Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 254
                          2007.7/24
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             今週のシトラス

  参院選挙も間近。テレビCMもばんばん打ってますが、アメリカでもブッシュの後の
 大統領選挙が始まろうとしています。
 アメリカの大統領選は、共和、民主のそれぞれの候補者が決まるまでに長い時間をかけ、
 その後一騎打ちになるという、日本シリーズみたいな方式です。まだ候補者が名乗りを
 上げている段階で、共和党では9.11で信頼感を発揮したジュリアーノNY市長。民主党では
 あのヒラリー・クリントン女史が最有力となっていますが、ここへ来てかなり有力な
 新人が浮上してきました。
 バラク・オバマ上院議員。もちろん以前から注目されていた政治家ですが、日本では
 それほど知られていませんでした。

  なぜ彼が注目されたかという理由は、ヒラリーの場合に似ています。
 ヒラリークリントンが大統領になれば米史上初の女性大統領ですが、オバマが当選すれば
 史上初の黒人大統領。かれはケニア移民の父と、白人の母との間に生まれ、父とは離れて、
 祖父母の白人社会の中で育ちました。しかし当然いつも外見は黒人と見なされ、昔程
 露骨な差別はなかったでしょうが、常に
 「僕はどっちなのか?」というアイデンティティーの問題に悩んだ青年時代を過ごしました。
 彼は今は自らを「アフリカン・アメリカン」と自称し、驚くべき率直さで語りかけ、大変
 強い支持を白人社会にもマイノリティにも広げつつあります。
 「リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただアメリカ合衆国があるだけだ。」
 「黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン人のアメリカもアジア人のアメリカもなく、
  ただアメリカ合衆国があるだけだ。」
 「イラク戦争に反対した愛国者も、支持した愛国者も、みな同じアメリカに忠誠を誓う
  アメリカ人なのだ」と語った演説は名演説として今後も記憶されて行くと言われます。

  マイノリティにとっては、その外見故に彼が舐めて来た辛酸は共感でき、信頼に値する奴
 というイメージをもち、白人には彼が白人の血も半分持ち、白人社会で育ち、超難関の
 ハーバード大学ロースクールで優秀な成績を収めた政治家である事は、
 「時代の流れでマイノリティが大統領になるのは時間の問題だろうが、それなら彼がいい。」
 という意識を生みます。
 人種の壁を越えるための過渡期の指導者としては、理想的な条件を満たしていると思います。
 外見は政治家にとって大変大事な要素の一つですが、事実彼はハンサムであり、お父さんも
 「娘が彼氏と言ってガイジン連れて来ても、オバマ氏ならOK。」じゃないでしょうか?
 (現実の彼はもう白人の奥さんがいますが。)
 YouTubeで、水着の美女が、
 「オバマじゃなきゃ嫌。」と歌いながら踊る、勝手連が作った動画が驚異的なアクセスを
 記録しているそうですが、安倍さんや小沢さんじゃ失笑されるだけでしょう。

  今まで有力な黒人候補としては湾岸戦争の英雄、パウエル将軍がよくあげられましたが、
 大統領候補はタフなイメージがないといけなかった感じがあり、その点では浮気した夫を
 引退させ、自分が政治家になった(しかも夫より有能(汗))ヒラリーはもの凄いタフな
 女性といった感じです。
 オバマ氏はもの静かで誠実なイメージが強く、そういう意味では異質ですが、
 エイブラハム・リンカーンみたいな感じかな?と思います(ちょっとほめ過ぎ?(笑))。
 アメリカ人も、「紅の豚」に出て来るカーチスのような典型的アメリカンタフ男は、
 嫌になったのかもしれないですね。

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             ナゴヤからの手紙 2007.7/24

              「グーテンターク」

  よくある国別ジョークに、こんなのがあります。
 沈没しそうな船で、乗客を救命ボートに乗せるため、海にとびこませようと船員がこう言った。
 イギリス人には「ここで勇気を持って飛び込むのが紳士ってもんです。」
 アメリカ人には「ここで飛びこむと、ヒーローになれますよ。」
 イタリア人には「たった今、奇麗なお嬢さんが飛び込みました。」
 日本人には「みんなもう飛び込みましたよ。」(汗)
 そしてドイツ人には「法律で決まってます。」

  私なんかは自動車好きですから、ドイツの高速道路「アウトバーン」には憧れますね。
 速度制限なし。もっとも省資源と温暖化防止のため、最近では最高速度が設定された区域が
 多いそうですが、とにかく何車線もある道路の右端から中央に行く程速い車が追い越して行く。
 80km/hのビートルの左を100km/hでゴルフが追い越し、それを120km/hでアウディが、それを
 150km/hでベンツCクラスが、さらにそれを180km/hでポルシェ911カレラが・・・。
 日本でこれをやったら、大事故続出でしょう。
 天白区役所の近くに、かつて「奇跡の交差点」と呼ばれた場所があります。
 かなり交通量のおおい道路が交差する四叉路ですが、信号がなく、全ての方向に一旦停止の
 標識がついていました。車校(東京では自校ですかそうですか)で習った通りの「左方優先」を
 守り、一台分は止まって通してあげる。これを順番に全員が守ればスムースなわけで、
 「ドイツっぽいな。信号要らないじゃん。」と思って感心しておりましたが、残念ながら現在は
 信号が付いております。
 譲り合いの精神に欠けた人が事故を起こしたか、規制が大好きなお役所が設置したのか、
 とにかく信号のない頃より、明らかに渋滞しております。
  ドイツには食品の製造法に関する法律が大昔からあり、守らないと販売出来ません。例えば
 ビールの製造法に関する最古の法律は、1517年の有名なルターの宗教改革とほぼ同じ頃に制定
 されています。
 ドイツでビールと言えば、相方はやっぱりソーセージですね。私はまだドイツに行った事は
 ありませんが、観光ガイドなどではドイツの町には市役所!の地下に広大なビアホールがあり、
 山盛りのソーセージ、ジャガイモ、ザワークラウト(キャベツの酢浸け)を頬張りながら、
 もうぐいぐい、すんごいジョッキでビールをいっちゃってるほっそりした金髪美女(なんでやねん
 なんで太らんねん。秘訣を教えれ~!!)なんかが写っておりますな。
 私はソーセージが大好きで、安売りスーパーなどで薄切りしてトレイに乗せたビアソーをご飯に
 乗せて食べるのが一番好きな朝食だったりします(カロリー的にはヤバいですが(涙))。
 本格的なソーセージは、名古屋でも高級なスーパー(フランテとかインターナショナル、成城石井)
 には豊富に揃っておりますが、わざわざ高いお金をだして買う事は殆どありません。
 あんまり感動がないんですね。それは、ソーセージは保存食品ですが、やはり鮮度がいいものが
 本当は美味しい、と言う事に尽きます。

  冬になると牧草や飼料が不足するために、ヨーロッパの人々は家畜を殺します。次の春には
 仔が生まれますので、数は減らないのです。クリスマスシーズンの大御馳走も、そういう半ば
 ヤケクソな動機で、実はキリストが生まれる前から普段はパンとチーズしか喰わない農民たちは、
 色んな神々の祝祭にかこつけて、昔からこの時期に年に一度の肉大食い大会をしてます。
 食べきれない肉は、日本の農民が漬け物を漬ける様にソーセージ、ベーコンなどの保存肉とし、
 長い冬の間ちびちびと食べつなぐのです。古くなった肉の臭みを隠すため香辛料が必要であり、
 アラブ人との東方産香辛料の交易で大もうけしたイタリア人はルネサンスの華を咲かせ、
 それが悔しいスペイン女王はコロンブスを派遣して反対側からアジアに行く航路を探させたところ
 間違って(笑)新大陸にぶつかっちゃった。という、食い物の恨みで歴史は動くのでス。
 とにかく、どんなに香辛料を駆使しても、ソーセージも新しい方が美味い訳で、近くに製造工場
 (まあ工房と言う規模のものが多いです)がある方は幸せですね。

  名古屋には「アルザス」という名店がございます。
 ここのご主人は、本当にアルザス地方でソーセージの製法を学んだマイスターで、この言葉は
 日本のテレビ番組などでは「達人」位の意味でしかありませんが、ヨーロッパでは厳しい
 徒弟制度の下で修行し、国家試験に合格した人だけが名乗れる資格なのです。
 アルザスは現在フランス領土ですが、ドイツとの国境に面し、歴史上数えきれない程、ドイツに
 なったり、フランスになったりして来ました。道徳の授業でよく題材になる19世紀後半の短編
 「最後の授業(アルフォンス・ドーデ作)」では、明日から職を失うフランス語教師の最後の
 授業の様子が淡々と語られますが、もちろん違う時代にはドイツ語教師の最後の授業もあった
 訳です。愛知が世界に(これは誇張のつもりはありません)誇るテーマパーク、犬山の
 「リトルワールド」にはアルザスの農家がありますが、この地方がいかにドイツの文化の影響を
 深く受けて来たかをはっきり感じ取る事が出来ます。アルザスのソーセージは全くドイツ風
 ですし、名前はフランス風ですがザワークラウトもちゃんとあります。

  この地で学んだご主人は、名古屋にフランス料理店を開店します。まだこのころの日本では
 ソーセージの専門店でやって行くには難しかったのだろうと思いますが、この末盛にあった
 店に、奇しくも私は言った事があります。持ち合わせが少なくて、お子様ランチ(大人も可)を
 注文しましたが、ソーセージのおいしさは印象的でした。

  二度目は家の比較的近く(瑞穂区の天白川近く)でバス通りに大きな看板があったこと。
 ソーセージの盛り合わせの絵に「アルザス」の文字。最初は同じ店とは思いませんでしたが、
 看板を頼りに少し奥まった住宅地の中に隠れる様にあったその店は、まさしくあの店の
 ご主人と奥様がやっておられました。美しい姉妹の娘さんたちが手伝っておられました。
 ソーセージが実は本職である事はその時聞きました。後で何かの記事で読みましたが、その頃
 ようやく日本でも本格的なソーセージの素晴らしさが浸透し、東海の一流ホテルの厨房からも
 アルザスへの注文が入り始めたのだそうです。
 家族にも無論大好評でしたが、やはり朝食や昼食のおかずにするにはコストがかかり、
 夕食に「アルザスのソーセージしか出来ない」レシピを開発しました。極めてシンプルです。
 ちゃんとした名前がヨーロッパではあるのでしょうが、家では
 「ソーセージ鍋」で通っておりました。

  材料は「白いソーセージ」と「フランクフルター」。そして生食できる「ベーコン」。
 あとはキャベツとコンソメスープがあればできます。
 キャベツを4つに切ってベーコンを挟み、薄いコンソメスープでコトコト煮ます。
 キャベツが柔らかくなったら夫々ソーセージを入れて、茹でて食べるだけ。バケットに
 合う事合う事。
 この料理は焼くのと違い、本当に素材の差が大きく出るので、アルザスのソーセージと
 ベーコンがなければダメなのです。

  その後アルザスは石川橋に移転し、何度も通いましたが、あるとき久しぶりに前を通ると、
 なんと喫茶店になっていました。
 今思えば殆ど居抜きで開業したその喫茶店で移転先を聞けば良かったのですが、
 「知りませんねえ。つぶれたんとちゃいますやろか(何故か関西弁)。」などと言われるのが
 怖くて、聞けなかったのでした。
 かくして、我が家の人気メニュー「ソーセージ鍋」は封印されました。
 ところが最近何気なくソーセージで検索していたら、なんとアルザスは日進市に移転しており、
 ちゃんと営業している事がわかりました。もうわくわくして飛んで行きました。
 ご主人も奥さんもおられ、下の娘さんもおられました。思えば高校生だったお嬢さんが
 美しく成人なされて・・・爺は嬉しゅうございます。
 
  待望の「ソーセージ鍋」を再開するにあたって、昔程裕福でない我が家ではベーコン200g、
 ソーセージ各1本づつと制限しましたが、そのかわり新技術の導入もございました。
 「キャラウェイシード」ってご存知ですか?東方由来でも、新大陸渡来でもなく、昔から
 ヨーロッパにあったハーブの種ですが、キャベツの煮込み系との相性が抜群との事。
 前から探していたのですが、ようやくフランテで発見しました。確かに相性いいです。
 家族も久しぶりの味に感慨ひとしお、といった感じでした。
 以前いつもの友人たちと、男3人でソーセージ鍋パーティをやり、ビールを痛飲しましたが、
 この夏にまたやろうぜと計画しています。夏の鍋は暑そうですが、ビールがあれば別(笑)。

  一杯の美味しいスープは良い一日(グーテンターク)をもたらす。
 本当にそんな豊かな人生を実感出来ました。
 やっていてくれて、見つかってくれて、ありがとう。アルザス。

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             シェフのおすすめ

             「Life is Music!」 

  息子のiPodが壊れ、私の初代を貸しておりますので、今私はiPod無しの生活をしております。
 通勤の時などは携帯で動画を見ていますので、特に音楽は要らないのですが、
 やっぱり寂しいですね。随分前に公開しましたが、私は*Relax*という、聞くとくつろげる
 プレイリストを持っており、これさえあればとりあえずいいので、壊れたiPodを騙して、
 これだけインストールしてみようかと思っております。
 例えば海に行って、のんびりくつろぐとき、ちょっと音が欲しいのですよ。
 ヘッドフォン道楽は続いておりますが、やっぱり健康診断で、
 「ちょっと高域の聴力落ちてるよ。」と言われると、家にいる時位はスピーカーで聞きたいもの。
 ジョブス自宅用システムも欲しいですが、いかんせん高杉。
 ウーハー付きで、場所撮らない5+5+15Wアンプ内蔵としては、この価格なら納得です。
 
  一方万一今使っているPowerBookG4が壊れたとき、どうしようか?と言うのは頭の痛い問題です。
 つい安い物を買ったりしているので、お金はたまらないんですよね。
 現実的なところとしては、一番安いMacBookですが、クラシック環境でいいからOS9が動いて欲しい
 アプリケーションも一部使っており(Adobe Pagemill 1.0!!)、G4Macの高クロック機を中古で
 ゲットしたいなと思います。
 そういう意味ではG4のMac miniがいいなあと思いますが、ヤフオクでもあまり安くなってないです。
 なんか発売当時、
 「5万円台?安~~っ!!」という記憶がありますが、どうも中古でもそれ位で落札が多い。
 なんか最近売れ行きが昔程ではなく、時期モデルはもうないのでは?とまで噂されるMac mini
 ですが、どう考えてもIntelになってからの価格設定が原因だと思います。
 あれならクラシックが使えなくても、あと数万貯めてアップルストアの再調整MacBookを狙った方が
 いいかも・・・とさえ思ってしまいます。
 でもMac miniの小ささは理想だなあ。小さめの液晶モニタとキーボードを組み合わせて
 今の仕事はほぼ問題なく出来ます。

  できるだけ、今使っているPowerBookG4には頑張って欲しいと思いますが、
 今回のお買い得セットにはおおいに食指が動きます。
 いわゆる「つぶしがきく」周辺機器ですね。
 しばらくはiPodとのコラボ。
 ご縁があってMac miniがお嫁に来た時、3台重ねておけばうっとり。
 USBハブにもなってますし、結構なじむMacになりそうです。

 ★4ポートUSBハブ搭載アンプ内蔵スピーカーGH-MM-204SP+ウーハーGH-MM-WF 特価¥5,250(税込)!
  スピーカーとウーハーシステムの超特価セット!
  Mac miniにデザインを統一されたハードディスクケース。
  USB2.0を4ポート搭載しています。アンプは5W+5Wで内蔵スピーカーを駆動。
  入力はステレオミニジャックですので、iPodなどにもご利用いただけます。
  これに低域を強化するMac miniのデザインに合わせたウーファシステム(アンプは15W)をセット。

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       パソコンレスキュー はじめました

  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。

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