Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
 ================================
 
  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」408 2010.11/23
 
 ================================ 
 
  今週のシトラス
 
  「勤労感謝の日」、これは
 「働いている人に感謝する日」なんでしょうかねえ、それとも
 「働ける事に感謝する日」??もともと戦前は、
 「新嘗祭」だったのですから、収穫を言祝ぐ日であるわけです。
 「Thanksgiving Day」と偶然同じ時期な訳ですが、11月下旬と
 いうのは、収穫の総まとめをし、厳しい冬への準備をする。
 両国とも、そんな意味合いでしょう。調べてみると、
 GHQの意向で、天皇制の影響を薄める為に、収穫感謝というより
 「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日として
 国民の休日に制定されたようです。
 
  アメリカで9月第1月曜日に祝う
 「勤労の日」(Labor Day)に近い概念な訳ですが、今の日本の
 勤労形態だと、この11月下旬の休日と言うのは、意味があります。
 江戸時代まで、日本では
 「師走」と言えば、忙しいと相場が決まっておりました。
 買い物は一年にこの年末にしか支払わない。つまりツケだった訳で、
 人びとはツケを払う為に、東奔西走(右往左往じゃなく(笑)※)。
 仕事も一年の総まとめで、職人さんもたまった注文を
 「こんだけ全部片付けなきゃ正月が来ねえ。」とばかり大わらわ。
 こんな師走風景は、この国の勤労者に今も心理的影響を与えています。
 
 ※小説家に挑戦して、いきなり文学賞をとった水嶋ヒロ氏の挨拶に
  「これもスタッフが右往左往してくれたおかげ。」という意味の
  一文があり、使い方が間違っている。本当に小説賞取れる国語力
  なのか?と話題になった。まあ勘違いというものは誰でもあるし
  内容や視点(感性と言う言葉は便利すぎて使いたくない)が
  良ければ、採用される事もあると言う。新人の作品には、国語の
  出来る一流大出の編集者が、かなり手直しもするそうである。
 
  現在でも、12月に入るとにわかに忙しくなる職場は多いですね。
 去年まで勤めていた職場は年末・年始休みは無かったので、特に
 12月が忙しい感じはなかったですが、得意先が休んでしまうので、
 調整が忙しかったです。
 今年は年末・年始休みがあるので、
 「そこまでダッシュ!」みたいな感じで、12月は忙しいです。
 今回偶然ですがこの日が休みだったので、前の晩からグッスリ寝て
 (ゴミ出し忘れて右往左往(笑))、犬小屋拡張のため粗大ゴミを
 だしたり、結構勤労しました。
 
  それで夕食は簡単なものを・・・と思って、先日再放送してた
 「県民ショー」で、結構気になったおかずを。
 3月に放送された時も大反響だった様ですが、鳥取県倉吉市周辺の
 給食メニューで、現役はもとより、若者達にインタビューしても、
 「月メニュー表にそれがあると、もうずっと心待ちにして。」とか
 「明日はあれかと思うと、眠れない位嬉しかった。」とか、もう
 もの凄い事になっています。おかわりを争う子供達。子供にせがまれ
 家のメニューに加えたところ、家族絶賛で定番メニューにとか、この
 「スタミナ納豆」は大人気。このメニューを考案した市職員の方が
 転任して行って広まったメニューですが、現在は倉吉市のHPにも
 登場する程の人気で、テレビによりさらに全国区になった様です。
 
  納豆を食べる食習慣のない西日本の子供達に、なんとか納豆を
 と考案された様に、匂いも殆ど気にならず、ヘルシーなメニュー。
 要はごま油でニンニクとショウガのすり卸しを炒め、鶏挽き肉の
 そぼろ(私は納豆のたれと献立いろいろつゆで調味)を作り、粗熱を
 取った後、等量のひきわり納豆と合わせるだけなのですが、隠し味に
 タバスコを使う。これだけで結構食が進む味になります。
 
  収穫感謝祭の豪華なご馳走ではないけれど、まあ悪くない一食で
 あったなあ(子供はあまり感心してくれなかったケド(涙))
 と、珍しく張込んだペットボトルの
 「ボージョレヌーボー」を飲みながら、まったりこの原稿を書く
 わたくしであります(今年は当たり年だそうだケド、ちょと渋い。
 いつもの葡萄ジュースの焼酎割りみたいな方が好きだゾ(涙))。
 
 
 ――――――――――――――――
 
  ヤドカリの貝殻  2010.11/23
 
  「天才ノ早世ヲ惜シム」
 
  今年の8月、アニメ監督の今敏さんが癌でなくなりました。まだ
 46歳という若さで、これからという時に…という死に、世界中の
 アニメファンから、追悼の声が寄せられました。
 うちの子供は今敏作品が好きで、結構ショックを受けておりましたが
 私は恥ずかしながら、彼の監督作品を一本も見ておらず、彼の死が
 アニメ界に与えた衝撃の大きさに、
 「これは見ておかねば。」と思っておりました。
 今回、まとめて氏の作品をDVDで見ることができ、なんと私は
 「前から彼の作品が大好き。」であった事がわかりました。
 
  今まで見た中で、私にとってのベスト1アニメは、大友克洋の
 「老人Z」です。原画を大好きな漫画家(最近は書いてないですが)
 江口寿史※が担当したことから見た作品ですが、そんなことより
 暴走した機械が、周辺の色々な機械(自動車とか家電品とか)を
 自らに同化させながら巨大化しながら驀進する。その圧倒的な
 描写力に感嘆させられました。
 その部分の担当が今敏だったのです。
 
 ※「すすめ!パイレーツ」でデビュー。「ストップひばりくん。」で
  メジャーとなった漫画家。休載が多く、連載作品も途中で終わる
  など、作品数も少ないが、現在はイラストやアニメの原画協力など
  で活躍している。デニーズのメニューイラストを依頼されたとき、
  その一枚の絵の報酬が、漫画一回分の原稿料に比べ余りに高額で
  愕然としたという逸話がある。女性ヒロインの「鼻の穴」を初めて
  描いた漫画家としても有名である。
 
  その後も今敏氏は、私の大好きな作品のいくつかに製作参加し、
 なんで彼の初監督作品を見なかったのか、不思議な程です。
 今敏監督作品としてクレジットされている作品は、
 1.PERFECT BLUE(1997年)。
 2.千年女優(2001年)。
 3.東京ゴッドファーザーズ(2003年)。
 4.パプリカ(2006年)
 の4作品しかありません。
 あとは総監督として作られた、テレビシリーズの
  ○妄想代理人(2004年)全13回と、
 NHKの「アニクリ15 Third Season」で放送された
  ○オハヨウ(2007年) という1分間の超短編のみ。その後体調を
 崩した今監督は、告知を受けた癌と戦いながら、新作の
 「夢みる機械」の製作準備を続けましたが、ついに帰らぬ人と
 なりました。今月になって意思を受け継ぎ、夢みる機械の製作続行が
 発表された事は大変喜ばしい事です。にわかファンの私ですが、この
 作品はぜひ劇場で見たいと思います。
 
  DVDレンタルで見かけたら、是非この監督の作品を見ていただけ
 れば幸いです。大友監督の言葉だと思いますが、
 「もし私がハリウッドの映画製作者なら、実写でやりますよ。お金が
  ないから、アニメでやるんです。」と言う言葉通り、驚く程の
 低予算で良質な作品を作り続けた今監督。世界的な名声を得、各国の
 大きな映画祭にもノミネートされ続けた監督ですが、あと一息で
 「巨匠」と言われ、制作費作りに苦労しない様になったのに。
 そうなったらどんな凄い作品を作り続けたろう。と思うと悔しくて
 たまりません。
 「耳をすませば」の近藤喜文監督※と並んで、本当に惜しまれる
 才能であります。
 
 ※スタジオジブリ次世代を背負う才能として期待され「耳をすませば」
  を初監督後、1998年1月21日に47歳の若さで死去。この後、早晩
  引退を考えていた宮崎駿監督は製作を続けざるを得ず、その後の
  「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の下のポニョ」は
  それ以前とは作風が変わった様に思える。
  「借りぐらしのアリエッティ」は興行的には成功したが、監督の
  米林宏昌が、本当の意味で近藤喜文に変わる次代ジブリの看板に
  なり得るかは、まだ流動的である。米林監督にはそういう意味での
  プレッシャーも、アリエッティ製作時には大きかったと思う。
 
  これからの季節なら、そうですね。いつもの夢と現実が交錯する
 めくるめく展開とは異なり、ホームレス達を主人公にした人情もの
 「東京ゴッドファーザーズ」がおすすめです。
 「アニメ顔がどうもねえ。」と言う方にも、安心して見ていただける
 暖かい作品ですよ。
 
 
 ――――――――――――――――
 
  シェフのオススメ
 
  「杞憂だとよろしいのですが」
 
  携帯の修理が終わり、戻って来ました。前回お話した内容に加え
 なんと電池も新品に。
 これでは機種変出来ないではないですか(笑)。
 もう5年前の機種ですので、店員さんにも、
 「この機種が特にお気に入りなんですか(機種変してよの意味?)?」
 と言われましたが、真の0円携帯がない昨今。お金がなかなかないし、
 この機種の時代の携帯の頑丈さ、というか全体的なタフさがなんか
 代え難い気がします。
 もっとも、前述のとおりiPhone大安売りが始まれば、それこそ
 「聖Jobs様のお告げ。」と乗り換えるかもしれませんが(笑)。
 
  この携帯もそうですが、昔のものはなかなか壊れなかった様な気が
 します。壊れない前提ですので、故障すると修理を必ず依頼し、また
 直しやすい構造にしていた訳です。
 パソコンもそうです。前に某国産メーカーの修理部門のお仕事を、
 お手伝いした事があるのですが、代理店の依頼を受け、きっちりと
 納期をたてて、古い機種でも責任持って修理して行く姿勢は、日本の
 クラフトマンシップを感じました。
 
  現在国産メーカーのパソコンは、部品生産は勿論、組み立てまで
 海外です。かつてはOSまで独自のものを作る程の勢いだった、日本の
 PCメーカーも、今では撤退か、韓国や中国の会社にOEMしてもらう
 有様のところもあります。
 またこれは世界的な傾向だと思いますが、工業製品に対し、
 「壊れたら修理せずに買い直す。」事を前提にモノ作りが行われる
 ような傾向を、最近感じずには居られません。
 「エコポイント、エコカー減税」で、よりエコな製品に買い替える
 のもいいですが、現在では、買い替えさせて引き取った旧製品を、
 各メーカーが如何に効率よく資源として再利用するか、だけが
 エコで、修理して使うのは、なんかいけない事。みたいな風潮です。
 
  でも、まだ使える。そして慣れているだけに使いやすい製品を、
 みすみす捨てるのは、本当に良い事でしょうか?パソコンでも、
 「Windows2001やXPのパソコンを、販売店に乗せられ7搭載機に
  買い替えたが、使い方が全然判らずに困っているお年寄り。」
 なんてのは、往年のNHKのクイズ番組の
 「ジェスチャー」のお題になりそうな程、溢れています。
 
  私もOS 9から、0S Xに移行したときかなり苦労し、9を懐かしむ
 気持ちになったこともありました。
 今ではOS Xの便利さにどっぷりつかり、9に戻る気はありませんが、
 自分を含めて、簡単に世の中の進歩に流されて、いいのか?とも
 最近よく思います(欲望に負けないゾ(笑)出来るかな(汗))。
 シトラスでも流石に古いMacの修理は、部品がなく出来なくなりつつ
 ありますが、Pantherが最適なG3機や、Tigerが最適なG4機なら、
 まだまだ立派に現役です。
 WindowsでもXP機なら、むしろオフィスでもソフトの移行が対応
 出来ず、現役で使っている会社も多いでしょう。
 
  「直して使う。」選択肢がなくなった社会は、本当に正しいので
 しょうか?大げさにいえば、人類にとって、地球にとって、
 消費社会は命取りのような気さえします。
 恐竜は勝手に栄え、勝手に滅びましたが、
 人間は、地球そのものを破滅に導く事になりそうで恐ろしいです。
 
  「直して使う。」やり方を、シトラスはお手伝いします。
 
 
 ――――――――――――――――
 
 お願い
 
 メールの転送を指定している購読者さまへお願いです。
 転送先が無くなったり、未読がたまってあふれてたりしてませんか?
 メルマガを発行すると多くの転送エラーメールが弊社に届きます。
 お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
 ――――――――――――――――
 
  パソコンレスキューはじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
 ――――――――――――――――
 
 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
 (メールマガジンの配布中止をご希望の方も、お手数ですが同じURLから
  お手続き願います。)
 
 
 株式会社やまきつ
      テクノポートシトラス
 TEL 052-979-6610  FAX 052-979-6615