Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン「柑橘系林檎新報」 292
                          2008.5/17
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             今週のシトラス
 
  昔、コント赤信号のコントを初めて見た時には衝撃を覚えました。
 
 少年時代から、ごくストレートに学園ドラマ(「青春とは何だ」とか)を見て、
 それなりに感動していた自分の足を、いきなり掬われた様な衝撃。
 良くある青春=スポ根ドラマの一面を、その類型的な場面として笑い飛ばす。
 なんか裏切られた様な、それでいてなんか腑に落ちる様な・・・。
 「あの夕陽に向かって走ろう。」みたいなシーンが、なんか痒くて真っすぐ
 見られなくなりました。
 その後も学園ドラマなどでは、この後遺症みたいな感じで、そんな痒さなど、
 吹き飛ばすような、強烈なインパクトのあるキャラ(例:金八)や少し社会性っぽく
 なったストーリー(例:未婚の母)で味付けして、最後に予定調和の、
 「俺、先生に叱って貰いたかったんだ。」に持って行くころには、痒いんだか、
 泣けるんだかわからなくなる。と言う、工夫を要する様になって言ったのです。
 一方で、いわゆる「大映ドラマ」のシリーズ(例:ステュワーデス物語)では、この
 真っすぐな主人公が、真っすぐに努力する姿を、コメディとして鑑賞するという、
 トリプルアクセル的ひねりが話題になったのです。
 
  今期のドラマでも、例えば「ごくせん」は若い美人女子教師が極道の親分の娘
 という意外な設定が人気を呼んでいますが、これもストレートな設定ではありません。
 しかも主人公が、例えばかつての三原順子のドス声なら判りますが、細い声で、
 「おまえたちー」と言う意外性が受けるのでしょう。最近では他に、
 先生が鹿(笑)。模範生徒が超貧乏(笑)。ヒロインの中身はオヤジ(笑)。
 極めつけは、
 「学園の憧れ、千秋先輩が変態娘の餌食に(笑)」でしょうが、とにかく少し
 普通でない設定の上で、ようやく視聴者は痒さを感じず、最後の感動シーンに
 なだれ込むという装置が必要になっています。
 
  ところが一つだけ、ゆるぎない先祖がえりが出てまいりました。
 「熱血教師が、手の付けられない不良達と甲子園を目指す。」
 シニカルにドラマを見る事に慣れている現代の視聴者には、これはかなり痒い設定
 と言えます。私なんぞは先生が夏木陽介に見えて来て、懐かしくて泣いてしまい
 ますが、出演者達も全力投球。決してぶれる事がありません。
 「タッチ」のタッちゃんのように、「少し屈折しながら見えない所で努力。」
 なんて小技はいたしません。
 女子マネージャーも、女友達も外見は今風だが純真。
 「飛雄馬の姉」属性の女教師(吹石)も完備!
 どーんと豪速球です。
 このドラマの原作漫画は、知る人ぞ知る熱血漫画で、出演者はこのドラマに
 出たくて、自らオファーした人が多いと聞きます。イケメン達が本気です。
 
 「ありだな。」と思える直球ぶりです。
 
  一番痒そうな、不良達が野球部に戻ってくる所は、あらかた終わっています。
 これから、いよいよめざせ甲子園!!!
 ☆青春が甦る。
 ☆少し素直に物事を見る事が出来る様になった。
 ☆明日からちゃんと会社に行こうと思う。
 等、様々な効能が全国から寄せられています(嘘)。
 
 「ルーキーズ(土曜 8時~ TBS)」
 
 
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             ヤドカリの貝殻 2008.5/10
 
               「麦とろって何?」
 
  今、松屋のメニューに「漬けマグロやまかけ丼」というのがあり結構美味しい
 のですが、この手の居酒屋系メニューの「やまかけ」は、例外無く長芋をすったもの、
 おそらく冷凍のものだと思います。これはこれで結構好きで、小分けの冷凍ものは
 ちょっと一品欲しい時には便利ですが、少し淡白に過ぎる様に思います。
 とろろ系のメニューで、王道と言っていいのは、やっぱり
 「麦とろ」でございましょう。
 麦飯は体にいい。ということは常識です。戦後、池田首相(最近の失言政治家とは
 次元が違い、この言葉はマスコミの曲解でもあったようです)が
 「貧乏人は麦を食え」と言ったそうですが、現在は貧乏感は全くありません。
 同じ栄養豊富な米飯としては、「玄米食」がありますが、あれは米飯としては少し
 異質な気がします。それなりに美味しいものですが、小さいときから親しんで来た
 白米のフィーリングからは、余りにもかけ離れています。玄米だとどうしてもよく
 噛まなきゃいけないからで、もちろん白米も本当はよく噛んだ方が健康にいいのは
 当然ですが、かの山岡士郎※が言ったように、
 「飯を喉にぐいぐい押し込む快感」
 は、日本に生まれ育った者だけが許される特権でした。
 
 ※「美味しんぼ」は先日ついに海原雄山と山岡の和解を迎え、一応の終結を得た。
  原作者の雁屋哲氏は題材の枯渇を訴え、次回シリーズの再開は微妙である。
  美食倶楽部の主宰者である雄山は、どんな高級食材でも使えるので、無農薬とか
  有機農法とか全然OKなのだが、そのスノッブぶりの批判者であった山岡も、こと
  食の安全には無関心でいられないばかりに、結局庶民の食卓とはかけ離れた
  勝負になって来たのが、原作者のアイデアの枯渇の原因ではないかと思う。
  初期の頃は、この「喉にぐいぐい」とか、東西新聞社の寮を使った、
  「恥ずかしい食べ物自慢」とか、結構一般庶民に近い題材の話もあったのだが、
  所詮「肉屋の揚げたてコロッケ」とかでは、京極さんはじめ居並ぶ食通審査員に
  「至高のメニューより上」と納得させる事は出来ないのである。
  「ドラゴンボール」が「キン肉マン」が陥った様に、巨大な敵との果てしない
  対決路線ではアイデアは枯渇し、作者はぼろぼろになってしまう。
  原作者には、もう勝負は止めにして、庶民の美味しいものを題材にした、軽い
  エッセイ漫画みたいな感じ(ウンチク漫画はそれはそれで嫌)のを書いて欲しい。
 
 他のアジア地方で広く栽培されるインディカ種の米はパラパラですからね。
 アグネス・チャンは初めて日本に来た時、日本米のまずさに涙したそうですが、
 世界のマイノリティ、粘りのあるジャポニカ種の評価は大きく変わって来ました。
 まとまった米をぐいぐいいく快感は、寿司ブームをきっかけとして世界中に広がり、
 現在では中国の富裕層は、好んで日本産のコシヒカリ等の高級ブランド米を買うと
 いいます。
 やはり白米をベースに何かを混ぜた豆御飯とか、雑穀米とか、そういうのが私は
 好きですね。何かを混ぜると、いつもと違う美味しさに(白米も大好きだったりする
 ので始末が悪い(汗))なり、しかも少しですがカロリーが下がり、栄養価も高まる
 と言う、いい事尽くめです。
 
  さて、庶民の常食であった麦飯は刑務所位でしか食べられなくなり、僅かに
 「麦とろ(麦飯とろろ)」の時にだけ姿を現します。
 麦とろって言いますよね?同僚は知らなかったらしく、何か麦を材料にした、
 とろみのある料理を脳内で創作していた様です(笑)。こんなとき、
 「東海道中膝栗毛で弥次さん喜多さんが鞠子の宿で食べただろう?」と言っても
 ますます混乱させるだけで、「鞠子の宿」は「マリ子の部屋に~。とは違うよ」と
 追ギャグを飛ばしても、「地上の星」からしか中島みゆきを知らない世代には全く
 通じません。ムナシイ・・・(無理やわな(笑))。
 (閑話休題)
 栄養豊富な麦飯の唯一の弱点は、消化が白米より劣る事。もちろんよく噛めばOK
 ですが、やはりぐいぐい派の私としては、消化のいいに越した事はありません。
 とろろをかける事により、大変消化が良くなるそうで、昔の人はよく考えていたと
 思います。
 麦飯の方は細長いパックに入った物を米穀コーナーで売っております。
 「一本を米2~3合に混ぜて炊く。」となっていますが、私は一人土鍋で1合の米と
 炊いちゃいます。このままではモソモソしますが、とろろと合わせると丁度いい。
 問題は芋の方です。この点を今回突っ込んで調べて見ました(前置き長~(笑))。
 
  一般的に「やまいも」と言われる物には大きく分けて二種あります。
 一つは「自然薯(ジネンジョ)」。日本の山野に広く自生している芋で、もともと
 日本にはこの芋と里芋(縄文時代に南方から伝来したと思われる)しかなく、
 「山で採れる芋」と「里で栽培する芋」という単純な名前でした。
 「やまどり(キジの仲間の野生鳥)」と「にわとり」に似たネーミングですね。
 今もつるになる「むかご」を頼りに自然薯を掘る名人がおり、途中で折らずに
 掘り抜くのは、大変な時間と労力がかかるため、非行に走って家を飛び出した
 息子がちゃんと更正した事を推し量るテストにされた(これも「美味しんぼ」に
 あったネタです(笑))ぐらい。つまり大変高価な食材と言う事になります。
 自然薯はイノシシの大好物であるため、掘り始めると森繁クラス(乙事主(笑))
 のがやって来たりする事もあり、命がけの仕事であるようです。
 
  価格と供給の安定が大切な料理店では、自然薯は使いたくても使えなかった
 のですが、最近では栽培も成功している様で、スーパーに自然薯が並ぶのも時間の
 問題です(いやもう並んでいるかも)。しかし従来は、栽培種としてのやまいもは
 自然薯とは別の植物でした。それが17世紀に中国から伝わった「長芋」の種類です
 (ジャガイモ、サツマイモの伝来と時代があまり変わらない)。これは大きく分けて
 
 1.ナガイモ(一番ポピュラーな筒状)。
 2.イチョウイモ(長く平たくなり、先がイチョウの葉か人間の足の様になる)。
 3.ツクネイモ(ジャガイモのような塊)。
 
 の3種に分かれますが、その3種の関係は自然薯ほど遠くなく、栽培法や土壌
 (ナガイモは砂地で栽培)によっては、ナガイモがツクネイモ状になったり
 するそうです。
 ナガイモは短冊に切ったり、輪切りで煮物にしたりする事が多く、刺身のやまかけ
 などには淡白で結構ですが、粘りは少なく、麦とろには寂しいです。しかし私の
 経験では、お好み焼きのたねに入れるにはコレくらいの粘りがいいようです。
 
 イチョウイモは名古屋のスーパーでは「大和芋」と言われています。東京辺りでは
 「大和芋」はツクネイモをさす様なので厄介です。ナガイモよりは粘りが強く、
 値段も少し高めです。青臭さが少し強いと言われますが、とろろにする分には特に
 問題は感じません(カツオフレーバーを強めればいい)。
 ツクネイモはさらに粘りがあり、味も自然薯に近いと言われます。浅草の有名な
 麦とろの店が全国を探しまわって選んだと言う青森産「げんこついも」も多分この
 系統と思われます。ツクネイモ系は、単に「山芋」という品名で、名古屋のスーパー
 にもありますが、ナガイモ50円/100g、大和芋が100円/100g位であるのに対し、
 これは150円/100g位します。困った事に、それだけの差が味にあるという・・・。
 
  お恥ずかしい話ですが、初めてとろろを作ろうとしたとき、
 「出汁で延ばすんだよな」とだけ思って、熱い出汁をかけたら芋が煮えました(笑)。
 まあそれはそれで美味かったですが。
 今は白だし(カツオ味の白醤油)と昆布顆粒、みりん少々を水で延ばし、溶けが
 悪い時は1分程レンジにかけて、その間に芋をおろしてすり鉢ですります。
 出汁をかけながら、すりこぎで延ばして行き、最後に生卵の黄身を落とす。
 白みそも結構で、金沢とかのとろろは入れるらしいですが、麦飯には少し味が濃い
 様に私には思え、今のところこんな感じで食べています。
 
 とろろにも麦にも薬効がいろいろあり、特に糖尿にもいいとの事で、
 「喉にぐいぐい」欲求が私を襲った時には、これに限ると思っています。
 今は高級料理なので、納得しろよな、ヴォルデ君。
 土鍋で麦飯が炊ける30分の間に出来てしまうささやかな贅沢。
 皆様もいかがですか?
 
 
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             シェフのおすすめ
 
             「電気紙芝居」
 
  アメリカ人のご家庭を訪問して一番印象的なのは、部屋を綺麗にしておられる
 事です。アメリカでは仕事帰りに飲みに行くと言う習慣があまりなく、主な
 コミュニケーションはホームパーティーによって得られるとの事。
 「欧米か!?」と突っ込まれる所以ですが、そのため家族以外の人が訪問する
 機会が多く、家を片付ける事になるのでしょう。日本では、
 「片付けられない家庭」が多くなっているようですが、核家族というか、
 「自分たちだけで完結した家庭」が多くなったのだと思います。
 一度だけアメリカ人の家庭にホームステイした事がありますが、壁一面に
 家族の写真。それも遠く離れた親とかの写真だけでなく、一緒に暮らしている
 子供達の写真とかが、壁一面にいっぱい飾ってあります。
 どれも精一杯の笑顔。歯は全開です。
 アメリカでは歯並びが綺麗でないと駄目らしくて、石野真子(古(笑))の様な
 八重歯は子供の頃から抜歯、矯正してしまいます。
 そういう綺麗にととのった歯で、
 「ニカーーーッ」と微笑んでいる訳ですが、
 きちっと写真屋さんで撮ったのが多かったですね。
 
  日本の家庭では、写真アルバムがその代わりになっているのでしょう。
 若い世代ではプリクラが大流行。あれってもの凄く可愛く写る様に進歩して
 いるのですね(ライトあて過ぎが多い(笑))。
 私も子供が小さいうちは、沢山写真をとりました。
 今一眼デジカメが凄く売れているのは、子供を可愛く撮りたいため。
 デジタル写真を写真屋や自分のうちのプリンタで、大きく引き延ばした時、
 撮像素子の小さい携帯の写メやコンパクトデジカメでは、どうしても限界があり、
 レンズも大きい幅のズームが効く交換レンスの方が有利です。なにより、
 「ああ、俺は(あたしは)子供を愛している。」という満足感が、あの大きな
 カメラから得られます。たまちゃんのお父さんのライカ(多分M4)と同じですね。
 
  子育ての時期を卒業すると(まあ、ある時期から撮られるのを嫌がる様になる
 のが普通です)、被写体に困ります。最近はカメラを持ってうろうろしている
 おじさんは不審者扱いになるので、うっかり人様のお子をカメラで写そうとすると
 警察呼ばれたりしそうで、自然の風景とか、街角とか、花とかが多くなりますね。
 昔からニコンのF3とかに三脚も立てて、主に花を写す事を趣味とする、通称
 「ニコ爺」と言われる人々がいました。レンズを開放にしたときのバックのボケを
 うまく利用して、幻想的な写真を撮るのが上手いですね。中には、蜂がホバリング
 して、蜜を吸いに来る瞬間を綺麗に撮ったりする方も多いです。
 「キャノ爺」と言われる人たちもいます。キャノンがもてはやされる様になった
 のは、ニコンよりも少し後なので、団塊の世代でしょうか?白い大きなレンズを
 付けて、鳥とかスポーツとか、動くものを撮りに行くのが得意の方が多いですね。
 あと、カメラは特に問わず(ペンタの6×4だったりする)、登山して山岳写真を
 撮るのが趣味の方もおられます。
 その他はいわゆる「鉄ちゃん※」ですね。こちらも重装備です。
 
 ※いわゆる「鉄道オタク」写真班の皆さん。キハとかモハとかに詳しいだけで
  なく、いかに素晴らしい風景の中で、美しい列車が走る姿を撮るかに人生を
  かける人々。鉄道オタクには、「ダイヤオタク」「客車オタク」「制覇オタク」
  等亜種が多いが、写真班は最もお金も暇もかかる王道といえる。
  私も60代まで生きておられたら、青春18切符をフル稼働させ、この趣味に
  邁進したい物だと考えている。私の場合、もちろん付加オタクとして、
  「駅弁オタク」が加味されるのは言うまでもない。
 
 あとはブロガーの方たち。行楽地で四季折々の風景を撮ったりして、自分の
 ブログに掲載するのが趣味の方。
 写真家の方とは思えないのですが、大変完成度が高く、また視点もユニークな
 方がおられます。撮影機材を見ると一昔前のレンズ一体型デジカメだったりして、
 「ああ、写真は機材じゃないなあ。」と思いますね。
 
  現在自分で撮ったデジカメデータを人に見せる状態にするには、普通は
 プリントする訳ですが、これは大きく分けて3通りになります。
 
 1.自宅でプリンタで印刷(中尾彬型(笑))。
 2.写真屋(乙)、コンビニでプリント。
 3.写真屋(甲)でプリント。
 
 2と3の違いですが、コンビニは論外としても、最近のDPE屋さんのプリントは
 実は高性能カラープリンタで印刷したものだったりする訳です。例え銀塩
 フィルムで撮ったネガ/ポジであっても、業務用のスキャナーで取り込み
 デジタル化してからプリンタでプリントした方が、お客様のご要望にそった
 修正(顔だけ明るくとか)が出来るのです。流石に業務用プリンタだけあって、
 出来上りの写真は、まず素人には差が判りませんので町のDPE屋さんはどんどん
 こちらにシフトしています。
 3は従来の銀塩写真の焼き付け設備をそのまま用い、フィルムの代りに、
 デジタルの映像を高画質の液晶を使って印画紙に直接焼き付ける方法で、
 銀塩写真の注文が多く入るプロラボではこちらが支持されています。
 こちらは銀塩と同じ印画紙を使いますので、紙の裏の型番などを確認すれば
 違いがわかります。
 家庭用プリンタや、2のラボのプリントは、インクジェット方式ですので、
 やはり経年劣化があります。その点3の方式では、それが少ないのです。
 
  デジタル画像を劣化無しでいつまでも見たいなら、当然ですがパソコンに
 取り込んで、そのまま見ればいい訳です。メディアの耐久性はもちろん問題
 ですが、とにかく10年前の写真でも、変わらず見る事ができます。
 その他DVDプレイヤーで再生可能なデジタルアルバムを作り、テレビに再生する
 事も出来ますが、少しネムイ感じになります。ブルーレイで高画質液晶テレビ
 なら良さそうですが、ブルーレイのオーサリング自体がこれからといった段階
 でしょう。
 
  「パソコンから離れて、デジタル写真を紙以外の媒体で見たい。」
 というニーズにお答えする為に、
 「デジタルフォトフレーム」というジャンルの製品があります。
 要するに高画質の液晶に画像を表示させるもので、簡単なCPUとOSが入って
 おり、SDなどの外部記憶メディアに入った情報を順序を決めて表示させるのが
 普通です。
 今回ご紹介する「CP1」は、ソニーのVAIOの周辺機器として発表された物で、
 PCの中に入っている画像を、無線LANで引っ張って表示すると言う荒技が売りの
 製品です。これはWindowsのファイル共有機能を利用しており、Macでは、
 動作を保証していない。との事ですが、使えないとは言っていないので、まあ
 手はあるのだろうと思います。
 しかし、同じ家の中にあるPCの画像を見たい需要って、そんなにあるので
 しょうか?第一、PCで見ればいいじゃんと思ってしまうのは私だけでしょうか。
 
  このCP1の使い方例に
 「実家に帰ったら、老両親がパソコンが上手く使えず、折角ブログに掲載した
  孫の写真が見られず困っていた。」というのがありました。
 無線LANまで装備して、パソコンの使い方が判らない。ってあり?と思いましたが
 「なんとかプラン」とかで、光電話と一緒に、無線LANつきの一式を
 「便利でっせ」と売りつけられる老人家庭が多いのかも知れませんね。
 この間も某家電量販店で、
 「iPodと言うのは、そういう携帯音楽機の総称のようなものじゃろ?」と
 尋ねているお年寄りがおり、店員も、
 「はあ、まあそういうようなものです(お前はそれじゃいかんだろ(笑))。」
 と返答してましたが、孫にiPodせがまれたのなら後でもめるでしょうね。
 
  それよりも、この製品のいいところは、
 「フォト蔵」などの写真アップロードサイトにこの本体だけで接続し、掲載
 された写真の表示が可能と言う点です。このCPUのパワーでは、さくさく
 Webブラウジングする事は得意でありませんが(動画は未サポートだし)、
 特定の写真サイトから、いつもいい作品を掲載してくれるアマチュア写真家の
 作品を、このCP1で映して鑑賞する事ができます。もちろんスライドショー的にも
 使え、音楽も再生できるので、環境映像装置として最適です。
 液晶も写真の階調表現に特化してあり、小さめのファイルでも7型液晶です
 から、それなりに綺麗です。結婚式の御祝いに、2人の画像を入れたSDを付け。
 なんていいかも知れませんね。
 他のデジタルフォトフレームと比べると、だいたい1万円程割高ですが、この
 無線LAN搭載は、かなりプラスヴァリューです。
 
  最も美しい写真の楽しみ方は、
 
 1位 銀塩ポジフィルムをスライドプロジェクタでスクリーンに投影した時。
 2位 銀塩ポジフィルムをライトビューアにのせ、いいルーペで覗いた時。
 
 と言います。友人は、
 「まるで自分の写真の腕が上がった様に錯覚する。」と言っていましたが、
 このCP1も
 「写真の新しい楽しみ方」としておすすめです。
 
  
 ☆Canvas Online CP1/B,W   ¥29,800(税込)
  「CP1」は、ワイヤレスでPC内に保存されている写真を楽しむことができる、
  デジタルフォトフレームです。
  また、メモリーカードを差す「マルチカードスロット」やUSBメモリーをつなげる
  USBポートも装備。
  さらに、7型の高画質「クリアフォト液晶」ディスプレイを搭載。数々の想い出の
  写真を色鮮やかに再現します。
  またPCを通さずインターネットへつなげて、インターネットアルバムを使って友だちと
  写真をシェアしたり、リアルタイムでニュースや天気予報を知ることもできます。
 
 
 
 
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       パソコンレスキュー はじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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