Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」482 2012.6/23
 
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  今週のシトラス
 
 「すんまそん」
 
 自分で日付を見て目を疑ったのですが、
今6月25日夜です。もう遅れまくりで、誠に
申し訳ございません。
 
 原因は、本業多忙と、その合間にようやく
取れた休みに、原稿書きが出来なかった事。
今月末、めちゃくちゃ忙しいなと思っていたら、
来月始めにも連勤となり、数えてみたら、
6/16~7/5までの20日間に、休みが3日という
ハードなシフトでした。
うちの会社は別に労基法無視のブラック企業では
ないのですが、1ヶ月で考えて何日の休みという
ことになるので、たまたま6月前半が比較的休み
多く入り、7月は中旬が休み多く入るとなると、
結局こうなる訳です。
さすがに上司に泣きを入れて、多少は改善され
ましたが、月末までは超ハードです。
 
 というわけで、先日の貴重な休みにはぐったり
しており、夕方にようやく買い物に行った程度。
そのうえ、ここ数日自分のHPのお引っ越しを
しなくてはならず(詳細は下記に)、試行錯誤の
うえ、ようやく完了したのが一昨日の事。
仕事から帰って少しづつ荷造りしたり、運送屋を
よんだり(比喩)して、ようやく完成。現実の
引っ越しなら
「えいっ!」と越しちゃえば終りですが、
ネット上の引っ越しは、ちょっと間違えると
「引っ越し出来ません。」と言われてしまい、
どこが悪いか確認して、またやり直す。
こう言うのを巷では、
「デバッグ」と言うんですかね。カコイイ。
 
 その上、昨夜こそやらなきゃと思ったのですが
どうにも力が入らず。
原因は心が大変サッド(@ルー大柴)だから。
大好きな今期アニメが最終回を迎えるのが、
なんとも悲しく(すんまそん、爺の生き甲斐)。
今までもこんな思いは毎回あったのですが、
今期は最近になく不作かと思っていたら、なんの
ようこ、いや失礼なんの。結構良作が多く、
お名残惜しい感じです。
良作認定5作は私史上初のことです。
 
「謎の彼女X」…これは、恋愛アニメの傑作だと
 思います。オープニング、エンディング曲を
 音声化して何度もiPodで聞いているのは、
 「君に届け(一期)」以来のこと。
 
「坂道のアポロン」…ジャズを題材にした珍しい
 作品。演奏シーンの音源に新進気鋭のジャズ
 ミュージシャンを起用しており、迫真の出来。
 ストーリーも美しい。ヒロインの九州弁が
 チャーミング。
 
「モーレツパイレーツ」…原作ラノベ名が、
 「ミニスカ宇宙海賊」この2つの題名で、誰が
 このハードSF系展開を想像出来たろうか?
 主人公の海賊船弁天丸船長、加藤茉莉香の
 美貌と男前な性格に脱帽(萌えなし(笑))。
 主題歌を聞いて、アイドルグループ
 「ももいろクローバー」にたいする偏見が
 消えた(南海キャンディーズボクシングしない
 方が、あまりにキモく推すので食わず嫌い)
 作品でもあった。
 
「Fate zero」…実際戦う英霊には、最高の感情
 移入。操るマスター達には全く興味がない
 (なんか4音節名前の男が多く、最後まで
 区別出来ず(笑))という作品だが、作画と
 CGの巧みな合成で出来は素晴らしかった。
 ただし、セイバーさんは前作の方が可愛い。
 
「黄昏乙女×アムネジア」…幽霊に惚れられて
 しまう、現代版牡丹灯籠。美人で巨乳な可愛い
 幽霊の夕子さんに(といっても曾祖母の世代)
 つきまとわれる諸星あたるポジションの主人公
 だが、そういう甘い面だけでなく、夕子さんの
 死の真相とその怨念が後半になってどんどん
 恐くなって行くのが鳥肌立った。
 
 皆様もDVDレンタル等始まりましたら、是非
ご覧下さい。なんだかこう言う良質の娯楽を
毎週提供出来るうちは、日本も大丈夫かな?
と思うのです。
 
 
 
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  ヤドカリの貝殻  2012.6/23
 
「ゲドの敵きをコクリコで討ったか?」
 
 本田宗一郎が子供達を本田技研に入社させ
なかった事は有名ですが、反対にトヨタは、
生え抜きの社員出身社長が続いても、それは
「番頭が若の成長までつなぐ」ために過ぎず、
豊田家の支配が続いています。
世襲は旧弊の象徴の様に言われますが、隣国の
例を見ても、
「そこまで意固地に世襲せんでも。」と思う反面
「世襲にしないと権力闘争が陰惨な事になるの
だろうな?」と思います。
ローマ帝国皇帝擁立時に毎回起こった抗争や、
旧ソ連の反対勢力皆殺しに近い権力闘争を見ると
世襲とは、
「世代交代の瞬間に、先代を支えて来た組織が
そのまま機能するので安全。」という利点が
ある事がわかります※。
 
※世襲の場合でもいわゆるお家騒動はある。
 オスマントルコ帝国では、新皇帝即位の直後
 兄弟達は全員殺されたという。
 隣国の世襲時もネットでも妙な人気のある
 国際派の長兄(TDLで目撃されたりした)の
 消息が話題となり、
 「まさお、逃げて!」という書き込みが、
 多かった。
 
 もはや大企業、大帝国に準えて遜色無い
「スタジオジブリ」の総帥、ご存知宮崎駿氏も
老齢になられ、今後のジブリを誰がしょって
行くのか?は関心が集まる所です。誰もが
大本命、この人なら後継者として安泰と思った
「耳をすませば」の近藤喜文監督が1998年に
急死。その後のジブリを御大が譲る相手が中々
見つからない、というのが、正直なところだと
思います。
「借り暮しのアリエッティ」は作画の分野から
若い米林宏昌監督を起用。見事期待に応えたと
思いますが、緻密な画像の作りは見事なものの
作品全体としては、無難過ぎる、との批評も
ありました。
 
 宮崎吾朗監督は、宮崎駿氏の子息。信州大学
農学部森林工学科を卒業後、森林保全関連の環境
デザイナーとして仕事をしていましたが、鈴木
敏夫プロデューサーに誘われ、ジブリの森美術館
設立に携わり、三鷹市立アニメーション美術館の
初代館長に就任しました。この一連の経緯で、
鈴木プロデューサーに創造能力、運営能力を
高く評価されたそうです。
 
 彼が鈴木プロデューサーの勧めで、
「ゲド戦記」を監督したい、と言い出した時、
父、宮崎駿は激怒し、
「絵も描けない、アニメの仕事もした事のない
お前に監督が出来るはずがない。」と反対した
そうですが、宮崎吾朗監督自身が書いたゲド戦記
のポスターにもなった竜の絵を見て、父は黙って
しまったと言います。
しかし絵がうまいだけで監督が出来るはずもなく
完成した作品は、作品として散漫であっただけで
なく、原作の世界観を果たして理解していたか
どうか(原作者が抗議する、という一幕も)、
そういった一番大切な部分が欠落した作品だった
と思います。
ジブリ作品の中でも、なんとなく黒歴史というか
「なかった事にしたい。」感じの失敗作と多くが
認識しています。
 
 その宮崎吾朗監督が第二作を制作するという
ので、ファンの間では、
「まだ懲りないのか。」的な反応が多かったのは
事実です。そういったアウェーの風の中、観客が
ジブリに飢えていたとは言え、2011年の興行
収入邦画第一位は立派だと思います。
実は私、ゲド(観に行った)の時のトラウマが
大きく、この映画は観に行きませんでした。
今回、何気なくGEOに(近所の店はコミックの
レンタルをやっているので)入ったら、丁度
レンタル開始日で、まだ1本だけあったので
借りてみました。
 
 全8話、単行本2巻の漫画作品。映画化には
丁度いい尺ですが、吾朗監督はあえて、原作に
ない、学校内の学生施設、通称
「カルチェラタン(パリの学生街)」の取り壊し
を巡る、生徒達の運動を主眼に描いています。
時は1960年代。私は小学生でしたが、60年安保
以来の、学生運動が起ころうとする頃の話です。
丁度今期のアニメ、
「坂道のアポロン」とも時代が重なりますが、
舞台は横浜。より都会な話が展開されます。
 
 私は亡母が病気がち(私を産んだ為)で、
幼稚園に上がるまでは、長期間横浜の祖父の家に
預けられており、僅かに残る記憶に近い横浜の
様子が描かれていて、懐かしかったです。
今でこそ人口日本第二位の大都市ですが、それは
周辺都市を合併して巨大化したから。古くからの
横浜は、港町でした。特に祖父の家のある磯子区
は海が近く、一番古い記憶では、歩いて海水浴に
行った事をおぼろげに。はっきり記憶している
のは、祖父が歩いて堤防に礒釣りに行った事。
さらに中学になってから訪れて見ると、もう近く
には海はなく、小高い山に登ると、遠くに海岸線
と、巨大なタンカー製造中のドックが見えて、
ビックリした思い出があります。
東京オリンピック以来(期間中に祖父が亡くなり
小学校でも一番早く新幹線に乗った)、本当に
街はどんどん変わりました。
 
 この映画の魅力をノスタルジーと言えば、
じゃあ年寄りしか観ない映画か?と言われそう
ですが、戦後日本のある時代を綺麗に切り取った
佳作と言っていいと思います。
ストーリーが、ちょっと綺麗事すぎる(今期の
アニメ"氷菓"にあった当時の学園紛争のきな臭さ
と比べると、ちょっとうまく行き過ぎ)とか、
展開が予測出来過ぎて意外性に欠けるとか
(作中で主人公自身に"安っぽいメロドラマ
みたいな話”と言わせているのは笑った。確かに
最近なら韓流ドラマにありそうなベタな設定)、
まあ言おうと思えば不満はいくつもありますが、
作画の見事さは流石。青春ドラマとしてはとても
いい出来です。細かく書き込まれた背景を見ると
映画館で観たかったなと思いました。
 
 この作品は宮崎駿が前から温めていた原作だと
いう事ですが、本当に宮崎吾朗自身の企画で
作られた作品が発表された時、この監督の真価が
判ると思います。そしてそれはそんなに悪くない
んじゃないかな?世襲も案外いいのでは?という
気がしました。
原作もまた読んでみたいです。
 
 
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  シェフのオススメ
 
「粛々と」
 
 今回の自前HP移転は、長年親しんだiDisk→
MobileMe終了に伴い、否応無く強いられたもの
でありました。
シトラス内で、
mac.comというメールアドレスが取れるので
みんなで取得しよう。」ということになって以来
私のネット環境はmac.com(me.com)と共に
ありました。
HPを開設したのは1996年。当時webデザイン
とは、HTMLをガシガシ(という擬音がよく
使われた)テキストエディターで書くことが、
必須だった時代に、かなりMac的な操作で、
HTMLを吐き出してくれる、
「Adobe PageMill1.0」が登場し、さっそく購入
して使い始めたのでした。
PageMill1.0は2.0になる時、上位互換でないと
いう大迷惑なバージョンアップがあったため、
実はつい最近(ロゼッタが使えなくなる)まで、
使ってきました。
 
 その後はiWebに移行しました。iWebはApple
が用意したテンプレートを応用する事で、誰でも
簡単にかっこいいHPが作れる事が特徴ですが、
白紙テンプレートを使えば、かなりカスタマイズ
できる事がわかり、何より殆ど直感で操作出来る
シンプルさと、結果をiDiskに直接アップロード
出来る便利さで、お気にりの環境になりました。
今回実はこのiWebで制作したページが、iDisk
以外のレンタルサーバにアップロード出来るか
が、結構心配でした。
 
 結果的に、私の愛機2006年モデルのMBP同梱
のiWeb1.0では、一旦ローカルディスク上に、
結果を保存し、変更されたhtmlファイルを直接
レンタルサーバのWebdubアカウントにドラッグ
コピーする事で、更新可能である事が確認出来、
ちょっと面倒ですが(iwebが吐き出すhtmlの
ファイル名は長い無意味な文字列なので、特定に
慣れが必要※)、なんとかなりそうです。
2.0、3.0では直接アップロードできるのかどうか
は判りませんが、iCloud発表以来iWebはApp
ストアから消えましたので、確認出来ません。
まあ今の環境には慣れてしまいましたので、
月一回の更新時に、多少の苦労はするつもり
です。
 
※月に一回2つのページを更新。ローカルへの
 書き込みは全てのファイルについて上書きして
 しまうので、更新日時が全て本日となり、
 見分けがつかない。順番で判断するノウハウを
 確立中。
 
 以前からご案内している様に、今回の移転は
1.MobileMe廃止が発表された約半年前に、
 .comアカウントを取得(違和感無い様に、
 ○(自分のmobilleMeアカウント)-mac.com
 を取得)。
2.その○-mac.comアカウントURLに移行して
 頂く様告知し、同時にそこからMobileMe
 アカウントのURLに飛ぶ様に設定("新URLは
 移行すれば今日から使えます”)。
3.年明けより某キャンディーみたいな名前の
 レンタルサーバと契約。サーバに試験サイトを
 設置し様々に検証(試行錯誤の連続(涙))。
4.6月下旬。レンタルサーバへのiDisk内容の
 ミラーサイト化完了。
5.ブラウザからのアクセスに問題が発生しないか
 確認(発生したので怒濤のデバッグ)。
6.告知済み○-mac.comのURLからの飛ばし先を
 MobileMeのアカウントURLからレンタル
 サーバのミラーサイトアカウントURLに変更。
7.動作に異常ない事確認し、MobileMeの
 アカウントURLのindex.htmlを
 「移転しました。下記のURLへ」に上書き。
 
 という、日頃計画性のなさでは、並ぶものの
いない(自慢になってない(汗))私にしては
非常にクールな移転が完了しました。
長年親しんだ環境が終わるのは残念ですが、
mac.com me.comのメールアドレスは、移行
すれば(6/30締め切りです。お早めに)今後も
無料で使える事、またAppleに支払っていた
年会費は、今回の飛ばし用アカウント使用料
+レンタルサーバ使用料より高かった事を思えば
かえって有難い移行とも言えます。
 
 
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 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは\15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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