Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 170
                          2005.9/25
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             今週のシトラス
 
  いよいよ万博も今日で終わりです。今時万博なんて・・・という風潮の中で、どうなる事やらと
 思いましたが、リピーターが沢山居たと言う事は、やっぱり素晴らしい娯楽だったのでは?と
 思います。期間券入場者が多かったという面もありますが、数回で元が取れた後も、リピートが
 止まらなかった人が多かったのは、やはりそれだけ魅力的なイベントだったのでしょう。
 会場にたどり着くまで、はんぱじゃなく大変だし、広大な会場を歩き回る、パビリオンに並ぶ、
 食事に並ぶ、トイレに並ぶ、とにかく私など3時間ほどでくたくたでしたが、みんなタフな事。
 特に、戦前生まれの皆様の体力は全く驚嘆すべきものがございました。
 名古屋人と言うと、貯金日本一とか、流行にあまり流されないとか、とにかく良く言えばクール、
 悪く言えば面白みにかける評判ですが、今度の万博で、名古屋は少し変わるかも知れません。
 万博は第2の徳川宗春になるのかも?
 少し落ち着いたら、是非一度名古屋においで下さい。万博跡地は記念公園になりますが、
 とりあえず、大観覧車と「さつきとメイの家」は残るようですよ。
 
    先週号では「Coming Soon!」にしておりました「iPod第4世代&iPod Photo用交換バッテリ」
 ですが、こんなお値段になりました。
 
 ☆iPod 内蔵電池 for“Photo&4thジェネレーションiPod”750mAh (E) ¥3,150(税込)
 
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             ヤドカリの貝殻 2005.9/25
 
             「最後の道楽」
 
  私は道楽者で、独身時代には遊ぶために働いているようなものでした。
 結婚してからも道楽は改まらず、バブルがはじけて貧乏になってみると、貯金も全く無く、
 誠に家族に申し訳ない状況です。最近は自分の事を
 「働くキリギリス」と呼んでおります(笑)。
 「開運!お宝鑑定団」で、
 「奥さんに内緒で高価な骨董などを買ってしまい、家族争議となり、本物か鑑定を依頼。
  偽物だったら道楽を止める。」というのは、
 「知人の借金のかたに」と同じ位よくあるパターンですが、私は自分の過去を思い出して、背中に
 冷や汗を感じてしまいます。
 
  こんな私ですが、最後に残った道楽があります。
 前にも書いた事があると思いますが、私は自分の生まれ年のライカを持っています。
 私のは傷だらけで、またライカ自体が随分値下がりしましたから、財産価値はあまりありませんが、
 日本のカメラ好きの世界では
 「生まれ年のライカを持つ。」と言うのは、かなり上品な趣味とされています。
 ライカの偉い所は、きちんと整備してやれば、問題なく良い写真が撮れる所です。持った重量感や、
 操作の確実さは、「精密時計メカの詰まった拳銃」といった感じを抱かせるライカですが、今でも
 とびきり美しい、現役の写真が撮れます。
 
  ライカM3がフォトキナに登場したとき、日本のカメラメーカーが衝撃を受けた事は、先々号で
 書きましたけど、このとき日本のメーカーが向った一眼レフは、ライカにはない美点を持っており
 日本はカメラ大国になりました。
 一眼レフの美点、それは「見た通りに撮れる。」という事です。
 レンズを通して、光はフィルム面を感光させますが、その同じ光をプリズムやミラーを用いて
 ファインダーに導くのが一眼レフです。ただしシャッターが開いてフィルムが感光する瞬間は、
 ファインダーには光が行きませんから、厳密には「見た直後の写真が撮れる」訳です。
 ライカ使いは、このタイムラグを嫌います。ライカの場合はレンズから入りフィルムを感光させる
 光と、素通しのファインダーに入る光は完全に別の物ですから(なのにピントが合う所が凄いですが)
 タイムラグはありません。「見た瞬間の写真が撮れる」訳です。
 その代わり、ファンダーで見た絵はフィルムに感光された絵とは違いますので、写真が出来てくるまで
 結構ドキドキします。案外何気なく撮った写真の結果がいい事もあります。
 現像・紙焼きという作業が最短23分程かかる訳ですから、ライカの「撮影と仕上がりの差」はますます
 広がり、その時差がたまらないワクワク感を醸し出します。
 最近、若い女性に「オリンパスペン」をあげたのですが(フィルム1本で(笑))、ハーフカメラで
 72枚撮り、独特ななつかしい仕上がりとともに、写真が出来て来てからの意外さを楽しんで、かなり
 はまってしまった様です。もちろん押さえにデジカメは使う様ですけど。
 ライカの楽しさもここにあります。
 
  一方日本で極限まで発達した一眼レフは、完全自動測光とオートフォーカスを手に入れ、ますます
 「見た通りに撮れる。」カメラになりました。
 このまま正常進化して行くと、きっと読者諸氏にも多いだろうカメラマニアの方のお叱りを承知で
 極論させていただけば、もうデジタル一眼レフだけで良いのではないかと思うのです。
 だってデジカメこそが、DPEに持って行く必要の無い「見たとおりに撮れ、すぐ結果のでる」
 カメラですから。見た1秒後には、モニターで仕上がりが確認出来ると言うのは、ライカに代表される
 欧米の銀塩写真文化に別れを告げた日本のカメラがたどり着いた、究極の姿と言えるでしょう。
 コンパクトデジカメに比べて旧式に思える一眼レフのファインダー機構も、液晶モニターに比較して、
 より「見た通りに」撮る、という面では優れています。
 
  最近キャノンが新しいデジタル一眼を発表しました。このカメラ「EOS 5D」は、1280万画素の
 35mmフィルムサイズ受光素子を持っています。一般的な一眼デジカメが600~800万画素でAPSフィルム
 サイズである事を考えると、その表現力は圧倒的だといえます。
 一般的な一眼デジカメでも、さらに受光素子の小さいコンパクトデジカメに比べると別物ですが、
 もう5Dクラスになると、銀塩フィルムと遜色無いと言えましょう。
 技術的には5Dが画期的な訳ではありません。価格が画期的なのです。このスペックは従来はプロ用で
 価格は100万円を越えていました。300万円などというカメラは、ちょっと前まで当たり前でした。
 例えて言えば、結婚式や七五三の写真を撮る写真館が、大判銀塩カメラの「万一のおさえに」使う
 カメラだったのです。それが実売価格40万円弱というのは、驚異的です。
 戦略的価格と言う面では、iPod nanoといい勝負でしょう。
 
  私は「働くキリギリス」ですから、もはや5Dを所有する事はあり得ませんが、
 出来るまでの時間と仕上がりの意外性(または狙いどおりに撮れた時の喜び)を楽しむライカと、
 豊富なキヤノンレンズ資産を持ち、「究極の見たままをその場で」カメラである「EOS 5D」を
 両方所有する事は、カメラ好きの一つの到達点と言えるでしょう。
 
  ライカも随分安くなりましたので、極上の「生まれ年ライカ」が5Dくらいの値段で買えますし、
 レンズ入れても、両方で120万もあれば(いかん、鼻血が・・・・(笑))。
   
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              シェフのおすすめ
 
             「なんでこんなに」
 
  記録メディアの種類が増えてしまったのでしょう?
 古くはベータ VS. VHS。最近では次世代光ディスク。日本の電器業界は本当に規格統一がヘタクソです。
 それにしても、今回の乱立は異常と言っていいでしょう。
 とりあえずは、コンパクトフラッシュとスマートメディアの2大陣営が激突。松下がSD、ソニーが
 メモリースティックで参戦した小型化競争。スマートメディアを諦めたフジは独自のxDへ。
 その眷属を合わせると、なんと12種類!まあ、最近のデジカメと言う物は、本体からUSBでパソコンに
 持っていけるので、「別にいいや」と、あきらめ気味のユーザー側ですが、もし35mmフィルムが
 こんな風だったら?と考えると、ちょっといい加減にしてほしい気がいたしますね。
 まあ、この我の張り合いが日本の技術を底上げして来た、とは言えるのでしょうが。
 
  でも、お気軽に使ってほしいコンパクトデジカメのメディアが乱立し、ちょっと写真好きの選ぶ
 デジタル一眼レフのメディアは例外無く各社コンパクトフラッシュ(入門機はSD)にきちっと統一、
 というのはずるい気がします。
 
  パソコンにデジカメを接続するためには、カメラ本体をミニUSB←→USBケーブルで接続する他に、
 カードリーダーを使うと言う方法があります。メディア乱立の昨今、リーダーには沢山のスロットが
 あり、もう大変な状態ですが、全部のメディアに対応するためには、結構メーカーも苦労している
 ようで、例えばminiSDなどは、アダプターでSDサイズにしてから挿入、なんていう製品も多いのです。
 セブンイレブンのデジカメプリントサービスなんていうのも、そういう方式ですね。
 
  今回ご紹介するカードリーダー←→ライターは、現在考えられる12種類の規格全てにアダプター
 なしで対応。ちなみにこの12種類とは、
 コンパクトフラッシュ、マイクロドライブ、スマートメディア、 マルチメディアカード、
 SDメディアカード、miniSDカード、リデューストサイズマルチメディアカード、メモリースティック、
 メモリースティックPRO、メモリースティックDuo、メモリースティックPRO Duo、xD-ピクチャーカード。
 のことです(ふー疲れた)。
 「○○カードもあるじゃないか。」などと、ご指摘があるかと覚悟しておりますが、とりあえず現在の
 主にデジカメ&携帯電話のメモリーは網羅できていると思います。
 
  まとりあえず、これさえあれば今後どの機種に乗り換えても安心。会社のOLさんが京都で撮って来た
 (なんで上司の俺がへとへとになって子連れで万博行ってるのに、友達と二人、「ふらっと京都に」
  なんて行くかぁ~っ!)デジカメのメディアもちゃんとCDRに焼いてあげられます(笑)。
 そんなチャンスがあるかどうかはともかくですが(妄想モード)。
 それにしても、USB2.0の威力はさすがです。私のiBookはnanoの使えないケド(涙)。いや使えるけどさ。
 USB1.1でつかっても、私が前から持っている1.1専用のカードリーダーに比べると、なんだかちょっと
 速い気がしますよ。気のせいかもしれませんが。
  
 ☆ELECOM Multi Card Reader←→Writer  ¥6,615(税込)
  USB1.1 & 2.0対応のマルチカードリーダー&ライター。なんと12種類の記憶メディアに
  アダプター無しで対応しています。
 
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