Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」321 2009.1/16
 
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  今週のシトラス
 
  新春早々、勇気づけられるニュースがありました。
 海鳥を吸い込んでエンジン停止した旅客機が無事ハドソン川に
 不時着水。一人の死者も出さずに無事救出。NY市長は
 「ハドソン川の奇跡」と讃え、元米軍パイロットは、その判断と
 超絶的操縦だけでなく、最後まで機内を2回も点検してようやく
 機体を離れた行動がヒーローとして賞賛されています。
 私も、大昔ですが彼の地で十回以上も飛行機に乗る出張を経験し、
 その際アメリカの国内旅客機パイロットの技巧(着陸の際どすんと
 言うショックが皆無)に感嘆し、事情通の知人から、
 「アメリカの旅客機パイロットは殆ど米軍出身だからね。飛行経験が
 違うんだよ。」と言われた事を思い出しました。
 
  その出張の前年、あの御巣鷹山の悲劇があり、
 「やはり日本のパイロットは違うのか。」と思った時期もありました。
 しかし、その後この事故機のフライトレコーダーが公開され、
 フラップ関係が全く動かなくなり、4機のエンジンの出力調整だけで、
 高度や旋回を調整して、最後まで懸命に大事故回避を試みた日本航空
 高浜機長の勇敢な挑戦には、最大の敬意を払う様になりました。
 
  「これはもうだめかもわからんね※」という機長のつぶやきが、
 今回も繰り返されずに、本当に良かったと思います。
 アメリカ人が、この事で勇気づけられ、オバマ大統領のもと、
 国を建て直して欲しい。
 
 他力(他国)本願なのが悲しいですが。
 
 ※ボイスレコーダーに記録された、衝突直前の高浜機長の肉声。
  掲示版でもよく使われる慣用句となっているが、出典を知る者は
  あくまでも自己の境遇が絶望的な場面でしか用いない。
  今年は、この言葉が多くつぶやかれない事を祈りたい。
  
 
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  ヤドカリの貝殻 2009.1/16
 
   「器」
 
  この間無性に「スープカレー」が食べたくなり、
 「CoCo壱番家」で食べたのですが、この北海道からやって来た
 新しいカレーは、従来のカレーとは明らかに違います。
 「札幌から進出」の名店でも食べましたが、感想は同じでした。
 一般にスープカレーは、
 「しゃびしゃびしており、ご飯が散らない様にスプーン上でご飯と
 混ぜて食す。」ものと認識されていますが、従来のカレーの水加減を
 間違えてしゃびしゃびになった物とは、基本的に違う気がします。
 北海道の方からは異論が出そうですが、私にはスープカレーは、
 「美味しく作ったスープ(シチュー系)にカレー粉を入れたもの」
 の様に思えます。
 北海道は早くから乳製品の食文化がありますから、一般に
 「ホワイトシチュー(クリームシチュー)」と言われるものは、
 重要な家庭料理なのでしょう(「北海道シチュー」という名の
 ルーもある事ですし)。で、あれって大鍋で作った方が美味しい
 ので、つい作りすぎる。翌朝食べる。学校から帰ると、今夜も
 残りのシチューだと。
 「かあちゃん。2晩続けてシチューはゆるくないよ。」
 「もう、はんかくさい子だねえ。」と言いながら※、
 母親は湯で溶いたカレー粉をざっと掛け回し、
 「ほれ、カレー。」と出したのが始まりではないかと。
 
 ※上記の北海道家庭の記述は、北海道に一度も行った事のない
  (友人・知人は数人いた)筆者の脳内で形成された、
 「妄想の北海道」である事をお断りしておく。
 ちなみに、「お湯で溶いたカレー粉」は、汁物にカレー粉を
 ダマにならぬ様に混入する秘訣で、主婦の方は先刻ご承知とは
 思うが、私にとってはYoutubeで見た、
 「自衛隊式カレー(市販カレールーを入れた上にさらに加える)」
 の動画で得た貴重な財産である。
 
  さて今朝も余ったクリームシチューに、湯で溶いたカレー粉と
 ガラムマサラ(自衛隊も入れとった)入りスープカレーを食べつつ、
 「ご飯とスープカレーを別の器で食べる北海道式は天才的だな。」
 と感心しておりました。
 カレーの器と言えば、カレー皿。深めの円形皿で、最近割れたり
 して補充をしたかったのですが、なかなか気に入った皿が100均に
 なく(それ以上は出す気なし(笑))、ようやく、
 「食器ってあったっけ?」と思っていた99で入手した、真っ白な
 のが最近のお気に入りなのですが、昔風の洋食屋では、船型の
 カレー皿(と金属製の魔法のランプみたいなカレー入れ)も
 懐かしいですね(デリーのイタリアンカレーをもう一度食べたい。
 今となってはかなわぬ夢だが(涙))。
 
  ところが最近のしゃらいレストランでは、比較的大きめな平皿に
 盛る事もあり、
 「あれは邪道だ。」と思っておりました。といっても、こういう
 しゃらいレストランでカレーを食べる事はまずないのですが。
 先日(99で調達の前)、カレー皿が足りなくて、しかたなく
 フライもの等を盛りつける大皿にご飯とカレーを持ったところ、
 これがなんだか美味いのです。大皿なのはたらふく食べるからでは
 なく、はみ出してこぼれると熱いからです(笑)。
 次の機会にカレー皿と大皿の両方に入れて食べた
 (お代りしたんかいっ!(笑))のですが、明らかに美味い。
  私なりの推理ですが、昔の友人に
 「カレーの飯はお冷やに限る。ご飯がぱらぱらだから。」と
 言う人がいましたが、大皿だとご飯が接触する面積が広く(私は
 絶対にご飯とカレーを分けて盛りつけず、ご飯の上にカレーを
 かける主義です)、ご飯の温度が下がって、いい感じにパラつく
 のではないか?それからカレーの層が薄いので、混ざり方が良い。
 という様な原因が考えられます。
 器一つとっても、本当に味が変わる物だと思います。
 
  器と言えば、茶道の世界の器は大変に奥が深く、
 「この茶器と自分の城を取り替えてもいい。」と言い放った大名も
 いたとか。
 私もぜひとも手に入れたい器がありまして、貧乏ではありますが、
 どんな犠牲を払っても手に入れたいと思います。
 旦那衆ともなると、
 「なんだか知らんが、出入りの道具屋が置いていった。
  代金は知らんが・・・。」という感じだそうですが。
 まあ私たち素人衆は、店に何度も通い、
 「ふむ、お客さんにはまだ早い様にも思うが、そんなにこれを
 可愛がってくれるなら、お任せしようかの。」と親爺に言われて、
 感涙にむせぶ。といったパターンでしょう。
 
  彼の地では庶民の食器であったそうですが、その素朴な佇まいは
 私の心を打って止みません。
 どんなに犠牲を払っても、これを手に入れ、侘び茶を愉しむ所存で
 ございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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  シェフのおすすめ
 
  「擬態」
 
  昔、作詞の同人誌みたいなものをやっておりまして、そこで
 「ナリキリズム」というのを提唱した事があります。
 作詞と言うのは音楽の歌詞で、当然歌を「聞く」対象がいるわけ
 ですが、それが自分と同年代とは限らないのです。
 でも、自分と違う世代・環境の人の世界を描き、その人たちに共感
 してもらうのは難しいもの。
 ユーミンは深夜に変装してファミレスに行き、そこで語られる、
 若い人たち(特にカップル)の会話を徹底的に吸収するそうです。
 彼女が現代の若い世代にも支持されるのは、そんな秘密があるとの事。
 出来るだけ自分の暮らしと違う世界で、その主人公になりきって詞を
 作ろうよ。というのが「ナリキリズム」の提唱だったのですが、
 結構難しいです。おとぎ話のようなのは簡単ですが、現実の例えば
 「自分の親になりきって、子供の事をうたう詞」なんというお題が
 出ると、皆七転八倒なわけです。
 
  最近「なりすまし」とか「オレオレ詐欺」とか、色々ありますが、
 他人になりきるのはなかなか難しいもので、犯罪として成立するには
 かなりの話術が必要ではないかと思います。いくら相手が老齢の方でも
 振込機まで歩かせ、お金を振り込ませるというのは、並大抵では
 ありません。この才能をもっと他の仕事に生かせば成功すると思うの
 ですが。
 
  昆虫にも「擬態」という事をする種があります。
 木の葉そっくりに擬態し、鳥などに食べられない様に身を守る虫。
 逆に大きな鳥の顔そっくりに擬態し、小鳥を追い払う虫。
 木の枝に擬態し、油断した虫を餌にする虫。
 「淘汰」という、ダーウィンの進化論で言えば、たまたまそういう
 擬態をする虫が生き延びた事になりますが、そんなけったいな
 虫が都合よく現れるのは誠に不思議な事です。
 神の意思を感じる方もおられて当然ですが、もしそうだとすると、
 ずいぶん神様はイタズラ好きだなあと思います。
 人類の歴史はこれらの虫たちに比べると短いのですが、生存競争の
 ための進化はあまりしていないですね。険しい山地の人に羽根が
 生えたりしませんから。
 
  機械も擬態します。乾電池なんて同じ顔して充電が出来る様に
 なってしまいました。車の「シガーアダプター」なんて、あれで
 煙草に火を付けた経験のある方は、若い世代には居られないのでは
 ないかと思います。あのなんか昔の電熱コンロ(これも見た事ない
 方が増えて来たのでは?と思います)を小さくした様な渦巻きが
 赤くなってるを見たくて、押して親に怒られたり(あのころは
 実に気軽に子供を助手席に乗せていました(怖))した思い出。
 今はシガーアダプター自体がオプションになりましたが、電気を
 取るためのコンセントとして、ソケットだけが残りましたね。
 
  そういえば都市内交通の主役は電気自動車になるのでは?と
 言われますが、液体状のものを入れれば良いハイブリッド車や
 燃料電池車に比べ、電気自動車は充電に時間がかかります。
 急速充電出来る電池も登場するでしょうが、それよりは
 より大容量充電出来る電池を開発する事の方が重要です。だから
 いっその事、電池ごと入れ替えてしまうのが簡単なのです。
 車の形を大幅に変え、スタンドで簡単に入れ替え可能な規格化
 された電池ユニットを作るのが好ましく、その形を変えないで、
 徐々に効率のいい電池に替えて行けばいいのですが、スタンドで
 取り替え可能な、従来からある部分品に擬態させる事も一案でしょう。
 例えばタイヤホイールの中に擬態させるのも考えられます。
 F1のレース等で、車体全体を持ち上げ、四輪をいっぺんにタイヤ
 交換するシーンが見られますが、あの方式でホイールの内部に
 電池を仕込んで、スタンドで交換。交換したタイヤは充電し、
 ゴム部分が摩耗すればスタンドが交換する。そういう維持費用も
 含めて交換費用を払って行く。ホイールの中に電車が採用している
 回生ブレーキを組み込むのも効率がいいでしょう。
 バネ下重量が増えると言うデメリットはあるでしょうが、危険な
 程のスピードを想定しない都市内交通なら、解決出来そうです。
 この方法だと、ぶっちゃけ大好きなミニのエンジン部分を取り去り、
 電気モーターに積み替えて乗り続ける事も可能になります。
 
  今回ご紹介の商品も、一種の擬態商品です。
 IDEのハードディスクを内蔵したパソコンに、このアダプターを
 取り付けたSATAハードディスクを繋ぐ事で、
 「騙す」訳ですね。
 かつて、SCSIからIDE(ATA)にハードディスクが切り替わって行った
 時に、やはり同じ擬態商品があり、この時の変換の方が大変だった
 ので、PCIボードの形で供給されたのですが(家の7300にもG3ボードと
 共に入っております)、今回はパラレルATAからシリアルATAへの
 規格変更(詳細は私にはわかりまへん(笑))なので、カラクリは
 比較的小さいのです。
 ハードディスク周辺の容積に余裕があるマシンなら、安い方の基盤型が
 お勧めです。また設計上きっちりハードディスクが組み込まれた
 マシンでは、出来るだけコンパクトにまとめた一体ボックス型なら、
 なんとか収まる可能性が高いです(元々3.5インチHDは、厚みや全長に
 製品による多少の差がありましたし、放熱を考え、あまりきつきつな
 設計はしてないでしょうから)。
 
  SCSI→IDE(ATA)の時には、
 「廉価品が出た」という感じが強かったですが、SATAの出始めには
 「ATAの、より高速な上位品」というイメージが強く、こんなに
 早く切り替わるとは思わなかったです。
 主流になった規格の方が大量に作られ、結果的に価格が下がる、
 という鉄則通り、現在では同じ容量ならSATAの方が圧倒的に安く
 しかもATAはもう在庫限りに近い状況です。
 特に80GBとか120GBの内蔵HDを320GBや500GBに増設したく
 なった時、その問題は深刻になります。運良くATAを見つけても、
 コストの差は、このアダプタの価格を軽く凌駕するでしょう。
 
  かつてPCIMacの修理依頼でHDDの増設があったとき、一緒に
 SonetのATAボードをおすすめした様に、
 これから、この手のアダプタは必需品になる気がします。
   
 ☆SATA-HDD>IDE対応機器接続アダプター(一体BOX型)   ¥3,990
  市場から姿を消しつつあるIDE(パラレルATA)ハードディスク。
  IDE HDD内蔵機種をお使いの方には、交換や容量増設しようとしても
  希望容量のIDE HDDが見つからないことがあり、頭の痛い問題です。
  このアダプターを使えば、SATA HDDをIDE接続でそのままお使いに
  なれます。
  レアになってしまったIDE HDDを探して買うより、この製品で安価な
  SATA HDDを使う方が安くつく場合もあり、今後の交換も安心です。
  高さが厚みのある3.5インチHDDと同等。後ろには14.6mmしか
  出っ張らない一体BOX型ですので、内容積に余裕のないマシンでも
  使用できる可能性が高い製品です。
 
 ☆SATA-HDD>IDE対応機器接続アダプター(基盤型)    ¥1,980
  市場から姿を消しつつあるIDE(パラレルATA)ハードディスク。
  IDE HDD内蔵機種をお使いの方には、交換や容量増設しようとしても
  希望容量のIDE HDDが見つからないことがあり、頭の痛い問題です。
  このアダプターを使えば、SATA HDDをIDE接続でそのままお使いに
  なれます。
  レアになってしまったIDE HDDを探して買うより、この基盤で安価な
  SATA HDDを使う方が安くつく場合も多く、今後の交換も安心です。
  基盤型ですので、内容積に余裕のあるタワー型等のマシンにおすすめ。
  
 
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