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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 72
                         2002.11/27
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            今週のシトラス
 
  古いガラス器の梱包を解いておりましたら、梱包に使われた新聞紙が
 目にとまりました。昭和40年のものでした。ちょうどテレビ面でしたが
 名古屋も当時は民放が3局しかなかったのですねぇ。NHKの「ひょっこり
 ひょうたんじま」「ジェスチャー」民放では「ザヒットパレード」「ポパイ」
 なんてありまして、懐かしかったです。古いビデオテープなどありましたら
 お宝ですが、当時は家庭用VTRなんて無かったですね。最近の番組をMacで
 取り込んでCDRなんかに焼いておけば、将来懐かしいものになりそうですね。
 
  67号でお知らせしました「FITS (Fix In The Shell)」サービスですが
 ようやく専用お申し込みフォームが出来ました。
 ますます重要になるバックアップやデータの保存にいかがでしょうか?
 
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            毒林檎の独り言 72
 
  筆者多忙に付き(AppleJapanで働いているのかと思うぐらい詰めています)
 今週はお休みをいただきます。
 
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              Hot & Cool製品情報
 
 ☆iBook 12" 700MHZ CDRモデル      ¥124,800
  「シェフのおすすめ」で紹介。衝撃のスーパーコストパフォーマンス!!
 ☆iBook 12" 800MHZ コンボドライブモデル ¥159,800
  100MHz速くなって、2万円下がりました。液晶付きポータブルDVDプレーヤー
  を1台買うことを考えれば、差額の¥35,000はむしろ安いかも。
 ☆iBook 14" 800MHZ コンボドライブモデル ¥199,800
  14インチが、とうとう20万円を切りました。目に優しいiBook。
 ※i製品のご注文は別途メールにてお問い合わせ下さい。
 
 ☆GreenHouse GH-TP170         ¥56,800
  69号では15インチの高輝度タイプをご紹介しましたが、こちらはなんと
  17インチ液晶モニターでこの価格です。CRT型だと21インチ相当に近い
  1280×1024(SXGA)まで対応。コントラスト比400:1 最大輝度250cd/m2。
 
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            シェフのおすすめ
 
  ¥124,800…。おおぉぉ…。
 先日発表されました、iBook&PBG4の新しいラインアップで、一番衝撃を
 受けたのが、この価格でした。
 例えば、比較的安価にWindowsPCを通販するDELLコンピュータのサイトを
 覗いても、12万円台から15万円台ぐらいが、ノート型の相場の様です。
 「Macintosh欲しいけど、高いから…。」と言うのが、今までの常識でしたが
 この値段には驚きました。
 この機種は一番ボトムのiBookで、700MhzのG3-750FXというCPUを搭載した
 モデルです。Windowsの世界なら、今時1GHzないCPUなんて非力ですが、
 MacintoshのPowerPCはIntel系チップとクロック周波数で比較しても意味が
 ないことは、Macユーザーの方ならとっくにご存じだと思います(もちろん
 同じ設計のCPU同士ならクロックが高い方が速いわけですが…)。
 特に今のiBookに搭載されているG3-750FXというCPUは、従来のG3とは
 一線を画した設計で作られており、700MHzはこの前までのiBookでは、
 ハイエンドのスペックでした。
 もちろんメモリはオンボードの128MBしかありませんから、512MBのメモリを
 搭載して、最大の640MBにしてやるのが快適ですが、それでも、総額14万円
 ちょっとの費用で、Jaguarがサクサク、どころかビュンビュン動くマシンが
 手に入るのですから、本当にありがたい事です。
  ビュンビュンと言えば、Macintoshはよくスポーツカーに例えられます。
 市販の乗用車を思い思いにチューンアップして、何だかおどろおどろしい事に
 なってしまっている街道レーサーのマシンが、Windows機だとすると(これは
 これで楽しいですけどね。Windows機の自作なんかは特に面白そうだとは
 思いますが…)、Macintoshはボディやエンジンの設計からスポーツカーとして
 作られた車のような気がします。
 出来るだけ効率的に…。出来るだけスマートに…。
 フラッグシップと言えるPowerMacG4 1.25GHzDualが、ベンツあたりの
 スポーツモデルだとすると、ノート系は小粋な2シーターでしょうか?
 PowerBookG4の1GHzモデルなんかは、フェラーリかな?iMacはやっぱり
 ポルシェ911かな?などと勝手なことを妄想しておりますが、この一番安い
 iBookは、どう見てもライトウェイトスポーツですね。今はもう発売されて
 いないようですが、HONDAの軽スポーツに「Beet」と言うのがありました。
 1リッターに満たない排気量ながら、純粋にスポーツカーとして設計され、
 エンジンもミッドシップ(エンジンが車体中央に近づけて配置されるので
 操作性がシャープ)で、楽しいドライブの出来る車だったと言われています。
 あの車のコンセプトカラーは黄色で、それは日本の軽のナンバープレートが
 黄色だから…、というのもHONDAのこだわりを感じました。
  今度のボトムiBookもそんな感じです。筐体は透明ポリカーボネートに白塗装
 という手間のかかる従来の手法を捨てて、白色ポリカーボネートになっています
 (12インチ上位機と14インチモデルは従来通り)。これはコストダウンのため、
 というのはもちろんですが、ちょっと期待したくなるやり方でもありますね。
 製造の段階で違う色で成形すれば、どんな色を全身にまとったiBookでも簡単に
 出来るわけですから。iMac(G3)の時の様なキャンディーカラーも簡単です。
 でも、持ち歩くiBookはてかてかさせずに、落ち着いた大人系パステルカラーの
 シリーズなんて、是非見てみたいものです。色は、私だったら、そうですねぇ…。
 ペパーミントグリーンのiBookなんていいかも……、と思います。
  さて、この画期的ロープライスiBookは軽スポーツみたいなものですから、
 我慢しなくてはならないこともあります。もう1つ上のモデルと比べると
 1.クロックが100HZ低い(700MHZ vs. 800MHz)
 2.ハードディスクが10GB小さい(20GB vs. 30GB)
 3.ビデオメモリが16MB小さい(16MB vs. 32MB)
 4.光学ドライブがCDRタイプ(CDRDrive vs. ComboDrive)
 の4点と言えます。このうち1〜3も、もちろん検討に値する差ですが、
 何と言っても、4のドライブの差が、考えどころです。CDRが焼けるかどうか?
 は、大切な要素とお考えの方もいらっしゃるとは思いますが、結構時間を要する
 CDRライティングを、モバイル環境でする必要をあまり感じられない方も、多いと
 思います。「後で外付け買えばいいか…。」って感じでしょうか?
 やはり問題はDVD鑑賞ですよね。ちょっと時間がある時(出先の喫茶店でも!)
 のんびりDVDで映画を見る。ヘッドフォンで聴けば本当にプライベートな環境…。
 Appleにはもう少し気張って、このモデルにCDRドライブではなくDVDドライブを
 搭載して欲しかったですね。とにかくこのモデルでは、DVDは見ることが出来
 ません。そして後でドライブを交換することは、現状では不可能です。もし
 市販のノート用ComboDriveを無理矢理付けたとしても、ふたの形が違いますし、
 正常に動作する保証は全くありません。
  そういう方には、ちょっと速くて、CD-R/RWの書き込みとDVD鑑賞の出来る
 モデル(従来の外観にもこだわる方も多いでしょう)が、あと¥35,000出せば
 手に入ります。これも凄いことです。さらに14インチのモデルも20万円を切り
 ました。私なら12インチの上位機種を買いますが、ボトムモデルも魅力的
 ですし、年長者に優しい14インチモデルも素晴らしいです。今8.6や9.1などの
 環境をお使いの方なら、お使いの環境をそっくりiBookに入れて、9.2から起動する
 ことも(2002年発表のモデルまでは)出来ます。今お使いのマシンに加えて、
 Mac OS X専用にiBookを使うのも良いでしょう(私のiBookは500MHzのモデル
 ですが、そうやって使っています。7300+G3がOS8.6用で)。
 これだけの環境がこの価格で手に入る…。幸せな年末・年始を送られる方も
 多いでしょうね。いいなー。
 
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