Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」317 2008.12/15
 
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  今週のシトラス
 
  グランプリファイナル、浅田真央嬢の勝利に終わりました。
 かつて伊藤みどりさんが死ぬ程の努力で達成した3回転半=トリプルアクスルを
 2回飛ぶとは・・・。キムヨナ嬢もがんばりましたが、彼女はやはり腰の故障が
 治っていないのだと思います。村主選手のような素晴らしい表現力を身につけ
 始めているキム選手ですが、荒川静香さんの、
 「キムヨナさんは、ますます表現力に磨きをかけ、完成されたスケートを
 目指すだろうが、伸びしろは真央さんの方がある。」というのは、日本びいき
 からの発言ではないと思います。
 
  二人ともスケート選手としては大きい160cm台に背が伸びており、軽い
 ジュニア時代に平気だった技が苦労になってきました。
 安藤美紀選手もこれで苦しんだ訳ですが、自動車でいう、
 「パワーウエイトレシオ」の点で、昔より沢山の筋肉を纏わねばならなく
 なって来ています。
 かつて女子スケート選手は、常人では考えられない程の太ももをした方が
 多かったのですが、この二人はすらりとした体系のまま、高いジャンプを
 飛びます。しかしある程度体重を抑えて効率的な筋力で飛ぶ事を目指せば、
 サスペションである、骨格や腱などの寿命は短くなるばかりのはずです。
 F1マシンが1シーズンで使い物にならなくなるのと同じです。
 浅田真央さんは、細いイメージがありましたが、駅の大型ポスターで
 スケート靴を履かずにバレエの様に飛んでいる姿を見ると、ほれぼれする
 様な筋肉を持っています。まだ伸びそうなのは確かですね。
 
 
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  ヤドカリの貝殻 2008.12/15
 
 「あふさかのせき」
 
  「これやこの~。」と言うのは、私だけのフレーズでして、なにかいい物を
 見つけた時。あるいは探し物をしていて、ついに見つけた時に発します。
 ちなみに捜している最中はずっと、
 「どこへ行ってしもたんやぁろ~※。」ですね。
 こう言うのを親父ギャグというのでしょうが、私のは高校生時代からの
 口癖です(コウコウジダイカラオヤジクサカッタダケカモ(汗))。
 
 ※フォークの神様、岡林信康の名曲「チューリップのアップリケ。」の一節。
  少女が捜しているのは姑と折り合わず家を出たお母さんである。
  「友よ。」「手紙。」など岡林信康の曲は今でも口ずさめる曲が多いが、
  テレビやラジオでは最近は聞く事が少ない。結構楽しみにしている
  「中森明菜『フォーク・ソング~歌姫抒情歌』」にも岡林信康の歌はない
  残念なことである(モー娘。に唄われるのも業腹だが(笑))。
 
  特に「これやこの~。」の方は古典ですから。
 「百人一首」といえば、子供の頃は「坊主めくり」の方が主流でしたが、
 「これやこの 行くも帰るも分かれつつ 知るも知らぬも逢坂の関」の歌を
 詠んだ蝉丸は、子供達の不人気ナンバーワンでした。
 お姫様が出るともう1枚山札から取れる。壇付き(今思えばこれが当時の
 最高級カーペット=畳だった訳ですね)だと、2枚。簾があると5枚でした。
 坊さんがでると、持ち札を1枚場に出すのですが、かぶり物を被った
 蝉丸が出ると、持ち札を全て場に出さなければならないので、嫌われて
 居ました。蝉丸さんもまさか、後年の子供達に、嫌われるとは思っても
 いなかったと思いますが、高校でこの方の歌を学ぶと、ますますこの法師の
 特異さが感じられました。
 「逢坂の関に座っていると、様々な人々が通り過ぎ、すれ違う。その人の
  人生で、もう二度と出会う事のない人たちが逢う坂道。」という様な
 歌だと思いますが、いきなりの
 「これやこの~。」が、なんと訳していいか迷います。
 「そうなんだ。そうなんだよ。」という様な意味でしょうか。
 
  当時から謎の多い法師で、今昔物語には源博雅が3年間通い続けて、
 ようやく琵琶の秘曲「流泉」「啄木」の二曲を伝授された(というより
 3年通って一回しか弾かなかった)という逸話があり、琵琶の名人であった
 という話がありますが、当時の琵琶法師は盲目の人が多く、蝉丸の肖像も
 眼をつぶっています。源博雅は夢枕獏の「陰陽師」で安倍晴明の相方、
 シャーロックホームズで言うところのワトスン君の役回りとなって
 いますが、鬼が泣く程の琵琶や笛の名人であったと言われている人です。
 この方が3年も通ったというのはただ者ではありません。
 
  さて、なんでこんな話になったかと言うと、最近まさに
 「これやこの~。」とつぶやいた事があったからです。
 
  小学校の、確か4年位の頃だったと思います。母が、
 「今度お母さんの友達の妹さんが近所に引っ越してくるんだけど、
  子供が2人いるから、仲良くしてやってね。」と言うのです。
 母の友達と言うおばさんは私も知っていましたが、その人の妹という人は
 あった事もありませんでした。
 2人の子供が美少女姉妹なら、少しは物語が華やかですが、男の兄弟。
 上が私より一つ下。下は一年坊主と言う事で、なんか
 「面倒くさいなあ。」と思った覚えがあります。
 
  山陽地方のセメントの町からやって来たこの母子は、近所の農家の
 もう使わなくなった離れに住む事になりました。今もその家はあるの
 ですが、今はぼろぼろなのは当たり前としても、当時から既にしばらく
 人が住んでおらず、荒れ放題の納屋のような所でした。
 母子3人ひっそりと住んでいた家族の家に、私はよく遊びに行く様に
 なりました(今思えば兄弟は決して私の家には来なかった)。
 転校してまもなく、方言も違う(覚えているのは、この兄弟はインチキ
 とかずるい事を「やし」と言いました。山陽の方言でしょうか?今
 考えると「香具師」から来ているのでしょうか?)兄弟は、中々友達も
 出来なかったようで、私の来訪を歓迎してくれ、毎日遊んでいました。
 
  呑気な末っ子である私に比べ、兄弟は驚く程しっかりしており、特に
 私と言い合いして泣き出したりする兄に比べ、チビの弟が、
 「おにいちゃんをいじめるな!」とくってかかるのは印象的でした。
 近くの公共施設で働き始めた母親を助け、家事もよく手伝っていました。
 子供心に大人の会話から聞こえる印象では、今で言う父親のDVから、
 逃げて来たような感じでした(だから姉の家はまずかったのか)。
 
  やがて一学期程でそれぞれ友達と遊ぶ様になり、学年の違う私たちは、
 校庭で言葉を交わす程度になりましたが、数年で名古屋市の母子寮に
 入る事になり転校していきました。母の亡き今は消息すら判りませんが、
 二人とも私には望めなかった超難関国立校に合格したとは聞きました。
 「家貧しくして孝子出ず※。」とはこの事ですね。
 
 ※明心宝鑑(高麗の儒学箴言集)にある言葉。元は「家貧顕孝子」で、
  「家が貧しいと親孝行がはっきり判る」という意味だったが、今は
  「家が貧しいとしっかりしたいい子が育つ。」という意味に使う事が
  多い。今我が家は貧乏だが、あまり親孝行してもらえないが(笑)。
  60年代前半の日本の家庭は(うちも含めて)この母子と比べて
  それほど豊かだった訳ではない。
  清貧をわざわざ強調する必要のない時代だった。
 
  日曜日の事、仕事が休みなおばさんは、お昼にラーメンを作って
 くれました。インスタントなのですが、私の知っている、
 「チキンラーメン」ではなく(当時「出前一丁」も「明星チャルメラ」も
 発売前)、インスタントラーメンはお湯をかけるもの、と思っていた
 私の前で、おばさんは鍋に湯を沸かし、棒状のラーメンをゆでて、
 子供達の茶碗によそいました。
 「これ、初めて食べたけど美味しいよ。」
 「こっちにはないん?マルタイラーメンいうんよ。」
 その頃はまだ名古屋では売っている店がなく、中学に行く頃に
 「出前一丁」など袋入りの鍋てゆでるラーメンが続々と発売されました。
 
  最近また食べたいな・・・と思い、捜しましたが中々置いてなく、
 「松坂屋ストア」で見つけました。
 一袋が二食分と言うのも、今の私の経済状態ではありがたい事です。
 西日本にお住まいの方には説明の必要はないでしょうが、細麺で、
 とんこつスープ。
 一説によると、博多ラーメンの起源は、博多の飲み屋でこのマルタイを
 置いて、酔客の〆に提供したということらしいのです。
 今の各店・各メーカー競ったコッテリした豚骨系ではありませんが、
 非常にシンプルですっきりした味です。
 
  シンプルなレシピ通りも美味いですが、ちょっと工夫して、卵を
 一個追加して、名古屋太閤通の老舗
 「萬珍軒」の卵とじラーメン風にしてみましょう。
 
 1.ラーメン(豚骨系なら他社でも可)を鍋で茹でる。
 2.丼の中に卵を割らずに入れ、流しで一番熱く出来る蛇口の湯をかける。
  茹で上がるまで放置。
 3.麺が茹で上がる1分前に丼の湯を捨て、卵を割り入れる(卵が殻ごと
  入っていた丼を使うのが嫌な人は丼を湯でさっと洗う。私は気に
  しませんが(笑))。
 4.スープ・調味油等を入れて、卵ごとかき混ぜる。白身と黄身が完全に
  混ざる様に。
 5.茹で上がった麺をゆで汁ごと丼にかけ、混ぜる。
 6.刻みネギ等あればなお良し(近所の松坂屋ストアにはパック入りの
  「九条ネギ」がある。売れ残っていると、私は大変幸せ(笑))。
 
  リッチな黄金ラーメンの出来上がり。と言っても100円かかりません。
 美味い・・・。
 
  私にとって、「マルタイラーメン」は遥か昔、けなげな兄弟と遊んだ
 あの小学生の秋(確か)の記憶を蘇らせる、
 「逢坂の関」なのでした。
 美少女姉妹だったら、もっと良かったのは言うまでもないですが
 (くどい(笑))。
 
 
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  シェフのおすすめ
 
  「シトラスの事情、我が家の事情」
 
   修理に追われる暮れのシトラスでございます。
 なぜかWindows機の修理が多いのですが、MacもWindowsもめっきり修理屋
 さんが減って、メーカー修理に出すと、
 「ただいま。って、僕誰?」みたいな記憶喪失状態で帰ってきたりするので
 (まあシトラスでも、どうしてもデータが助けられない場合はありますが※)、
 結構頼られる場合が多くなりました。
 
 ※100%近く救出する方法もなくはない。どうしてもと言う場合は、
  シトラスから専門業者に依頼も可能だが、ん万円/1MBらしい(汗)。
 
  「壊れたら交換しますよ。」という保証的なサービスではなく、
 「あなたのパソコンの主治医」みたいな感じでシトラスをご利用いただければ、
 幸いです。不況で買い替えも中々大変なご時世ですので。
 何でもご相談いただければ幸いです。
 
  我が家のMac miniはあの後も調子が悪く、遂にシトラスで点検となり
 ました。修復ソフトでディレクトリの修復をして貰いましたが、HD自体に
 損傷がある場合は再発する可能性はあり、HD交換になるかもしれません。
 Mac OSXは、昔のMac OSに比べ、感動的な程安定しています。
 仕事で使っているWindows XPより安定しているとさえ感じます。
 しかし、このOSはメモリが多ければ多い程安定して行く傾向があり、
 同じメモリ容量でも、仮想記憶に使うHDの空き容量が大きければ
 大きい程安定します。
 今円高で経済は大変な事になっていますが、事買い物に限っては、今が
 チャンスと言う程安くなっており、今1GB(512NB×2)メモリのうちの
 Mac miniを2GB(1GB×2)メモリに替えても6300円しかかかりません。
 80GBの内蔵HDもいかにも少ないので、最近の320GBにしたい所です。
 余った512GBメモリはもう使い道がありませんが、内蔵80GBの方は、
 こういう↓外付けケースに入れれば、立派な外付HDになります。
 Firewireなので、私のPowerBook G4にも高速で使え、一石二鳥です。
 
  家族が使うMacなので、なんとか出費出来るといいのですが、
 ボーナスがない仕事故・・・検討課題ですね。
 ネットも光にしたいのです。こちらは電話の基本料金を考えれば、
 むしろ安くなるのですが、工事の人が家に入るので、掃除をしなければ
 ならず...。こちらが難問です(汗)。
 
 
 ★pqi blister PC2-5300 DDR2-667 200pins SO-DIMM 1GB (QD2667N-1G)
                             ¥3,150(税込)
  MacBook, MacBook Pro, iMac, Mac mini(新型)intel core series用の
  PC2-5300 DDR2-667MHz. SDRAM 200pins SO-DIMMです。
  もしもの時も安心なメーカ永久保証商品です。
 
 
 ★macally FireWire/USB2.0 2.5インチSATA用HDD外付ケース ¥6,300(税込)
  USB2.0の他にFireWire400接続をサポートした、2.5インチSATAハードディスク
  ドライブ用の外付けケース。
  FireWireポートを装備しているこのタイプのケースは、日本の市場ではなかなか
  見かける事がありませんので、USB2.0をサポートしていないMacをお使いの方
  には、安価で大容量のSATAディスクが外付けで利用でき、絶対のおすすめです。
  またメインがSATA内蔵のMacをお使いで、内蔵HDを増設した時用の外付ケース
  にお使いいただきますと、USB2.0をサポートしていないサブ機、家族機の
  外付けとして、便利にお使いになれます。
  ボディはアルミ製で、放熱もばっちりです。
 
 
 
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 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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