Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」318 2008.12/22
 
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  今週のシトラス
 
  通勤のため地下鉄に乗る。
 いつもと違う。
 何が違う?
 ぼんやりと視点があって行く。
 黄色と青。首を傾ける。回す。
 黄色と青。向こうにも。
 吊りにも。
 壁にも。
 黄色と青。
 いかん!やられた!
 封絶?※
 いやルーンの呪苻か?※
 
 Tポイントカード※広告に完全に車内を制圧された、
 ある日の名古屋市営地下鉄鶴舞線でありました。
 
 ※「灼眼のシャナ」で”紅世の徒”とそれを狩る”フレイムレイズ”が用いる
  隔絶した空間を作る自在式。この中では人間の動きは止まり、この中で
  起こった破壊は、規模が大きすぎなければ修復出来る。
 
 ※「とある魔術の禁書目録(インデックス)」で登場人物の一人
  ”スティル・マグヌス”が、炎魔インノケンチウス召還のため、
  壁等に張り巡らすカード。今回の術式を使ったのは、スティルではなく
  乗客の少ない浄心~上小田井間に素早く広告を入れ替える棒使いの
  おばさんである。
 
 ※地下鉄には時折、現実離れしたお方も乗られるが、こんな異様な光景を
  見て、常規を逸する人はいないだろうか?と恐れる程圧倒的な広告で
  あった。各店の発行するポイントは、顧客確保のためのオマケ的要素が
  強かったが、よく考えれば100円の買い物で1ポイントが得られ、100
  ポイントで100円分の買い物が出来るとすれば、それは立派な資産で
  ある。店が閉店して資産が失われるのは、消費者のためにならないので
  リスク分散のため、複数店舗・業種で同じポイントが使用出来る方が
  いい。始まりは航空会社の「マイル」だと思うが、「ツタヤ」の
  ポイントを多くの店で共用しようと言う「Tカード」戦略は、現在
  最も使用価値の多いポイントになりつつある。欠点はいちいちカードを
  出すのが面倒という点である。指紋か指静脈認識でポイント加算→
  使用が出来る様にならないものか・・・。
 
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  ヤドカリの貝殻 2008.12/22
 
  「歴史的長寿番組の秘密」
 
  最近仕事が夜になったため、午前中は家に居る事が多いのです。
 大体CBC(TBS系列)をつけ、高温蒸気でお掃除、とかいうスバラシイ
 器具(社長に色々説明され、最後に「負けたわ。私も注文する」とか
 言うアメリカ物CM(笑))の通販とか、なんか体にいいメニューを
 一心に作り続けた洋食屋の親父が病に倒れ(なんか矛盾が(汗))、
 健康を取り戻すのに役立った青汁とか(不味くないらしい)、そういう
 通販番組の後に、3分で終わらないし、3分で出来そうもない
 「キューピー3分クッキング」を見終わった頃、おもむろに出かける
 訳ですが、この間見た番組は情報番組だったのですが、その日は
 「赤鼻のトナカイの秘密」という事で、
 「日本人は誰一人として赤鼻のトナカイの名前を言えないのに、
 アメリカ人は誰でも知ってる。」という謎が特集されていました。
 
  答えは当たり前のもので、英語の歌詞では、
 「Rudolph, the red-nosed reindeer 」で始まるので、このトナカイが
 ルドルフという名前なのは、英語圏では誰でも知ってる。という事
 らしいのです。元々サンタクロースのそりを引く9頭のトナカイには
 全て名前があり、1823年に出版された詩集「聖ニコラスの来訪」に
 登場しているらしいのですが、ダッシャ‐、ダンサー、プランサー、
 ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェンと言い、
 ルドルフはドナーの息子として生まれた赤鼻のトナカイという設定だ
 そうです。聖ニコラスは実在のカトリックの聖人ですが、これが
 クリスマスの晩に子供達に贈り物を持ってくる「Father Christmas」
 という妖精と同一視され、現在のサンタクロースができあがりました。
 1943年にコカコーラが看板に使用するまで、サンタの服は地味な外套
 でしたので、この詩集に出てくる聖ニコラスは赤い服ではないのです。
 
  1962年アーサー・ランキンJr.はこの有名なトナカイの物語を、
 テレビ人形劇にする事を思い立ち、当時大変高い技術を持っていた
 日本のスタジオに制作を依頼します。トナカイのイメージが難し
 かった日本人スタッフは奈良公園の鹿の動きを観察し、一年半の
 歳月をかけて、この人形アニメーション番組を完成させました。
 人形アニメは毎秒25~30コマを微妙に人形を動かしながら撮影する
 根気の固まりの様な作業で、東京オリンピック当時の勤勉な日本人
 には、うってつけの仕事であったのでしょう。
 
  この番組は主題歌に使われた1948年(日本では「東京ブギウギ」、
  「憧れのハワイ航路」が大ヒット)作曲の
 「Rudolph, the red-nosed reindeer 」と共に全米で放映され、
 その後クリスマスの定番として、実に45年間変わらずクリスマス
 毎に放映され、1990年代にはなんと視聴率60%を記録と言う、もう
 昔の紅白みたいなありさまになっています。
 今50歳の人も、5歳の子も、全く同じ番組を見ると言うのは、ある意味
 文化を形成したと言い切れるでしょう。
 
  この情報番組の中で、その日の深夜に放送されると言うので、録画
 して、じっくり見ました。
 
 ・ルドルフは確かにトナカイより日本鹿にそっくり。横顔は藤城清治
  の切り絵の鹿にそっくり。
 ・おもちゃを作る妖精の親方はドン・ガバチョを彷彿とさせる
  (ひとみ座の「ひょっこりひょうたん島」は1964年)。
 ・ドラマのテーマは、
  「人と違うって素晴らしい。」出来るだけ個性を殺して協調する
  事を要求する日本文化と違い、アメリカでは45年前から個性を
  育てる事を、子供の成長の主眼において居た事がわかります。
  赤鼻で差別を受けるルドルフ、おもちゃ作り妖精なのに歯医者に
  なりたい妖精の子、そして人間社会からはみ出した山師の男。
  差別を認めず、職業選択の自由を保障し、人がその信条に従って
  生きる事を認める、American Democracyの顕現のようなこの
  ドラマは、Martin Luther King Jr.が公民権運動で活躍した時代に
  作られたのです。
 
   久しぶりにいいものを見せてもらった、という感じでした。
  CMなしで全編放映してくれたCBCに感謝です。
  この番組はDVD製品として、今年は日本でも多くの家庭で
  見られる事になりそうです。
  私が特に感銘を受けたのは、友達にも、教師にも、親にも!
  差別され、見捨てられる赤鼻のルドルフを、実にあっさり、
  見事に、ごく自然に、ガールフレンドだけが支える展開になって
  居る事。世間の価値観に流されない、アメリカ女性の強さを
  物語っている様な気がしました。
 
   不況のせいで、今年のクリスマス---年末・年始はお家で過ごす
  家庭が多いそうです(液晶テレビはバカ売れらしいですね)。
  ともあれ、2008年は静かに暮れて行きます。
 
   最後に毎年恒例の親父ギャグを。
  今年のクリスマスも、私は大須は今井総本家に甘栗を買いに
  行こうと思っています。家族のために。
 
  「栗ですます、クリスマス。」
 
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  シェフのおすすめ
 
  「データの自動人形」
 
  「ロボット」はカレル・チャペックの戯曲に登場した造語で、働き
  続ける自動人形として登場しました。
  日本ではもちろん「鉄腕アトム」以来おなじみで、世界最高水準の
  二足歩行ロボット「ホンダ アシモ※」の登場以降はますます
  現実味を帯びて参りましたが、
  「ロボ」または「ロボティクス」等の言葉もよく見受けられる様に
  なりました。ある製品に
  「自動で勝手に○○する」付加価値をつけた製品、という意味で
  よく使われます(例:お掃除ロボ)。
 
  ※世界中の大学、研究機関が競って開発した二足歩行ロボット、
   ケーブルを一杯付けた無様な足だけの実験体を軽く追い越して、
   日本の自動車企業本田技研がアシモを発表したときは、本当に
   痛快だった。しかし、私はアシモが新入社員として本田技研に
   入社した頃から、なんだかこの会社が夢を追求する事を忘れた
   様な気がする。ホンダエンジン技術のノウハウだけが、常勝
   フェラーリを作り出し、ホンダチームが勝てないF1の現実と
   ダブってしまう。
 
   以前ご紹介した、コンピュータ世界の無敵ロボが、ついに製品と
  して、日本でも販売される事になりました。
  従来からあるRAIDの技術を使いながら、4つあるスロットのHD
  入れ替えを作動中に即座に実現すると言う、ある意味サーバ管理者が
  夢想する環境を、本当に実現する”データロボット”です。
 
   この一見
  「"新学期スタート!わくわく電化製品フェア"というポップにつられ
  大学生協で9800円で買ったが、コンプレッサモータの余りの騒音に
  隣の部屋の学生が、うるさいぞ我慢するからおれのビール冷やさせろ
  飲んだらいけんよと突然やって来た、あの小型冷蔵庫」みたいな
  (30年前の私の実話(笑))筐体のデータストレージは、
  例えば、試みに一個HDDを引っこ抜くと、
  「増設かい?俺が記憶を失わないうちに早く次のHDD挿してくれ」と
  要求し、挿入するやいなや、
  「ちょっと待ってくれよ、今広くしてるからな。よーし出来たぞ。」
  と、あっという間に記憶領域を拡張して何事もなかった様に前の
  データを温存すると言う、まるで
  「引っ越しおまかせパック」みたいな手軽さで、最大16TBまで拡張と
  いう恐ろしい製品です。
 
   なんだか当たり前の様な事を平然とする、このロボット技術が出る
  前は、サーバ管理者はクライアントから非難・嫌み・罵詈雑言を浴び
  ながら、半日~数日に渡るサーバ停止を伴うストレージ増設=入れ替え
  を強いられたり、俗に
  「アドミンに盆・正月なし(企業系では他の人が仕事を休む時期しか
  こういう作業が出来ない)」と言われたり。
  ですから、この会社の画期的なコンセプトは、大変なスタンディング
  オベーションで迎えられたわけです。
 
   DataRobotocis製品でもコンシューマー的位置づけのこの製品は、
  価格的にも問題なく手が届きそうな設定になっています。
  LANにぶら下げとけば、使い出がある(OSX 10.5のTimeMacine
  サーバにしとけば、安心この上ないSOHO環境)し、一人に一台
  MacBookの家庭内無線LANの共有サーバとしても夢の環境です。
  業界最速のFireWire800対応ですので、転送速度もストレスなし。
  「そろそろ、残り容量が・・・」というストレスから解放されます。
  もっとも自前のデータがTera単位で溜まって行くヘビーユーザは
  別ですが、そういう人は居るのか(笑)?
 
 ☆Drobo FW800               ¥67,200
  DataRobotocis社の自動ストレージロボット、Droboの第二世代モデル。
  FireWire800に対応し、より高速なデータ転送を実現しました。
 * 独自規格によりデータを保護
 * FireWire 800 (FireWire 400 コンパチブル)対応
 * Enhanced USB 2.0 対応
 * 最大16TBまで対応
 * 規格・容量の異なるSATA,SATAIIのハードディスクを4台格納
 * 作動中にデータを損なわず、ハードディスクの増設可能
 
 
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  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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