Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」314 2008.11/15
 
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  今週のシトラス
 
  一人の男がいた。
 彼は自分の世界での頂点に立っていた。彼は大看板だった。
 さらなる夢を追いかけて旅立ったが、挫折を味わい、戻って来た。
 しかし自分の力だけを信じ、驕慢な態度を改めようとしない職人を
 次第に、どこも受け入れようとはしなくなっていた。
 「もう好きな仕事が出来ない。」
 絶望の縁に立った男に、同じような人生哲学で成功してきた男が
 手を差し伸べた。男は妻に告げた。
 「まだ出来るぞ。」
 
  入りたての新人のような地位・報酬で、男はやり直した。
 一心不乱に、迫りよる年齢の恐怖と戦った。
 1年が終わった頃、新しい仲間と抱き合って勝利の美酒に酔う男の姿があった。
 
  しかし命がけの戦いの後、彼の体は昔の様には回復しなくなっていた。
 でも彼に手を差し伸べた恩人は、彼と若者を区別しなかった。
 
  彼はもう一度最後の戦いを決意した。
 
  俺は自分の挫折人生に希望をくれた、彼の生き様を信じる。
 彼がどこに行こうと、この2年間を忘れない。
 
  11月15日。名古屋中が驚き、涙し、そして感謝した日。
 
  ノリ。本当にありがとう。引退する日まで、応援するからな。
 
 
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  ナゴヤからの手紙 2008.11/15
 
  「iPodから送信」
 
  どれくらい速く入力出来るかのテストです。
 これがすらすら打てる様になれば、仕事の効率もかなり上がると思われるのですが、
 こういう新しいメソードを使うと、どうしても入力の方に気が行ってしまい、
 文章が硬いと言うか、つまんない感じになりがちです。
 その辺をどう克服し、いつも通りの流麗にして素朴な(何のことやら(笑))文体を
 維持するか?に挑戦します。
 今犬山を出ます。今日は、仕事帰りに前から気になっていたお店に行って見るつもり
 なので、リアルタイムにご報告出来るかと思います。
 
  さて、ここから帰路であります。いつもは上小田井で乗り換えるのですが、
 今日は、名古屋駅まで行って桜通線で車道まで行きます。さっき同僚に言ったら
 「ああそれテレビでやってた」と言われたので、がっかりしました。
 ちょっと乗り換えるので、一旦おわります。
 
  特急に乗り遅れた!
 あっしの足(掛け言葉(笑))が遅いせいじゃござんせん。高山線が遅れたんです。
 特急の来るのが遅れた様でして、偉いさんが来るまで下々は待つてないといけないのは、
 人間社会と同じでげすな(笑)。
 次の急行に乗ったので、この場合は上小田井で降りて丸の内乗り換えの方がいいです。
 丸の内の鶴舞線→桜通線乗り換えは、余りにも遠いので余り利用したくないのですが、
 今日は二回使うことになりそう。
 
  さて、ここから地下鉄鶴舞線です。向かい側に威張った感じの女性が座っています。
 さあもうすぐ丸の内です。
 
  目的地は車道から少し高岳に戻った所にあります。
 いつもシトラスに行く途中、信号待ちで停車すると、この店の看板があり、
 気になって気になって仕方がなかったのですが、営業が夜からなので、
 いけなかったのです。
 
 「缶詰バー」
 
 どうです?変でしょ。
 信号が青になり、少し走ってから引き返したほど気になりました。
 看板にはビール各種と、いくつかのメニューが並んていました。
 基本的には酒のツマミを全て缶詰でカバーしている様です。
 ただ中に一品だけ、料理の体を成したメニューがありました。
 
 「渚の鯖カリー」
 
 なぜ渚?なぜカリー?
 謎は謎を呼び、もう頭の中は渚でフラダンスを踊る鯖のバッケージ、又は
 「カレーが鯖で何が悪いんだ。バカやろう!」と叫ぶ大島渚監督を連想してしまい、
 頭からはなれませんでした。
 (実は渚は正式な店名の一部らしい。)
 
  少し高岳側に歩いた所にその店はあります。
 正体不明の看板から、奥まった店もかなり怪しいもの
 (角のついた覆面、パンツ一挺のマスターが
 「よくきたな。きようはめずらしいかんづめがあるぞ」とか(笑))を
 想像していましたが、ものすごくオシャレなバーでした。
 なんか際物の学園祭の屋台みたいな物を想像していた私は、かなり気後れしてしまい、
 帰ろうかと思いましたが、そこは全国七千人の柑橘系林檎新報ファンの皆様
 (そんなには(笑))のため、勇気を振り絞ってドアを開けました。
 
 「ここ、食事出来ますか?」
 「無いんですよ。食事なら隣の方が。」隣は普通の居酒屋でした。
 「じゃ、せっかく来たんで、とりあえずソフトドリンクなど。」
 レーベンブロイをたのんで、つまみのメニューを見ると、件の鯖カリーには
 「(ご飯つき)」と。
 「なんだご飯あるじゃないの。」
 「カレーだけはあるんですよ。ご飯はパックてすけとね。」
 マスターは缶詰を開け、温めながら「サトウのご飯」を電子レンジでチンして、
 綺麗に器に盛りました。
 後から入って来たお客とマスターが、フィアットを買っただの、
 錦(東京で言えば銀座の飲む方のパーツ。買い物街の方のパーツは栄)は
 灯が消えたようだ(元気な名古屋にも翳りが)。とか、
 ボンヤリ聞いていましたが、そんなことよりカレーがなかなか美味い。
 「このカレーって、この状態で缶詰になってるの?」
 「そうですよ。全然魚臭く無いでしょ?姉妹品に鰯カレーもあります。」
 確かに鯖の水煮をカレーで煮込んだような逸品は癖がなく、
 しかし癖になる美味でした。
 
  結構大人な接客と美味しい食事とドリンクに満足してお勘定は1,550円。
 私はバーとかには行きませんが、安い方でしょう。ただ、一般のバーとかだと
 (カレーがあるか知りませんが。ないだろうな(笑))、バックヤードで
 バーテンのケンちゃんが缶詰やらレトルトやら開けて加工してからはこぶので、
 原価が見えませんが、ここの店は最初から種明かしされています。
 きっと野菜なと添えたりするのでしょうが、
 「ホテイの焼き鳥」が600円と言う価格からも、この店のポリシーがわかります。
 コンビニで買って、自分の部屋で
 「ニュース23」観ながら食べれば200円で済みますが、いいふいんき(あれ?
 すみませんiPodの変換はいまいちですね。どうしても変換してくれませんでした)※
 で食べれば三倍に。
 これを高いと思うか、当たり前と思うか。水商売と言うものへの考え方の違いでしょう。
 ただ、言える事は、安売りスーパーで仕入れた食材で
 「今日のおすすめ」を商う飲み屋より仕入れ原価が高いと言う事です。
 
 ※これは掲示版でよく使われるネタである。真面目につっこまないで欲しい。
 
  しかし、お客に何を注文されても
 「あるよ※」言うために多様な食材を仕入れ、結句腐らせたり、自分で食って
 太ったりしている人よりは、楽なビジネスモデルだと思います。
 缶詰の品質保持期限は長いですからねえ。
 
 ※木村拓哉主演「Hero」に登場する、スポーツバーならぬ通販バーの
  マスター(田中要次)の台詞。木村扮する久利生公平が、どんな無茶な
  メニューを注文しても「あるよ」と応じる。
 
 
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  シェフのおすすめ
 
  「明日のために_その1」
 
  不思議な御縁で(自分で買ったんじゃねえか(笑))、今
 iPod Toutch 1G 8GB
 が手元にあるのですが、まずはもちろん音楽。それから動画。あとメールの確認とか
 実用的なWebチェックに活躍しています。
 このメールマガジンの原稿に関しては手書きの方が速いので、コクヨのメモ帳を
 愛用していますが、今回は、ちょっと試して「使えね~!」と放置したiPod touchの
 
 いわゆる十字変換で、出来るだけ速い入力を身につけようと、色々試してみました。
 
  iPhone and iPod touchの日本語変換エンジンは増井俊之氏開発のPOBoxが元に
 なっています。この変換エンジンは、元々Palm用に開発されました。
 PalmはNewton※亡き後の手書き認識PDAとして一世を風靡しましたが、
 小型端末の日本語入力は結構困難な課題を抱えています。
 パソコンのキーボードの場合は、英語圏伝統のタッチタイプを学び、痙攣的にキーを
 打つ事により、手書きより速く日本語入力を可能にしました。
 一度のアクションで倍の情報入力が可能な「かな入力」が敗れ去ったのは、
 ひとえにタッチタイプの困難さにあったと思います。
 日本語にとって最高の入力メソッドであったはずの「親指シフト」が退場したのは、
 富士通がパテントを公開しなかった戦略ミスでしょう。
 
 ※若い方はAppleがPDAを作っていた事はご存知ないかも知れない。
  Newtonは画期的な手書き入力を備えた未来志向のPDAだったが、要求する
  スペックをこなしきれないハード構成と、新しい機種が出るたびに、前の機種を
  「持つ喜び」があっという間に全滅するという戦略的失敗により、事業としては
  成功しなかった。Newton部門閉鎖に伴い、多くのPDA開発技術者が他社に
  流出し、その中からPalmも生まれた。そしてPalm日本語化の最大の功労者
  であり、ソニー版Palmの「Clie」開発に関わった増井氏は携帯用POBox
  移植の後、Appleに招かれてiPhone and iPod touchの日本語変換エンジンを
  作った。「因果は巡る糸車」とはこの事である。
 
  一方PDAの世界では、日本語と言う大きな壁に突き当たっていました。
 アメリカ人が好むスマートフォンの小さなキーボードで我慢できるのは、
 打ち込んたキーがそのまま彼らの知る単語のスペルになるからで、そこからまた
 ローマ字と言う別の翻訳ユニットで濾過して入力と言う二度手間を必要とする
 日本では普及に至りませんでした。
 一方Newtonの流れを組むPalmは手書き入力の世界で支持を広げましたが、
 こちらも漢字の画数の多さにより、暗礁に乗り上げていました。
 ことえりやWindowsのIMEに付属している手書きパッドのおバカさん加減を見れば、
 漢字の手書き入力認識の難しさが分かっていただけると思います。
 
  POBoxはこの問題に違う面からの突破口を与えました。
 つまり手書き入力は仮名まででいい、後は学習と先読みをフルに利用した
 選択肢表示で入力の効率を上げる。
 この入力エンジンは一文字入力するたびに、過去の学習から考えられる順に複数の
 候補を表示、これがなかなかヒット率よく、ソニーエリクソンの携帯にも搭載されて
 好評だったのもうなずけます。
 
  ヘビーに使い始めて三日目ですが、そこそこ速く入力出来るようになりました。
 大分コツもわかりましたので、少しご案内します。入力は十字入力てす。
 
1.携帯式タップはしない。
 携帯式タップは日本の叡智とでもいうべき携帯の入力法ですが、最初appleは
 この方式は考えていなかったところ、ソフトバンクの強い要請で導入されたと
 言われます。そのためかタップで入力すると、次候補表示に今ひとつ冴えが
 感じられず、POBoxの一番凄いところが使えません。
 どうも下に書く二つの法則にあわないようです。
 またこのエンジンでは必ず手を止めて候補を選ばねばならず、タップのリズムが
 崩れるため、速度が上がりません。
 ソニーエリクソンの携帯は左指のジョグダイヤルで候補を選択するので、
 問題なかったのだと思います。
 私は、「。」と「、」の区別の時だけタップの数(一回だと。二回だと、)で
 やっています。
 
2.古文の法則
  POBoxは元々手書き入力のために開発されたエンジンです。
 手書きの場合、一文字づつ入れますから書いた文字の絶対的大きさの比較は出来ず、
 例えば「つ」と「っ」の区別は出来ません。
 仮名での記述法としても、明治時代の学校教育以後、いままで曖昧だった区別を
 はっきりさせたわけで、それまでは毛筆ですから字の大きさは個性に過ぎず、
 「きようは、きゆうりようびだ。」などと平気でやっていたわけです。
 このエンジンでは明治以前に戻って、わざわざ小文字キーを押さないで、
 ガシガシ進んた方が、かえって欲しい選択肢が最初の四個に出る確率が上がります。
 
3.アグネスの法則
  濁音や半濁音についても同じ事が言えます。「だから」と入力したい時、わざわざ
 「た」の後に濁点キーを押す必要はありません。そのまま「たから」と入れましょう。
 「来日後何年経ってるんだ!」と言いたい(私生活ではもっと流暢の噂あり(笑))
 アグネスのしゃべり方で行った方が、正直に濁音・半濁音を入れるよりヒット率が
 上がるという不思議なエンジンてす。
 
  iPhone and iPod touchには、標準でWord等とのデータ互換がありませんので、
 「メモ」で文を作成、そのままメールとして送る。と言う事になりますが、
 長文も問題なく作れます。
 
 今後の改善要望としては、
 
 1.アンドゥが欲しい。
 2.コピーアンドペーストが欲しい。
 3.ユーザー辞書が欲しい。ご存知の通り、私は「 」 ( )を多用しますが、
  この4個が第一選択欄に揃って出るのは、「伝説ポケモン」位珍しいのです。
  その都度探しに行かねばならず、面倒です。その反面「(笑)」は最初から
  入っていたりする(笑)。登録して一発で出る様にしたいです。
 4.「。」や「、」を入力した時点で自動的に確定となるようにして欲しい。
 5.「せ」を選ぶつもりで、「BS」を押してしまい、直前の十数文字を一挙に消して
  しまう事故を何とかして欲しい(実際には、最近確定した文字は最初の一文字
  打てば第一候補として出てくるので、それほど悲劇的情況ではないが)。
 
  今回のメールマガジンの大半がiPod touchで作られています。
 もう完全に元は取ったな(まだ無理(汗))。
 
 追伸:このメールマガジンは、出来るだけ多くの方に読んでいただけるよう、
    ISO-2022-JP、7bitで発信します。発信前に確認するのですが、今回
    iPodで作成しメール経由で作った原稿に、ISO-2022-JPでない文字コードが
    ありました。探索していくと、何と「~」の一文字でした。
    こう言う事が起こりえる事を前提に使わなければならないのですね。
    iPhone and iPod touchから送ったメールが、携帯で文字化けしたという
    話を聞いた事がありますが、同じ原因でしょう。
    
 
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  最高に遊べるiPod。
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