Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 131
                          2004.5/14  
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             今週のシトラス
 
  今、日本女子チームが韓国を3セットストレート勝ちし、アテネオリンピック出場を
 決めました。シドニーに出場さえも出来なかった日本女子が、このカムバック!
 素晴らしいです。今度のチームには、4年前の挫折から這い上がって来たベテラン、
 順調に育った大型主砲。悩めるアイドル。小さな業師。スーパー女子高生。そして
 「ママさんバレー」界の頂点を極めた(ま、女性だけママさん選手は変ですけどね。
 パパさん選手はざらにいますから。でも出産・育児を経てのカムバックは半端じゃない
 ですよね)家庭両立選手。強烈な個性をまとめあげた柳本監督の手腕も素晴らしいです。
 テレビを見ていて思いましたが、彼らの素晴らしい体格。昔の「背の大きな人をバレー
 に引っ張ってきた。」というのとは、骨格から違う気がします。その大きな体で、昔の
 日紡貝塚(知ってる人も少なくなりました。「東洋の魔女」です)のようにひたむきに
 拾いまくるのですから、本当に強いチームになりました。私が、最近のバレーボールに
 あまり興味がなくなったのは、かつての東洋の魔女や、ミュンヘンで男子を金メダルに
 導いた「世界バレー史上最高のセッター」猫田選手の様な、ひたむきさが感じられなく
 なった感じがしたからですが、今回の女子は応援のしがいがあります。
 
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            毒林檎の独り言 131
 
              何か嬉しい
 
  今日のコラムは、何か嬉しくなったお話。
 最近、我が家だけではないが、「壁掛けテレビ」なんていう、薄型のテレビが普及し始めて
 価格もこなれてきて、欲しい物の上位に顔を出すようになってきた。
 昔は夢物語だった壁掛けテレビ(大体この言葉が既に死語。こんな呼び方は今はしない
 ぞっと>自分)。その昔薄型テレビとか、壁掛けテレビとかいうと、予想というか理想は
 今のような本当に薄い、デバイスその物が発光する(プラズマとかELとか)、あるいは
 デバイスが極薄で透過式で奥の光源を使ってみるという物(液晶とか)だったんだけど、
 もちろんここまで来るのには紆余曲折があったわけだ。
 薄型薄型、とかいいながらなかなかブラウン管から抜け出せない時期があって、ブラウン管
 のコントロールを強力にして、奥行きを縮めたタイプが最初に有りました。でも、これって
 確かに薄くなったんだけど、僅かだったんですね。
 たとえば20インチぐらいのもので元々の奥行きが50cmあったとすると、それが40cmに
 なった。%でいえば20%以上短くなって居るんです。そりゃすごい事です。
 でも40cmの奥行きでは、壁掛けテレビどころか、薄型テレビではないと思うんです。
 もっとも、リビングには置きやすいですし、なによりリーズナブル。
 
  その次に、ブラウン管の形を少しひねって投影面を75度ぐらい傾けた物を作ったと。
 こうすると、テレビの下の方に長いブラウン管が出来るんですね。これで、薄型というか、
 携帯型ブラウン管テレビができあがった。確かに、持ち運べるし、鮮明に映像が出るんです。
 でもね、画面に対して下への長さが長いんです。なので大型化すると縦長のとんでもない
 製品ができあがります。
 ちなみに、実用製品としてSONYが携帯テレビを出していました。
 
  その他、ブラウン管の小さいのを作って、それをたくさん並べた薄型テレビっていう物も
 開発されました。1ブラウン管が1画素。大昔の科学万博で展示されたジャンボトロンが、
 この典型。
 これを小型化したのが、松下が大昔(って、一体何時なんだ)MacWorldExpoTokyoとかいう
 イベントをやっていた頃に展示した事があります。厚さが5~10cm程度で20inch以上の
 ブラウン管ディスプレイ。
 
  ブラウン管を使った投影型リアプロジェクションテレビなんていうものもあります。
 これも薄型といえば薄型だけどね。
 
  まぁ、こんな風に色々なあがきを皆してきたわけですが、それもこれも液晶がなかなか
 大型化できなかったから。そして、同時に開発が続けられていたプラズマ素子が実用化
 されるに連れて、高輝度、高詳細なディスプレイができあがって、一気にブレイクしてきた
 わけです。
 
  液晶といえばパソコンのディスプレイというのが当たり前だった私たちにとって、なんか
 大型液晶で解像度が本当は高いのに、寝ぼけたような映像しか表示できない液晶テレビが
 世に闊歩するのはなかなか情けない気持ちでした。
 それと同時に「そんなんなら、液晶にパソコンからテレビ表示した方がいいや」
 なんてうそぶいたりもしたもんです。
 
  でも、ここに来てやはり大手メーカーの液晶テレビは(SONYと松下あたり)もともと
 画像の世界でも世界トップを行くメーカーですから非常に性能の良い物を出してくるように
 なりました。
 
  そこにきて、液晶大型テレビ(20インチ~)のお勧めはどれかという記事が、あろう
 ことかあの「通販生活」の今季号に載っているのです。通販生活といえばとにかく、昔の
 「暮らしの手帖」(名物編集長が亡くなってからすっかり凋落したように見えますが、
 まだがんばってます)と同じようにこだわりがあって、なぜ、その商品を推薦するのかが
 はっきり明確になっている通販会社です。
 
  今季号では、2~30人の一般読者(自宅で液晶テレビを持っている人)を集めて、
 様々な映像を実際に見てもらって評価してもらうという方法で、皆の目に最も良いテレビに
 映ったのはどれか?という記事を載せています。「液晶テレビの王様」とかいう記事だった
 と思います。
 で、とにかくこの記事で映像が最も良い(綺麗だとか、ぶれないとか、様々な事を含めて)
 とダントツの支持で選ばれたのが、パソコンユーザーなら驚き&嬉しい評価の「ナナオ」の
 製品でした。SONYとかパナソニックとかシャープとかではなくて、ナナオっていうのが、
 私的には嬉しくて嬉しくて。
 それまで、ナナオのテレビを知っていたわけではありません。ナナオの液晶モニターは
 21インチの製品など、病院に納めたりしていても、本当に綺麗で、価格が本体とかわら
 ないぐらいしていても(20万以上です)個人的に欲しくなってしまうものです。
 「やっぱりナナオはいいねぇ~、半端じゃないね、この綺麗さは」
 というのが私たちの評価。
 むかしから、「いつかはナナオ(クラウンじゃなくて、、、)」と」言われたモニター専業
 メーカーですから、それが家電メーカーに混じってテレビで最高の評価を受けた事は嬉しい
 限りです。
 
  ちなみに、価格も家電メーカーとかわらないか、逆に安いぐらいだそうで、
 DVDプレイヤー付き!
 一度ご覧あれ!パソコン界の憧れ(ちとおおげさ)「ナナオ」が「EIZO」ブランドで
 一般家庭向けに進出した製品という事で嬉しいのでありました。
 
  ちなみに、デザインディレクターは名古屋市立大学教授の川崎和男さんでございまして、
 Macユーザーにはおなじみの先生でございます。昔からAppleにはゆかりの深い先生ですから
 ね。まぁ、この1行で強引にMacにつなぐと言いますか(苦笑)Macのコラムにしてしまうと
 いう、、、すんまそん、こんなおちです!
    
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             Hot & Cool製品情報
 
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  FireWire(400)対応の6ポートハブ。コンピュータのFireWire端子からケーブルで
  接続すると5台までのFireWire機器に接続可能です。ありそうで、意外となかった
  コンパクトなFireWireハブ。FireWireポートが1つしかないiBookやPowerBookのユーザー
  には便利な1品です。リピーター(ケーブル延長器)としての機能もあります!
  ACアダプタ、FireWireケーブル1本付属。
 
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  6pinポート2つと4pinポート1つを装備しています。
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  CDRやDVDで永く保存するために…。
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              シェフのおすすめ
 
  最近ちょっと歴史小説を読んでいまして、津本陽の「雑賀六字の城」を読み終えたところ
 です。雑賀(さいが)というのは、現在の和歌山県の一地方で、早くから船で交易を行い、
 また、いち早く種子島すなわち火縄銃を取り入れて、鉄砲の専門家集団として、各地の
 大名に雇われました。1543年に火縄銃が伝来してから、もうすぐに戦争に使われていますが
 有名なのは1575年の長篠の戦いで、織田信長の鉄砲隊が日本一と言われた武田の騎馬軍団を
 粉砕した日本戦史上画期的な戦いです。
  しかし、織田信長が鉄砲隊を尾張に創設したというよりは、雑賀や根来といった地方の
 鉄砲隊をいかに多く雇用出来たか?が火縄銃導入初期の戦国大名達の明暗を分けたようです。
 鉄砲隊は専門職でした。日本刀の伝統のある日本では、銃自体を模倣して作る事は比較的
 容易でしたが、火薬の入手が大変困難であった様です。当時の黒色火薬の原材料の内、硫黄
 木炭は簡単に入手出来ましたが、硝石は日本では産出しません。土中のわずかな成分を精製
 して、微量な硝石を作り上げていった様です。動植物の死骸や排泄物が変質した成分の土に
 多く含まれていた様で、そういう土を探し出す専門家もいたそうです。
  雑賀の鉄砲技術は日本一で、大型の鉄砲で打ち出した弾が爆発し小さな鉛玉をまき散らす
 兵器まで開発し、得意の海戦で圧倒的な実力を示した事が「雑賀六字の城」にも描かれて
 います。最初は織田信長の手兵として活躍もした雑賀衆でしたが、一向宗(浄土真宗)の
 熱心な門徒であったために、織田信長の石山本願寺攻めでは、敵に回る事になります。
 信長の一向宗弾圧は徹底しており、女子供まで皆殺しの残虐な殺され方をしたのでした。
  雑賀の鉄砲隊は石山本願寺防衛の中心で、信長は本願寺を落とす為には雑賀の本拠地を
 落とさなければならないと悟り、信長軍総力と和歌山の一地方の戦いが始まります。結末は
 信長が勝利しますが、雑賀勢は絶対的少数ながら織田軍を散々悩まし、信長自身も鉄砲傷を
 負ったのでした。
  先日の「トリビアの泉」で日本刀と拳銃が戦ったらどうなるか?という実験が行われ、
 最新のコルト拳銃の弾丸が日本刀でまっぷたつに両断され、刀には刃こぼれ一つない、
 というのに感動しましたが、実戦ではとっさに飛んで来る弾丸に垂直に刃を向ける事は、
 宮本武蔵といえど難しい訳で、当時の火縄銃がいかに画期的な武器であるかは想像出来ます。
 鎧なども無意味なので、どんどん簡略化されたりしました。幕末になって、スナイドル銃
 などの撃鉄で火薬の入った弾丸を叩くライフル銃(7連発のスペンサー銃なども、幕府軍は
 持っていました)が入るまで、鎖国の日本では火縄銃が中心でした。
 
  ここまで書けば、このメールマガジンの読者ならもう今回こいつが何を言いたいか、
 お分かりだと思います、火縄です。直訳すればFireWireですね(笑)。画期的と言えば、
 こちらも相当なものです。速度こそUSB2.0に追いつかれましたが(もちろんFireWire800で
 また引き離しましたが)、血統が違います。こちらはSCSI直系ですからね。
  私の現在のFireWire利用はほとんどiPodとの接続です。前にも書きましたように日曜日の
 小林克也氏のFM番組をハードディスクに取り込んで、通勤中にiPodで聞くのですが、日曜の
 午後、iBookが録音に占領されるのが悩みの種でした。そこで7300のPCIスロットに挿す
 FireWireカードを買い、iBookはその仕事から解放されました。
 
  もう一つのFireWireの仕事が、動画の取り込みです。前にご紹介したカノープスの
 ADVC-55という機器で、iMovieやFinal Cut Express(幸運にも私はAdobe Premiereの正規
 ユーザーだったので、無料乗り換えが出来ました。)を使って昔のベータテープなどから
 映像をCD化したりしています。動画の取り込みにはかなりのHD容量が必要です。
 私のiBookは40GBにHDを増設していますが、残り容量は20GB程なので、大きな動画データを
 一度に取り込めないのが悩みの種です。
 そこで、誰でも考えるのが外づけHD。どうせならスペースを取らない2.5インチのものが
 使いたいのですが、2.5インチケースって、ほとんどFireWire端子1個だけのものです。
 でもiBookのFirewire端子は一つしかありません。と言う事はADVC-55と外付け2.5インチを
 両方付けるのは無理な訳で、困ったなと思っていた矢先に、こんなハブが到着しました。
 
 Firewireは、デイジーチェーン接続が容易に出来る便利な規格ですが、複数のFireWire機器
 を容易に次から次へ接続出来てしまうので、USBほどハブというものが注目されなかったの
 でした。しかし、ちゃんとハブ接続もサポートされています。
  実は、結構探しておられた方も多かったのではないでしょうか?
 
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       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
 (メールマガジンの配布中止をご希望の方も、お手数ですが同じURLから
  お手続き願います。)
 
 
             株式会社やまきつ テクノポートシトラス
             http://www.yamakitsu.co.jp/
             TEL 052-229-1039  FAX 052-229-1033