Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」452 2011.10/22
 
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  今週のシトラス
 
 いやーおめでとうございます(ちょっと話題が古いが)。
今年は駄目じゃないかと思っておりましたが、10ゲーム差から
あっという間の追走劇。ヤクルトもさぞかし気味が悪かった
んじゃないかと思いますね(高速道路で、走るお婆さんに追い
抜かれる位の(笑))。
今年の中日は、落合監督が就任して以来、もっとも弱いのじゃ
ないかと思います。なにしろ打てない。
恐いものなしの球界の長老(喝!の片割れとは格が違う)、
杉下茂さんによると、飛ばないボールの影響も少しはあるが、
今年から交流戦以外にもパリーグの審判がセリーグの試合も
審判する様になり、ストライクゾーンの広いパリーグ式判定に
最後まで適応出来なかった、と言う事が大きな原因らしい。
たったボール半個位の差なのでしょうが、慣れないと打撃
フォーム自体がおかしくなるとか(例:和田の不調)。
 
 まあ、条件は他球団も一緒なので、言い訳は出来ませんが、
とにかく打てない分、投手が踏ん張った。
浅尾、可愛いだけじゃなかった(笑)。
このまま、CS→日本シリーズでも優勝して欲しいです。
前回の日本シリーズ優勝(CSで勝ち上がって優勝、を除く)は
私が生まれた1954年、つまり57年前で、魔球フォークボール
を多投する杉下茂投手が大活躍しました。ぜひ今年は優勝し、
「リーグ2連覇、日本シリーズを優勝に導いた大監督を解雇
した球団」として、球史に中日ドラゴンズの名を刻んで欲しい
と思います(マジ)。
 
 中日ファンは、
「長嶋監督を胴上げしたい。」と中日を去った落合選手を
忘れていませんので、フロントが最後まで任せきれなかった
心情は理解出来ます(愚かとはおもうが)。
落合博満とは、自分が一番働ける場に淡々と赴く男。
信子夫人の
「いままでご飯を食べさせてくれたんだから、感謝したい。」
という非常に大人な発言も、名古屋人は立派とは思うけれど
やはり自分の信条として取り込むのは、難しいかも。
落合監督が外国人監督であったなら、所詮違う人種として、
球団ももっと長期に任せたかも知れません。
彼のメンタリティの大人さは、名古屋人の、いや日本人の
「痛いところを突き過ぎる。」のでしょう。
かつて優勝しながら、巨人監督を解任された原辰則の最終試合
で、歩み寄って声をかけた落合監督を思い出します。
嫌な稼業ですね。
 
 優勝請負人として他球団に赴き、中日をこてんぱんにして
くれるのもよし(星野監督がそうでしたね)、解説者の落合も
一年位は見たい気がします。
しかし彼の信条を最も生かせるのは、やはり
「日本人初のメジャー監督」だと思います。
スター選手を取る事が補強と考えている米球界に
「オレ流」を見せてやって欲しいものです。
 
中日ドラゴンズ 落合博満監督
在籍8期
リーグ優勝4回
2位3回
3位1回
日本シリーズ優勝1回(あと1回追加予定)
  
 
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  ヤドカリの貝殻  2011.10/22
 
「ショメ」
 
 2011年7月、携帯電話の世界に、小さな改革がありました。
報道もあまり無かったのですが、携帯各社のSMS(ショート
メッセージサービス)の相互通信が可能になりました。
SMSは、1984年にフィンランドで提唱され、現在世界中で
携帯キャリアをまたいだ共通規格として利用されています。
2010年に発信されたSMSは世界で6兆通を越えたとか。
実はSMSは日本でだけは発達しませんでした。
日本の携帯メールでは、インターネットメールと互換性のある
携帯eメールが重視され、デコメや写メといった独特な文化を
生み出しています。日本の携帯が
「ガラパゴス※」と言われる所以です。
 
※ダーウィンは有名なビーグル号の航海の途中、ガラパゴス
 諸島に立ち寄り、島ごとにゾウガメや小鳥の形が異なる事に
 着目、有名な自然淘汰による環境適応と言う、
 「進化論」を提唱した。日本は島国という特異性や、
 長い歴史で作られたメンタリティの独自性から、世界の中
 では、独特な文化が生まれやすい土壌がある。なにしろ
 隣の大国で、頭頂部以外を剃り、頭頂の毛を伸ばして編む
 (弁髪=ラーメンマン(笑))のが公式な時代に、逆に
 周辺部を残して頭頂部を剃り、周辺の髪を油で固めて剃った
 頭頂に乗せる(ちょんまげ)ファッションを定着させた
 国民である。その流れは最近のオタク文化にも継承されて
 おり、他国民を魅了する日本文化の源にもなっている。
 輸出商品であったはずの携帯電話が、あまりにも独自の
 発達をし過ぎて、輸出不能に(多機能過ぎて他国では使い
 こなせない)なった事を揶揄して、
 「ガラケー(携帯のガラパゴス化)」と言われているが、
 シャープは開き直ってガラパゴスを自社携帯の商品名と
 している。
 
 日本では、
「同じキャリア間の廉価版メール」としてSMSは使われ、
ドコモのショートメール(mova)、SMS(FOMA)、auの
Cメール、SoftbankがSMS(一部スカイメール)、
WilcomがPメールという名で、SMS規格まんまのメールを
自社の携帯同士のみで、使って来ました。
このたび、苦節10年。ようやく各社の互換性が成立した
訳です。
思えば、通話でさえ各社間で出来なかった黎明期、最後に
PHSとの通話が可能になったのですが、この時にSMSを
統合しなかった事が、その後の日本文化に大きな影響を
与えたのです。
 
1.初対面の相手に携帯メルアドのみを教える匿名無責任文化。
→メルアドは着信拒否も簡単ですし、簡単に変更し、親しい
相手にだけその旨通知(知人の選別行為)する事が可能。
捨てメアド(yahooメール等)の連絡先にして、その後、
携帯メールごと破棄も出来ます。掲示版文化と同じ匿名の
文化が成立します。先日私の所に、
「メルアド替えました。」というメールが来ましたが、携帯を
落として、メルアドが誰だか判らず、
「どなたですか?」という返信をしたら、
「○○子です。□□くんでしょ?」と返信ありました。
そんな人知らないので、放置したら、
「ごめんなさい、人間違いでしたか。でも何かの縁。これから
メール交換していただけませんか?」だって、そんな奴おらん
でしょ?まあなんらかのご商売(詐欺)でしょうね。
早速着信拒否しましたが。
日本の携帯が最初からSMS中心だったら(海外ではeメールが
使えるのが”スマートフォン”という位置付けらしい)、相手に
携帯番号を教えねばならず、まあ携帯番号も機種変時に新規で
替える人も多いですが、MNP以来固定電話より大事な連絡先と
して替えない人も多いので、匿名性はより薄かったはず。
掲示版同様、匿名を良い事に無責任で、人を中傷する表現を
多用する、最近の若者文化は(まあ若者はいつの時代もそんな
ものですが)もう少しおとなしかったと思うと、互換性を
10年も先送りした携帯キャリアの責任は重いと言えましょう。
 
2.携帯文化のガラパゴス化
→黎明期からeメールを持っていた日本の携帯電話は、ある
意味、デラックスな規格と言えます。またあるドコモ社員の
発案と言われるiモードは(ネーミングでジョブス復帰以後と
言う事がわかる(笑))、今でこそスマートフォン普及の
阻害物(なんでスマホで出来ないんだ等。この手の簡易携帯用
WEBに未練のないApple製品だったからこそiPhoneは成功
した)みたいに思われましたが、ファストフードのクーポン等
我々の生活に欠かせないものになっており、パケット沢山
使うから、携帯の維持費は高くて当たり前、というイメージを
植え付けました。
デコメに代表されるメール文化も、
「通話料高い。喋るの苦手。メールで一杯自己主張」という
携帯弁慶を沢山生み出しました。
iPhoneの普及によって、切手みたいなサイズの写メ添付に、
あれこれ醜い飾りを付けたメールを贈るより、かっこいい
体裁のメールや本格的な写真をやりとりするほうが、
「スマート」だと言う事が、主流になりつつあります。
 
 SMS互換化によって、この国の(特に若者)文化が、どう
変わるかは判りませんが、もともと不自由なポケベル(後期は
文字発信も可能になったが、初期は数字に意味を持たすと言う
驚くべき高度な暗号通信だった)から始まった現代若者通信史
は、新しい局面を迎えた事は間違いありません。
「あの子、auだっけ?Cメール使えるかなあ。面倒だから
メールで送ろ。」という躊躇が無く、携帯番号さえ判れば
もうSMSで充分です。
twitterで鍛えた短文作成能力があれば、文字数の制限など
屁でもありません。SMSはパケットではなく、通話無料の
中で使えるので、日頃携帯の会話を余りしない人も、ガンガン
(1通3.15円のキャリアが多い。ドコモは今回の共通化で
値下げ)送れるのが強みです。
 
 私はauなので、さらに有利です。今までの携帯は、自社だけ
のSMSのために、1通信の字数制限までしか通信文の作成が
出来ない様になっています。ドコモ、Softbankは全角で
70文字までですが、auのCメールは何故か50文字までです。
つまり他社携帯からauに送る場合、うっかり70文字で送ると
追加料金?文字切れ?(どっちになるかは実験してません)に
なるのに対し、auからは常に50文字しか送らないので安全、
という、威張れる事じゃない利点があります(笑)。
 
 まずは女子高生あたりから、
「つぶやき」風にSMSを使う事が流行るのではないかと
思います。男子は
「僕メールはSMS中心でやってんで、悪いけどメルアドじゃ
なくて、携帯番号教えて?」という、確実ゲットが可能ですね
(笑)。
PHSが、ピッチ。
携帯メール添付写真が、写メ。
みたいに、愛称がつけば、普及に弾みがつきそうですね。
べたですが、
「ショメ」あたりかなあ?
「Sメ」でもいいか。
「すむす」も東北っぽくていい(笑)。
安いのは若い衆も歓迎でしょうからね。
 
 
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  シェフのオススメ
 
「信者必携」
 
「週間ポストか週間現代」で特集されたら旬は終り、という
感じがありますが、今週号のポストにJobsが記事になって
おりました。
「AppleというマイナーなPCメーカーのCEO」と思っていた
人々は、新聞や雑誌の記事でこの人を失った事が、いかに
現代IT産業にとって痛手かを知る事になった訳ですが、
はなからそんなこた百も承知な我々としては、この
大統領に追悼コメントを出させる偉人の事をもっと正確に
語り継ぐ為に、やはり手頃な文献を必要とします。
 
 例えは大げさですが、釈迦とかキリストが死んだ時、
弟子達が、
「生前、師はこう言動された。」というのを書き付けたのが
お経とか福音書(後世の作も多い)であるわけです。
Jobsについても、そのうちもの凄い研究書や伝記が出ると
思いますが、
「お前Appleユーザだったよな?」とコメントを求められた
時のネタに、きちっとした特集雑誌を用意したいものです。
こういう記事で、抑えておきたいのは、
「記事対象が好きでしょうがない人が作ったものを読む。」
事でしょう。
「ひいきの引き倒し。」という言葉もありますが、逆に
客観性を重視する振りをして、悪口になっている特集は
読んでもあまり気持ちがよくありません。
フィギュアスケート選手を呼んでインタビューする前方に、
その選手の転倒した写真を大きく置く様な行いですね※。
 
※浅田真央選手はこれをやられて、マスコミ不信となり、
 メンタル面がぐらついてワンシーズン棒に振ったらしい。
 不振の原因についてのマスコミ取材に、
 「絶対に言えません。」と答えた彼女が気の毒である。
 ちなみにこのスポーツ番組は、かねてから熱心にキムヨナを
 応援していたという。YouTubeで私も見たが、質問内容も
 かなり悪意を感じた。母国の放送局にこれをやられたら、
 十代の女の子がメンタルに不安定をきたすのは、無理もない
 気がする。真央ちゃんは天然で、多少な事には動じないと
 いうイメージは伝説に過ぎないと思う。
 
 そのあたりで、
「MacPower」の時代から、他誌よりも圧倒的にAppleへの
愛を感じたascii社MacPeople編集部謹製の
「MacPeople増刊 CEOスティーブ・ジョブズ」が最も
保存版として相応しく思えます。
税抜646円と言う価格も手頃です。ただし従来からの
MacPeople読者には重複購入です。これは
「MacPeople2011年11月号」の特別付録
「Steve Jobs History」に写真、ストーリーを追加したもの
だそうです。
 
 Jobsが亡くなり、その評価の高さが日本でも定着した今
(クパチーノのApple本社での追悼式に合わせて、全米の
Appleストアが追悼式中継を見るため、半日臨時休業したと
言う報道も、「それじゃしかたないね。出直すよ。」と帰って
行く客が中心で、当然といったスタンスの報道だった)、もう
「隠れジョビシタン」であることを隠さずにカミングアウト
された方も多いと思います(笑)。
とりあえず、これは必携だと思いますね(私も売り切れない
内に買っておきたい)。
 
 
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 転送先が無くなったり、未読がたまってあふれてたりしてませんか?
 メルマガを発行すると多くの転送エラーメールが弊社に届きます。
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  パソコンレスキューはじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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