Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 272
                          2007.12/6
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             今週のシトラス
 
  人間の細胞には再生しようとする力があります。厳密に言えば、大人の人間は、
 子供の頃の自分とは、細胞が全く入れ替わっていると聞いた事があります。
 再生のときDNA情報に誤りがあり、細胞が違った形になってしまうのが、がん細胞で、
 入れ替わりの為に寿命を迎える事も無く、果てしなく増えようとする為、遂には
 宿主の生命を奪ってしまうらしいです。
 
  どういう細胞に再生されるかはDNAの情報により決定されるので、元の核のようなものは
 どうも別の部位の細胞でも構わないらしいのですね。
 今回名古屋大学の研究チームが、乳歯の中の細胞から、この再生の核になる物質を取り出す
 事に成功。本人や近い親等の人なら、うまく適合するようです。
 乳歯は保存出来るので、本人が子供の時に取れた乳歯を取っておけば、後で事故や病気の
 時に使えるし、またおじいちゃんの治療を孫の歯で・・・、と言う事も可能。
 
  歯が抜けると枕の下に入れるとか、下の歯なら屋根へ、上なら縁の下へ投げるとか、
 昔から風習が各地にありますが、あれってお金がもらえるんでしたっけ?
 それよりありがたいものが得られる研究ですね。
 凄いぞ!名古屋大。
 
 
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             ヤドカリの貝殻 2007.12/6
 
            「ヤドカリには無理な貝殻」
 
  「なんか牡蠣が食べたい・・・。」
 と思ったのは、11月の終わり頃でした。
 テレビの旅番組でも、ドラマでも、小説でもなく、バイクで走行中に見かけた、
 「オイスターバー」という幟旗。
 幟旗?オイスターバーと言うオサレなイメージにはそぐわないですね。
 そのお店は某和食ファミレスでした。
 オイスターバーって、いらっしゃった事、ございます?
 私、東京の高輪と言う街で、一度入った事があります。
 名古屋で買ったライカM3のファインダーがヒビ入っていて(だから安かったのですが)、
 東京出張のついでに川崎の関東カメラに修理に出し(完璧にしてくれましたが、買った価格と
 ほぼ同額の修理代がかかりました(涙))、しばらく預ける間ライカがないのが寂しくて
 高輪の「マックカメラ(Macとは無関係らしい。今は閉店されました。)」に初めて行った時、
 つい格安のライカM2を購入してしまい、かなり金銭感覚がおかしくなった駅までの帰り道、
 開店時間直後の
 「オイスターバー」に立ち寄って、何個かの生牡蠣とビールで祝杯をあげたのでした。
 思えば私の人生の中で、もっともバブリーなころで、
 「頑張った自分へのご褒美。」という言葉が流行った頃でした。ご褒美あげ過ぎ(汗)。
 ですから、私的※にはオイスターバーという言葉は、なんか眩しい様な思い出に彩られて
 いる訳で、和食ファミレスと、あのちょっと気取った店内の様子(薄暗目の照明、黒い前掛けを
 付けたひげのウェイターとか)がどうしてもマッチせず、夜の営業の為に、おしゃれな一角を
 作ったのかなあとおもいました。これは行ってみねば。
 
 ※言語学者という人々は、「日本語の乱れ」と憂慮する存在かと思っていたが、先日NHKの
  爆笑問題の番組に出演しておられた日本最高の言語学の権威の先生は、最近の新しい日本語に
  完全に肯定的で、「私的」という表現はとても興味深いと言っておられた。
  古代語はもとより、江戸・明治の言葉からも、現代の言葉は大きく変化しており、
  「正しい日本語」というのは、年寄りが子供の頃に親しんだ日本語。つまりせいぜい昭和初期の
  言語にすぎない。「全然~(肯定)。」という表現も、よく誤った日本語とされているが、
  実は夏目漱石の小説に使われており、明治期には、「全然」は否定を伴うきまりがなく、
  「断然」とほぼ同じ意味であった事が判明した。つまり、
  「年寄りは自分の理解出来ない表現が嫌いで、自分のが正しく、そいつらは誤りと思う。」
  だけである。
 
  さて、この間の日曜に行ってみました。この手の和食レストランは、若い男女が行くと言うのは
 稀で、家族連れか団塊以上の年金エイジをあてにしている様に思えます。
 刺身をメインとした定食が7~800円位で提供されており、結構繁盛していました。
 入り口で、「オイスターバー」を確認しましたが、簡単に言うと、
 「ほら、あの何っつんだっけ?そうオイスターバーとか、しゃらい飲み屋があるやん。ああいう
  とこで出す、クラッシュアイスの上に殻付きの生牡蠣のせて。レモンとか絞ったりして。
  ああいうの、うちでも出そうよ。」というのりでございました。場所柄少し譲歩があったようで
 付いてきたのが、カクテルソースではなく、ポン酢でした(笑)。でもこれもまた佳し。
 ニュージーランド産の牡蠣が一個240円(注文は3個から)は高いのか安いのか?
 なんか牡蠣だけじゃ悪い様な気がして(値段から考えると、ちっとも悪くないじゃん)、うどんも
 頼んだりしたので、1000円を超える昼食となり、今の私には過ぎたるものでした。
 ちゃんとメニューに牡蠣に合うと言うシャブリという白ワインもありました。私は現在酒を断って
 おり(願掛けではなくヘモグロビンA1C関係(汗))、また牡蠣にシャブリと言えば、
 「牡蠣にはシャブリと言うけれど、俺には生の海産物にワインが合うとは思えない。どうしても
  生臭みが出てしまう。まあ牡蠣を食べて、この酒を飲んでみて下さい(と日本酒を出す)。」
 という山岡のセリフが鮮烈に記憶されておりますので、パスです(笑)。
 しかし、生牡蠣のメニューを「オイスターバー」というのは、鴨のオレンジソースをメニューに
 加えた居酒屋が、「トゥール・ダルジャン」と名のる様なもんですね。
 
  家の家族は私以外牡蠣を好まないので、自分で作るメニューには牡蠣を食材にしません。
 私自身大人になるまで、牡蠣は一切食べられず、先輩に連れられて、都通の今は亡き、
 小さなステーキハウスで前菜にでた殻付き生牡蠣を食べてから、大好きになりました。
 母が生きていた頃は、秋になると、
 「牡蠣が食べたいねえ。」といって、やはり和食レストランで牡蠣定食(酢牡蠣がついて
 おりますね)を奢ってくれたりしたのですが、今年は今回のが初めての生牡蠣でした
 (牡蠣フライは小さいのがお昼の340円弁当に出る)。
 ヨーロッパの食通はダース単位で牡蠣を注文し、かたっぱしから片付けるそうですが、
 高いなあ・・・。
 
  夕方、いつもの安売りスーパーに閉店間際に行きましたら、殻付き牡蠣※が半額でした。
 4個で480円が240円。生食の期限は過ぎており、「加熱用」となっていましたが、
 「昼の店の1個分で4個!につられて買いまして、家で電子レンジで加熱して食べました。
 自分流のカクテルソースまがい(ケチャップ、レモン汁、豆板醤)をかけて食べましたが、
 なかなか乙なもんです。
 あ、今日お昼に「250円弁当」でカキフライの弁当食べました。4個付いてましたけど、
 味は、まああんなもんでしょ。冷めてましたし。
 
 ※魚屋さんでは「セル牡蠣」という。これは「シェル(貝殻)」がなまったものだろう。
  「Yシャツ」は「ホワイトシャツ」、「スチール」写真は「スティル(静止)」。
  「ハヤシライス」は「ハッシュドビーフ、withライス」か?
  昔の日本語化英語は味がある。石ノ森章太郎の「ホテル」に出て来る、
  「タンキベルマ(Thank you very much)」なども趣がある。
 
  牡蠣と言えば、ずっと気になっていた事がありました。昔どこかで聞いた事に、
 「ヨーロッパの牡蠣は日本から渡ったもの。南蛮船の船底について、渡来した。」という
 のがあり、真偽が知りたかったのですが、今回このコラムを書く準備の為調べてみると
 牡蠣を食べる習慣は、ローマ時代からあるとの事。ただヨーロッパ固有の牡蠣は絶滅状態に
 あり、現在はヨーロッパの牡蠣も日本種だとか。その辺から出来た話なのでしょう。
 
  数値が下がったら、「自分への御褒美」に、隠れ家的で素敵なオイスターバーで、
 セル牡蠣とシャブリ(山岡おすすめの吟醸酒でもいいけど)をやりたいです。
 そのときは、今日出来たほやほやのおやじギャグをかましてからにしたいもんです。
 
 ガッツ石松が、にしきのあきらに一言。
 「おい、スター。」(言わなきゃ良かった(笑))
 
 
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             シェフのおすすめ
 
             「青波レイ」
 
  「ガイヤの夜明け」あたりで、そのうちやりそうですが、皆様ご存知の、
 「ベータ VS VHS」
 「レーザーディスク VS VHD」
 「VHS-C VS 8mmビデオ」
 戦後日本の規格統一というものは、誠に難しいもので、カメラに至っては、日本メーカー
 が殆ど別のレンズマウントをもっていた始末。
 きっと戦前までの政府(工業製品なんて、殆ど第一に軍需なんですよね)にキリキリに
 統制されて来た状態から、いきなり自由になり、日本製品が評判となってそれぞれの
 メーカーが単独で充分なシェアを世界マーケットに持つ様になったため(今になって、
 そのシュリンクに大わらわですが)、「譲る」という美徳が日本のメーカーから失われて
 久しいですね。「大人の欧州メーカー」フィリップスが主導したCD、DVD時代の後、
 次世代記録メディアもブルーレイとHD DVDに分かれて、ついに規格統一出来ませんでした。
 
  容量の差、多層化の容易さなどの点でメリットがありながら、ブルーレイの弱点と
 言われていたのが、記録層が浅いための、傷によるデータの損傷でした。
 ハリウッドの映画会社のいくつかが、HD DVDを支持したのも、この点にあったと
 思われます。
 ところが、現在は多くの映画会社がブルーレイを支持し、吉永小百合や小雪がCMして、
 極めつきは、矢沢永吉に
 「もったいない。」とまで言わせ、もう勝負があったみたいな感があるこのごろです。
 ベータ時代のソニーみたいになって来た東芝の大逆転を期待したいですが、東芝も
 既存のDVDディスクを使ってハイビジョン画像が記録出来る技術※を搭載した
 HDレコーダー発売を準備中で、大ヒット間違い無しと言われていますので、もう
 HD DVDはいいのかも知れません。
 
 ※もともとHD DVDはDVDとの互換性が高い規格である為、東芝はDVDの大容量記録に関しては
  高い技術を持っている。ちなみに家庭用HDレコーダーとしても、東芝製が一番おすすめで
  あるという情報もある。
 
  なぜ僅かの間にこのような圧倒的な差がついたのか?
 答えは、ブルーレイがTDKの技術である、光学ディスクの記録面を傷から護る、
 「ハードコート」を採用し、弱点を克服したから、というのが大方の見方です。
 この点について、あるサイトで、とても納得の行く説明がされておりました。おそらく
 真相だと思います。
 映画会社にとって「鬼子」扱いし、邪険に扱っていた「レンタル業界」が、現在では、
 セルビデオに匹敵するドル箱である事は、日本(店舗中心)でも、アメリカ(ネットで
 注文して送って来るサービスが多い様です)でも自明になって来ています。
 ビデオテープ時代に「すり減る」「切れる」「からむ」等の問題があり、DVDになって、
 大変楽になった、と素人は考えるのですが、実はDVDの傷の問題で、再生出来ない等の
 クレームはレンタル業界を多いに悩ませており、そのため莫大なお金をかけて研磨及び
 コーティングの機材を導入せねばならず、なかなか大変なのだそうです。
 ですから傷に弱いブルーレイなどは、はなから相手にされず、ハリウッドが二分された
 のも、当然といえます。
 ところがハードコート技術により、ブルーレイの方が有利になってしまい、当然の様に
 レンタル業界はブルーレイ支持に傾く。かくして最初はHD DVDを支持していた映画会社が
 ブルーレイに鞍替え。
 といういきさつのようです。
 
  傷に強いディスクを使いたいのは家電メーカーも同じ。
 一般消費者はそこまで考えていないでしょうが、
 「レーザーディスク」と同じ様に、「ブルーレイ」の方が覚えやすいしかっこいい。
 今回矢沢は「ブルーレイがいいよね。」とは言っておらず、
 「折角ハイビジョンで撮影・放送し、ハイビジョン画質のHDレコーダーで録画して、
  ハイビジョン画質のテレビで見てるんだから、ディスクへの保存もハイビジョン品質で
  記録出来なきゃもったいない。」と言っているだけなので、
 HD DVDでも一向に構わないのですが、CMみたひとには、
 「矢沢が宣伝していたブルーレイ。」になってしまうのです。
 
  重ねて、Wiiに対し苦戦している「PS3」が、PS2ゲームを切り捨てて39980円という
 低価格で登場。発売時のPS2が
 「その当時最も安価なDVDプレーヤー。」であったのと同じ状況が出来上がっており、
 もはや、ブルーレイの牙城は揺るぎないものに思われます。
 
  一方コンピュータの記録メディアの世界では、Appleがブルーレイ、Microsoftが
 HD DVDを支持していますが、家庭用HDレコーダーの分野で、ブルーレイが普及し、
 記録用ブルーレイメディアの生産が拡大すると、メディアの価格に大きな差が出て
 くる様に思えます。こうなると、Windows機も最終的にはブルーレイも採用する
 可能性が高く、それは別に難しい事ではないでしょう。
 ただし、両陣営ともビデオデータをオーサリングする家庭レベルのアプリケーションは
 まだ用意が無く(Mac陣営ではFinalCut Studioで出来るみたいですが、これは値段から
 言っても業務用)、コンピュータの各種データを書き込んで保存するためのものが、
 出始めています。今回ご紹介する「Toast8」もその一つです。
 「自分でCDが焼けるようになった。」というのはすぐ来ましたが、
 「自分でDVDのビデオ作品が焼ける様になった。」というのはDVD-R記録装置が普及して
 からも、少し時間がかかりました。今回も少し時間がかかりそうです。そのうち
 専用のオーサリングソフトでブルーレイビデオの作品を製作し、イメージファイルに
 して、Toast8などで焼く、という時代が来ると思います。大容量になればなるほど、
 エンコードして、そのままディスクに焼くのは無謀と言うものです。
 
  うちにはハイビジョン画質のテレビがないので、今のところDVDで充分なのですが、
 50GB位のデータが1枚に焼けると言うのは、ちょっと魅力がありますね。
 もっとも1MBのフロッピーが128枚分とか256枚分とかのMOが出た時程のインパクトは
 ありません。DVDの6枚分強ですから。
 そういう意味ではハードディスクって凄いなあ、と素直に思います。
 
 
 ☆Toast8 Titanium                ¥13,650(税込)
  大容量のBlu-rayドライブへの対応、ディスクのオフライン管理機能、
  一層強化されたMac/Win互換ディスク作成機能をはじめ、
  音楽では従来のJAMに搭載されていた機能の統合、
  ビデオではDVDコピーおよびポータブルビデオプレーヤー向け動画変換機能の強化等の
  各種進化を遂げています。
  Toast8であなたのデジタルライフはさらに広がります。
 
 
 
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  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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