Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 234
                          2007.2/19
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             今週のシトラス
 
  前回の配信が大幅に遅れまして、誠に申しわげございません。
 単なるボタンの押し忘れという(汗)。
 また、バイクでこけたんちゃうやろか?とか、ご心配おかけしたかと存じます。
 大丈夫です。
 大丈夫と言えば、ダイハツタントのあのCM。
 「大丈夫。なんだけど・・・。」と言って彼氏のセーターに潜り込むあれ。今年上半期の
 「うらやましい大賞。」有力候補ですね(笑)。
 まあ、陣内孝則もうらやましいですが、紀香さんがセーターに入ったら、かなり伸びるかも(笑)。
 
  さて今なかなか手に入らない物といえば、任天堂の2つのゲーム機(DS欲しいよー)、あとは
 こないだこの欄でも書きましたメガマックです。私も話のタネにがっかりクーポンで一度食しましたが
 まあリバースする程、あ違った(汗)リピートする程のものじゃないです。
 それほど有名じゃないですが、かなり大変な事になっているのが、最近ミスタードーナツで販売開始の
 「オールドファッション抹茶」です。
 
  テレビCMで玉木宏が宣伝している事もかなり関係はあると思います。昨年末に終了した
 「のだめカンタービレ」は上野樹里・玉木宏という主役をはじめ、ジャニーズ系を一人も使わず
 平均20%弱と言う、最近の月9としては、まずまずの数字を残しましたが、
 この5人に1人のほとんどが、半端じゃないマニア化しています。)、番宣だけ見て
 「マンガ原作のおふざけドラマか」と引いた方も、DVDが出たら是非見直していただければと思います。
 
  ドーナツの主購買層である女性客が、男の私でさえ「かっこいいな」と思わせる玉木宏につられて、
 とりあえず買いに走ったのは当然と思われます。普通は家族分買って帰る方が多いでしょう。
 まあ、このドーナツを買うと玉木グッズが貰えるわけでなし、それでリピートがなければ、一日600個
 (普通のとチョコ付きのと300個ずつ)というこのドーナツが毎日午前中に売り切れると言う事はない
 でしょう。つまり、玉木につられて買った人も、その人が買って帰ったドーナツを食べた人も、
 皆リピーターになってしまう、相当強い魔力がこのドーナツにあると言う訳です。
 とにかく甘過ぎず、抹茶の味が濃くいかにもカテキンやなんかで健康になりそうで、しかもサクサク。
 私はこのミスドの抹茶には完全にリピーター化してしまいました。
 ま、騙されたと思って一度ご賞味下さい。ホント。
 
  下のコラムの映画を見た時、同じ建物にあるミスドでコーヒーを飲みました。
 夜でしたので当然抹茶はなく、コーヒーとホームカットを頼みました。今更ですがこのホームカットも
 いいんですよ。一番甘みが少なく、かりっとした食感。アメリカのおふくろの味、という所でしょうが、
 私たちの子供時代、家で母が作ってくれたり、店で買ったりしたドーナツはは生地も甘く、砂糖が
 まぶしてありましたが、このホームカットはほとんど甘みがありません。
 時間があるので、本読みながらミスドでお代り自由なコーヒーを。なんて時にはお供にいいですよ。
 しかも一番安いし(笑)。
 マックの新しい朝食メニューに比べても、こっちの方が甘みがないので、朝食のパンの代りも全然OK
 だと思います。というわけで、今の私のミスドフェバリットは抹茶とホームカットです。
  
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             ヤドカリの貝殻 2007.2/19
 
         「40歳以上の方には思い出、それ以下の方には歴史」
 
  「××が店開いたんだ。行ってやろうよ。」なんて事がありますよね。同級生とかで、脱サラして
 飲食店始めたりして。
 私にとっては、今度の映画はそんな感じでした。
 ホイチョイプロダクションは大学の遊び仲間の延長で出来たエンターテイメント企画グループ
 みたいな団体で、ビックコミックスピリッツに約20年以上にわたり4コママンガを連載しています。
 私は少年サンデーの「うる星やつら」で高橋留美子の大ファンになり、ビッグコミックスピリッツ
 という聞き慣れない(当時)隔週誌に高橋留美子が連載すると言うので、この雑誌に出合いました
 (これが「めぞん一刻」だったわけですね。)。
 
  広告業界を舞台とした「気まぐれコンセプト」はその時代の流行を反映し、バブルからその崩壊、
 世紀末から現代まで、膨大な現代史の記録となっています。私の知る限りではこのマンガは
 一度も休載した事がありません。今回
 「気まぐれコンセプトクロニクル」として、分厚い単行本として発売され、書店でもベストセラーに
 なっています。
 ちょっと尾籠な話で恐縮ですが、私、トイレに本を持ち込まないと快便出来ない体質なので、
 このどこから読んでもいい膨大なマンガ集は体調維持のため必要と判断して(笑)、
 セブンアンドワイ(インターネットで注文し、セブンイレブンでお金を払って受け取り。宅配の
 受け取りが時間的に無理な人や、家族に内緒で本を買う時に便利(笑))で予約し、購入しました。
 2000円以上の本を買うのは珍しいんですけど。
 
  一方ホイチョイプロダクションは映画製作でも有名で、とりわけ第一作の
 「私をスキーに連れてって。」はスキーを冬のスポーツとしてではなく、おしゃれな娯楽として
 紹介し、ユーミンの苗場コンサートと並んで、大スキーブームを巻き起こしました。
 今ではスノボに圧倒されていますが、ある時期スキーは唯一の
 「親が許す外泊」として、多くの恋愛を飾っていました。
 映画はその後も数年に一度公開され、「メッセンジャー」を最後に長い休眠に入ります。
 私のビッグコミックスピリッツを読む習慣だけは残り、毎週喫茶店で、気まぐれコンセプトで
 最近の流行を仕入れるのを楽しみにしてましたが(リア・ディゾンとかね)、映画はもう
 撮らないものと思っておりました。
 
  昨年秋頃から、ホイチョイが新しい映画を作る事、そしてそれはタイムマシンでバブルの頃に
 行く話である事が告知され、楽しみにしておりました。
 いつもの様に、なんとなく製作され、それとなく中ヒットするというホイチョイ映画のパターン
 かと思いましたが、意外なテレビ宣伝の力の入れ様で、なんか遊び仲間が額に汗して働いている
 姿を見てしまった様な感じがいたしましたが、これはこの映画がかなりの制作費をかけ、そして
 いままでのホイチョイ映画の主題であった「若者像」みたいなものとは違って、今回の映画は
 制作側が言いたい事がはっきりあるということの様です。
 
  実際映画を見ての感想ですが、テレビCMの「娯楽作!」という印象とは異なり、経済小説を
 読んでいる様な始まりです。主人公はバブル崩壊とその後の大不況を回避するため、タイムマシン
 に乗って、当時の日本に向かいます。現代とのギャップを笑い飛ばすホイチョイ特有のギャグが
 随所に見られ、バブルを知らない若い層にも楽しめ、マンガの方はエッチなところもありますが、
 映画にはいつも通りエッチなシーンも無く(1分程しかない広末涼子の競泳水着はかなりドッキリ
 でしたが(汗))、お子様にも楽しめます。特にバブル期に青春を過ごした40台以降の人たちには、
 懐かしいシーンもたっぷりあり、何か昔の自分の恥ずかしい行いを突然想い出して、夜中に、
 「あーーーーっ!」と悶えるのと同じ様な気分にさせられます。
 「バブルとは何だったのか?バブル崩壊は回避出来たのか?」をかなり真面目に語った作品ですが
 親子愛(特に自分がお腹を痛めてるわけでないのに子供と向き合わざるを得ない父親の気持ち)を
 韓流っぽくなく描いている所も、大げさに言えば小津映画の様ともいえます。
 タイムトラベルものには必須なタイムパラドクスに関わる「あーなるほど!」というカタルシスは
 ほとんど無く(この点は先行の「サマータイムマシンブルース」の方が良く出来てました。)、
 筒井康隆の伝説的歴史短編SF「ヤマザキ」のような突き放し方ですが、ストーリー展開より、
 本当に制作側が言いたい事がある様です。
 
  映画は俳優の好みにも左右されるので、阿部寛、広末涼子(実はアイドル時代はあまり好きで
 なかった)といった俳優にどれだけ感情移入できるかにもよりますが、史上日本が最も豊かで、
 皆踊っていた時代の事は、必ず後世この国の歴史に特異な時代として語られることだと思います。
 「あの時もうすこし堅実にやっていれば、今頃は・・・。」と誰もが忘れたい恥ずかしい思い出と、
 その後の暗い時代は、私も共有して来ましたので、重々しいドキュメンタリーよりも、ずしんと
 心に響きました。
 「あの頃の記憶は次第に薄れ、またいつか来た道を再び歩もうとしている。」という言葉は、
 戦争の事についてよく語られますが、たった20年前のバブルについても言える事だと思います。
 「もはや世界のどの国にも学ぶ事は何もない。」と豪語していた時代から、ジェットコースター
 のように、どん底まで落ちたこの20年。最長の好景気と言われても国民が信じないのは、そういう
 経験から賢くなったからで、バブルを知らない世代がまた踊らない様に、この映画を学校からも
 見に行ったらいいんじゃないかと思います。
 
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               シェフのおすすめ
 
                「抑え」
 
  ここ10年で、プロ写真家のストレスは大幅に軽減されました。芸術的な写真を発表する写真家は、
 もしカメラの故障等で、撮った写真が使い物にならなくてもまた撮ればいいですが、スポーツ写真や
 記念写真、行事写真を撮る写真家は、やり直しはききません。したがって布を持ち上げて後ろから
 覗く様な写真機を使う写真家は、6×6等の中判カメラを抑えとして使い、ハッセルブラットの様な
 中判カメラで仕事する写真家は抑えとして35mm一眼レフを使い、一眼レフを仕事に使う写真家は
 コンタックスやリコーの高級コンパクトカメラを念のため持ち歩きました。
 デジカメがプロの仕事用に使い物になる様になる様になったここ数年で、現場で結果が確認出来る
 様になったので、プロの仕事も随分変わりました。
 ドキドキしながらプロラボからのポジの仕上がりを待って、ライトテーブルに広げて慎重に写真を
 選ぶ代りに、マックの画面でApertureを使ってざっと使えそうな写真を選び、その場で転送、という
 作業は、写真家の心労を大幅に軽減しました。デジタル化が一番早かったのが、子供写真館でした。
 10年前の子供の七五三の時、写真館が既に完全にデジタル化されている事に驚きました。その場で
 親に一番いいショットを選ばせると言うシステムは、顧客の満足度は非常に高いのです。
 
  と言う訳で、プロでない私たちも、カメラは一台あれば充分になりました。しかも抑えには携帯が
 ある訳で、噂のiPhoneもAppleが作るのですから写真機能も充実しているのでしょうね。日本では
 携帯として使えなくても、ちょっと欲しい気がします。
 こういう時代にコンパクトデジカメって、どういうポジションなのかなあ?と思いますね。
 昨年の人気No.1一眼デジカメはペンタックスのK10Dですが、これが10万ちょっとで買えてしまうのが
 最近のカメラ事情です。一眼デジカメにパンケーキと言われる超薄型レンズを付けると、一昔まえの
 上級コンパクトデジカメ位の取り回しとなり、これ一台でお散歩カメラとしていけてしまうのです。
 
  ただ荷物を多く出来ない旅行の時や、とにかく万一カメラが壊れたら謝るでは済まない撮影の
 時は、やっぱり抑えのカメラは必須かも知れません。またライカ以来、コンパクトな筐体に高い
 機能を詰め込んでいる小さなカメラは、写真好きの心をいたく刺激します。
 なんの変哲もないファミリーユースの様なカメラが、実は高機能というのはカメラ好きには
 たまらないカタルシスなわけです。
 日本人は小さな物が好きで、多少使い勝手に癖があっても小型化にこだわります。
 先日「PowerBook2400の様なコンパクトノートをAppleが日本市場向けに検討しているらしい。」と
 いう希望的な記事(それ位日本市場は苦手ということらしい)が流れましたが、2400も日本では
 熱狂的な支持を得られたものの、アメリカではさっぱりだったという経緯があります。
 キヤノンは日本人好みのコンパクトデジカメとしてIXYというシリーズを持っています。初代が
 発表された時、斬新なデザイン、金属を多用した高級感溢れる質感と、中田英寿を起用したCMで
 一気にコンパクトデジカメの主流になりましたが、アメリカではそれほど支持されなかった様です。
 一般的に欧米人の手は大きいので、小さいカメラは使いにくいという評価があります。
 キヤノンのもう一つのコンパクトデジカメシリーズはPowerShotといい、こちらの方がカメラらしい
 形をしています。アメリカではこちらの方が好調の様です。
 IXYにも最上位機種がある様に、PowerShotにもGシリーズと言う最上位機種があり、今回7代目が
 登場しました。今まではデジ一眼がここまで普及する前の、大きめの高級コンパクトデジカメの
 デザインコンセプトを踏襲し、またアメリカ市場を意識してGシリーズは大きめのデジカメでした。
 しかし、EOSKissDの好調を考えると、レンズが外せないだけで同じ位の大きさの高級なコンパクト
 デジカメを作ってもあまり意味がなくなって来ました。
 こうしてG7は先代より随分小さくなりました。一般的なコンパクトデジカメの様にレンズも筐体に
 しまえるようになりました。106.4mm×71.9mm×42.5mmの筐体にこれだけの高性能。
 もちろんコンパクトデジカメの撮像素子の面積は一眼デジカメより小さいので比較は出来ませんが
 (乱暴な比較をすれば600万画素の一眼デジカメは600万人の朝青龍、1000万画素のコンパクト
 デジカメは1000万人の小学生)。1000万という画素数は現在最高レベルです
 
  しかし、このカメラの本当の人気は操作性のよさ。
 例えば、シャッターボタンを押す事位しかしない人には、完全フルオートな操作性が約束されて
 いますが、少しでもフィルムカメラを使った事のある人なら判る「ISO値」の変更を、上部にある
 ダイアルで簡単に変えられます。フィルムのISO感度はデジカメには関係ありませんが、便宜上
 どのデジカメもこれを変更して被写体の明るさに対応しています。
 「部屋の中で、ストロボも使いたくないから、800位にしとこ。」という様に、直感的にダイアルで
 変更出来る訳です。
 一方ある程度写真が好きで、完全マニュアル(これも出来るのですが)はともかく、
 「AV(絞り優先モード)」や「TV(シャッタースピード優先モード)」を多用する方には、
 右手親指がちょうど届く背面ジョグダイヤルで簡単に絞り値(AVの時)やシャッタースピード
 (TVの時)を変更出来ます。カメラ好きが何を喜ぶか、良く知っている設計です。
 一眼デジカメと比較して、ファイル形式にRAWモードを持たない事がコンパクトカメラらしいですが、
 そのかわり仕上がりに多様なモードを持っており、ノーマルではちょっと渋めの仕上がりですが、
 ポジモードと言う、スライドフィルムに光をあてた時のようなモードも持っています。一般的に
 デジカメではファミリー向き機種は鮮やか(過剰)という印象がありますが、このモードなら
 鮮やかでありながら、プロも納得する仕上がりになる訳です。
 
  ちょっと触ってみた感じでは、小さい割に重量があり高級感が漂っています。銀塩の時の、
 ライカCL(ライツミノルタCL)のようなポジションになるのではないでしょうか?
 評判のダイヤルは確かに使い易いです。コンパクトデジカメの世界では絶滅状態のファインダー
 (液晶で確認しながら写す人が多く、肘が体から離れてカメラが揺れるためファインダーにかける
 コストを手ぶれ補正に回すのが主流)もズーム連動の立派なのものが入っています(もちろん
 手ぶれ補正も最新の光学式のものが奢ってあります)。
 これはデジタルですが、デジカメではなくカメラです。
     
 ☆Canon PowerShot G7          ¥59,850(税込)
  キヤノンのコンパクトデジタルカメラのフラッグシップ”Gシリーズ”の最新作。
  1000万画素の実力とシリーズ初の沈胴式ズームレンズ(7.4-44.4[35mm換算35-210]/2.8-4.8)搭載。
  前製品に比べ大幅な小型化を実現した高級コンパクトカメラです。
  ボタンやダイアルはプロにも納得がいく使いやすい設計で、必要な時に必要な変更がすぐ出来ます。
  写真が趣味の方のサブ機に、最高の写真を撮りたい方のメイン機に、長期の海外旅行等にも、
  このサイズなら困りません。
  クラシックカメラを意識しつつ、最新の洗練されたデザインと初心者にもうれしい
  「顔認識露出補正」等の先進機能をコンパクトな筐体に詰め込んだ高級機。
  質感にもこだわっています。
 
 
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       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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