Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 299
                          2008.7/7
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             今週のシトラス
 
  久々に家族で回転寿司に行きました。まあ年に数回のお楽しみです。
 今回行ってみて驚いたのは、寿司のシャリが小さくなっている事。
 幅が狭くなっています。
 穀物相場が高騰している事は承知していましたが、自給率100%の米は大丈夫だろ?と
 思い、理由がわかりませんでしたが、シャリの幅が狭いのは上に乗るネタが小さくて済む。
 ということだと思い当たりました。
 「一皿100円」が売りの店ですので、こうするしか手がなかったのでしょう。
 燃料の高騰で漁船が漁に出られない。などのニュースが多くなりましたが、寿司ネタの
 幅まで半分になるとは・・・。
 
 世界中で食糧不足による暴動が起きているのが納得出来る気がしました。
 
 人口増加によって、温暖化による砂漠化等の環境破壊によって、食料が足りなくなり、
 高騰するシナリオも確かに遠くない未来にはありますが、少なくとも去年まではあった
 ものが急に無くなるのは、石油でも穀物でも先物取引市場での投機目的での
 売り惜しみに原因があるとしか思えません。
 
 北海道の湖畔で、本気でこの投機の規制を話し合って欲しいです。
 
 
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           ヤドカリの貝殻 2008.7/7
 
              「新鋭」
 
  7月から職場がかわりまして、名古屋駅前のビルで働く事になりました。家からは
 伏見乗換で済みますので便利にはなりますが、駐輪場がなくバイクで通うのは無理そうです。
 通院する2週間に一度だけバイクで行くか、病院を変えるか、悩む所です。
 
  さて毎日地下鉄通勤になると、車内での時間の使い方が問題になります。
 赤池発に乗りますので座れはしますが、携帯に動画を仕込むのも、素材がなかったり
 (朝から「喜多善男」とか見ると軽く鬱に(笑)。名作なんですけどね)、もうすぐ
 iPhoneにするのなら(かなり傾いて来ています。今度の職場近くにろくな飯屋がない関係で
 割高なコンビニをやめて冷凍した手作りおにぎりを持って行く事にしましたので、栄養の
 バランスを考えて「一日分の野菜」を買ったとしても300円/日位の節約になりますので、
 iPhoneが現実味を帯びて来ました)、動画圧縮形式が3GからH.264圧縮のMP4に変わります
 ので、今まで圧縮したデータを全て変換せねばならず、これ以上新作は用意したくない訳で、
 いきおい久しぶりに読書に向かいます。
 
  このメールマガジンでもご案内しましたが、私は読書が趣味であると同時に特技で
 ありまして、読むスピードはかなり早いと自負しております。まあ難しい専門書などは
 無理ですが、小説なら結構なスピードです。
 まあ300ページ程度の本なら2時間程で読了出来ます。
 今日知ったのですが(読んだ本に書いてあった)、こう言うのを
 「キャラ読み」と言うそうです。登場人物の行動と心理描写、セリフしか読まないという
 読み方で、作者の一番言いたい事が入って来ない事になるのですが、まあ娯楽的な作品なら
 ほぼ全容が掴めるのです。
 ただ一読していいなと思う作品は、必ずまた読み返したくなるので、図書館で借りても
 やっぱり手元に置きたくなります。またシリーズ物だと最初は予約してもすぐ来るのですが、
 最新刊に近づくにつれ、予約10人待ちとかになるので、途中から
 「やっぱり買うか・・・。」となり、ブックオフでシリーズ大人買いとかになるのです。
 文庫だと新刊で600円程度。中古で300円程度ですので、それほど無茶ではありませんが、
 ハードカバーは1000円以上になりますので、まず手を出せません。
 まあハリーポッター位ですね(まだ予約していなかった(汗))。
 
  最近ちょっと読みたくなって、値段を調べたら文庫でなかったので、
 「こりゃ図書館で予約か・・・。」と思ったのですが、シリーズ全巻見事に貸し出し中※。
 
 ※名古屋市立図書館はオンライン化が進み、蔵書の検索や借りている図書の確認、予約した
  図書の状況(何人待ちとか)がネット上で判る。予約は3冊までカウンターで予約可能で
  市内の何処からも調達出来る。今後ネット上の予約も可能にする予定とか。中高年の為に
  今までの借りた履歴も出るといい(一度読んだ本を借りてしまう(笑))。
 
 「買うのは無理だしなあ・・・。」と半ば諦めておりましたが、思いがけない所から朗報が、
 「これ読む?」なんですとーーー!読むに決まってるじゃないですか。我が家には、
 「天下御免のフリーター(汗)」がおりまして、この方は、稼ぎを全て冥王星やヴォルデの
 命じるままに使ってしまうと言う、まったく誰に似たのか(おめーだよ(笑))そういう
 生活を送っておりますが、冥王星の傾向が著しく小説とマンガ購入に偏っています。
 
  というわけで、めでたく週末に読書三昧できた作品とは、
 「図書館戦争(有川浩)」のシリーズ全5巻(2008/7現在)であります。
 有名な作品ですので、既読の方も多いと存じますが、簡単に説明しますと、パラレルワールド
 もののSF作品です。
 時代はほぼ現代。ただし昭和の次が「正化※」という年号の世界。主に青少年に対する
 メディアの悪影響を防止する
 「メディア良化法」という悪法(頭の中まで規制する法律は全て悪法でしょ)が知らない間に
 成立してしまい(これはあながち荒唐無稽ではないですよね、昨今)、バランスを取る意味で
 「図書館法」が強化され、両者が激突。実際に武装して戦うという、ここんとこはちょっと
 荒唐無稽なストーリーで、これは作者がかなりの軍事オタらしい事から来ています。
 
 ※平成が制定されたとき、「修文」と並んで、候補であったと言われる年号。ただし
  「正化」「修文」ともイニシャルが昭和と同じSであるため、当て馬であったのではないか
  とも言われる。
 
  「電撃大賞」というライトノベルの登竜門で第10回受賞(「塩の街」)し、受賞作は
 文庫で出ましたが、その作品がラノベの域を超えていると判断されたのか(まあぶっちゃけ
 高くても売れる作品という事でしょう)、2作目からはハードカヴァーで出版されています。
 この「図書館戦争」も、
 「ヒロインと恋人のベタなラブストーリー」というラノベの王道を行きながら、
 時事問題と軍事ネタ満載のストーリーを押し進める力作で読みごたえがあります。
 この30台の作家が、これからどういう作品を生み出すのか、判りませんが、確かにラノベの
 範疇を越えて来ていると思います。
 ラノベと一般小説(昔で言う大衆小説)の違いは何処にあるかと言えば、恋愛ストーリーの
 有無にあるような気もしますが、恋愛小説と言うジャンルもあり、ラノベにもあまり恋愛が
 絡まない作品もあると思います。大きな違いは、
 「作者が未熟、またはそこまで力を入れない事が原因での、下調べの薄さ。」がラノベに
 ありがちである点にあると思います。得意分野ではやたら詳しいくせに、時代設定などに
 かなりの矛盾をはらんでしまい、結局突っ込まれないためにパラレルワールドものが多い。
 
  この作品はかなりしっかり勉強して書いてある作品だと思います。売れっ子作家になると
 なかなか勉強する時間がないと思いますが、この作品を見ると、合法的に殺し合う、という
 軍事オタクにありがちなお約束は荒唐無稽だと言えますが、そのほかの設定はよく練り上げ
 られています。登場人物で最も理論派(敵も見方も超越する圧倒的な存在)が、若い女性で、
 男にはできない柔軟な思考ができる、という設定も、今までの作家には中々思いつかない、
 女性作家らしい考え方(なまえは「ひろ」さんと読むそうです)で、新鮮でした。最近の
 芥川賞は女性作家が多いですが、そういう「感性勝負」の作家とは少し違う感じがします。
 
  きちっと資料をあたって背景を組み立てて進む作家は、現在では数が少なくなり、
 佐藤雅美(「大君の通貨」)位しか新しい世代では出ていない感がありますが、作品が
 ハードカヴァーで出ている事から、あまり多作せずゆっくり育って欲しいという思惑が
 出版界にもあるのではないかと思います。
 
 「浮世草子」と呼ばれた、江戸の庶民が主に貸本屋を介して楽しんでいた通俗(時に猥雑)
 な娯楽小説の中から、現代にも知られる古典が残った様に、ラノベの中からも大作家が
 出てくるのではないかと楽しみでなりません。
 
 
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             シェフのおすすめ
 
             「ありました」
 
  Macと他のコンピュータの大きな違いの一つに、
 「寿命の長さ」があります。これはハードウエアとしての堅牢性の事をさしません。
 もちろん過去の一部の機種を除いて、Macは平均以上に壊れないですが、それより
 新しい機種が出ても、なんとか使い続ける事が出来る。という意味です。いわゆる
 「陳腐化」というやつが大変緩やかで前世代の機種で最新OSが動きます。
 今度の10.6「Snow Leopard」は、ついにG4もサポートされない様ですが、今私が使って
 いるPowerBookG4/500は10.4で充分動いてくれます。
 10.6が現役ばりばりになる頃には、流石にPBG4も天寿を全うしそうですが、まだ動けば
 そう焦ってIntel機に買い替えなくてもいいかなあ?とも思います。機動性はiPhoneが
 負ってくれそうな気もしますので(もう買う気でおる(笑))。
 
  シトラスでは、世代の古いMacが出来るだけ長生き出来る様に様々な製品をご紹介して
 来ました。PCIMacのG3ボード。ボンダイiMacのアップグレードカード、メモリー増設、
 そして、SCSIハードディスク内蔵機のATA変換ボード。
 ハードディスクについてはIntel機から、SATAになりました。現在次第にATAディスクの
 在庫は少なくなり、価格もSATAに比べて不利な状況になりつつあります。ATAもそうすぐに
 なくなる事はないと思いますので、そう焦っていただく必要はないですが、3年程HDを
 交換しておられない様でしたら、そろそろ容量の増設も兼ねて交換をされた方が安心かも
 しれません。
 Macの場合、外付けHDからも大抵の事は出来ますが、起動ディスクとしては、Intel Macを
 除けば、FireWire接続の外付けHDからしか起動ができません。
 またG5Macや後期のG4ノートを除けばIntel MacでないMacは、USB 2.0をサポートして
 おりませんので、データ転送には時間がかかります。
 つまり外付けHDやHDケースはFireWire接続を装備している事が多くのMacユーザーには
 まだ重要です。
 
  ところがここに大変困った問題があります。
 まずFireWireだけの機器は新製品にはない事はご承知下さい。
 FireWire+USB2.0の機器も大変少なくなっています。これはFireWire駆動のチップが
 少し割高であり(パテントの関係もあるとか)どうしても両用機器は割高になる事と
 Windowsの世界では動画関係を除きUSB2.0が事実上の標準になった事、Macでも高速の
 転送を必要とする人はFireWire800の方に魅力を感じている事が原因です。店でも
 「トリプルE(FireWire=IEEE1394の業界スラング。その略はないだろうと思う。
  無線LANもIEEEだろう(笑))はないですねえ。」と言われてしまいます。
 それでもATAディスクを内蔵出来るFireWire+USB2.0ケースはまだ割高ながらあります。
 ところが、最近Windows機の世界でも主流になり、価格が下がって来たSATAのHDを
 内蔵出来るFireWire+USB2.0ケースは、まず見あたらないのが現状です。
 シトラスも探していたのですが、なかなかこれと言うケースがない。
 
  ご存知かと思いますが、この手のケースは日本の会社が中国等の製造メーカーに
 発注して販売しているか、欧米のメーカーが同じ様に中国等の製造メーカーに発注し、
 日本の代理店等が輸入しているものが殆どです。つまり日本の販売会社や代理店が
 「これは要らない(売れない)よなー」と思う製品は日本に入って来ないのです。
 日本では新しい製品への買い換えが盛んで(特にWindows機)古い規格は顧みられない
 のに対して、欧米では気に入れば同じマシンを使い続ける方が多く、日本では葬られた
 かに思われるFireWire(400)接続の外付けケースを必要とする方が沢山おられる様です。
 つまりSATA規格のHDが内蔵出来るケースも欧米会社のカタログにはちゃんとあるのです。
 「だったら輸入すればいいじゃん。」と考えるのがシトラスです。しかもこれを必要と
 されている顧客様を日本一(多分)持たせて戴いているのがシトラスです。
 
  今回ご紹介させていただく3.5インチ(eSATA端子もあります)と2.5インチの
 FireWire+USB2.0ケースは現在市場に僅かながら残っているATA用の製品と比較しても
 決して割高ではありません。むしろお得な位です(前にヤドカリでご紹介したニコンの
 デジタルカメラの様に、市場ではいよいよ在庫が少なくなると価格が高騰しますので)。
 ましてやこの製品は日本では希少なSATA対応ですから、当分ベアドライブの供給に
 不安はありません。
 
  この製品を必要とするお客様はこんな方なのかな?と推察いたします。
 
 1.未だUSB2.0未対応のMacをお使いで、動画などの大容量データが溜ってしまい、
  DVDに焼くと簡単に取り出せなくなるため、FireWire接続の外付けディスクを
  探しておられる方。しかも中のドライブを交換しながらデータ資産を効率よく
  保存したい方。
 2.未だUSB2.0未対応のMacをお使いで、出来るだけ安価にTime Machine環境を大容量で
  確立したい方(大容量HDはすでにSATAの方が安い)。
 3.ご自分はUSB2.0対応機を持っているが、サブ機や家族のMacがUSB2.0対応でないので、
  内蔵HDにもしもの事があった時のレスキュー用や、データを共有するために外付けの
  HDを探しておられた方。 
 4.ご自分はIntel機だが、このたび内蔵HDの容量を増設したい。取り出した前のSATA
  ディスクを外付けにいれて、家族に使わせたい。
 
  もっと色々なケースで探しておられた方がおられると思います。
 このケース、かなりの
 「つぶしがきく」製品です。  
 
 ☆macally FireWire/USB2.0 2.5インチSATA用HDD外付ケース   ¥6,300(税込)
  USB2.0の他にFireWire400接続をサポートした、2.5インチSATAハードディスク
  ドライブ用の外付けケース。FireWireポートを装備しているこのタイプのケースは
  日本の市場ではなかなか見かける事がありませんので、USB2.0をサポートしていない
  Macをお使いの方には、安価で大容量のSATAディスクが外付けで利用でき、
  絶対のおすすめです。
  ボディはアルミ製で、放熱もばっちりです。(輸入品:保証期間6ヶ月間)
 
 ☆macally eSATA/FireWire/USB2.0 3.5インチSATA用HDD外付ケース   ¥7,200(税込)
  eSATA,USB2.0の他にFireWire400接続をサポートした、3.5インチSATAハードディスク
  ドライブ用の外付けケース。FireWireポートを装備しているこのタイプのケースは
  日本の市場ではなかなか見かける事がありませんので、USB2.0をサポートしていない
  Macをお使いの方には、安価で大容量のSATAディスクが外付けで利用でき、
  絶対のおすすめです。
  ボディはアルミ製で、放熱もばっちりです。(輸入品:保証期間6ヶ月間)
 
 
 
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 お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
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       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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