Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」460 2011.12/31
 
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  今週のシトラス
 
 一年を振り返ると言っても、あれだけ大きな事があると
他の事は霞んでしまいますね。
ようやく全ての希望者が仮設住宅に入られた由。
笠地蔵さんが、幸せなお正月を運んで来ますように。
被災者の皆様の頑張りと、内外・公私にわたる支援で東北は
再び甦る事でしょう。
でも、故郷にあと何年待てば帰れるのか、痛切な思いを胸に
年を越す、福島の皆様をこの国はどうフォローし、ケア出来る
のでしょう。一企業の責任は重いですが、国がなんとかして
行かないと、本当に一つの地域が死んでしまいます。
天災は恐ろしいですが、人は古来それを乗り越えて来ました。
しかし人が造り出した災厄は、人の手でケリをつけるしか
ありません。タロットカードの
「塔(バベルの塔と言われる)」の札を思い出します。
来年こそ、力強い政策を期待したい所です。
 
 2011年を振り返って、これ以外に語る事と言えば、
ナビスコジャパン(お約束の言い間違い(笑))いや
なでしこジャパンの大活躍。メジャーな球技に限定すれば
ワールドカップで日本が優勝したのは初の快挙でした。
「こうすれば日本は勝てる。」と言う事を、全てのスポーツ
選手に体で示してくれた功績は、
「国民に勇気をくれた。」という抽象的な感想以上に、
大きいと思います。
 
 「ただの実業団アマチュア選手だったのに、いきなり
Jリーグ始まって、いったい何着アルマーニ買ったんだ。」と
勝俣が武田の事をテレビでくさしてましたが、女子サッカー
リーグの選手たちの生活も一変したのかも知れません。
試合の観客も増えているそうですが、どうかプームに終わらぬ
様、精進していただきたいと思います。
頼むから試合前にアイドルが歌う様な興行にはしないでね。
 
 その他はあまり印象に残らない一年でした。やはり災害対策
や、エネルギーの事を痛感した年として、長く記憶されるので
しょう。
 
来年は良い年であります様に(落合元監督特番を見ながら)。
 
 
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  ヤドカリの貝殻  2011.12/31
 
「お約束の振り返り(笑)」
 
 上で厳かに締めくくりましたので、ここでは年間アニメ
ベストテンを(個人的に)振り返ります。
 
1位…うさぎドロップ
 いきなり家族が増える(しかも美少女)は、漫画やアニメ、
 ゲームではおなじみの設定(次の冬期にもある)だが、
 これだけ小さな子を育てるのは異例。主人公の30男は、
 ひたすら親目線で育児に奮闘する。お約束の、娘の友達の
 お母さん(しかも美女)も出て来るが、ときめきながらも
 なびかない。2人の心の交流に終始した美しい物語。
 主人公も子育てを通じて成長して行くのだが、これを
 「子に癒される」に集約した実写版脚本家・監督はそれだけ
 で、すでに作品を失敗させている。
 
2位…Stains,Gate
 ゲームの世界ではビッグタイトルの作品をアニメ化。畢竟
 原作ファンからはいろいろ突っ込みが入りそうなところだが
 概ね好評。ゲームからのファン、シトラスのT氏曰く、
 「ゲームで説明し切れていない所を、きちっと補完している
 よいアニメ化。」とのこと。
 アニメから入った私としては、時間ネタでこれだけ緻密で
 面白い作品は初めて。そして私は今日もドクターペッパーを
 飲む(笑)。
 
3位…魔法少女まどか☆マギカ
 2011年度、土下座的ごめんなさい賞。今このコラムを
 書くため、自分のiPod touch用に取り込んだiTunesの
 追加日を確認したのだが、1話が1月、2話以降が4月。
 つまり1話だけ見て、放棄した訳である。なんだかアニメ絵
 っぽい登場人物。いかにもの服装。極めつけは可愛いだけの
 へんなサブキャラ動物。
 ところが、世間の評判が余りにも高いので、HDの肥やしと
 なっていた録画を見直したのが放映後。恐れ入りました。
 全てがサリーちゃん、アッコちゃんから始まってセーラー
 ムーンで大成する魔法少女ものの、強烈なアンチテーゼ。
 なぜあんな格好で魔法を使うお仕事をしなければならない
 かの解。そして無邪気なぬいぐるみ的キャラ、きゅーべーの
 恐ろしい正体。単なる子供アニメと思っていたが、どこの
 世界の子供アニメに、重要な美女サブキャラが数話にして
 死ぬ(しかも残虐な方法で)ものがあろうか?
 完全にやられました。
 
4位…gdgd妖精's(ぐだぐだフェアリーズ)
 今期最高のアニメ。名のとおりgdgdと話が進む。
 「ウゴウゴルーガ」を思い出させるCGアニメで、3人の
 声優のキャラを生かして、日常を題材にしながら、つい
 ニヤリとさせられる会話。思いつきの企画
 (例:バンジージャンプパン食い競走。おじさん跳び)。
 そしてこの番組の目玉である、ぶっつけ本番のアフレコ。
 アニメ界事情にあまり精通してない私だが(この3人の声優
 も存知あげない)、内輪ウケと思われる部分も含めて、大変
 面白い。制作者曰く
 「脅威の低予算」だそうだが、2期が待たれる作品である。
 
5位…タイガー&バニー
 ヒーローがTVで商業化される街。ヒーローたちの活躍と
 その背景に潜む陰謀。バットマン(初代)にちょっと近いが
 もっと徹底的にマスコミに利用されるヒーローたち。
 超能力を持って生まれて来たが為に、無理解や差別と戦い、
 結局際物のヒーロー業をやるか、凶悪犯になるしか無い彼ら
 ヒーローは、F1マシンか野球選手のヘルメットの様に、
 コスチュームに企業名(実在のもの)をつけて戦う。
 友情と正義をテーマにした、直球なドラマながら、その辺の
 味付けが巧妙で上手い。
 続編も出来るだろうが、企業からの広告オファーが殺到して
 いるとのこと。
 
6位…ベン・トー
 スーパーの半額弁当を争うと言う、実にアホな設定で書かれ
 「なんというアホ小説」と思いながら、今や最も続編出版を
 心待ちにしている(図書館で借りるけど(笑))ラノベの
 待望のアニメ化。小説では脳内補完するしかない弁当争奪の
 乱闘シーンを描いてくれたのは有難い。アニメでは主人公と
 ヒロイン槍水仙(やりずい・せん なんて名前だ(笑))の
 ラブストーリーに力が入り過ぎ、他の魅力あるサブキャラが
 多少描き切れていないきらいがあるが、白粉花(おしろい・
 はな なんて名前だ(笑))の腐女子ぶりは流石に放送が
 出来ないレベルなので、しょうがないかも。
 原作ファン向けのアニメだった。
 
7位…ちはやふる
 久々に出たスポ根アニメ。従来と違うのは主人公が星飛雄馬
 じゃなくて、絶世の美少女(本人の自覚が無いので、無駄
 美人と言われる(笑))で、ぐいぐい引っ張る。そういう
 意味では、各国の現役世界女子バレーもスター選手が子供
 時代に夢中になって見た(そのころはどの国もバレーは
 マイナースポーツ)と言う
 「アタックNo.1」に近いか。あと前にも考察したが、
 サブキャラに、
 ニヒルな奴(本来明るいが、主人公が一途に想う、敵の
  ボスキャラに、恋で勝てない想いで屈折)。
 紅一点(部員に女子は2人だが、主人公は性別を超越して
  いるので、この子だけが、平安オタクの女子キャラ)。
 メガネ君(勉強で主人公に勝てず、かるたでは一番遅れを
  とっていじけると言うお約束キャラ。ただし今後は参謀役
  としての活躍が期待される)。
 デブ(小学校時代にボスキャラに敗れ去ったが、主人公に
  であって復活。実力は部内No.2。じつはいい奴)。
 という戦隊もののセオリーを忠実に踏襲しているのが、
 興味深い。まだまだ続くと思われるが、かるたがスポーツで
 ある事を思い知らされた作品。
 
8位…ゆるゆり
 「らき☆すた」「みなみけ」的なまったり会話が続く萌え
 アニメ。だが本来萌えと最も遠い、ボケキャラの歳納京子
 (なんという名前(笑))が最も人気で、萌えるファンが
 多い。彼女は自由奔放、超自分勝手だが、成績は一位という
 天才型面白キャラ。本来の主役赤座あかりは、原作時点で
 「影が薄い」事を特徴とするという自虐的キャラになって
 しまっている。名前の通り、ゆるい百合※な話で、例えば
 歳納京子のライバル、生徒会副会長の杉浦綾乃は京子に
 強く片思いしている(京子が気づかないのでギャグとして
 成立)。当然男子への恋は出て来ないので、けいおん!
 同様男のファンは安心である。そのへんはともかく、作品と
 して面白かった。
 
※男性同士の同性愛者を薔薇族(雑誌タイトルから)と言う
 のに対し、女性の同性愛者を百合族という。記憶に間違いが
 無ければ、初出は日活ロマンポルノだったと思う。
 
9位…Fate zero
 ゲームソフトの
 「Fate/stay night」からのアニメ化。このゲーム作品、
 及び、その一部分を元にした前作アニメで描かれた聖杯戦争
 の一つ前、第四次聖杯戦争が舞台である。参加する魔術師
 達は、ロールプレイングゲームの様に属性を持つ、使い魔?
 サーヴァントを過去の英霊から呼び出して、聖杯を巡って
 戦う。アニメ前作の主人公のサーヴァント、セイバーは
 古代英国の騎士王アーサーの英霊で、実は女性だったと言う
 設定。今回もセイバーは同じだが、他のサーヴァントは
 殆ど入れ替わっている。セイバー(前作で余りの凛々しさと
 その性格の可愛さに萌え、多くのファンが出現。中には自分
 のバイクの名前にすると言う大馬鹿者も…俺だよ(笑))は
 今回は今のところ目立たず、ライダーとして召還された
 征服王イスカンダル(ヤマトだね。これはインド人が征服神
 として命名し、神話に取り入れた。祖国のギリシャ語表記は
 アレクサンドロス大王)の漢っぷりが、大人気。
 今後どんどん陰惨な戦いが続く訳だが、今の所凄くよく
 出来ている。海外のファンからも、
 「前作も作り直せ。」とリクエストが来る程。
 
10位…ラストエグザイルー銀翼のファム
 これも前作があり、そういう意味では、9位と共に
 Working!!2期
 夏目友人帳 参
 君に届け2期
 侵略!イカ娘2期(面白かった順)
 といった、今年大変楽しんだ作品に近いが、後者は完全な
 続編であるのに対し、9位とこの作品は時代も登場人物も
 世界観も異なる。
 「うさぎドロップ」の二期が、原作の後半部分で作られたら
 どっちのグループに入るんだろう(ネタバレだけど、リンの
 高校生編ね)。
 この作品開始を知って、前作を急いで借りて見たが、もう
 5年以上前なのに、少しも古びない素晴らしさ。
 今作も魅力的だが、少し国家間の抗争にウエイトが重く
 レースの楽しさがまだ出てないのが残念。これからか。
 9話のあと総集編が放映され、その不自然さに、
 「打ちきりか?」と思ったが、2クール続く模様。
 話自体は面白いので、是非続編も含め、ちゃんと完結させて
 欲しい。
 近未来?宮崎アニメばりの飛行機械にのって、巨大空中戦艦
 を狩る女の子の話。レトロな機械の描写が、こういう物が
 好きなファンには堪らない。
 
番外(別格)…けいおん!映画版
 元旦に3回目予約しました。3枚の映画鑑賞半券で、映画の
 フィルムピースが貰えます。2回目のとき、よっぽど2席
 予約してすまそうかと思ったのですが、なんか勿体なくて。
 いいフィルムはオークションで高く売れるので、おみくじで
 あり、宝くじ要素もありますが、転売するかどうかは未定
 です。正統な使い方は、良いのがあたったらDPE店で、
 ダイレクトプリントし、フィルムとともにアクリル板の
 フレームに収納する。という所でしょう。
 ムギ、当たれ!(詳細は次号(笑))。
 
 以上今年のランキングでした。歳取ってからの病は重いと
言いますが、私のオタク趣味も年々重症になり、ついにあれ程
軽蔑していた声優ファン(平野、釘宮位しか知らなかったのに
琴吹紬役の寿美菜子さんが気に入ってしまいました)にも
なりそうな勢い。今年はラノベ執筆にも挑戦しました。まだ
発表前ですが、一次通過しなくても、選者と意見が合わないと
決め付けて、他社の賞に応募しようかと思っています。
オタクの重症化というより、黒歴史の進行ですね(笑)。
 
 
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  シェフのオススメ(番外編)
 
 ちょっと堅苦しい事を書きます。
前日職場の休憩室にあった経済誌の特集で、
「日本離れ」とありました。
戦後の世界の、日本製品への評価は殆ど信仰に近いものが
ありました。有名なソニー トリニトロンテレビの
「こんな広い田舎に住んでると、故障しても修理が大変。
ソニーのテレビなら壊れないから安心だよ。あんた日本人?
お土産に買って帰りなよ。」というアメリカ人のおっさんの
台詞を被せたCMの様に、その企業だから、或は日本製だから
買う。という人が世界中にいました。
徳大寺有恒によると、ジャガー本社に、発売されたばかりの
初代セルシオが一台分バラバラにされて置かれていたとの事。
どうして?と聞いたら、
「俺たちはこういう車を作りたいんだ。」と。
ジャガーにそういわせる完成度があったと言う訳です。
その後、世界のメーカーは日本を研究。またお人好しにも
ノウハウを技術供与しちゃったりして※どんどん日本製品は
そのアドバンスを失いつつあります。
ちょうど東洋の魔女が東京オリンピックで、男子がミュンヘン
で金メダルをとった後、各国が日本人監督も積極的に導入、
日本製バレーアニメで育った選手を見事に育成して、日本の
お家芸が低迷した様に。
 
※JR東日本の技術供与で始まった中国の新幹線だが、大事故を
 起こしながらも、独自に発展している様である。最近時速
 500km/hを越える新車両が発表された。日本では旅客機の
 離陸速度を軽々越える高速の走行は、技術的には可能でも
 安全上・環境面(騒音)上のリスクが大きいとして、次世代
 高速旅客鉄道は、早々とリニアに移ったが、各国がスペック
 だけで導入するとすれば、500km/hは魅力だろう。
 
 しかし先日のザッケローニ監督のインタビューの様に、
「日本選手の技術・身体能力は申し分なく、組織的に課題に
スムースに取り組み、解決する力が日本社会にある。」と言う
日本の持つ美点があるから、ジャパンのサッカーはここまで
強くなったと言えます。
つまり、日本のメンタリティは何も変わっていないのです。
前回サンヨーの撤退の話を書きましたが(炊飯器絶好調)、
日本の各業種の企業数は、全盛期の様な数は無理なのかも
知れません。
かつて日本の躍進で大打撃を受けた外国メーカー。でも
ベンツは潰れたでしょうか?
ルイビトンの鞄は日本製になったでしょうか?
ロレックスは(クオーツ部品は日本製かも?ですが)?
 
 この経済誌にもありましたが、
「忠誠心」が急速に日本製品から離れていると。
この言葉は、ジョブス復帰前のDr.アメリオCEOの基調講演で
初めて聞きました。勿論同時通訳が、忠誠心と訳したのは
間違いではありません。源語は
「Loyalty」で、日本では先に(元々領主の)既得権益を表す
「Royalty」(LとRが日本語では同じなので、主食が虱!?
とか、フレッシュガールが、肉体派少女に(笑))が
「ロイヤリティ」と外来語化されていたので、こっちは
「ロイヤルティ」とか
「ブランド ロイヤルティ」とか言われます。
この言葉を、基調講演で聴いた時、私は
「はぁ?何言っとりゃあすのこのおっさん。わしら今使っとる
Macが好きなだけで、Appleに忠誠を誓った覚えはないぜ。」
と反発した事を覚えています。
 
 思うに、日本と西洋では、
「忠誠」の概念に大きな違いがあると思います。日本では
「二君に仕えず。」の儒教精神が浸透し、比較的ドライな
鎌倉武士でさえ、
「御恩奉公(恩恵を受けている限り命がけで仕える)」の
精神が当たり前。どのような暗君でも、戦場で敵に襲われれば
当然の様に身代わりになって死に、主君を逃がします。
西洋でもそのような犠牲的な行動は
「騎士道精神の華」と讃えられますが、それは珍しいから。
基本は利益のみで結びついた一時的従属の約束に過ぎません。
英国王がフランスの貴族だったりするフューダリズムは、
日本の封建制度とは根本的に違うのです。
ジョブスはこの事を熟知していましたから、
「そんな移ろいやすいものに頼らず、常に魅力的な製品を。」
と訴えていました。
 
 日本にこの言葉が(マーケティング用語として)伝わった時
なまじ正しく忠誠と訳されたため、思い上がっていた日本の
企業トップが大きく勘違いした事は否めないと思います。
「ブランドだけで、生産拠点や部品の大半をコストの安い
アジアに移しても、忠誠心があるから買ってくれる。」
「評判の良かった初代の名前のままで、似ても似つかない車を
出しても買ってくれる(セルシオの話じゃないですよ)。」
世界中の人が、忠誠心を持ってくれていたのは、日本的な
忠誠心じゃなくて、その製品が良かったからです。
新型車に目もくれず、シベリア・極東のロシア人が中古日本車
に固執するのは、壊れないからです。或は寿命の尽きた部品が
あっても、すぐ手に入るからです。
シベリアの冬に自動車が止まったら死ぬからです。
 
 日本は長らく、通産省主導の経済を貫いて成長しました。
弊害もあり、規制緩和が進みましたが、もう一度強力な指導の
元、業界再編と日本製品巻き返しの方策を練らなければ、もう
手遅れになる次期が来ています(もう遅いのかも)。
Appleは、生産拠点を海外に置きながら、斬新なアイデアと
戦略、そして徹底的に協力企業に新製品開発の秘密を守らせる
ことで、生き残っています。しかしこれは希有な例。
日本にその力があるとは思えないので、やはり生産拠点を
日本に戻す事が重要でしょう。
アジア各国もようやく人件費が高騰してきました。
ほぼ100%の生産を国内に置く工場に税制優遇をする等、
雇用の拡大政策をすれば、多少賃金が低くても雇われたい人は
今の日本には多いでしょう。
 
 ソニーだパナソニックだ、トヨタだホンダだとブランドで
勝負している時代はもう終わりました。
「日本製のLoyalty(この場合は属意識とでも訳したい)」
を極限まで利用する戦略は、まだ有効だと思います。例えば
純国産技術、国内生産の優れた製品に国が
「Spirit of the Japan」と言う様な、何らかのお墨付きを
与えるとか…。
日本のユーザーももう一度しっかり製品を見極めるべきです。
かつての日本製品の高品質は、世界一厳しい消費者の意見に
支えられていました。またこうして欲しいという消費者の意見
を取り入れて、改善を繰り返したからです。
前に液晶テレビを買おうと(結局買わずにトリニトロンの
ソニー製をまだ使っています)販売店を廻ったとき、まだ私は
価格が安くて、絵造りもクッキリ、はっきりのサムソン製と
しっとりと階調を表現する、シャープ亀山モデルの違いが
わかりました。
そういう目で、消費者は製品を選び、メーカーは製品を作り
続けた結果が、世界中の日本製品神話だったのです。
 
 私の言っている事は、国粋主義でも、かつての貿易摩擦の
頃のお気楽な(生産は外国任せのくせに)
「Buy American」でもありません。
この国のなりたち。憲法前文で言う、
「国際社会で尊敬を受ける国になろう」と決心した、あの
1945年から、ずっとこの国が誠実に守り続けて来た事を、
もう一度ちゃんとやろう。
安いからと言って、外国に生産を任せたら、品質はがた落ち。
挙げ句の果てにノウハウ全部吸収されて、製造費は同じでも
コスト(例えばトップの給料だよ(笑))の安い外国製品に、
凌駕されていく。忠誠心なんて寝言言ってるうちに。
 
 ここ何年も毎年元旦になると、
「今年はもの作り再始動元年」とか言ってますが、本当に
やる気があるのかと…。
 
今年こそ真のもの作り元年を。
20年後(生きてないかもですが)、涙を流して、
「21世紀版、プロジェクトX」を見たいものです。
 
 
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 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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