Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 266
                          2007.10/24
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             今週のシトラス
 
  もうすぐ日本シリーズ。名古屋人として、中日の大躍進は誠に嬉しい限りですが、
 今年初めての「クライマックスシリーズ」が本当に成功だったのかは、議論が分かれる
 所です。ペナントレースの中日は、福留を欠いた時点でもう駄目だろうと思ってましたが、
 ここまで来たのは驚きです。前から言われていた事ですが、やはり第一ステージを勝ち抜いて
 きた2or3位チームに、随分待たされる優勝チームが勝つ事は、モチベーションと体調維持の
 面でかなり難しいのではないかと思います。落合監督も中日選手も、その辺が頭にあったので
 シーズン最終時期に、すこし手綱を緩めたのでは?とさえ考えてしまいます。
 プレーオフ直後バリバリ現役で戦えるパリーグに日本シリーズで勝てなくなったが、今回の
 クライマックスシリーズ導入の原因でしょうが、頑張った巨人優勝が、なんかとても色あせて
 しまった事は事実です。巨人の様子は、去年の日本シリーズの中日そっくりでしたね。
 
  「1年戦ってきたのに、数試合のプレーオフで決着するって納得出来ない。」という声も
 あるでしょうが、やはり日本シリーズに出場するチームが、リーグ優勝チームでしょう。
 そして、シリーズ直前にもっとも調子のいいチームがリーグ代表になるべきです。
 大リーグとの違いは、ワールドシリーズと日本シリーズの重要度の違いかと思います。
 メジャーでは、地区優勝とか、ワイルドカードとかより(恐らく選手の年俸には重要で
 しょうが)、ワールドシリーズで優勝する事が最高の目標であるのに対して、
 日本シリーズは何年かたつと、
 「あの年は阪神が優勝したよな、で、日本シリーズはどっちが勝ったっけ?」と言う感じ。
 日本では、とにかくリーグ優勝なんですね(特にセリーグ)。
 就任以来、必ず優勝か2位なのに、日本シリーズ制覇がないことを死ぬ程苦にしているのは、
 監督の中でも落合監督ぐらいのものでしょう。
 三冠王になっても、閑古鳥のなく川崎球場でプレーを続けた落合らしい発想です。
 
 
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                         お知らせ
 
  誠に勝手ながら10月24日~27日、店舗・店頭業務が臨時休業となります。
 29日より通常通り営業となりますので宜しくお願い致します。
 
 
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             ナゴヤからの手紙 2007.10/24
 
             「至福の四半時」
 
  昨日の晩、4時に目が覚めました。天井で、ものすごい運動会があったからです。
 前にもお話しましたが、いま我が家にはネズミが猛威をふるっており、静かに食料の一部を
 かすめて行く程度は構わないのですが、どういう訳だか、もの凄い音をだします。
 この日に備えて餌付けをしておいた(食べ残りを置いただけですが)、野良猫が天井裏に入り
 ついに掃討作戦に出たかとも思いましたが、それにしては猫の声はない。
 職場に行って、
 「あー猫飼いたい。」とつぶやくと、
 「えっ?猫好きなんですか?」と聞かれたので、
 「いやー、ネズミが凄くて。」と言ったところ、みんなに、
 「最近の猫はネズミなんて捕らないですよ。」と言われました。
 知ってますぅ~う。
 多分猫って元々あんまりネズミを捕るもんじゃないと思うんですよね。大好きだとは思うけど。
 「トムとジェリー」みたいに労多くて報われない仕事だったんじゃないかと思います。
 人間が野生の一年草である「稲」を栽培して大量生産し、乾燥させれば、
 「まあ一年中喰えない事、なくね?」と言う事に気付いた(実は暗示に過ぎない事は、新米を
 食べると、つくづく判りますよね(汗))時から、倉庫を狙うネズミとの戦いが始まりました。
 イランで自生していた小麦を広く栽培する様になったヨーロッパでも状況は同じで、エジプト
 原産と言われるこの小型肉食獣が飼われる様になりました。飼われるというのもちょっと違い、
 すばしこい御馳走のチビが良く出没する穀物倉庫周辺に、張り込みしてただけだったのですが、
 この獣の可愛さに参ってしまった先祖の誰かが、反対する仲間(理由:喰えないから。犬は
 とりあえず食用家畜として飼われ始めた事は、ほぼ定説です。)を押し切って飼う理由が、
 「でもさ、ネズミとるんだぜ。」だったんです。
 
  この愛想のない小動物は、狩りの供になったり、羊飼いの助手になったり、牛乳を運んだり、
 雪山で人を救助したり、目の不自由な人の目になったり、麻薬を見つけたり、泥棒を撃退したり、
 敵将の首を取って来たり(そんな奴は里見八犬伝の八房だけ(笑))する事は一切せず、ただ
 「時々ネズミをとる」特技だけで、何千年もやってきました。たいしたもんです。
 こいつらの愛らしさは、今で言う「ツンデレ」につきると思います。
 「別にだっこして欲しいとか、背中をふもふもして欲しくて来た訳じゃないからねっ!」
 という感じですねえ。
 ただ猫を飼うのは、都会ではそれなりのコストを伴います。なによりどこかに行かない様に
 家の構造を考えねばなりませんし、猫様には恐らく不本意でしょうが、不妊手術、去勢手術も
 必須でしょう。「ねこまっしぐら」も高いですし。
 我が家には、忠実な番犬。外観に年齢が近づいて来た老ミニュチュアシュナウザーがおり、
 猫まで飼う余裕がありません。
 
  ため息をついておりますと、同僚がねこカフェと言う物を教えてくれました。
 「そりゃ、キャッツカフェ(名古屋にあるファミレス)じゃないよね?」
 「違うって。」
 「猫耳付けた、露出度の高いウェイトレスさんがいるとか。」
 「ウェイトレスさん、猫耳付けてるけど、オーバーオールだった。」ふーん。
 聞くと、本物の猫と遊べるカフェらしい。検索すると、なんと前にシトラスがあった所の近く。
 つまり繊維街「長者町通」にあるらしい。ふむふむ。
 漫喫みたいに居るだけでお金がいるのね。15分300円で、最低30分と。その他に飲み物か
 食べ物を注文要と。メニューを見るとコーヒー400円はともかく、パスタ600円はあの辺なら
 安い位ですね。
 
  と、言う訳で早速仕事の後行って来ました。
 私にはカシオの誇るサッカー審判時計がありますので、これで30分セットすれば最短時間で
 いけるはず。なんか飲み物よりパスタの方が割安に思えるので、そっちでいって、1200円。
 まあ漫喫なら3時間居れますが、濃密な30分なら構わないかも。
 店は、もと繊維問屋を改装しました、みたいな雑居ビルの4階にありました。
 靴を脱いで下駄箱に入れる。手を良く洗って、O-157の時におなじみになった消毒液をかける。
 ここへくる人は猫を飼っている人もいますので、猫の病気感染を恐れてでしょう。
 座席は床に座る形式で、ひざを崩せない私にはちょっと辛い形でした。
 猫ルームは食事のスペースとは隔離されており、客はメニューを見て注文すると、そそくさと
 猫部屋に参ります。いるいる。十匹ぐらい。触っても逃げないし、怒らない。
 まあ彼らも仕事と思っているのかも。なんて世界一勤勉な猫達かしら(by 金糸雀※)。
 
 ※金糸雀(カナリア)…「ローゼンメイデン」の第二ドール。「かしら」が口癖。雛苺同様、
  真紅達より幼形。最初まぬけな敵対者として登場し、いわゆる「お邪魔虫」キャラだったが、
  最後には合流し、「足手まとい」キャラとなる(笑)。金糸雀のおかげで他のドールは凄い
  着せ替えコスプレをするはめになり、ファンの評判は高い(笑)。しかし最後の最後で意外に
  骨のある所を見せ、好感度アップで終了。
  ちなみに彼女が活躍する第二シリーズ「ローゼンメイデントロイメント」では、真紅は
  「姉妹をジャンクにして、アリスになる位なら、ならない方がいい。」と戦闘を拒否するが、
  ファンと伝えられるタカ派の麻生閣下の意見を聞いてみたいモノである。
 
 一番人気は最近入った子で、まだ子猫です。コロンちゃんといいましたっけ。
 「ふまないよう、ご注意下さい。」というぐらい小さく可愛いです。
 あと檻に入れられてるトラ猫がいて、
 「脱走王子。謹慎中」というタイムリーなメモが貼ってありました。
 
  ここは猫と遊ぶのがメインですので、調理はのんびりしたもんです。でも私は30分で帰る
 つもりですので、頼んだパスタの到着時間が気になりました。あと10分と言う所でやって
 来ました。料理ができると、猫部屋に呼びに来てくれます。
 パスタは結構でした。ゆで加減もよし。ソースはレトルトかな?
 5分で食べて(早食い王子(笑))、残り時間で、ちょっと猫部屋へおわかれに。
 猫様の気持ちを汲んで、無理矢理猫をだっこしようとする客はおりません。やっぱり所詮
 猫ですから、店の営業方針にそれほど協力的な訳ではなく、ただ寝ています。お店の猫耳に
 聞くと、この店は昼11時~早朝5時なのですが、夜行性なので夜になるほど活発になるそう。
 1日2回、エサ以外に「おやつタイム」があり、客はおやつを買って猫にやるのですが、
 このときは「ハレム状態。」だそう。平日昼の割引パックとか、深夜の割引パックもあり、
 「家に帰りたくない方には毛布もお貸しします。」という心引かれるコピーが(笑)。
 猫は無愛想ですが、客の反応をみるだけでも結構楽しい(カップル多いのは悔しい(涙))。
 みんないい人になっちゃう。勝手に一匹自分の猫と決めて、仕事中抜け出してこっそり頭を
 なでに来るリーマンとか、資金繰りに悩みながら癒されに来る中小企業経営者。深夜は多分
 ペットだめなマンション住まいの、お水関係の方も?いそうですね。
 
  最後にどうしても我慢出来ず、コロンちゃんを一回だけだっこしました。
 ちょっと迷惑そうでしたが、暴れませんでした。大人猫だと、
 「突然なによ。嫌な人間ね。」と怒られそうですが、チビねこだと、
 「何?何がどうなったの?」と言う感じです。
 いたいけな幼猫を無理矢理だっこしたりして、ちょっと良心が傷みました。
 ロリコンじゃないですよ※
 
 ※ロリコンじゃないですよ…今2ちゃんねるまとめサイト界でもっとも人気のあるスレッドで
  まとめサイト「ハムスター通信」をこれを読みたいがために毎日開く人が続出している
  「ラジオ体操シリーズ」の主人公の口癖。主人公は20代後半のフリーター(コンビニ夜勤)で
  ふとした気まぐれから、夏休みに公園のラジオ体操に参加してしまい。可愛い小学生と友達に
  なる。主人公はこの子の可愛さにメロメロになるが、周りからも変質者と思われたくないし、
  自制しなくてはいけない事はわかっている。でも・・・という心の葛藤を描いた連載式長編
  シリーズとなっている。創作なのか実話なのかは判らないが、読者は
  「ロリコンじゃねーか!」と罵倒しながら、概ね暖かい目で次を楽しみにしている。最後に
  「実はこの話、8年程前の事で、彼女は今は僕の奥さんです。」という落ちがいいな。と
  いう意見が多いが、もしリアルタイムの現実だったらこのご時世、なかなか前途多難だろう。
  「大人になったら、僕の事なんか忘れてしまいますよ。」という主人公のセリフは秀逸。
  ヒロインが「電車男」のエルメス以上に、オタクな主人公とかけ離れすぎているのは、
  「美女と野獣」をほうふつさせ、創作ならばかなり才能のある作家だと思う。
 
  教えてくれた同僚が言っていた、
 「もう行きたくないとは思わないけど、癖になるほどじゃない。」と言うのが僕の感想でも
 あります。30分で、総コスト500円だったら毎日行っちゃいますけどね(笑)。
 
 
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             シェフのおすすめ
 
             「Inspiration」
 
  iPod Shuffleを使い始めてから、地下鉄の中でとても心地よい睡眠時間を持つ様になりました。
 195曲、900MBオーバーの曲が入っておりますが、中には某アニメシリーズ全13話の音声だけが入って
 いたりして(やたらとモノローグの多い作品なので、ラジオドラマとして充分に鑑賞出来ます)、
 結構退屈しません。30年以上にわたって、レコード買ったり、CD買ったりして、好きな曲がやはり
 固まってきました。誰もが思う事ですが、やはりなんかShuffleの再生する曲は、不思議に偏る
 傾向があります。朝眠い時にあまり激しい曲は考えものですが、HighwayStar(DeepPurple)などが
 再生される事はまずなくて、静かなインスト曲が多いです。
 間違ってもタリラリランのコニャニャチハ(元祖天才バカボン)とかは流れないですね(笑)。
 
  ShuffleにはShuffleモードオフでプレイキーを3連打すると、最初から再生するという技があり、
 iTunesで曲順を変えれば、好きな曲を集中的に聞く事が出来ます。
 その時の好みで順番が変えてます。しかし、いつでもこの比例代表制名簿みたいなリストの上位に
 いる曲があります。大体いつも上位5位以内にいるので、今まで考えていた訳ではないのですが、
 「これは、やっぱり好きなんだな・・・。」と最近は意識する様になりました。
 この間子供をバイトに送って行く時に、iTranserで接続したShuffleから流れて来たのがこの曲で、
 「これは、お父さんが一番好きな曲だ。葬式の時かけてくれ。」とつい言ってしまいました。
 
 「Inspiration(The Gipsy Kings)」
 
 最初このユニットの映像を見た時、結構衝撃を受けました。全員が同じ様にギターを弾いている。
 真ん中で超絶的なソロを取る後ろで、5−6人が全く同じリズムでギターを刻む。
 なんか凄く懐かしいものを見た様な気がしました。
 
  我々の世代にとって、ギターとの出会いは、古賀政男や禁じられた遊びではなく、
 「てけてけてけてけ」のエレキギターでした。
 ベンチャーズ、寺内タケシ、ビートルズ、グループサウンズ。
 小学校の頃、友達が真顔で、
 「森本太郎より加橋克美の方がギターがうまいんだぞ。テレビでみてみろ、森本は一本しか
  弦弾いてないけど、加橋は何本も一度に弾いてるから。」って。
 リードギターとサイドギターの違いだけなんですが(笑)。
 エレキギターは当時大変高価でしたが、クラシックギターは結構持っている人が居ました。
 なんか戦前・戦後、「ギタマン(ギターとマンドリンのアンサンブル)」ブームがあり、
 「おじさんが昔ちょっとやってた。」とかいうのが、よく物置にあったのです。
 そういうのを持ち出して来て、子供達が弾き始めたのです。
 そして、そのころには「フォークソング」ブームがやってきた訳です。
 私の父がなぜだか、ある日突然質屋でクラシックギターを買って来たのは、私が6年の時。
 そのころ、姉が買っていた
 「明星」の付録にフォークギターの入門書があり、それでコードを押さえると言う事を知りました。
 最初に覚えたのは、多分
 「バラが咲いた(マイク真木)」だったと思います。
 中学に入ると、友達2人とバンドを組む様になり、喜んだ(?)父がまた質屋で、今度はなんと
 「12弦ギター(今は廃れましたが、マンドリンの様に2本づつ同じ音の弦が張ってあり、低音部は
 オクターブの調律でした)」を買ってきたので(面白そうな物を安くで買ってくるのが大好きな父
 でした。遺伝だ(笑))、ギター2本とベース(友達の中古エレキギターにベース弦を張った物。)
 という編成で、フォーククルセダーズとかの曲をやっていました。
 このころは、バンドを組むのがブームで、他のクラスメートは5人でバンドを組んでおり、
 全員ギター。5人が全く同じ様にジャカジャカ弾いているという事で、
 「そりゃ、バンドか?(笑)。」と、こっちのバンドのアドバンスを感じたものでしたが、
 ジプシーキングスを初めて見た時、これが甦ったのでした。
 
  ジプシーキングスは、スペインのフラメンコの影響を強く受けた南フランスの民謡ユニットで、
 親戚関係にある2つの家の子供達だけで結成されました。最初は全く無名で、各地でどさ回りの
 ような演奏活動を続けて来ましたが、この頃からブリジット・バルドーが大ファンだったとか、
 スイスの山荘で演奏した時、観客の一人が涙を流して感動し、演奏後引き合わされたそのご老人、
 なんとチャーリー・チャップリンだった。という水戸黄門の様なエピソードも残っております。
 有能なプロデューサーに見いだされ、現代風にリファインされた後も、ニコラス・レイエスの
 哀愁を帯びたボーカル、トニーノ・バリアルドの超絶ギターソロのバックで、忠実に同じリズムを
 刻む6人のレイエス家・バリアルド家の男達。なんか滑稽なような感じでしたが、この息のそろった
 バックリズムが、ドラムなどのパーカッションを不要な物としています。
 考えてみればオーケストラでも複数のバイオリンが同じボーイングで奏でるユニゾンが厚みを造って
 おりますので、ギターのユニゾンもおかしなものとは言えないでしょう。
 昔はリードギターに気を取られていましたが、最近はサイドリズムの分厚い心地よさが何とも言えず
 好きです。特にスペイン語版の「マイウェイ」などは絶品で、かつて密かにこの歌詞を会得し、
 カラオケで「マイウェイ」入れて、
 「この親父、やっぱマイウェイ※かよ(笑)」と思わせといて、ニコラスばりに歌って驚かせようかと
 狙っていましたが、この手も普通にやる奴が多くてやめました。みんな考える事同じ(笑)。
 
 ※カラオケでマイウェイ…新しい曲に迎合出来ない(したくない?)中年男にとって(銀恋でセクハラ
  とか言われるのが嫌なら)英語の曲を歌うのが定番。マイウェイは情感さえ込めれば、まあ聞けて
  しまうので重宝されるが、若者は「またか」という反応。上司やお得意さん用に取っておかねば
  ならない曲でもある。最後にこの曲を上司が歌い始めると、お開きで、聞いてるふりして二次会や
  二人で消える相談。団塊エイジはこれを嫌って、わざとビートルズに走ったり、その下の50代は
  ハイウェイスター激唱。その下の中年初心者はオタクカミングアウトのアニソンでドンびきされる。
  マイウェイがダサイと判った瞬間に、これだけの混乱が起きた。
 
  Inspirationはジプシーキングスの曲の中ではヒット曲ではありませんが、この曲が日本のある
 テレビ番組の主題歌となり、多くの人の心をわし掴みにしました。
 まさかジプシーキングスの楽曲が時代劇の主題歌になるとは・・・。
 池波正太郎原作「鬼平犯科帳」は、小説も膨大なファンを持つ(雑誌掲載時には発売日には、同じ
 「オール読物」をKioskで買い込み、待ちきれない様にその頁を開く人が、同じ電車の車内に何人も
 いたと言う)傑作で、「鬼平」と「剣客商売」と「仕掛人藤枝梅庵」をまだ読んでない方は、
 まだ幸せな人生が残されているなあと、私などは思います。テレビシリーズも初代長谷川平蔵の
 八代目松本幸四郎は、池波正太郎が平蔵を描くモデルに想定した、と言われるだけあって、
 原作そのままという評判だったよう(私は見てません)ですが、息子の二代目中村吉右衛門の
 平蔵も多くのファンを夢中にさせました。
 この吉右衛門版で主題歌となったのがInspirationでした。
 暗闇を走る火盗改長谷川平蔵と同心・密偵(いぬ)たち。その緊迫感を支える名曲です。
 「鬼平」といえば、もう一つの特徴は無表情とも言えるナレーション。この曲がBGMで流れて
 「その後、千吉の行方は、杳として知れなかった。」なんて感じで、「鬼平」シリーズの魅力を大きく
 造り出しています。
 この曲を「鬼平」に合わせたプロデューサーは天才だと思いますが、池波は自分の作品の劇化にかなり
 注文を付けた作家ですから、池波正太郎のセンスでもあるわけでしょう。
 
  インスピレーションとは、アニメの一休さんの様に、ピカッと電球が点くような一瞬のひらめき、
 と言う様に日本語では使われますが、一時話題になった(パクリと同義に使われた(笑))
 「インスパイア」という派生語でも判る様に、決して一時の思いつきでなく、ひらめきをしっかり
 拡大して、実のある物を生み出す。という後の含みがあります。
 エジソンが言ったと言われる(本当は新聞記者の作文らしい)、
 「天才は1%のInspirationと99%のperspiration(汗をかく事)」ということにも関連しますが、
 エジソンのいう「インスピレーションは妖精のささやき」を具体化する作業を、
 「出来るだけ汗をかかずに実現する」ために、Leopardは登場しました。
 今回のMacOS登場をメディアは一斉に取り上げましたが、無知な記者の中には
 「Windows Vistaが起動出来るOS」などと(笑)、全く意味不明の取り上げ方をしておりました。
 そりゃBootCampは正式に入りましたが、それがOSの新機能ではないだろ(笑)。
 
  強力な検索機能や、時間軸バックアップ。そんな機能もさることながら、Leopardの真骨頂は
 やはり直感的な使いやすさに磨きがかかった事。図らずもあるサイト記事の表題
 「ユーザーインターフェイスの鬼」という表現がぴったり来ます。
 MacOSにとっては、たった小数点1位の進化ですが、他社なら確実に全く新しいOSとして出すでしょう。
 使いたい。本当に使いたいのですが、今の私のMac環境では残念ながらインストールすら出来ません。
 やっぱり新しいマシンが欲しいなあ。と心底思います。あとついにOS9(クラシック環境)も
 サポートしなくなった様です。まあIntelマシンなら元々仕方ないですが、G4(876以上)とG5マシンの
 ユーザーには、ちょっと複雑かも知れませんね。まあハードディスクをパーティション分けして
 片方はTigerにしておけばいいのですけど。
 考えてみれば、他社が文字列で命令を打ち込んでいた頃から、マウスによるインターフェイスを
 すすめていたMac。極めて正常進化ということでしょう。
 
  未来がやってきました。21世紀は、まだアトムを生み出してないけれど、20世紀の人が夢想した
 使いやすいコンピュータがもうすぐやって来ます。
 
 とりあえず私は6億あたるtoto買って来ます(そこからかい(笑))。
 
 
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