Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」316 2008.12/8
 
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  今週のシトラス
 
  「チラシの裏」と掲示版では申します。
 「そんな自分だけの意見は、チラシの裏にでも書いとけ」という程の
 意味ですが、今回のコラムでは、いつものスタンスより少し突っ込んだ
 チラシの裏的内容になっております。
 不快に思われる方もおられるかも知れません。
 
  歳をとり、死期(おむかえ)が迫ると、
 「これだけは言っとかなくちゃ。」と思う事が多いです。
 これからずっとこんな感じにするつもりではありませんので
 (メインはあくまで食い物さ(笑))、
 どうか爺の繰り言とお許しください。
  
 
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  お知らせ
 
 12月14日(日)
 夕刻より、シトラス忘年会を行います。
 場所はシトラスの近く某所。
 詳しくは、メール・電話でお問い合わせ下さい。
 
 
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  ナゴヤからの手紙 2008.12/8
 
  「不戦の戦力」
 
  私たち「戦争を知らない子供達」は自衛隊について、批判的な世代でした。
 「一切の戦力を持たない。」という憲法9条の崇高な絶対平和主義※には
 「無理があるなぁ。」と思いつつも、だからといって自衛隊を認めるのは、
 なんだかなあ・・・。と思っていた時代が長いのです。
 
 ※これを「世界のジャイアン」アメリカがくれたところが皮肉である。
  9条改正については国民が決めればいいと思うが、
  「ずっと持ってた方が、アメリカは嫌だろうなあ」と、ベトナム反戦世代の
  私などは思ってしまう。
 
  ところが、私の自衛隊感を大きく変える事がありました。
 それは、某幕僚の論文でも、掲示版の有名なコピペ※でもなく、
 退役自衛官で作家の浅田次郎氏のエッセイでした。
 「壬生義士伝」で、
 「国を護る。」とは本当はどういうことか?を理解させてくれたこの作家の
 自衛隊論は、
 「足かせをかけられ、日陰者扱いをうけながら50余年、それでも戦わない事を
  誓い続ける世界有数の戦力を、国民はもっと誇りにしていい。」という
 ものだと思います。
 
 ※「自衛隊は憲法違反」と叫ぶ市民グループに、女の子が、阪神淡路大震災で、
  結局助けに来てくれたのは政府でも警察でもなく、自衛隊だった事を説く。
  というもの。「語り終えて静かに帰って行く女の子に、基地守衛の自衛官の
  した敬礼は、形式以上のものであった。」という締めで感動を呼ぶ。災害時の
  自衛隊の働きは、本当にこの組織を認知させる力がある。
 
  岐阜での仕事がようやく終わった11月30日。恒例の岐阜県各務ケ原市の
 航空自衛隊基地航空祭に行ってみようと思ったのは、そんな心境の変化と、
 「男子はみんな兵器好き」という本能のようなもの(笑)もありましたが、
 何と言っても、「不戦の軍隊」自衛隊を象徴するチームが来る事でした。
 
  ブルーインパルス
 
 「我が国のパイロットはこれだけの技量を持っています。迂闊に攻めて来たり
 したら、火傷しますよ。」というのが、各国軍の所属アクロバットチームの
 本当の目的だとしたら、ブルーインパルスほど、
 「国際紛争を解決する手段ではない戦力」にふさわしいものはありません。
 米軍お下がりのF86で編成されたこのチームは、所属が浜松であった事もあり、
 東京オリンピックの頃、名古屋の男子小学生の憧れでした。
 ところが、ある時期大事故がおき、アクロバット飛行は、群衆の上を飛びますので、
 危険と言う事で、しばらく活動を休止していました。
 
  この内幕にも有名な話があり、紆余曲折の後生まれた国産初のジェット戦闘機、
 「F1」の実力を世界に知らしめるため、あえてF86からF1のプロトタイプである
 T2練習機に乗り換えさせた事が、事故の遠因というのです。
 T2=F1の完成度が云々というより、アクロバット飛行機体のもっとも重要な要素は
 「小回りが効き、操作が容易い事。」であることを無視した決定でした。
 F1は主力戦闘機をサポートする支援戦闘機※で、当時主力機はアメリカ製のF15に
 決まり、支援戦闘機もF16になりそう。そしてアメリカ空軍アクロバットチーム
 「サンダーバーズ」の機体がF16と言う事で、防衛庁としては是が非でも国産の
 T2に乗せたかったのでは?というのです。しかしT2にアクロバット飛行の
 旋回性能を求めるのは酷と言うもの。小回りが効かなさすぎ、事故は起こったと
 いうのが専門家の意見でした。
 
 ※支援戦闘機は日本独特の言い方で、海外では「Atacker(攻撃機)」。専守防衛には
  そぐわないということで、言い換えられている。「自衛隊」も軍隊ではないという
  ことで名付けられたが、英名は「JSDF(Japanese Self Defense Force=自衛軍)」
  である。英名と言えば、「三井住友銀行」の英語略称が、「SMB」であるのは
  何故か?半端に日本通の外国人に、「三井住友は人名ですか?だから英語は逆に
  なりますか?」と聞かれそうである。
 
  その後新生ブルーインパルスは機体の小さな、T4練習機に変わりました。
 この機体も純国産で、やはり自衛隊は国産で行きたいというのが本音のようです。
 ちなみに今回主力のF15とともに模擬飛行をした支援戦闘機F2は、アメリカの強い
 要望で純国産をあきらめ、F16を元に徹底的に日本的改良を施した1機120億と言う
 世界一高い機体ですが、専守防衛に特化した万能戦闘機に仕上がっているそうです。
 
  7機(代替機含め)のT4は、あっけにとられる程小さく、言っては失礼ですが、
 まるで、遊園地でぐるぐる回っている飛行機の様でした。
 ところが、これが凄いアクロバットをするんです。これでもサンダーバーズとかに
 くらべるとまだ差があるそうですが、密集体系の翼端の間隔が1m!という距離。
 しかも、日本的几帳面というか、各機体の位置がシンクロナイズドスイミング
 並に狂わない。観客は口開けっ放しです。
 これは見てよかった。と思わせるものでした。霧の多い宮城県で、毎日過酷な
 訓練をしている「戦わない戦力」に拍手したい気持ちでした。
 
  帰りの電車超混雑が予想されるので、ブルーインパルスを見た後、基地を後に
 しました。寒いせいもあり、同じような観客も多く、特に子供連れは殆ど出口に
 向かっていました。その後の演目が、
 「大編隊飛行※」という、地味ながら軍国少年の血が踊るものであったので、
 ちょっと後ろ髪引かれる(しょうがないなあ男子は(笑))感じでしたが、
 大変満足できました。ブルーインパルスが、やはり
 「愛される自衛隊」の象徴でよかったな。と思いながら犬山線に乗りました。
 
 ※BGMは久石譲の「セリビア行進曲」が似合う。映画「紅の豚」で、空賊の
  飛行艇が勢揃いするところの、勇壮なマーチである。ちなみに当日のお昼の
  アトラクションで、日本唯一のプロアクロバットチーム「エアロック」の
  サニー横山が操縦する複葉機ピッツS-2Bのこれも凄いアクロバット飛行が
  あって、まさにポルコロッソの世界だった。
 
 
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  シェフのおすすめ
 
  「全てウィルスのせい」
 
  コンピュータウィルスというものは、いつ頃からこんなに蔓延する様になった
 のでしょうか?
 世界初のウィルスは「AppleII」上に登場したと言われますし、
 もともとMacの方がウィルスの蔓延は早かったのではないかと思います。
 Windowsが出来る前のPC機の世界は、
 フロッピーを差し込む。
 電源を入れる。
 アプリケーションが立ち上がる(またはアプリケーションの起動を即すコマンドを入力)。
 そのアプリケーションの目指す仕事、またはゲーム等をて終了(電源オフ)。
 というものですので、ウィルスが入ろうにも、隙がなかったのです。
 
  その点Macは初期からAppleTalkというネットワークでつながるわ、フロッピーは
 パーソナルな3.5インチだわ、HyperCardでソフト作れるわで、冗談っぽい事を
 受け入れる素地がありました。
 友人のMacにこっそり仕込んで、起動したときの画面で驚かす、なんて事は、
 昔からのMacユーザーなら一度はした経験があるのではないでしょうか?
 もともと誕生日にはMacがおめでとうと言ってくれたし、新年の挨拶まで。
 詳しい経緯は判りませんが、その辺の
 「陽気な西海岸気質(多分に偏見あり(笑))」みたいなものから、最初
 冗談グッズみたいな感覚でウィルスは誕生したのだと思います。
 えーとClassicだったでしょうか。OSがROM上にものっていたMacは。
 あのころは既にウィルスはかなり厄介な存在でしたが、ROM上のOSはウィルスの
 影響を受けない事から、
 「各種ウィルスを飼う」事が流行ったりしました。なんか余裕があった時代です。
 
  ところがインターネット全盛の時代になると、ウィルスの伝染力は世界的になり、
 巧妙にアンチウィルスソフトの網をくぐり抜け、しかもどんどん陰湿なものになって
 行きました。ワーム、トロイの木馬などの親類も増え、Macではかなり初期から
 「Disinfectant」という定番フリーソフトが、新種の出る都度更新されて、この
 善意のおじさま(サンタのようなひげ面の)には足を向けて寝られんなあ。という
 状況でした。
 しかし時代は変わり、MacよりWindowsのシェアが圧倒的になると、もうウィルス
 出放題になってしまい、日本で言えばPC98で一太郎・ロータスとかを使ってきた
 人々が、いきなりネットでつながったので、あまりウィルスに対しての恐怖心が
 なかったせいもあり、Windowsの世界では、ウィルスが大問題になっていきました。
 開発用PCにウィルスが居たせいで、発売したソフトが回収騒ぎ、とかこの頃はよく
 ありました。
 
  OS9までのMacは結構爆弾が出たり(これ知らない方も今は多い?)、
 サッドMacや(これも?)、クラッシュ音とか、結構トラブルが多く、
 MacしかなかったDTPやDTM、PhotoShopやIllustratorの世界では
 「コマンド+S」が合い言葉だったりしました※。
 ですから、
 「ん?ウィルスにやられたか?」とOS再インストール、なんて事は、大抵のMacユーザー
 なら、できた事でしたが、新勢力のWindowsでは大混乱でした。
 今でもパソコンのお客様センターの問い合わせでは、
 「電源が入らない。ウィルスが入ったのか?」で答えが、
 「コンセントは入っておりますか?」
 「あ!」というのは毎日あるそうですし、
 「ウィルスでやられた。もう直らない。」とPCを買い替える方は大変多いのですが、
 実際には(ない事はないですが)、ハードウェアにまで決定的なダメージを与える程の
 悪質なものは少なく、あったとしてもハードディスク交換で回復するケースが多いと
 思います。
 
 ※コマンドキーはキーボード左下のリンゴマークのキー。これと他のキーを押す事で、
  一定のコマンドを実行する事をMacでは「キーボードショートカット」と言う。
  Windowでも同様な動作があるが、Macの場合初期から、全てのアプリケーションで
  その組み合わせがほぼ統一されていた。一方のPC機のアプリケーションでは、夫々
  かなり違っており、覚えるのが大変だったが、「MicroSoft Office」の登場により
  Adobe系などの特異目的以外の仕事ソフトは殆どMSに独占され、その他のソフトも
  追随したため、実質統一された。Officeのキー操作は、Macのそれにかなり近いが、
  組み合わせるメインのキーが、Macのリンゴキーより左にあるコントロールキーで
  あるため、会社で毎日WordとかExcelを使っていて、Macを家で使うと、
  Option+Cとか押してしまい、
  「仕事やり過ぎ(汗)」とため息をついたりする。
 
  最近ではウィルスの被害から身を守るために、インターネットやOSもセキュリティ
 対策も万全になっておりますが、あざ笑う様に毎日新種のウィルス等が現れます。
 手口も端末に被害を与えるだけでなく、勝手に個人情報を公開してしまうような、
 悪質なものも出ています。
 
  先日お客様(実は私の友人なのです)からMac用アンチウィルスソフトの注文が来た時、
 「とうとうMacもそういう時代だな。」と思いました。
 彼は色々な場所でデータをやりとりする事が職種上あるので、その用心のためだと思います。
 OSXはUNIXベースですので、感染は多いにあり得ます。ただそのウィルスが、Windowsの
 OSやアプリケーションを攻撃するものであると、MacOSでは発病しない事が多いのです。
 でもキャリア(保菌者)ではありますので、結局他人様のPCに再感染させないとは、
 限りません。昔と違い、MacとWindowsのデータ互換の容易性は相当なものですので、
 充分可能性があります。
 Apple自身が、
 「Mac OSXはウィルス感染に強い。」と言ったりしていますが、専門家はそう思わない
 人が多い様です。
 「MacよりWindows機の方が圧倒的に数が多いので、ウィルス作るならこっち。」
 という、作り手たち(困った人たち)の都合に過ぎない気がします。
 
  「アンチウィルスソフトなんてDisinfectant以来入れてねーよ」という、普通の(笑)
 Macユーザーの皆様にシトラスがおすすめするのは、
 「VirusBarrier X5」です。Macならではのシンプル、高速、スマートなソフトで、
 これから予想される(悲しい事に)
 「Macでもウィルス時代」に対応する、Mac派の旗手的ソフトです。
 
  Intel MacでWindowsも使う皆様には、加えて現在最先端を行く、Windows系の
 アンチウィルスソフトを紹介します。市販のアンチウィルスソフトは、日々現れる
 新種のウィルスに対応するため、更新ファイルを定期的に配布しますが、最新鋭の
 アンチウィルスソフトは、
 「ヒューリスティック機能」機能を搭載し、
 「あれ?知らないけど、これって新しいウィルスなんじゃない?」というのまで検出します。
 笑い話にもなっているので、勘違いされている方はおられないと思いますが、
 決してMacのハード自体がウィルスに強い訳ではないのですから、Intel MacでWindowsを
 立ち上げた時には、他のPCと同じだけウィルス感染の危険が高いのです。
 
  かつてWindows黎明期にPCユーザーが陥ったのと同じ恐慌に、現在の(私も含め)
 牧歌的なMacユーザーはさらされつつあります。
 ハイジとペーターが山羊と踊っている時に、いきなりジオン軍が侵略して来るようなもの
 ですから、脅かすようではありますが、備えあれば憂い無しです。
 
 (と、書いていたら、いきなり家のMac miniがブルーバックで起動とまりました。
  PowerBookG4からのターゲットディスク操作で、修復かけて無事でしたが、子供は
  「ウィルスじゃなくてよかった。でも怖いから、外国サイト見るのは控えよう。」ですと。
  息子よ、何を見ておるのだ(汗)。
  
 ☆VirusBarrier X5      ¥8,400(税込)
  シンプル、高速、邪魔にならないウイルス対策ソフト ウイルスバリア X5 は、
  お使いの Mac を全ての既知のウイルスから保護します。
  Mac を狙ったウイルスの増加により、インターネットを使用するとファイルはいつも
  危険にさらされます。ウイルスバリア X5 はウイルスからの完全な保護を提供し、
  Mac を安全に保ちます。
 
 ☆ESET NOD32 Antivirus V3.0      ¥4,600(税込)
  Windows XP SP3,Windows VIsta SP1対応の強力高速アンチウィルスソフト
  1.ヒューリスティック機能でウイルス検出率業界NO.1
  2.アンチステルス技術を利用したルートキットの検出/駆除
  3.OSへの付加を感じさせない軽快な動作
  4.驚異的な高速スキャン
 
 
 
 
 
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  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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