1頭は
 葦毛でした。葦毛の馬は最初灰色のまだら馬ですが、年齢を重ねるにつれ、体毛が真っ白に
 なり、白馬と呼んで差し支えない馬も出て来ます。
 しかし生まれながらに白い馬は大変珍しく、サラブレットの場合、2万頭に1頭位の確率と
 言われます。動物のみならず人間にも、いわゆる「アルビノ」と言われる突然変異があり、
 ジョニー・ウィンターというロックミュージシャンがそうでした。アルビノはメラニンの
 生合成に係わる遺伝情報の欠損により、先天的にメラニン色素が欠乏して生まれるのですが
 紫外線を防ぐメラニンが少なく日中の屋外活動が制限されるため、大変な苦労があります。
 
  今回の白馬はアルビノではなく白い色の遺伝子を持ってうまれた馬なので、屋外で競馬が
 出来る訳です。白馬は地方競馬で勝利した事は今までもありましたが、中央競馬では一度も
 勝利していません。白馬は世界中どこでも、間違いなく神馬か権力者の乗馬とされる傾向が
 あり、戦前競馬界で誕生すれば、まずレースに出る事はなく、宮内省に献上されて陛下の
 御乗馬となったと思われます。
 
  競馬史に残る2007年4月1日、阪神の三歳未勝利馬レースに優勝した馬は、
 「ホワイトベッセル」号。
 
  父は「クロフネ」。母は「シラユキヒメ」。もうもの凄い両親ですよね(笑)。
 競馬を知らない方でも名前だけで圧倒されます。
 クロフネは文字通り外国からの圧倒的な来訪者と言う意味で、鳴り物入りで輸入された
 外国産馬。主にダート(芝ではなく土)で活躍し、引退後種牡馬として成功しています。
 シラユキヒメは名前の通り白馬で、優勝こそ出来ませんでしたが、3着となった時は
 中央競馬初と話題になりました。引退後白馬の遺伝子を大いに期待され、別の牡馬との
 交配で「シロクン(なんて名だ!(笑))」という白馬が生まれ、期待されましたが、
 一勝も出来ずに引退(現在は乗馬用として人気だそうです)。今度こそはとクロフネとの
 間に生まれたのが、ホワイトベッセルです。
 ちなみにこのシラユキヒメの父は、あの大種牡馬「サンデーサイレンス」で、この馬は
 血統はあまり良くなく身体にも欠点があったが、映画になりそうな数奇な運命を経て、
 全米三冠のうち二冠を制覇。しかし引退後は血統のためアメリカでは人気がでず、日本に
 輸入され大成功し、幾多のクラシック優勝馬を輩出し2002年に永眠しました。代表的な
 産駒は選ぶのに困る程ですが、競馬史上、牡馬の三冠馬(あの!ディープインパクト)と
 牝馬の三冠馬(スティルインラブ)の父となったのはこの馬だけですので、クロフネの
 血統と併せて、ホワイトベッセルも大化けする可能性がある訳です。
 
  ベッセルとは?と調べたところVesselは大型の帆船で、現在も超大型船を呼ぶのに
 使われる様です。浦賀に現れたペリー艦隊もVesselだったわけで、
 「黒船の仔の白い大船」という事でしょうか。ネーミングも洗練されて来ました(笑)。
 
  このレースの模様は某有名動画掲載サイトでも見る事が出来ますが、最終コーナーで
 馬群の中から抜け出し、一馬身半の差をつけてゴールを駆け抜ける姿は、例えて言えば
 「ネバーエンディングストーリー」の、空飛ぶ白竜ファルコンの様で、鳥肌がたちます。
 上気するとピンクになる肌、美しい青い眼、そして漫画家が描くときこうなると言う
 感じのたてがみ。ディープ以上に女性ファンが驚喜しそうな美形です。真の実力は
 これからでしょう。重賞優勝は無理かもしれませんが、三冠レースには是非出て来て
 欲しいです。勝敗はともかく、馬券を買いたい馬が出て来ました。
 
  ちなみに萌え萌え情報(笑)。ホワイトベッセルの全妹(両親同じ)の白馬も誕生し、
 新馬戦で走り初めています。名前はなんと!
 「ユキチャン」
 をいをい、そりゃハイジだろ。ファンとしては山のてっぺんまで薬草取りに行かなきゃ
 ならんじゃないか(笑)。
 
  生めよ殖やせよ。栄えよ。白馬。
 
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             ヤドカリの貝殻 2007.4/8
 
             「佳人来訪。また楽しからずや」
 
  先日古いMac仲間から、突然電話をもらいました。内容は
 「飲み物をキーボードにこぼしたので、iMacに替えました。ついてはCubeを引き取る気は
 ありませんか?」
 もちろん彼女もお金持ちではありませんので、衝動的に買物するような方ではありません。
 前々からG4/450MHzの力不足から、色々相談を受けたりしましたが、こう言う時は、
 キーボードが使えなくなったといったアクシデントが、強く背中を押す様です。
  休日に引き取りに行き、今目の前にあります。
 
  PowerMacG4 Cube。このマシンは、余りの美しさと、その販売成績の悲惨さで、長く
 Apple史上に語り継がれるMacでしょう。このマシンが発表されたとき、全ての思いは、
 「欲しい!でも高い!」だったと思います。
 液晶モニター、キーボード、マウスまでがマッチしたデザイン。おそらく後10万安ければ
 ボンダイiMacに匹敵する大ブレークになったと思われますが、パーソナルユースとしては
 高価過ぎ、いっそ普通のPowerMacG4を買った方が拡張性もあり。という訳で売れない
 美女となってしまったのです。Mac miniが出たとき、5万円台と言う戦略的な価格に
 なったのも、その影響があったと思います。もっとも現在のIntel版は随分高くなり、
 MacBook買った方がましと陰口を叩かれてますが。
 CubeのルックスはMacファンの憧れの的で、特に女性には絶大な人気がありました。
 仕事に疲れて家に帰って来たとき、アメリカンショートヘアの仔猫と並んで、
 「待っていて欲しいもの。」が、このCubeでした。
 
  現在では流石にG4/450は非力ですが、サブマシンとしての余生は充分にあります。
 iTunesのセンターとして、動画の取り込み+圧縮用として。
 今更802bの無線LANしか使えない旧AirMacカードを高価でセリ落とすのも馬鹿馬鹿しい
 ので、Buffaloのイーサ←→802G(家の親機に802aはないので)のコンバーターを買って
 来ようかと思っています。
 このCubeはシトラスで120GBのハードディスクに換装しており、作業領域は充分です。
 熱は心配ですが、静かなので一晩中動画圧縮などにも適しています。
 メモリも700MBほどありますので、まず問題ありません。
 マウスは断線しており、旧ユーザーは途中から違うマウスにしていたはずです。
 噂のキーボードは下2段が全滅。とりあえずHardOffで、グラファイトiMacあたりのJunk
 キーボードを1000円で買って来ました(とりあえず色を合わせてみた(笑))。マウスは
 昔毒林檎氏がExpoかなんかで貰った、超小型の光学マウスがあったので、それを使います。
 
  マウス・キーボードは、とりあえずシトラスで見てもらおうと思っています。先日
 Appleストアで新品を買うか、修理を問い合わせてみたところ、マウスは既に全て
 マイティマウスに。キーボードもスノーホワイトの物のみで、ブラックキーは既に修理も
 出来ないとの事でした。ストアの人に、
 「Cubeなので、色替えたくないんだよね。」というと、納得してました。ここで納得が
 来るのはCubeだけかもしれないですね。
 それにしても、CubeとTitanium両方もつなんて、6-7年前なら超セレブだな(笑)。
 
  お嫁に行ってしまう可能性はありますが、とりあえずサブ機として頑張って貰おうと
 思っています。万一愛機PowerBookG4にもしもの事があったら、MacBookを買うお金が
 貯まるまでは、Cubeで原稿を書くしかないですね。その場合マウスはこの間ご紹介した
 LogiCoolの横スクロールマウスにするか、昔から慣れたKensingtonのOrbitにするか。
 サブ機のうちはともかく、メインになるとSonnetのG4/1.8Gにする誘惑に勝てるか、
 今から心配です(ていうか、PowerBookG4壊れる前提かよ(笑))。 
 
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               シェフのおすすめ
 
               「アーカイブ」
 
  動画集めが趣味になると、一つのファイルの単位がやたらでかい事が問題になります。
 あいかわらず二層DVDRは大変高価で、それでも8GB程度。一層用に圧縮するにも
 時間がかかり、その間にMacが使えなくなるのが痛いです。上に書いた様にCubeが
 働き始めれば、かなり楽にはなりますが。
 結局一層DVDRに収まらないデータは、そのままHDに入れっぱなしになり、ブルーレイ
 あたりがリーズナブルになるのを待つと言う図式になる訳です。
 
  話は変わりますが、最近色々な業界でデータの保管をどうするか?という問題が深刻に
 なって来ています。出来れば未来永劫保管したい文字データや画像データを、どんな
 メディアで保管するのか?戦争、テロ、大災害をくぐり抜けて、なおかつ経年変化による
 データ消失の危険を考えると、現在のメディアいずれもが心もとなく思われます。
 国会図書館がこのような状況を鑑みて、マイクロフィルムに文書を記録する事を止めない
 事にしたそうです。フィルムなら退色しても復元はなんとか出来ますが、デジタルな
 データは消えたらおしまい。という理由だと思います。また記録メディアの移り変わりの
 激しさを考えると、100年後にその記録メディアを再生出来るハードがあるか?という
 大きな問題もあります。8インチフロッピーなんて、既にどうしたらいいのか(笑)。
 「とにかく絶対にデータを消しません。」と約束して、高額の保証料で重要データを
 護り続けるセキュリティサービスを立ち上げたら、儲かるかもしれませんね。凄く胃の
 痛くなる仕事だと思いますが。最後はロイズ保証組合に引き受けてもらう様な仕事かも。
 
  とりあえず、便利に使っているDVD-Rなんて、酷い場合は5年位しかデータが保たない
 という噂があります。大事に何回も見ていた番組が、ある日突然見れなくなるのは辛い。
 DVD-RAMの方がましだそうなので(光磁気記録だから)、大切なデータはそちらに記録
 しようと思っていますが、円盤型記録メディアにしまって安心するよりは、HDに入れて
 おいて、更に最新のメディアに子分けする事を繰り返す事が、本当は良策かも知れません。
 もちろんHDも経年変化で壊れますが、せいぜい8GBのDVDRを何枚もバックアップするより、
 大容量のHD同士一気にバックアップする方が簡単です。
 また容量が大きくなる程、コスト的にはHDが有利になります。
 
  今は外付けの製品HDも安くなりましたが、ベアドライブでどんどん買って行くのも
 一つの方法だと思います。このHDに直に取り付けるアダプタは、USB2.0でよければ、
 かなり安いのですが、Firewireのものは高価で1万円以上します。
 私のPowerBookG4 Titaniumは、PCカードでUSB2.0が使えるので、USBでもいいのですが、
 Cubeはそういった拡張は無理なので、是非Firewireで接続したいです。安定性も上だし。
 今回シトラスではシリアルATAドライブ専用ながら、リーズナブルな価格のFirewire
 変換アダプタをご紹介いたします。シリアルATAの良いところは、2.5インチと3.5インチの
 コネクタ形状が同じところ。シリアルATAはWindows機ではもはや標準。Macの世界でも
 IntelMacからこれになりました。ATAがこれから少数派のためのレアアイテムとして、
 値下がりが期待出来なくなる可能性が予想されるのに対し、シリアルATAはますます安く
 なって行く事が期待出来ます。あとはベアドライブをどうやって安全かつ省スペースに
 しまって置けるかですが、私がミニ四駆をしまって置く時に使う、冷凍食品用のレンジ
 ケースなどを100均で買って来て、乾燥剤などいれて密閉するのも良いかも知れません。  
  
 ☆SATA HDDつなが~るKIT 1394  ¥5,964(税込)
  SATA・SATAIIの3.5/2.5インチHDDをIEEE1394(Firewire400)で簡単外付けできる、
  ケース不要のアダプターです。
  ホットプラグ対応で、増設・交換も自在、またコネクター本体に電源スイッチがあるため、
  HDD交換時のパソコン電源のON/OFFは不要。手間なく・素早く交換できます。
  ハードディスクに大量の動画データを保管したい場合などに、威力を発揮します。
  SATAのベアドライブをFirewire接続できるアダプタ/ケースは余り例がないので、
  価格もリーズナブルなこの製品は貴重な存在です。
 
 
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       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
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             株式会社やまきつ テクノポートシトラス
             http://www.yamakitsu.co.jp/
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