Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」372 2010.2/21
 
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  今週のシトラス
 
  前回程低調ではないにしろ、やはり冬季での優勝は、どの
 種目でもなかなか難しい様ですね。
 
  実は密かに国母くんに期待していたんですが、あともう一人の
 愛媛の子。どちらもプロのツアーでは優勝経験があるというし。
 ただ、ハーフパイプの世界では、一人だけ化物(ホワイト)がいて、
 彼が出場しない時には、国母くん他で優勝分け合う、って感じ
 みたいですね。
 国母君が果敢に挑戦して失敗した大技ダブルコーク(昨年夏
 ホワイトが初めて披露)を、易々と決められ、最早昔の
 「月面宙返り(懐かしいですね)」みたいな彼しか出来ない
 最新技まで織り込んで。
 それにしても、11歳からプロとして世界各国を転戦し、スノボの
 盛んな国では知名度も高い彼に、団体行動を強いると言うのは、
 どうなんでしょう?まして国会で話題になるなど、なんてレベルの
 低い大臣を任命していると、外国の物笑いの種にならないか心配
 です。
 
  伝統と格式のある相撲界のしきたりに従わないと横綱を辞め
 させるなら、歴史は浅いと言え、スノボの作って来た文化(昔の
 スキーヤーである私にとっては、我慢ならんダボダボファッション
 ですが、おそらく技系のスノボにとっては、風の抵抗がある方が
 決めやすいのでしょうね。)は尊重すべきと思います。
 まあ大人げないアホな行動だったとは思いますが、恐らく多くが、
 「今度の日本選手団男子の制服、詰め襟廃止してブレザーにした
  高校みたい。」と思ったでしょう。国母君もそう思ったから、
 典型的な男子高校生の着こなしをしたのだろうと思います。
 地元の人が、
 「よくやった。堂々とシャツ出して帰って来い。」と言っていた
 のが笑えました。女子選手の茶髪は良いんですかね。
 
  一方スピードスケートの世界では、トリノ優勝のデービス選手が
 やはり圧倒的な強さ。トリノの時は黒人初の冬季優勝者として、
 話題になりましたが、アフリカに冬は無いのは当然として、合衆国
 やカナダ、ヨーロッパの黒人達が冬季競技に出ないのは、全体的に
 冬季種目は金がかかると言う事があったと思います。
 また身体能力に優れた黒人少年が居たとして、彼がお金を稼ぐ
 方法は、冬季種目より陸上であり、アメフトであり、野球であり
 バスケットであり、サッカーな訳ですから、冬季種目に黒人選手が
 少ないのは当然でしょう。
 ただ、彼の活躍で、これからはスピードスケーターを目指す黒人
 アスリートが増え、10年後位には陸上並みの状況になる様な気が
 します。
 
 
  これは面白いサイト。アニメキャラは当然の様に強いですが、
 新垣結衣も当てられてしまいました。
 
 
  また大切な昭和の記憶が消えてしまいました。
 「てなもんや三度笠」のコミカルな藤田さんも、
 「必殺仕事人」の凄みのある藤田さんも大好きでした。
 私はあまり見ていませんでしたが、亡き母が、再放送の
 「はぐれ刑事純情派」を毎日見ていた事を思い出します。
 
 心よりご冥福をお祈りします。
 
 
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  ヤドカリの貝殻 2009.2/21
 
 「カレー考」
 
  えー、さっき(午後11時ごろ)
 「CoCo壱番屋」で限定商品の
 「グランドマザーカレー」を食べてきました。
 なんちゅう遅い時間に!と思われるでしょうが、止むに止まれぬ
 事情により、本当に夕食であったのです。
 
  前にもご紹介しましたが、ココイチの略称で親しまれるこの店は
 愛知県の小さな喫茶店の評判のカレーからスタートし、現在の巨大
 カレーチェーンに発展したのですが、当時のカレーを再現したのが
 「グランドマザーカレー」と言う訳です。
 割と好きな味なので、毎年これが登場すると一度は食べる事にして
 いるのですが、喫茶店に列をなしたという伝説のカレーにしては
 味の組み立ては平凡で、それほどスパイシーでもなく、どちらかと
 いうと私の作る、
 「ハウスインドカレー業務用+ためしてガッテン+自衛隊式」に
 結構似ていたりします。
 際立つ特徴は、玉葱以外の野菜が、結構煮くずれせずに形を留めて
 いることで、完全に溶け込んだカレーソースに色々トッピングと
 言う、現在のココイチのスタイルとは異なります。
 
  今のココイチはもうココイチとしか言い様のない味で、
 「吉牛は牛丼ではなく、吉牛である。」と言った人がかつて居り
 ましたが(誰だよ?俺だよ(笑))、ココイチも他のカレー屋の
 カレーとは一線を画します。
 困った事に
 「インド人の経営するインドカレー屋」を別にすれば、名古屋の
 カレー専門店は絶滅の危機に晒されています。
 オフィス街ではリーマンやOLの手軽なランチとして僅かに生息して
 いるらしいのですが、住宅街などで、脱サラおやじがやっていた
 様な店(例:八事表山の松の実、末盛通のデリー)は殆ど無くなり
 ました。店主の高齢化もあるでしょうが、ココイチの作り出した
 功罪とも言えるでしょう。
 
  ココイチのカレーは決して安さで勝負している※訳ではなく、
 客単価は700円以上と、ラーメン有名店並の値段です。それでも
 (特に東海地方では)寡占状態になったのは、やはり私でも
 「月に一度位は[今日はココイチ]という日がある・・・。」
 程の強烈な味の記憶が舌にあるから、と言えます。その点では
 「吉牛(最近味が変わりましたか?私の舌が変わったのか?)」
 「すがき家のラーメン」と並んで、私の三大ソウルフードかも
 しれないです。
 
 ※価格破壊と言う意味では、今はメニューに無いが、松屋の
  チキンカレー290円は衝撃的だった。この値段でみそ汁が付く
  (カレーにみそ汁出すのは、他にはサザエさんち位のもの。
   波平氏の好みのようだが、すき焼きの日もみそ汁が出る)
  のは脅威と言えた。味も実は学食や社食より遥かにましだった。
  松屋はこのメニューを廃止し、少し高いカレーをラインナップ。
  290円のはトマトカレーというけったいなものになったが、
  完成度とハイコストパフォーマンスを惜しむ声は多い。
 
  カレーを語るのは、なかなか危険な行為でもあります。
 それぞれが母の味をベースに、それまでの人生で何千食(?)と
 味わったカレーの記憶で物を語るからです。
 例えば私は、挽き肉系のキーマカレーには全く愛情を感じないの
 ですが、それが大好きな方も勿論おられます。
 ただ確実なのは、インド料理店のカリーは別物として捉える方が
 圧倒的であろうと言う事です。
 
  あれも美味しいですが(この間来日したシンさん(仮名)の
 本格的なのもいいですし、すっかり日本人好みになりつつある
 リトルワールドインド屋のも好き)、やはりカレーは白いご飯に
 かけるもの。
 ご飯にしたって、
 「コシヒカリ系のふっくらもっちりの炊きたてにカレーを」とか
 「さらっとしたきらら397を水少なめに炊き上げ」とか
 「カレーには冷やご飯しか認めない」という人もいます。
 
  本当に様々の味の記憶を思い起こさせるカレーですが、
 最大公約数をまとめると
 「人生最良のカレー」は
 「飯ごうで炊いたご飯にかけた、しゃびしゃびのキャンプの」
 カレーではないでしょうか?
 ・密かに心を寄せる女子を見ながら食べた。
 ・調子に乗って団扇でばたばた火を扇ぐので、火の粉が入り
  スモーキーフレーバー(笑)。
 ・紙皿なので熱くて落としたり、曲がってこぼしたりする。
 ・なんだか無性に美味くてお代り競争。最後は取り合い(笑)。
 
  ま、結局味覚は記憶に左右される事が大きいと言えます。
 未知の味覚に驚くのも、その逆作用ですね。
 「秘密の県民ショー」で、不思議な郷土料理に結構好反応なのも
 (まあ出演タレント誰もが、その県民の総スカンを喰いたくない
  だろうという大人の事情もあるでしょうけど)、なにか
  味の深層記憶に触れる所があるからだと思います。
 
  私の
 「家印業試合JDF型(略した(笑))」カレーも後何食子供に
 食べさせられるか判りませんが、彼らの味の記憶に残ってくれると
 いいなと思います。
 
 
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  シェフのおすすめ
 
 「おしぼり」
 
  Apertureってネイティブスピーカーは何と発音するのでしょう。
 「アパチャー」で良いのかな?
 かつてカラーテレビのブラウン管はRGBの3色をそれぞれ別の
 電子銃(凄いもん射って来るのね)で発射し、シャドウマスクと
 言う部分を通して天然色(懐かしい表現)映像を見せているのが
 一般的でしたが、ソニーは独自の一電子銃三光線方式を採用し、
 収差(?)修正の為に
 「アパチャグリル」というものを使って、トリニトロンを完成
 させた、という話がありますが(こういう子供の時見聞きした
 変な言葉って絶対忘れませんね。中学の技術の先生が唱えさせた
 「筋切り穴折付け=ちり取りの作り方(笑)」とか、まだ覚えて
 いますもん)、これも同じ語源臭いですね。
 
  Apertureはカメラレンズに付いている
 「絞り」の事らしいです。
 レンズを使ってフィルムに像を焼き込むのには、そのフィルムの
 感光能力に応じた光量が必要です。明るすぎると出来た写真は
 真っ白になり、暗すぎると真っ暗になります。
 幕末の写真師は、被写体の人物の首が揺れない様に添え木などで
 後ろから固定し、
 「はいそのまま暫し留まり下され。」と言って、
 レンズの蓋を開け、秒を数えて、また蓋をする。という手段で
 写真を撮っていたらしいのですが、感光面の進歩と共に、
 数分の1秒レンズを開ければ充分になります。
 
  最初はこのいわゆる
 「シャッタースピード」だけで良かったのですが、それだけでは
 追いつかなくなり、組み合わせたレンズの途中にレンズの直径を
 加減する
 「絞り」という組み合わせた羽を用意して、それを閉じたり
 開いたりする事によって、光量を調節します。高級なレンズ程
 羽の数が多く絞った途中の穴が円に近くなりますが、実際には
 穴が六角形でも充分に役に立ちます。
 
  現在のデジカメも同じですが、レンズを通る光量は、この
 絞りの開け方と
 シャッター開いていた時間
 によって決まります。
 つまり同じ絞り値なら、
 シャッタースピードが遅い程光量は大きくなり、
 同じシャッタースピードなら絞りが開く程光量は大きくなります。
 そんな組み合わせ沢山作らなくても、同じ光量じゃん。と
 思われると思いますが、絞りは絞る程前にも後ろにもぴしっと
 ピントが合う様になり、開くとある距離以外の部分はボケる様に
 なります。
 
  外国では一般に全てにピントが合った写真を好む傾向があると
 言いますが、特殊なのは我が国で、例えば、
 「目にピントが合い、顔の輪郭に従って奇麗にぼける」美人画を
 好む傾向があります。これは
 ・日本人は顔の凹凸が少ない人が多い。
 ・風景では水墨画の影響で遠景をぼかすのが好き。
 という背景があると思われますが、超微細な昆虫写真でさえ、
 「虫にはピントが合い、とまっている花は奇麗にぼかす」のが
 良い写真とされる傾向があります。ですから
 「絞り」と言われるとビビッと反応するのは日本の写真家で、
 絞りもシャッタースピードもピントも全部カメラが決めてくれる
 最近のカメラは、写真好きにとってはおおよそ
 「つまらない機械※」と言う事になります。結果がすぐ出る
 デジカメこそ、このマニュアル設定が最大に楽しめるのですが。
 
 ※ちなみに最近の風景絵画は、全てにピントがあったものが多い。
  山下清のような、現場で一切筆も鉛筆も持たず、帰ってから
  記憶力だけで作品を仕上げた天才を別にすれば、勝手に長時間
  イーゼルを立てる事が許されない現代では、簡単なスケッチ
  以外は、多くの作家が題材の写真を撮っている。上記の現象は
  フルオートのデジカメで撮った写真を基に絵を描く為と思われる。
 
  さて、日本の写真好きが大好きなこのレンズの部品を名前に
 冠したこのAppleのソフトもバージョン3となっています。
 私も少し触らせてもらったのですが、
 ・iPhotoを更に進化させた写真整理機能。
 ・各カメラメーカー純正ソフトや、SilkyPics等の汎用高機能ソフト
  の様なRAW現像機能。
 
 を合わせたアプリケーションです。
 特に写真整理機能については1の頃から定評があり、プロの報道や
 スポーツカメラマンが、デジカメで撮った画像をMBPに取り込み、
 Apertureでベストショットを即座に選別、インターネット経由で
 編集部に送る事により、従来フィルムを送ってしまえば後は
 写真の選別は編集者任せであったのを、主導権が本来の著作者で
 あるカメラマンサイドに戻るという功績を上げました。
 
  RAW現像※モードは、上位の汎用ソフト(それなりの値段が
 します)に比べれば機能に制限はありますが、カメラのオマケ
 ソフトに比べれば色々できます。微妙な設定を変える事も出来ます
 が、プリセットが中々初心者には面白く出来ています。処理速度
 も早い方だと思います。この辺はWindowsから移植されたソフト
 より、Core2Duoを使い切っているのでしょう。
 
 ※デジカメ本来の記録方式で、写真一枚辺りのデータ量はjpegに
  比べると大きいが、後でどんなにも加工が効く点で、かつての
  ネガやポジフィルムに相当するモード。jpegは昔で言えば
  印画紙に焼いた状態に相当し、後での加工は幅が狭い。
  jpegしか吐き出さない携帯カメラや、コンパクトデジカメは
  写真がいきなり出て来るポラロイドや、チェキみたいなものと
  考えて差し支えない。現在ではiPhotoでもRAWデータを読める
  ので、一眼デジカメなのにメモリを惜しんで貴重な旅の写真を
  jpegで撮るのは、将来的にはかなり残念な行為である。
 
  フォトレタッチ機能は特にありませんので、Photoshop等と
 連携する必要はあります。ただ商業写真を別にすれば、被写体を
 原型を留めない程加工するのは、余り正しい写真に対する姿勢
 とは言えないと思います。
 「芸術写真」と称してタレントの人が、Photoshopのプラグイン
 で加工した写真を発表する事がありますが、素人が忠実に再現
 出来る物を
 「芸術」とは呼ばないと思います。
 また、Photoshop加工のし過ぎで、最近のチラシや新聞掲載等の
 風俗系の女性の顔は、全部同じなのだそうです。
 「過ぎたるは及ばざるが如し。」と言う事ですね。
 
  iPhoto ’09で話題となった
 「人びと(顔認識機能)」については、更に強化されたとの事
 です。写真の中の顔を認識して似た顔を分類する機能ですが、
 昨年の大須大道芸人祭りの
 「シルブプレ」のお二人で試してみましたが、表情の変化で
 勝負するパントマイム芸だけに苦戦した様です。一般の方の
 顔なら、かなり上手に見分けると思います。
 
  価格も随分リーズナブルになりました。これなら一家に一台
 おすすめ出来ます。特にRAWモードのあるデジカメをお持ちの
 方には、超便利で手放せないソフトになることでしょう。
 
 ☆Aperture 3 ¥19,800
  写真管理や各種の画像調整を次のレベルに高めたいなら、
  200以上の新機能を備えたAperture 3は最適な選択です。
  iPhotoで管理している写真をシームレスに読み込め、
  膨大な数の写真ライブラリの管理も簡単です。
  パワフルな新ツールを使えば画像調整も楽々。
  印刷はもちろん、写真集、Webサイト、感動的な
  マルチメディア・スライドショウまで、
  プロ品質での作品を出力できます。
 
 
  
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 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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