Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」307 2008.9/18
 
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  今週のシトラス
 
  夏の疲れがでたか、体調を崩しまして、配信が大幅に遅れ、
 ご心配をおかけいたしました。
 
 仕事を休むまでには至りませんでしたが、帰るとぐったり。
 休みの日も書き物をする気力もない、という感じでとにかくぐったり。
 ようやく夏が終わり、残暑も覚悟した程残らなかったのに、
 「情けない。」と我ながら思いますが、池波正太郎の鬼平シリーズでも
 
 「夏の間は寝苦しくて気付かれるからいけない。秋になって夏の疲れで、皆
  『ぐっすりと・・・・。』
  眠る様になってからが、おつとめの出番だ。」
 と盗人が言っていた様な気がします。
 
 へとへとになったところに9月には祝日が2日あり、体を休める事が出来ます。
 このあたりをCut & Pasteして秋の大型連休を作るプランが政府にあるそうですが、
 ぽこぽこと間を空けて休みがあるから、貴重なのに。
 観光産業てこ入れのためだと思いますが、大型連休なんぞ作られると、
 働くお父さん&お母さんは、家族を連れてどこかに行かねば!と言う気に
 駆り立てられ、またへとへとになります。
 
 国会も休みにして長期の夏休みをとってしまう大臣達には
 こういう事が判らないのでしょうねえ・・・。
 
  今回から各コーナーの題字位置を変更しました。
 誠に自分は身勝手な人間だと思いますが、同じ事を感じておられる方も
 きっとおられるはず。と勝手に決めて断行してしまいました。
 
 iPod Touch & iPhone対応でございます。
 
 iPod Touchのメーラーは(多分iPhoneも同じでしょうが)、横18文字(全角)
 程度ですので、横38文字(全角)程度で改行しているこのメールマガジンの
 本文は途中で折り返しが入るのはやむ終えないですが、
 せめて題字だけでも折り返しが入らぬ様にと思いまして。
 
 携帯でご覧になっておられる方にも便利かと思いますので、Macでご覧に
 なっておられる方は、お許し下さい。
 
 
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  ヤドカリの手紙 2008.9/18
 
   「物作りが偉かった時代」
 
  先日何気なくテレビを見ておりましたら、
 「サイゼリア」の社長さんが出演しておられました。なんでもこの会社の重役は
 大半が理科系出身だそうで、会社全体の発想が理科系なんだそうです。
 サイゼリアと言えば、大変安価にイタリア料理が食べられるので有名なファミレスです。
 「イタ飯でも行くか」と言う時に、人は
 「ま、サイゼリアでいいか。」と言う時と、
 「ま、サイゼリアじゃなんだし。」ともう少し高いイタリアンレストランを考慮するか、
 とりあえずサイゼリアを基準にする傾向があります。
 
  私なんぞは高めのイタリアンレストランに行っても
 「この食材でこの味なら、サイゼリアなら○○円だな。」と換算してしまう癖があり、
 張り切って、学園祭で知り合った女の子を連れて行く様なお店はともかくとして、
 懐かしい友とのちょっとしたランチなら、サイゼリアで充分だと思ってしまいます。
 
  と言う事で、コストパフォーマンス抜群のサイゼリアですが、その安さと味は、
 大幅な人件費の削減、そしてその分を素材の開発に向けている。という事らしいのです。
 この店には調理人が同時に1人しかいません。きちっと調理はしていますが、素材は
 全てメニューに合わせて、予めカットしてそれぞれ用意してあります。
 この様な店は最近のファミレスには多く、中には殆どのレシピを加熱・冷凍済みの
 レトルトでまかなう所も多いそうですが、このような半調理製品で最も難しいのは
 サラダで、どうしてもクリスピーな食感が失われてしまうのです。
 サイゼリアでは野菜の保存温度を4度と設定し、専用契約農場で作られた野菜が、
 出荷されてから厨房で最終調理のため保冷庫からとり出されるまで、一貫して
 4度に保たれています。そして、クリスピー感の最大の敵=トマトに至っては
 「水分の少ないトマトを品種改良で作ってしまった。」そうで、このへんの徹底ぶりは
 さすが理科系、と思わせるものがあります。
 
  その他、シフト管理、勤怠から給与明細、食材の発注POSまで、全てレジで出来る様に
 なっていたり、この会社の省力化は徹底しています。その分を本格の食材捜しにあてて
 いると言う事で、最近ではエスカルゴ料理とか、プロシュート(パルマ産熟成生ハム)、
 完熟ほうれん草のソテー(これ美味かった)とか、いろいろ出して来ます。
 
  思えば最近は
 「第三次産業が一番偉い。」みたいな時代になっていて、特に金融業という
 「Aから金を借りてBに貸し(投資し)、利子の差額で利益を上げる。」事で
 成り立っている産業が、現代社会に不可欠な仕事とは判っていても、投資が原因で
 原油が高騰したり、サブプライムローン問題で世界の経済がおかしくなったり
 (一世を風靡したリーマンブラザーズも破綻してしまいました。日本経済への影響は
 大きいのでしょうか?)、なんか世界中が、
 「物を作る。」事をおざなりにして来ている様な気がするのです。
 
  サイゼリアもバリバリの第三次産業=サービス業ですが、
 「美味しいものを作って売る。」という食べ物屋の原点みたいな発想を大切にして
 いる様な気がしました。
 
  テレビ番組を途中まで見た感想では、
 「ふーん、ユニークな経営方針だなあ。」とか
 「まあ良くある企業のポリシー宣伝※かなあ。」とか
 ちょっと距離を置いた目で見ていた私ですが、
 東京理科大出身と言う社長さんにインタビュアーが、
 「これからもどんどん店舗拡張されるそうですね。」
 と聞いたところ、この社長さん。
 「もちろんです。一つの店舗にお客様が集中しすぎると、皆疲れちゃうでしょ。」
 と答えておられました。
 店舗拡張と言えば、
 「目標1000店!」みたいなモーレツ拡張型かと思えば・・・。
 なんか膝カックンされた気分でした。
 
 ※昔からある、製品を売りこまず企業のポリシーを宣伝するCM
  ・新入社員が登山する光景を流すだけ。
  ・社長が出て来て、「電話はしません。製品に自信があるからです。」
  ・「初めての方にはお売りしません。試供品をお試し下さい。」
  ・「私はダイアモンドが大好きです(ちょっと違うか(笑))。」
 
  60年代みたいな、
 「頑張れ頑張れ、いいもの作れば必ず売れる。」というモノ作り精神の時代は、
 もう帰って来ないかも知れませんが、少し方の力を抜いた、
 「みんなが楽になる為のもの作り。」はこれから注目されるかも知れませんね。
 
  今年の鳥人間コンテストでは東北大学の機体が、前人未到の36km越えを記録しました。
 既に離陸用のプラットホームから対岸までたどり着いてしまったため、次の目標は
 当然、琵琶湖縦断(プラットホームは湖北にある)して湖南端の琵琶湖大橋になる
 はずですが、この果てしない孤独な一人旅は、
 「漕ぐ事で高度を保つ」この飛行機のパイロットにとって、精神的に保たないのです。
 また南端に近づくにつれ、保安上の問題も大きいでしょう。
 
  今年から大会委員会は、途中に折り返し点を設け、
 「そこで折り返してプラットホームに帰るか(合計距離は大会新になる距離)。」
 「そのまま南に進路を取り、琵琶湖大橋を目指すか。」
 選択出来る様にしました。今回の優勝パイロットは、悩んだ末、折り返しを選びました。
 ここ数年悪天候のせいで新記録が出なかった大会ですが、今回は大記録が生まれました。
 彼はプラットホーム地点まで戻って来たのです。
 
  一見優雅に見える人力飛行機ですが、この大記録が出る為には、
 「翼長30mを越えるのに自重31kgしかない機体。」と
 「オリンピック選手並の身体能力を持ったパイロット。」が必要でした。
 こんなに軽いのに翼が折れない機体は最新の航空力学はもちろん、緻密な構造計算や
 超ハイテクな素材技術が必要だったはずです。
 驚くべき身体能力(特に持久力)は、本人の天性や努力はもちろんですが、多くは
 科学的なトレーニングの賜物と思われます。
 この技術の結晶は、ケネディのアポロ計画(1961年「10年以内に人間を月に到達させる」
 と宣言。1969年に月に到着。この為にNASAが開発した様々な新技術、新素材は、工業の
 発展に驚異的な進歩をもたらした)のような派手さはありませんが、今の日本の工業が、
 「死んでいない」事を見せている様な気がします。
 大学生がこういう技術を磨いている事に、深い感動を覚えました。
 
  日本の工業が輝いていた時代の工業製品。例えば(また手前味噌ですが(笑))
 「史上最も安いコストで人を運ぶ量産型実用車両=ホンダスーパーカブ」を見ると、
 懐かしい60年代(カブは50年代ですが)技術を、まだ今の工業が凌駕していない事が
 歯がゆくてなりません。
 排ガス対策の為のPGM-FI(電子コントロール燃料噴射)を搭載し、馬力も燃費も落ちた
 (排ガスが綺麗になっても、燃費が落ちれば結果的にCO2削減には貢献しない)
 最新型カブを見るに付け、もっと地球に優しく、快適な乗り物を、21世紀の日本工業は
 生み出せるはず。と私は思います。
 
 そしてそれは、例えば脚力と電動モーターのハイブリッド。傾斜や設定速度から換算し、
 常に一定なペダルの重さを、個人の体力に合わせて演算。下り坂ではあえてペダルを
 踏む事で充電さえしてしまう、
 「原付免許のいる電動アシストサイクル。」のようなものだと思うのです。
 
 
 
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  シェフのおすすめ
 
  「へえ、忠のおかげです。」
 
  今時のお若い皆さんには、想像もつかないだろうと思いやすが、
 今から15年位前までは、マウスが付いていないコンピュータが当たり前の様に
 ございやして、キーからコマンドてぇ命令を打ち込む事でソフトを動かして
 おりやした。98なんぞというコンピュータがございましてねえ。
 
  Macはマウスで入力するという事がすでに異端でございやしたが、
 そのうち「一太郎」だ。「ロータス123」だと言った、ワープロや表計算のソフトが
 売れ始め、国産機でもそういうソフトで使う為にマウスを買ったりしたもんで。
 それからWindowsさんが出来て、これはマウスを使いますので、ようやく最初から
 キーボードだけでなく、マウスも付く様になったわけでして。
 Macの方は最初からマウスが付いていて、むしろキーボードが別売でございやした。
 
  思えばシトラスは色んなマウスを売ってまいりやした。
 純正のマウスはもちろんですが、Kensingtonの高機能マウスや、角形の光学マウス。
 Microsoftのマウスも結構出来のいいものでやした。
 最近はLogicoolのマウスがいいですねぇ。
 この会社、海外ではLogitechというブランドでやすが、日本にはすでにLogitecてぇ
 同業さんがおられやすので、Logicoolにしてるんで。
 
  今回ご案内のマウスでやすが、もはや定番みてぇな光学無線マウスでやす。
 無線の世界では、Bluetoothという共通規格がありやすが、このLogitecのマウスは
 Buluetoothじゃござんせん。同じ辺りの周波数使ってるんでやすがね。
 なぜ違うのかは、存じやせん。マウスの専門みたいなこの会社が、
 「こっちの方がCoolだぜぃ。」と考えたのでやしょうねえ。
 ま、使う側にとっちゃ、ちゃんと動けばどっちでもいいことで。
 
  デスクトップのパソコンにはマウスなきゃ何ともならねえでやすが、ノートの
 方は、トラックパッドで大抵はことたりやす。
 昔のMacのノートは、トラックボールなんてものが付いてやして、それの替え玉に
 水晶の加工屋さんが、水晶玉を売ってたりして、そりゃあ風流なものでござんした。
 あっしなんぞは親指操作に慣れちまって、PBG4にマウスを付ける事はございやせん。
 Cubeの方もKensingtonという会社のOrbit(初代)というトラックボールを付けて、
 本当にマウスのお世話になる事が無いのでやすが、
 Windowsさんは、どうもカーソルがきちんと嵌らない事がございやして、この辺は
 Vistaさんでも同じでげすな。だからノートにもマウスが欲しくなるんでやしょう。
 
 「買うならこれかもな」とあっしが思うのが、このマウスでやした。
 かなり微妙なコントロールが出来そうな光学性能で、その上その位置情報を充分
 伝えてくれそうな、ワイアレス独自規格。
 も、さることながら、初期型PBG4使いのあっしにとって、一番響いてきやしたのが、
 USBに差し込む電波を受ける部分でやす。
 シトラスHPで、まあ写真を見てやっておくんなさい。
 初期型PBG4は、USBが後ろにありやすが、ちょっと分厚いカードリーダーなど挿すと、
 ディスプレイが90度から後ろに行かなくなるんでやす。
 このマウスの受電部の小ささっていったら、ないね。
 ノートから色々出っ張らせるのは、無粋でござんすからねえ。
 あっしも、これ買ってゲームでもやろううかと。
 
  え?おまいさん、そんな金がどこにあるんだい?って。
 だからさ、最近天井でネズミが運動会をしてやがるからさ、彼奴らを取っ捕まえて、
 交番に持ってきゃ、金になるじゃないか※。
 え?今時警察はそんな事やってない?警察がやってるねずみ取りはスピード違反?
 
 なるほど、どうりで電波が効いてやがる。
 
 お後がよろしいようで。
 
 ※戦前は衛生向上のため、鼠を捕まえて交番に持って行くと、5銭位くれたらしい。
  子供衆のいい小遣い稼ぎだったという。
  今回の題名は、もちろんマウスのことにかけているが、本歌は
  江戸落語「薮入り」の落ち。
  薮入りとは、盆と正月の休暇のことで、昔の商家では年中無休であったため、
  小僧さんたちはこの2回しか休めなかった。主人に新しい着物、下駄を誂えて
  もらい、小遣いまで貰って家に帰る嬉しさは
  「たとえようも・・・・。」なかったと、池波先生も書いている。
 
  落語「薮入り」は、奉公して初めて家に帰る事を許された小僧さんとその親の、
  心暖まる噺。
  終盤で、意外に息子が金を持っている事に気づいた親が、店の金を着服してや
  しないかと心配すると、上記の様に鼠を捕って交番で金をもらったと言う。
  鼠を捕まえて小金をもらっちゃあ、正直に店の旦那に渡したのを貯めておいて、
  「親孝行にお使い。」と旦那が渡してくれたと息子は答え、親は感心して
 
  「いい旦那だねえ。おまえこれからもしっかり奉公するんだよ。」と言うと、
 
  「へえ、これも忠のおかげですから。」が落ち。
 
  ちなみに「忠」とは主君に忠誠を誓う事であり、戦前の観客にはその意味が
  ちゃんと判っていた。
  最近は枕で落ちの解説をしなければならず、古典落語はやりづらくなっている。
 
 
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