Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 294
                          2008.5/31
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             今週のシトラス
 
  皆様も既にご存知かと思いますが、水泳連盟が水着メーカー3社に対し、
 新しい水着の製作を要請し、そのプレゼンが先日行われました。
 水連は水着メーカーと契約し、そのメーカーの水着だけ選手は着用する様です。
 また選手も個々にメーカーと契約しており、水着の選択が狭い選手もいる様です。
 ところが近年「スピード(SPEEDO)社」という英国のメーカーが、NASAの協力で
 全く新しい水着「LZR RACER」を開発。最近の世界新記録の9割近くをこの水着を
 着用した選手が出してしまうと言う事が起こりました。
 
  この会社、元々オーストラリアのボンダイビーチ(おお!)で創立され、その後
 英国企業に買収された様ですが、日本ではミズノと契約関係にあって、水連の
 認可した製品もあった様です。
 ところが昨年5月にミズノは同社と契約を打ち切り、その後商社が日本での販売を
 しておりましたが、新規開発製品に水連の認可はなくなった訳です。
 ところがその後LZR RACERの快進撃で、水連は大慌て(ミズノもたぶん(笑))。
 水連としては日本企業のものを優先したい(愛国心?殖産興業?企業との癒着??)
 ので、3社に
 「なんとかせい!!」という事になった訳です。
 
  実は水着は、素材や縫製で記録が全然変わる事は当然と言われています。
 水泳選手は実力の確認のため、全裸で泳ぐ事があるそうで、タイムは大変良くなる
 そうです。水着は邪魔者なんですね。そこでメーカーは知恵を絞って、
 「着た方がタイムが良くなる」方法を考えます。具体的には浮力が向上したり、
 水の抵抗を減らす改良です。だから男子選手でも女子みたいな上半身まである
 水着を着たりするのです。従来の水着では抵抗になるので、男子は極限まで小さい
 ビキニパンツが当たり前でしたのに。
 昔小学生のとき、
 「水着にマブチの水中モーター、沢山付けたら良くね?」という消防らしい※
 馬鹿会話をしましたが、まさに反則すれすれの改良が加えられています。
 
 ※掲示版では誤変換がそのまま定着する事がある。「小学生の坊主」→「小坊」
  →「消防」。同じく中学生は「厨房」。反対に読み間違いがそのまま定着する
  場合もある。誰かが既出」を「ガイシュツ」と間違えて読んだ事から、
  「ガイシュツかと思うが」(既に議論されているかも知れませんが)という
  のが定着。今も時々新人が、
  「それはキシュツと読む。」と突っ込んで、
  「半年ROMってろwww」と揶揄されている(書き込むな!って意味(笑))。
  日本語が口語から徐々に意味や使い方を変える「ゆらぎ」は良く知られるが、
  掲示版は高速でそれがおこり、興味深い。
  ちなみに最近の掲示版の風潮で、すぐ一般社会の常識になりそうなのは、
  「スイーツ(笑)」。甘いものとかお菓子を、わざわざスイーツと読み替えて
  時代の先端にのっている様に勘違いしている、自分が踊らされている事に
  気づいていない特に若い女性そのものをさす意味で使われ始めている。
  今のところ必ず(笑)がつくが、これが取れた時にはこの言葉は一般社会でも
  負のイメージになるだろう。ご注意を。
 
 今回のLZR RACERも国際水泳連盟で違反でないか検査されましたが、問題ない
 とのこと。まあ野球のアンパイアのようなもので、判断の基準は明確ではなく
 浮力を増し、水の抵抗を減らす改良をどこまでやったら違反になるか、
 「腹の探り合い」という状態だろうと思いますので、今回の3社の水着だって
 違反と判定されない確証はない訳で、北京までに国際水泳連盟に検査して貰うのか
 もし大会後違反と判定されて、メダル剥奪、世界記録は参考記録になんてなったら
 どうやって選手に謝罪するのか?
 去年の大阪国際陸上の50km競歩(トップの山崎勇喜選手が係員のコース誘導ミスに
 より「途中棄権」扱いとなった)の二の舞は踏んでもらいたくないですね。
 
  今回の事で、マスコミや評論家が問題にしていない事があります。
 もし日本の3社が頑張って規則を上手くクリアしたLZR RACER以上のタイムの出る
 水着が出たとして、それを着用した北島が優勝したとして、ハンセンは納得出来る
 でしょうか?もう時間がないのですから、日本選手にもLZR RACERを着させて
 (嫌ならいいですが、メーカー契約選手は「どっちでもいいよ」と言っても、
 選びにくいでしょうね)競って欲しいですね。
 条件が同じと言うのが、スポーツの大前提でしょう。
 
 
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          ヤドカリの貝殻に入らず(残念) 2008.5/31
 
              「音場再生」
 
  ソニーの「NSA-PF1」が発売されました。
 一台105万円だそうで、凄い値段ですね(小夢蔵一人分(笑))。
 「百万円に消費税になります。」なわけです。
 このスピーカーは(アンプ内蔵スピーカーなんです)、高音再生部と中音共鳴感に
 「有機ガラス」の長さ1m程の管を用い、基底部にウーファを設置した3wayアンプ内蔵
 スピーカーで、360度周囲に音が広がるため、自然な音場感が得られるそうです。
 通常のステレオ再生はL&Rの2台のスピーカーを必要としますが、このスピーカーには
 デジタル入力端子とアナログのLR端子があり、中のデジタルアンプで、恐らく単に
 モノラル音源として、このスピーカー部分から、360度に放射されます。音場の位置感を
 最も感じさせる高音部分が1mの柱状になっているため、立っていても座っていても、
 NSA-PF1から出て来る音が水面に落とした小石が作る波紋の様に広がってくるのです。
 
  蓄音機はもともとモノラルでした。ラッパ状の管から発せられるレコードの溝を
 こする小さな振動が、物理的に増幅された音を楽しむ物でした。
 ところが人間の耳が左右一対である事から、右用と左用に別々の音源を用意し、同時に
 ならす事で、音場の立体感を感じるステレオサウンドの理論が確立されると、蓄音機の
 子孫であるスピーカーは左右一対が当たり前になり、左右のスピーカーを結ぶ線を
 底辺とする、正三角形の頂点に頭を置くのが正しい音楽鑑賞の方法になりました。
 変形ですがヘッドフォンも同様です。この場合は両耳の中央。頭蓋の真ん中に音場が
 定位する為に、すこしいびつになります。積極的にこの定位を前に押し出す回路を
 もつヘッドフォンもありますね。
 
  ところが大きな会場(例えば映画館)では、三角形の頂点にばかりお客はいません。
 サウンドトラックがモノラルの時代にはスピーカーはスクリーンの裏、丁度中央にあり
 主人公がしゃべると違和感無く座席の観客に聞こえるようになっていました。後の
 ステレオ時代にも一対で使われる能率の良い、
 「アルテックA7」などのホーン型の名機が使われました。
 ステレオサウンドになると、音楽は周辺から、セリフは中央から聞こえる様にするため
 スクリーンの高さに縦一列にスピーカを配列する
 「トーンゾイレ」とか「ラインアレイ」と呼ばれる方式で、広い音場を形成する様に
 なりました。
 しかしそれ程定位を重視しなくていい会場などでは、モノラル音源でなるべく全方向に
 音を拡散させる事により、音楽に包み込まれる様な音場を好む場合もあり、私が
 大学生のとき、ビクターから球体に沢山の小型スピーカーを付けたスピーカーが登場
 します。これは360度どころか上下方向にも音を拡散させ、天井から吊る事により、
 音がシャワーの様に降り注ぐイメージで人気がありました。今でも結婚式場で、白く
 塗られたこのスピーカーがミラーボールさながらに吊られているのを見る事があります。
 
  こういった拡散型スピーカーシステムは、心地よい音を作り出すのですが、ステレオ
 サウンドの神髄である音の定位と言う点では、どうしても妥協せざるを得ない面があり、
 やはりピュアオーディオマニアの間では高い評価は得られませんでした。
 MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授だったDr.Boseは、その独自の音響理論を
 用いて企業を立ち上げ(アメリカでは教職にありながら、企業を経営する事が許されて
 います)、全く新しいスピーカシステムである
 「Bose901」を発表します。これは沢山の小型スピーカー(一つ一つは直径8cm位)を
 一つのボックスに収めた物で、驚くべき事にそのうち確か2つしか聞き手の方を
 向いていない。残りは全て背面を向いていて音が後ろに飛び、壁に反射して聞き手に
 間接音として届く。これにより豊かな音場と鮮やかな定位を両立した物で、考えように
 よっては現在のサラウンドスピーカーの原理に通じるののがあります。
 その後Boseのスピーカーは直接音をより重視する様になりますが、スピーカー内部の
 構造には非凡なものがあり、現在の独自の地位を築いています。まあ、壁に反射と
 言ってもそういう恵まれた置き方の出来る家庭は少ないのですから、仕方のない事。
 
  ピュアオーディオの世界では、相変わらず三角形の頂点に頭を突っ込んで聞く、
 巨大なヘッドフォンの様な聞き方が主流であり、JBL、アルテック、タンノイなど、
 一対で100万円を超えるスピーカーシステムはざらにあり、JBLの伝説の名機
 「パラゴン※」などは、もう値段のつけ様のない事になっています。
 
 ※JBLが1988年まで、30年にわたって販売していた超弩級3Wayオールホーンシステム。
  ステレオなのに1台で使える。横長の筐体の両端にホーンの開口部があり、その
  間の内部は全て折り畳まれたホーン部。要するに長大なラッパ。横幅は2m60cm以上
  あり、置く事の出来る家自体が金持ちの家(笑)。日本ではジャズ喫茶経営を
  夢見る人の最後のサクセス願望(いわゆる「あがり」(笑))。当時JBLの代理店は
  山水電気であり、日本では100~200台程売れたのでは?と言われたが、現存は極めて
  少なく、幻の名器。日本最初のテレビドラマ「月光仮面」でサタンの爪とかが、
  誘拐の身代金として「100万円持ってこい」とか言っていた時代に100万円以上した
  らしい。私が20台の頃は生産最後の頃で、まだ中国はバリバリの共産国で本土には
  金持ちはいなかったが、台湾には大富豪が現れ、自宅にパラゴンを置くのが、
  ステータス、しかも聞くのはジャズやクラシックではなく、テレサ・テンという
  話で、「やっぱり中国人はすげーなー」と思った覚えがある。現在は東京の
  ヒノオーディオという企業がレプリカ(いわゆるバチモンではなく忠実に再現)を
  受注生産で販売している。ホーンドライバによるが大体350万円位らしい。
 
 いい音を聞く為にはお金に糸目を付けない最上層ピュアオーディオマニアが、
 このNSA-PF1をどう評価するか、楽しみです。まあ音が良ければ、音場再生の形が
 どうであれ、いいはずなのですが、おおざっぱに言えば、コンサートのS席で聞くか、
 演奏者のすぐそばで聞くか(NSA-PF1が高名なバイオリニストだったりする訳です。
 オケなら指揮者のポジションで聞く事になるのか?)の違いがあり、これは賛否両論
 でしょう。外観の奇抜さ(イルミネーションが点灯し、色が選べるとか)から、
 公の場で使われる事が多いのでしょうが、それにしては邪魔です。「有機ガラス」と
 いうのは、要するにアクリルガラス(旭山動物園で白クマが出て来る筒と同じという
 訳ですね)なので、倒れても割れないでしょうが、丈夫とは言えません。逆さにして
 天井から吊るす事も出来るんでしょうか?
 
  ハイエンドオーディオ雑誌なども、なかなか扱いに困るのではないかと思います。
 天下のSONYが100万円という価格で出して来たのですから、あんまり悪し様には
 かけないと思うので、
 「次元の違う音場感」とか表現される事になるんでしょう。構造上超低域は望めない
 でしょうし、そういう音楽用ではないと思いますので、サロンミュージック的な
 使い方でしょうか?東京と大阪のSONYのショールームでは視聴出来るようですから、
 なんとか聞いてみたいものですが、名古屋ではなかなか・・・。
 Enyaの「Amarantine」なんかかけたら良さそうですが、あれパナソニックのテレビの
 CM曲でしたね。
 
 
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             シェフのおすすめ
 
             「今年もたぶん」
 
  猛暑だと思いますね。
 この季節になりますと、いつもご紹介する定番商品が、この"iPartner"です。
 今私、家に帰ってくつろぎながら、原稿を書いています。
 Tシャツとトランクスのみ。ワタクシずっと実はブリーフ派だったのですが、あるとき
 ふとユニクロのトランクスを求め、着用に及んだ所、何が便利って、暑くてズボン脱いで、
 そのままトランクスで過ごしても、ワタクシ的にはOK(家人は嫌かも(笑))。
 なぜ私がトランクスはかなかったかと言うと、小学校1年の時に、街から田舎の
 小学校に転校し、体育の時間にズボンを脱いで(半ズボンは一人だけ)、学校指定の
 体育パンツをはこうとしたところ、誰もそんな事はしていないのです。
 さっさと長ズボンを脱ぐと、もう体育パンツじゃありませんか。つまり彼らは、
 体育パンツとホントのパンツを共用していたのです。これはカルチャーショックでした。
 「ええええーーーーっ?パンツのまま体育やんの?」
 私は卒業まで、このトランクス型のパンツはあくまでも体育用とし、いかに
 「三角パンツ~おんなのパンツ~」とはやされても、ブリーフは止めませんでした。
 しかし、ブリーフの場合、部屋着の短パンが必要です。
 風呂上がりとかで、上Tシャツ、下ブリーフ程情けない格好もありませんからね。
 (ユニクロと言えば、風呂上がり?の吹石さんのCMはかっこいいですね。)
 
  で、テレビ見ながら徒然なるままに、心に浮かぶあれこれを、タイプすると、
 あやしうこそものぐるおしけれ。な訳ですが(実際にはその後に鬼の様な推敲・検証の
 作業が待っておりますが)、だんだん膝が熱くなって来ます。
 低温火傷にならないか心配な程。そして上から書いていくと、このコラムの頃には、
 いよいよ、いつも物静かな淑女PowerBookG4の、突然キレたような咆哮を聞く事になります。
 「びゅいーーーーーーーん!」
 あわてて膝からPBG4をどけて机に載せますが、それでも彼女の怒りはおさまりません。
 普段から物静かな人が、突然怒りをあらわにすると、怖いですよね。
 いつも怒鳴ってるハルヒよりも、長門が怒ると怖い(またそういうネタを(笑))という。
 最初このファン起動が起こった時には本当にうろたえました。
 そのころはiBookで、お布団Macをしていたのですが、
 「いかん壊れた。折角打っていたデータが・・・。」と悲痛でありました。
 とにかくノートMacにファンがあるとは知らなかったので。
 
  と言う訳で、私のノートMacにはいつもiPartnerが必須です。
 ファンがついた本格的なノートパソコンベースと言うのも良くありましたが、机に置いた
 時には、最近のノートパソコンは熱暴走したりはしません。
 G3ボード付けたPB2400は結構やばかったですけどね。
 ラップトップで使うには、この単なるアルミ板を折り曲げ加工した底敷きが抜群の効果を
 発揮します。また移動中の不慮のトラブル(満員電車で鞄を膝蹴り(涙))から守ります。
 最初にご紹介した頃、ちょうど映画「ロードオブリングス」が公開されており、
 ノートMacに対するiPartnerを主人公フロド・バギンズに対する従者サムワイズに例えた
 事を思い出します。
 
  今年もこれを越える、安くて効果的なノートパソコン冷却グッズはありません。
 皆様の大切なマシンをお守りできるよう、今回は送料無料でのご提供。
 この機会にいつも貴方の為に、熱と戦いながら一生懸命仕事してくれる愛機に、
 プレゼントしてあげて下さい。
 
  
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 お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
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       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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