Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 221
                          2006.11/3
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             今週のシトラス
 
  今日はちょっぴり苦い優勝パレード。やっぱり残念感が漂っている35万人。
 新庄一人にやられた感が強いですが、甲子園を湧かせたダルビッシュ有が、
 確実に成長しているのには驚きました。
 
 10種類近くの多彩な変化球。150km/hを超える直球。恐ろしい投手です。
 中日が誇る史上最強の一二番&二遊間、荒木、井端のバットをへし折った
 その投球は、速いだけでなく重く、しかも微妙にバットの芯を外す事の出来る
 大投手の証明でしょう(アオダモ植樹してね(笑))。
 このまま安定すれば、誰にも打てない投手になるのではないでしょうか?
 
 北の大地で打者のバットをへし折り続ける、異国の血のながれる大投手。
 私は見ていないのですが、伝説のスタルヒンを彷彿とさせます。
 
 松坂が去った後の、日本球界の一つの柱となり得る逸材ですね。
 
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             ナゴヤからの手紙 2006.11/3
 
             「異国が根付く」
 
  「大いなる田舎」と呼ばれた名古屋。子供の頃、外国人を見る事は大変珍しく、
 「あーガイジンだあー」とつい指差して親に叱られたりしました。
 日本で一番外国人が自然に暮らしてるのは神戸ではないかと思いますね
  私は震災前しか知りませんが、仕事のために家族で日本にやって来て、もうすっかり
 土着している。そんな感じの外国人が街に溶け込んでいます。
 三宮の繁華街で、中学生らしい金髪のお嬢さん(染めではありませんよ(笑))が制服を
 着て、ウインドウショッピングをしていました。先に行こうとしたやはり外国人の同級生が
 彼女を呼んだ声を想い出します。
 「なー、ベティちゃん。はよ行こな。」
 
  名古屋も国際化したと言われます。大須の街を歩くと、色々な外国語が聞こえます。
 名古屋というのは基本的に観光客で賑わう街ではありませんので、何らかの仕事をして
 おられる外国から来た人たちでしょう。中区のゴミ集積場には各国の言葉で、分別収集の
 注意書きがあります。名古屋に転勤した方がよく、
 「最初はとても打ち解けてくれない街だな。」と思ったと述懐しています。慣れれば
 フレンドリーだと思うのですが、確かに少しツンデレなところのある街です。
 同じ日本の人でもそんなですから、この街で外国人が暮らすのは苦労もある事でしょう。
 
  私は一度名古屋のトルコ人の集まりに誘っていただいた事があります。万博にも出店し、
 今も大須に店を構えるメルハバさんを中心とする集まりでしたが、メルハバさんの
 奥さん(日本人)によると、そこにいた30人程のトルコ人が、
 「ほとんど名古屋近辺にいる全部のトルコ人」だそうです。かなりのマイノリティですね。
 中々大変な事もありましょうが、他の街の同国人とも協力しつつ、祖国から頼ってやって
 来る人の世話をしながら、少しづつ名古屋の地に根付いて行く訳です。
 
  東南アジアからも沢山名古屋に来ています。前にも少しご紹介しましたが、大須の
 日系ブラジル人が集まるブラジル料理レストランの隣に、エスニック食材の店があり、
 私はナンプラーをここで買っていました。ところがここが閉めてしまい、私は大変困って
 インターネットで検索しました。ナンプラーはスーパーなどでもマコーミック製などが
 売っていますが、タイの食材店ではとても安く手に入るからです。
 前にもご紹介したと思いますが、丸太町交差点の一本北の信号を西に入った所に、
 タイ食材店がある事がわかり、とりあえず半年に一度程ナンプラーの1リットルボトルを
 買いに行く様になりました。
 
  この間、無性にタイのカレーが食べたくなりました。家族はおそらく嫌いな味だと
 思うので(一度普通のカレーにちょっとココナツミルクを入れただけで、拒否反応が)、
 自分だけのために作る事にしました。
 これも書いたと思いますが、家のカレーは圧力鍋で肉と野菜を煮込んで作ります。
 ここへカレールー(業務用ハウスインドカレー1Kg箱を5等分)をぶち込んで作るのが、
 家のスタイルですが、その前に自分の分だけ別に取り分けして置きました。
 ここへタイ食材店で買ったカレー材料を入れる訳です。
 
  実は名古屋はタイと古い繋がりがある都市です。
 名古屋人でも意外に知らない人が多い(私も大人になるまで知らんかった)のですが、
 名古屋の東部にあり地下鉄の駅名にもなっている、
 「覚王山日泰寺」の泰はタイの事なんです。ちなみに「覚王」はお釈迦様の事。
 明治の頃、シャム王のラーマ5世が、当時発見された仏舎利(釈迦の遺骨)を日本に寄贈
 してくれました。このラーマ5世はタイ近代化の父と呼ばれる名君で、奴隷解放をした事でも
 有名ですが、懐かしいユル・ブリンナー主演の「王様と私」に出て来る、聡明な皇太子です。
 日本の仏教界はこの事を大変重要な事と考え、特定の寺でこれを預かる事をせず、
 超教派の寺院を作り、仏舎利を安置しました。これが覚王山日泰寺です。
 今でも日泰寺の住職は、代表的宗派の管長が交代で務めるのだそうです。
 小さいとき近くに住んでましたが、そんなに偉いお寺とは知らなかった。
 びっくりしたのは、このお寺は建立当時、「覚王山日暹寺(にちぜんじ)」であったこと。
 暹国とはシャムの中国読みで、国名がシャムからタイになったので、寺名も替えたらしい。
 
  話が戻りますが、事前にインターネットで調べた所、タイのカレーというのは、
 だしをしっかり取った、肉野菜などを煮込んだ汁に、カレーペースト、ココナツミルク、
 砂糖!(ヤシから取ったものらしい)、ナンプラーと何種かの香草を入れて作る様です。
 香草は入れるときりがないので、2種類に抑えました。
 バイマックルー…これはコブみかんの葉。
 バイカバオ…これはホーリーバジルと言う香草。
 
  カレーを作る日、仕事帰りに例のタイ食材店に寄りました。
 まずはカレーペーストっと。一番有名で一番辛いグリーンカレーにします。
 タイの人は、もちろん自分で作る人が多いでしょうし、出来合いのを使う人も、消費量が
 多いですから大きいサイズのを買うのでしょうが、たまにしか作らない異邦人のために?
 50g(5人分位)の小分けのものが販売されています。ネット通販にもありますが、価格は
 150円~200円位なので試しやすいです。ココナツミルクは缶入りが多く、開けると始末に
 困りますが、この店には200ccのブリックパックがありました。パームシュガーも無事入手。
 これは小さなのがなくて500円位しました。かちんかちんに固まっていて、削って使います。
 まあなければ砂糖でもいいらしい。
 2種の香草は冷蔵ガラスケースにありました。バイマックルーは大きめのパック入りで
 「もっと少ないのない?」というと、
 「冷凍デキル。ダイジョブ」というので買いました。ご主人が使い方を教えてくれました。
 要するにシチューに使うローレル(月桂樹の葉)の様にそのまま中に放り込んでいいのですが、
 香りを強くするために、真ん中の葉脈をとりさります。
 バイカバオは「イタメル」そうです。切り花の様に束にしてあります。
 
  まずバイカバオの葉をちぎり、フライパンで炒めました。
 深い大フライパンに小分けした圧力鍋で煮込んだ肉と野菜と煮汁に水を足し、炒めた
 バイカバオ、ナンプラー、グリーンカレーペースト、ココナツミルク、顆粒の
 鶏ガラスープとパームシュガー(分量おっかなびっくり)を入れて最後に
 バイマックルーの葉を何枚か浮かべて、しばらく煮込めば完成。
 激辛ですが、かなり本格的なタイカレーが出来ました。
 
  ひーひー言いながら食べると、気分はエスニック。タイにいってみたいなあ。
 
  タイカレーを更に本格的にするために、先日いつもの店にタイ米を買いに行きました。
 タイ米と言うと、例の「米騒動」の時の嫌なイメージを思い出してしまいますが、
 やはりこの手のカレーにはいいですね。あと炒飯、お粥も最高。
 沢山は要らないので、小分けにしたものを1Kgだけ買って来ました。700円。
 食べてみて思ったのですが、あの時の様な嫌な印象が全くない。国産米が食べられないと
 いういらだちが不味く思わせたのか、米不足のどさくさにまぎれて等級の劣る米を
 大量に輸入して大儲けした輩がいたのか。これなら、カレー・炒飯はもとより、味の濃い
 おかずや丼めしなら、全然問題ないです。軽くてかえって食べ易いかも。
 
  今回お店に幼い姉弟がいて、お父さんは片言なのに、普通に日本語しゃべってました。
 子供は順応力が高いですね。お母さんが日本人なのかも?と思いました。
 名古屋のお嬢さんが、タイを旅行中にタイ人の青年と恋に落ち、実家の名古屋に一緒に
 戻って来てタイ食材店を開いた。というストーリーを勝手に妄想してしまいました。
 
 「王様と私」のモデルの女教師アンナは妄想癖があり、実際には王様とのロマンスなど
 なかったようです。まあ幕末の徳川将軍が外国人女性と恋に落ちるという位の無理が
 あるのでしょう。タイという国は王室への敬愛の念が強く、クーデターが起こっても
 どちら側も現在のプミポン国王(ラーマ9世。この方も英明な君主です)には忠誠を
 誓います。だから政局が泥沼にならないのです。
 そのためタイでは王室を侮辱すると感じられる「王様と私」も、最近リメイクされた
 チョウヨンファ主演の「アンナと王様」(多少史実に近い)も上映禁止だそうですね。
 まあアンナの妄想に比べて、私の妄想も劣るとも勝りません(←のだめより借用(笑))。
 
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               シェフのおすすめ
 
              「耳寄りな話」
 
  新しいMacBookPro、いいですねえ。特に15インチモデルにもFireWire800が搭載された
 事は羨ましいです。外付けHDが更に速いんだろうなあ。ちょっとしたビデオ編集など、
 現場でやってしまう、というパワーがあります。
 今回のMacBook Proは、どのWindowsノートよりも軽く、薄く、速く、そして性能比では
 実は安い。もちろんデザインや筐体クオリティも抜群、というWindowsユーザーにも充分
 選択リストのトップに上げてもらえる製品となった、とAppleは豪語しています。
 ご存知Apple純正"Boot Camp"で激速Windowsマシンに早変わり。その上、Windowsから
 立ち上げた時ほど速くはないですが、intelチップを使っているため以前のPower PC上の
 Windowsエミュレーターよりは充分に使える、OSX上のWin環境もあります。
 
  Macが標準という職場の方を除けば、Mac使いは良く言えば自分をしっかり持っている人、
 悪く言えば変わり者位に見られがちですが(涙)、新しいMacBook Proは、自分たちとは
 全く関係ないMac OSを使ってると思ってた人が、突然美しいNoteBookを携えて、
 
 「ん?Windowsってこれ位速くないとダメでしょ?」
 「君のノート、重くて分厚いねえ。電池1時間しか持たないの?」
 「へ?なんかそれ高くない?」
 
 という愉快な逆襲が可能です。始めてPCを買うエルメスさんにも勧め易いですよね。
 
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  cache memory 8MB搭載、毎分5400回転、seek timeは11m sec.
   垂直磁化記憶方式を採用した一枚辺りの記憶密度80GBの円盤を採用。
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