Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
 ================================
 
  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」340 2009.6/16
 
 ================================ 
  
 
  今週のシトラス
 
  「Mr.ブレイン」なかなか面白いじゃありませんか。
 出演者も芸達者な人が多く、まあ
 「古畑任三郎」や
 「ガリレオ」ほどじゃ無いですが、推理ドラマとしては合格です。
 
  ところでこのドラマ中、脳の話でよく
 「人間が猿から進化した時」云々ありますが、人間は人猿、または猿人
 から進化したのであって、猿(今現存する)から進化した訳ではない
 ですね。遠い祖先が同じというだけで。
 それにしても、人間て元々何を主食にしてた霊長類なんでしょう?
 殆どの動物は、パンダ=笹の様にもっぱら食べる食物が決まっており
 雑食なのは自然界では珍しいはずなのですが。
 海辺にいた霊長類の一族で、貝等を主食にしていた、という説もあり、
 だから異例に毛深くないという話がありますが、どうなんでしょう。
 今は雑食と言うか、ご先祖様から見たら悪食に近い人間の食生活ですが
 本当はこれさえ食べていれば健康、という食物が人間にはないですね。
 
  昼食(4時ごろ)をカップヌードルライトにしてから、かれこれ
 1ヶ月になろうとしています。劇的に減った体重も、調子こいて
 休みの日にどか喰いしたりするため、あんまり下がらなくなりましたが
 一食198kcalと言うのはやはり強力です。
 
  毎日同じもの食べて体に害がないか心配でしたが、気をつけなくては
 ならないのは、塩分かな?油分は極端に少ないし、食物繊維挟んだ麺は
 体には良さそう。
 飽きないかな?と思いましたがまだ大丈夫です。
 よく考えたら、うちの犬は特定のドッグフード以外やってませんが
 元気です。
 後の二食でバランスを取れば(野菜とか)、まだ続けられそうです。
 
 
 ――――――――――――――――
 
  ヤドカリの貝殻 2009.6/16
 
   「常耕常読」
 
  相変わらず毎日忙しく働いております。
 もうちょっと収入を上げたいのですが、このご時世、仕事があるだけ
 ありがたいと思います。
 しんどいので、現実逃避と申しますか息抜きと申しますか、お金の
 かからない範囲で趣味に走っております。
 
  と、ここまでは先週号のヤドカリと同じでございます。
 実は今回の内容は先週一緒にご案内しようと思っておりましたが、
 つい最近のアニメと、動画投稿サイトの動向に熱くなりまして、
 予定の紙面が尽きた、と申し上げましょうか、体力が尽きた、と
 申し上げましょうか、夜が開けた、と申し上げましょうか、ま
 そういう訳で、今回は後半でございます。
 
  地下鉄内での通勤で、一番自然なのは読書でございますね。
 BoseのQuietComfortIIは、見る人が見れば判る上品なフォルムの
 へっどふぉんでございますが、如何せんでかいです。
 最近ようやく大きいヘッドフォンで音楽を聴く人も増えて参り
 ましたが、ついこないだまでは、そういうのを人前で付けてると、
 「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ。」とか
 聞いているんじゃないかと思われそうで、ためらわれたものです。
 ましてや、音楽ではなくiPod Touchの画面を真剣に見つめる男。
 ちらと見ると、なんだか
 「それじゃ多数決にしよう。私は練習が先。」
 「遊ぶ!×2」
 「私は練習がいいです。」
 「遊びたいで~す。(まさかの裏切り!)」
 というような女の子の会話を、にやにやしながら見ているので、
 これは、引かれるのも止む終えないでしょう。
 
  と言う訳で、動画の方は仕事の帰り、くたくたでこのまま眠ったら
 某創業者の名前を付けちゃった工業都市(最近の命名権の先駆ですね)
 に行っちゃいそうなので、なんとかくじけない様に見る位です。
 普通は、家に帰って、ベッドサイドバナナスタンドで見るのが動画、
 と言う感じですね。
 
  読書は小さい頃からの趣味で、前述の原因不明の病気で入院した
 小学校3年の時、親が無謀にも差し入れたのが、
「我が輩は猫である。」
 もちろん隣床のお兄ちゃんがもってた
 「おそ松くん。」の方が面白かったですが、なにせ暇なので、読み
 始めた訳です。総ルビではありましたが、よくある子供向け翻案では
 なく、旧仮名ではありませんが、小3には、何が書いてあるか不明の
 内容が多かったでしょう。ただその後「猫」は読んでないのですが、
 今でも思い出せるシーンが多い(例:迷亭※が西洋料理店に行って
 「トチメンボーを」と注文。給仕が「メンチボーはございますが、
 トチメンボーはあいにく切らしております」と答えるシーンとか)
 のです。何と言う神童でしょう。どうしてあのまま順調に東大に
 進学しなかったのでせうか。
 「二十歳過ぎればただの人」と言いますが、僅か12で凡人になり
 下がった私でした。
 3クラスしか無かった小学校の同級生で、3人も東大に進学したの
 ですけどね。
 
 ※夏目漱石本人である「苦沙味先生」宅に遊びに来る粋人でモデルは
  二葉亭四迷と言われる。何人かの友人が訪問し、主人との間に
  交わされる会話を猫が聞いていて、「まる子」のキートン山田的
  突っ込みを呟く、という形で「我が輩は猫である。」は進む。
  トチメンボーは「栃面坊(歌舞伎の演目六歌仙容彩に出て来る
  登場人物)」の事であるらしいが、私は漠然とそういう坊さんが
  明治時代にいたのだろうと思っていた。メンチボーがメンチボール
  であることはすぐ判った。
 
  とにかく幼児体験で、よくわからん本を強引に読む、という事を
 習得してしまったために、読者は全く苦にならず、そのかわり難しい
 本は読めるが、内容が判らない(駄目じゃん(笑))という速読が
 身上で、今でも本を読むのが楽しみです。面白くて、出来れば奇麗な
 ヒロインが活躍、出来ればハッピーエンドという、気楽な本が好き
 なので、結局ラノベを読むのが多いです。
 ちなみに同様にラノベ好きな息子には、父親とこの手の話題で話が
 通じるのは、結構嫌らしく(うん自分でも嫌だっただろう(笑))、
 「ラノベ読んでる暇あったら、資格でもとる勉強をしたら?」と
 至極真面目な指摘をされてしまいますが、バローズの
 「火星シリーズ※」を最初に勧めてくれれたのは亡き父でしたから、
 遺伝なのでしょう。
 
 ※「ターザン」の作者、エドガー・ライス・バローズのデビュー作で
  大変な人気を博したラノベの原点の様なシリーズ。
  超自然的な力で火星に渡った主人公カーターと火星のプリンセス
  デジャー・ソリスの大ロマンス冒険物語。当時はラノベと呼ばず、
  「ソープオペラ(なんで石鹸なのか不明。石鹸会社がスポンサーの
  大衆雑誌に連載された系の荒唐無稽話だから、とも言われる。)」
  と呼ばれた。EEスミスの「レンズマン」以降は宇宙を舞台にした
  ものを「スペースオペラ」と言う様になり、こういうのを、
  もう一度映画で蘇らせたのが、ルーカスの「スターウォーズ」で
  ある。「火星シリーズ 日本版 創元社」は世界で最も完成度が
  高い火星シリーズ本であり、日本語の読めない海外のバローズの
  ファンも絶対にコレクションすると言われている。それは挿絵が
  故武部本一郎画伯であるからで、中学生の私はこの世界の美女に
  夢中になり、勉学がおろそかになった(だから東大に行けなかった
  事にしておく(汗))。
 
  ラノベは元々集英社「コバルトシリーズ」という少女向き文庫から
 始まっているため、女性作家が多かったのですが、最近は
 「萌えキャラ」を描ける男性作家も活躍しています。
 前にご紹介した氷室冴子先生(ちぇんじ、なんて素敵にじゃぱねすく、
 銀の海金の大地、海が聞こえる)は新井素子先生と並んでラノベ界の
 黎明期に現れた二大女流と言っていいでしょうが、21世紀に入って
 からは殆ど筆を折る様な状況で、昨年肺癌で亡くなられました。
 もう一人忘れてはならないのが、先日やはり亡くなられた、
 栗本薫(評論/エッセイストとしては中島梓)先生で、氏の
 「グイン・サーガ」シリーズは1979年以降正伝だけで130巻に及ぼう
 としており、丁度130巻途中で絶筆となりました。
 
  私はこの作品を一巻も読んでいないため、愛読者であるシトラスの
 S氏に今回、
 「130巻も続いているともう最後は惰性だったんじゃないの?」と
 聞いたら、
 「いや、最初から100完結で構想しているシリーズで、それでは終わら
 無かったので巻が多くなっているが、ついに作者の意図する結末に
 たどり着く前に亡くなったのが、残念でしょうがない。」と言って
 いました。
 全く作者の頭の中から生み出された空想の国であるパロの国と、
 それをとりまく世界の中で、130巻(+外伝21巻)という途方もない
 スケールはギネスブックに登録必至ですが、残念ながら、シリーズと
 しての最長と言うカテゴリーがギネスには無いそうです。
 
  これだけのスケールの仕事でありながら、ラノベ系であると言う
 だけで、あまり大きな評価を亡くなった時も得られていない気が
 するのですが、これからじわじわ来るのではないでしょうか?
 グイン・サーガの世界の歴史学とか、地理学が学問として成立する
 程のスケールがあるのですから。
 なんとか、氏の構想を受け継いで完結させて貰いたいですが、
 こればかりは氏が冥界に持って行ってしまったので、無理な話で
 しょう。妹を救うため屋敷を出て走り出した長谷川平蔵がどう
 なったか、誰にも判らないのと同じです。
 
  もう同じ位の才能ある女流と言えば、宮部みゆき位しかいないので
 はないか?と思いましたが、ふと図書館で手にした、やはりラノベ
 系ですが、
 「十二国記 小野不由美」というシリーズに今はまっています。
 大分前に講談社X文庫に入っていたシリーズと言う事ですが、現在は
 講談社文庫に入っています。ラノベ扱いはもったいない、という
 ことでしょうか?
 こちらは至ってシンプルな設定で、12ある国の形が同じ(正確には
 12個で一つの文様の様になっている)国で、
 「後宮小説 酒見賢一」や、その影響を受けたと思われる
 「七姫物語 高野和」と良く似た、中国系文化を持つ架空世界ですが、
 「ナルニア国物語」の様に、現実世界(本作の場合日本)からの
 往来が稀にあります。
 ネタバレになるので詳細は省きますが、十二国に来る日本人は、ある
 共通点がある様です。
 作者は、なんだか不吉な?ペンネームであるように、元々恐怖小説を
 書く方の様ですが、実に奇麗な文体でこの風変わりな世界を描いて
 読者を飽きさせません。
 
  最後に私はいつ「グイン・サーガ」を読み始めるか?ですが、
 私は定評がありながら、手をつけていない物が結構あります。
 食わず嫌いと言うのではなく、
 「老後の楽しみ。」って奴ですね。ドラマだと
 「北の国から」は実は一作も見てないし(物まねだけ(笑))、
 映画だと、
 「男はつらいよ。」も見てません。
 「前略おふくろ様」は大好きだったので、きっと「北の国から」も
 好きに違いないし、
 「幸せの黄色いハンカチ」では大泣きしたので、寅さんも楽しめると
 思うのですが、まだ見ずにとってあります。
 
  グイン・サーガもはまるに決まってますので、戻ってこれなく
 なりそうで、かなり怖いのです。
 と言う事でSさん。まだ貸さないでね(やっぱり貸して(笑))。
 
 
 ――――――――――――――――
 
  シェフのおすすめ
 
 「二代目の苦労」
 
  出ましたねえ。新型iPhone。
 今までのiPhoneやiPod Touchに比べ、処理速度が格段に上がっている
 そうで、これはまず評価できます。
 
  iPhoneは大成功した端末なので、第2世代(アメリカでは第3世代と
 言う事になる訳ですが)もあまりがらっと変える事はないだろうと、
 予想されていましたが、やはり先代を踏襲したものになりました。
 目新しいのは、声でコマンドできる事。
 ただこれは従来の携帯にもあった機種が存在しました。大分前の
 「気まぐれコンセプト」にこの手の音声コマンド携帯に、名前じゃない
 あだ名で電話帳を登録したヒライが、ザイゼン部長の番号をある身体的
 特徴(毛髪のやや不自由な方への蔑称)で登録して、その言葉を叫んで
 電話をかけたら、後ろに居たザイゼン部長の携帯が鳴る。というオチが
 あったような気がします(くれぐれもご注意を(笑))。
 まあ携帯先進国日本にとっては、そう目新しくはなく、ありふれた技術
 ながら、
 「その手があったか!」と思わせた、喋るiPod Shuffleのような、
 「またやられた!」感がなかった様な気がします。
 
  iPhoneが大ヒットするまで、タッチパネル携帯は、
 「爪の長いギャルには絶対受け入れられないだろう。」と各社導入に
 消極的でしたが、ここへ来て大盛況ですね。
 インプレッションによると、iPhoneとは別の意味で洗練された端末も
 出来て来ている様です。
 先駆者であるiPhoneは追われる立場です。
 幸いアドバンスとしては、アプリの豊富さが半端じゃない状況になって
 来ているので、iPhoneの牙城は揺るぎそうもありませんが、すでに、
 この先のiPhoneはどうあるべきか、クパチーノでは(行った事ない
 けど(笑))開発が始まっている事でしょう。
 
  江戸幕府でいうたら(なんでそんな例え(笑))、今度のiPhoneは
 二代将軍秀忠みたいなもんでしょうか?
 秀忠は(真田にやられて関ヶ原に遅刻したりして)、あまり評価は
 芳しくなく、大御所家康のリモコン将軍の扱いですが(「あずみ」
 でははっきり馬鹿扱い(笑))、実際には豊臣家を滅ぼす事で頭が
 一杯だった親父に変わって、250年もった幕藩体制の基礎を作った
 人です。次の家光が鎖国をやったり派手なので、なんか気の毒ですが
 この人がいなかったら、江戸幕府はあんなに保たなかったと思います。
 
  今度のiPhoneは一見地味な改良に見えますが、見てくれとか、性能
 アップだけではなく、もっと大きな戦力的役割を担って登場した機種
 なのではないか?と、期待してしまいます。例えば、
 ◆実は凄い製造コストダウンが図られており、シェア獲得の為に更なる
  低価格での提供を狙っている。
 ◆「一国複数キャリア」時代を見越して、au形式は難しそうですが、
  Docomo対応の準備がされている機種?
 なんて事を推測してしまいます。
 以上クパチーノに友人が居ませんので(笑)全くの推測ですが、
 私の2年契約拘束が終わる2010年暮れには、iPhoneはどんなになって
 いるか?楽しみです。
 
 欲しくてたまりませんが、
 それまでは、今の携帯+ 初代iPod Touchでがまんしよっと。
 
 
 ――――――――――――――――
 
 お願い
 
 メールの転送を指定している購読者さまへお願いです。
 転送先が無くなったり、未読がたまってあふれてたりしてませんか?
 メルマガを発行すると多くの転送エラーメールが弊社に届きます。
 お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
 ――――――――――――――――
 
  パソコンレスキューはじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
 ――――――――――――――――
 
 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
 (メールマガジンの配布中止をご希望の方も、お手数ですが同じURLから
  お手続き願います。)
 
 
 株式会社やまきつ
      テクノポートシトラス
 TEL 052-979-6610  FAX 052-979-6615