Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
 ====================================================
  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 212
                          2006.8/19
 ====================================================   
 
             今週のシトラス
 
  今プラハで行われている天文学会で、惑星と言う概念を新しく規定し、惑星の数を新しく
 決めるという事が会議されています。
 従来は惑星の数は9つ。いわゆる、「水金地火木土天海冥」です。
 火星と木星の間にある小惑星帯の最大の小惑星「ケレス」は直径1000kmに足りませんが
 惑星規定の新しい概念の一つ「自らの重力により球形を保つ」という概念に当てはまります。
 ま「世界最小の大陸=オーストラリア」になるか、「世界最大の島=グリーンランド」に
 なるか、微妙な所です。
 冥王星の最大の衛星と言われる「カロン」は冥王星の1/7の質量と大きく、冥王星と動機回転
 しながら太陽を公転しているので、二重惑星と考えた方がいいのではないかと言われます。
 さらに2003年に発見された、いわゆる「第10惑星2003UB313」を加え、全部で12の惑星を
 太陽系の惑星としようという話し合いがされているのです。
 さらにあと12個に付いても検討中という事ですが、なんともにぎやかな事です。
 
  肉眼で目視できる惑星は5つ。これらの天球上の特異な動きは古代から注目され、
 惑星と名付けられました。西洋ではギリシャ=ローマ神話にちなんだ神々の名を与えられ
 ましたが、中国では五行説(木火土金水)にちなんで名付けられています。
 その後望遠鏡の発達により、天王星・海王星・冥王星が発見され、こちらもやはり
 ギリシャ=ローマ神話にちなんで神の名がつけれれました。和名はそのままの和訳ですね。
 さて、とりあえずあと三つ惑星が増えたとして、ケレスとカロンはすでに神話から名前が
 付けられています。ケレスはローマの豊穣の女神。ギリシャのデメテルと同一視されています。
 アジア・ヨーロッパには「地母神」という豊穣の神が必ずあり、春になると地中から作物や
 獲物が生み出される事から、大地の母なる女神の形をとります。
 カロンはギリシャ神話の「三途の川の渡し守」であり、冥王プルートーの対に相応しい
 名前です。
 2003UB313にはまだ名前が公表されていません。
 
  さて和名です。もちろん漢字文化圏の他の国々と相談した方が良さそうですが、
 いっそ仏教でいったらどうでしょうか?
 ケレスは性格からは「弁天星」と言うところですが、アジア圏に普遍的な人気があり
 強力なのに、女性的なキャラクターを与えられる事もある事から、
 「観音星」はどうでしょうか?
 カロンは死者を安全に冥界に導く(かなり偏屈なおっさんらしいですが)という事から、
 「地蔵星」で決まりですね。
 2003UB313はまだ正式名がありませんが、既に天文学会の腹案はあり、何らかの神話から
 名付けられるそうです。私は、この遥か遠くを楕円軌道を通って廻っている天体は、
 6億7千万年後の未来で我々を待っているという超哲学的な存在、
 「弥勒星」がふさわしいと思うのです。西洋名もいっそ「maitreya」だといいなあ。
 弥勒菩薩は西洋の物理学者や、天文学者にも人気があるそうですから、可能性はありますよ。
 
 ———————————————————————————————————
 
             ヤドカリの貝殻 2006.8/19
 
              「代用品ではなく」
 
  私は健康上の理由から、アルコールを沢山飲めません。まあ歳のせいもあり、昔程
 飲めなくなっている事も事実です。先日トヨタ産業記念館のビアガーデンに行って来ました。
 バイクも置いて「飲むぞー」と意気込んで飲み放題に行ったのですが、中ジョッキ2杯で
 リタイア。弱くなったものです。
 酒類を飲まなくても、余り困らないのですが、暑い日にビール飲んで、
 「プッハー」というのだけはやりたいんですね。
 
  そこで「ビアテースト飲料」です。「ノンアルコールビール」というのは、あんまり使っちゃ
 いけないそうですね。1%以下ですがアルコールはありますので。
 この「ビアテースト飲料」の登場は結構古く、1948年に「ホッピー」が登場。
 戦前から創業者がもっていた「健康的なビアテイスト飲料」という概念とは違い、焼酎を混ぜて
 高価なビールの代用品として爆発的にヒットしたが、高度経済成長とともに本物のビールに
 飲み屋の主役を追われる。1986年には宝酒造のバービカンが登場。
 アルコールを本格的にセーブせざるを得なくなってから、東山動物園の売店で偶然に
 「ゲステル」というビアテースト飲料に遭遇。ホップの苦みの効いた結構本格的な味に
 感心し、近所の酒屋にあるのを発見して、定期的に買う時期がありました。
 しばらく遠ざかっておりましたが、最近寿司屋でサッポロの「スーパークリアー」というのを
 飲んで、「へー結構いい味のが出てるんだ」と思い、この暑い夏の特別企画として、
 手に入る範囲のビアテースト飲料を入手して比べてみました。
 同時に飲み比べたわけでないので、客観的ではありませんが、感想を述べてみます。
 
 1.ホッピー…さぞかし古い味だろうと思いきや、実にさわやか。焼酎を割る事を前提に、
       炭酸が強いのがいいのかもしれない。瓶入りなので味の点は有利。薄味。
       製法免許が古いので、製造途中でアルコール度が1%を超えても構わないという
       アドバンテージを国産で唯一持つ。麦芽、ホップ以外に粉飴、ぶどう糖、
       スターチ、酸味料、調味料(アミノ酸等)が使われている。プリン体0。
 2.バービカン…出始めの頃はやけに酸っぱい様な味だった。今回飲んでみると悪くない。
       ホップ・麦芽だけで作った英国製ビールを脱アルコール化して輸入し、日本で、
       麦芽糖、小麦、澱粉、香料、カラメル色素、酸味料を加えて味を整えている。
       その調味技術が熟成して来たということだとすると、複雑な心境である。
       下のドイツ系ビールたちはそういう手を使わず、美味しいのだから。
 3.ホルステン…有名なドイツビールのノンアルコール版。0.0%と言っている。輸入元調べ
       でも0,03%しか検出されなかったそうで、今回最低アルコール度である。
       「ビールからアルコールを除去している。」と銘記。これだけアルコール分が
       ないと、本来の味で勝負せなばならず、勇気のいる事だろう。後味にやや
       酸味が残り、昔のバービカンを思い出させる。悪くない味だが、350mlを
       ごくごく飲むのはどうも…と言った感じ。食事の時ならいいと思う。
 4.ゲステル…苦い系。昔も思ったが、瓶入りに比べ缶入りは味が変。金属の様な味がする。
       瓶入りは本当に自然で美味いのに残念なことだ。
       この飲料は「発酵途中で酵母の働きを止めている」と銘記したドイツ製。
 5.バクラー…今一番おしゃれなオランダ製飲料。キリンが輸入している。
       「アムラー」の様に発音する。瓶入りだが150円以上と高いだけあり、
       さすがの味。ただ値段の事を考えるとやはり外食店用か?
 6.レーベンブロイ…アサヒが輸入している、ドイツ製高級ビールの低アルコール版。
       瓶入りで味も一番いいと感じた。バクラーと並んでレストランで活躍し、
       婦女子を酔わせて何とかしたい狼系男子を失望させている。値段も200円以上と
       最高で、発泡酒どころか本物のビールが買える。
 7.クラウスターラー…ドイツ製で、缶入りだが価格は150円と高め。こくがあって好きな
       味です。アルコールは0.4%。バランスのとれた優等生といった感じ。
       ※4~7はおそらく本格的なビールの製法を用い、酵母の発酵途中で何らかの
       アルコール化を抑える処理をするか、出来たビールからアルコールを除去して
       いると思う。日本では強欲な新酒税法があり、製造過程で少しでも1%以上
       アルコール度が超えると「酒を造った」と見なされ、製品に酒税がかかるが
       ドイツにはそんな変な決まりはなく、ビールは1516年(宗教改革の前年!)に
       制定されたビール製造法が生きているため、ビアテースト飲料も「ピュア」
       なのである。こういう麦芽とホップだけの本格派は、ビール好きには納得の
       味だが、食事中でないと麦芽の後味が残る。ビールもきっとあるのだろうが、
       酔いで気がつかないのだろう。
 8.ブローリー…オーストラリア製。英国のビールはギネス以外飲んだ事ないが、これが
       正統派英国系ラガーなのかも。一番ビールらしい味だと感じた。それも
       そのはず、アルコールはぎりぎりの0.9%。何本か飲んで運転すると、検問に
       引っかかるかもしれない。これも麦芽+ホップだけ。値段は100円程度と安い。
       一番買い置きしたい商品。でもこれは酒だよなあ。
 9.テキサスセレクト…アメリカ製。日本のビールの様に、麦芽、ホップ以外にコーンを
       使っているので軽い。70円台とありがたい価格で「安かろう…」かと思ったが
       意外といける。バドが好きならいいと思う。夏向き。これも買い置き候補。
 
 10.モルトスカッシュ…キリン。なんかキリン製「雑酒」と間違えるパッケージ。酒税法の
       問題で国産4大メーカーのニューフェイスはいずれも「アルコールを元々
       作らない酵母」を使っていると思われる。糖類や食物繊維、酸味料、香料入り。
       あと味強し。新酵母の作る発酵飲料は、そのままだとかなりまずいのかな?
 11.ポイントワン…アサヒ。アルコール分0.1%が売り。スターチ、酸味料、アミノ酸入り。
       かなり後味残る方。アミノ酸の味?
 12.スーパークリア…サッポロ。国産4種の中ではまあまあの味。水溶性食物繊維、糖類、
       麦芽エキス、カラメル色素、酸味料、苦味料入り。後味少ない方。
       プリン体90%カットをうたっている。
 13.ファインブリュー…糖化スターチ、酸味料入り。何でも入っている王のスーパークリアと
       国産4種の中では一番添加物の少ないこれが一番気に入ったのは不思議。
       プリン体80%カットをうたっている。その点でもこの2種がいいのかも。
       「のどごし爽快」と言っているが、炭酸が一番強いと思う。「今だけ500ml」は
       かなりありがた迷惑。その分安くして欲しい。そんなに一度に飲めんぞ。
       ※思うに、国産4社は、酒税法の関係で本物ビール酵母を使えないハンデもあると
       思いますが、結局税金の安い「発泡酒」「雑酒」を仕方なく飲んでる日本のお父さん
       に甘えて、添加物入れ過ぎではないだろうか?
       もちろん添加物を入れれば安く出来るんだろうが、一番のコスト高要因は酒税
       なんだから、ビアテイスト飲料では変なものを入れずに麦芽とホップだけで
       作って欲しい。酒税法にひっからず美味しい発酵が出来る酵母が待たれる。
       もっとも「発酵させずに完全な合成でこの味を作りました。アルコール0%です」
       というならそれはそれでいいと思う。
 
 という感じになりました。あくまで主観です。みんなそれなりに満足出来、納得いかない飲料です。
そりゃビールじゃないもの(笑)。
 
 最後に、輸入系は麦芽とホップしか使っていないのですから、アルコールを加えれば
美味いビールに相当近くなると思いました。理論的には発泡酒や雑酒よりはよほどいいはず。
という事で、寶のワンカップ焼酎(甲種)を買って来ました。いちおしのブローリーに少しだけ
混ぜてみました。2~3%になる様に。うん、悪くないビールです。この焼酎は25度なので、
もっと度数の高いスピリッツの方がビールの味が薄まらなくていいかも。
これは酒税法へのささやかな抵抗と言えるんじゃないでしょうかね。
ただ、アルコール度をどんだけでも強く出来ますので、依存症に注意は必要でしょう。
         
 ———————————————————————————————————
 
               シェフのおすすめ
 
              「ザ・フラッグシップ」
 
  Macの最上位機種は強くなければならない。
 Macintosh II
 Macintosh IICi
 Quadra900
 PowerMac 9500
   PowerMac G3 & G4
 そしてPowerMac G5
 比較が難しいモトローラ&IBM系の石と違って、今回のIntelMacは真のガチンコ勝負です。
 Boot campを用いれば、Windowsマシンとしての実力がはっきりしますから。
 ただし、現行のWindows XPでは、Intel 2.66 GHZ QUAD XEONの実力の一番美味しい所は
 味わう事ができません。64ビットOSの次期Windows"Vista"登場を待つ事になります。
 OSXも次期Lopardは完全なユニバーサルアクセス対応の64ビッドオペレーティングシステムと
 して、Mac Proの真価をさらに引き出すことでしょう。
 そういう意味では常に「ソフトウェア先行」といわれたMacが、珍しくハードがお先に
 新OSの登場を待つ形になっています。
  しかしもちろん現行のTiger & XPでもそのモンスターパワーは充分発揮出来ます。
 CG処理のマシンとして、プロの製作現場で黄金の様な時間を稼ぎだした、
 Powermac G5 Quadの更に上を行く処理能力は、今度も圧倒的な支持を受ける事でしょう。
 
  新しい筐体を採用するのではないかとちょっと期待していましたが、この筐体は、
 あまりにも出来がよく、日々Windows自作派のため息を誘っています。
 強力なエンジンパワーを持つモンスターマシンが、そのパワーを完全に使い切る足回りを
 持つ様に、この筐体は高性能CPUの宿命である発熱を完全に押さえ込みます。
 日本の家庭ユースには大きすぎる感のある筐体ですが、同時に拡張性を約束してくれます。
 こけおどしでない、大きくて優雅なフォルム。中に秘めた度はずれたパワー。
 最高をオフィスだけでなく家庭にも置く事が出来る幸せを、またAppleが実現してくれました。
   
 ☆Apple Mac Pro (MA356J/A) ¥319,800(税込)  
  アップルがIntelプロセッサへの移行を発表して以来、
  超高性能なプロ向けデスクトップシステム誕生の期待が高まりました。
  その夢が、いま現実に。絶大なパワーと拡張性ですべての夢をかなえ、
  期待を超える魅力がいっぱいのマシン。新しいMac Pro、いよいよ登場です。
  digital videoやC.G.制作など、高速な計算能力を要する作業の効率を高めます。
  お仕事中に待ち時間の多い作業をされる場合には是非導入をご検討ください。
 
 
 ———————————————————————————————————
 
               お願い
 
 メールの転送を指定している購読者さまへお願いです。
 転送先が無くなったり、未読がたまってあふれてたりしてませんか?
 メルマガを発行すると多くの転送エラーメールが弊社に届きます。
 お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
 ———————————————————————————————————
 
       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
 ———————————————————————————————————
 
 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
 (メールマガジンの配布中止をご希望の方も、お手数ですが同じURLから
  お手続き願います。)
 
 
             株式会社やまきつ テクノポートシトラス
             http://www.yamakitsu.co.jp/
             TEL 052-979-6610  FAX 052-979-6615