Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」339 2009.6/8
 
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  今週のシトラス
 
  明日が休みとなると、どうしてもネットサーフィン(死語(笑))
 したくなります。
 昨夜は、このメールマガジンの原稿をあげるつもりだったのに、
 一挙にあるまとめサイトの記事を読んでしまいました。
 まとめサイトというのは、ご存知の方は多いでしょうが、2ちゃんねる
 などの掲示版に書き込まれたものの中で、自分が興味深いと思うものを
 まとめて掲載するサイトで、毎日書き込まれては消えて行く多くの
 書き込みをリアルタイムで確認し、まとめて行く訳ですから、一日中
 PCに張り付いていなければならず、管理人はどうやって生活している
 のか心配になりますが、有名まとめサイトになると、それなりに広告
 収入もあるのかも知れません(知れている様な気もしますが)。
 
  まとめサイトで取り上げる内容は雑多で、笑えるもの、馬鹿馬鹿しい
 もの、エッチなものなんかに混じって、自分の体験談なんかもあります。
 「何自分の半生語ってんだよ。チラシの裏にでも書いてろ」なんて
 突っ込まれている場合もありますが、結構皆そういうのは好きで、
 「なんだ・・・うちのPC調子悪いぞ。画面がにじんできやがった!」
 なんて涙ぐんだりしてます。
 「暇だから、過去の恋愛話でも聞いてくれないか(缶バッジ)」
 なんて名作があります。
 
  もうひとつパターンなのは、
 「今の自分に降り掛かった境遇を語る(相談する)」というのがあり、
 「電車男」が典型です。リアルタイムで読んでいる人たちが、色々
 レスを付け、前述の「体験談」系が昔からある私小説風になるのに
 比べ、多人数のかけあいからなる、新しい文学形式と言えます。
 「安価※」という遊びが含まれるものも多く、
 「弟が彼女を部屋に連れ込んだ隣の部屋で農家のプラモ作ってる。」
 は傑作でした。
 この農家のプラモは一時
 「恋のお守り」として静かにヒットし、なぜ売れ始めたのか判らない
 発売元を困惑させたそうです(笑)。
 
 ※アンカーという言葉から来たらしいが、スレッドをたてた者(通常
  「1」と言われる)が、先のレス番号を指定し、その書き込みの
  とおりにしなければならないという、「ネット版王様ゲーム」の様な
  遊びである。大抵は片思いの相手にどうしたら良いかの相談で、
  安価どおりのメールを送ったりして、あえなく玉砕したり、実は
  相手も憎からず思っていて(旧い表現(笑))上手くいったりする。
  シャイで告白する勇気も無く、殆ど可能性のない男の背中を押す
  (というより崖に突き落とす(笑))効果がある。
 
  今回
 「ああ仕事もせずに夜更かししてしまった。でも後悔はしていない。」
 と真から思ったのは(まあこうして皆様に紹介出来たから仕事か(笑))
 
 「男に騙されて生まれた娘を連れて、親の死んだ実家に戻ってきて
  そのままひきこもりになってしまった姉を心配しながら、必死で
  姪を育てた男の物語。」です。
 
 これ以上語るのは無粋ですので、是非お読みくださいとしか、
 言えませんが、昨年1月からの僅か半年の書き込みでありながら、
 本当に読み応えのある作品でした。
 書籍化とか映画化とか、充分いける内容と思いますが、特に映画に
 なったら素晴らしいのではないかと思います。瑛太あたりが主演で。
 
  もう少しだけネタバレ許していただければ、この手の話で、最後に
 「すみません、今までの話は嘘(創作)でした。」と言うのを
 「釣り」と言いますが、途中で、リアルタイムで書きこんんだ人達と
 並んで私も
 「釣りだと言ってくれーーーーーーーっ!」と叫んでいました。
 50男が流れる涙を止める事が出来ませんでした。
 
  もとが2ちゃんねるの書き込みですから、慣れない人には見苦しい
 (冒頭いきなりひどい書き込みがありますが、我慢して読み進んで
 下さい)かも知れませんが、決して損はさせません。
 本当に今でも「釣りなんじゃないか?(あって欲しい)」と思う程
 劇的なストーリーです。
 
  「姉の引きこもりをどうにかしたい」でぐぐって見て下さい。
 
 
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  ヤドカリの貝殻 2009.6/8
 
   「常耕常視」
 
  相変わらず毎日忙しく働いております。
 もうちょっと収入を上げたいのですが、このご時世、仕事があるだけ
 ありがたいと思います。
 しんどいので、現実逃避と申しますか息抜きと申しますか、お金の
 かからない範囲で趣味に走っております。
 日中出歩くことも少なく、写真を撮る機会が減っているため、自然に
 趣味はAV(ちっ違いますっオーディオヴィジュアルの方です(汗))
 系に行きます。iPodに録画した深夜アニメを変換して入れて枕元の
 バナナスタンドや、電車の中(隣の人にかなり引かれるので、余り
 しません(汗))で見ます。
 最近のお気に入りは
 「けいおん!(女子校の軽音楽部の話だが、要は萌え少女系)」
 「東のエデン(久々の正統派近未来アニメ)」そしてご存知
 「凉宮ハルヒの憂鬱 第二期」ですが、最後の作品はかなり面白い
 事になっています。
 
  アニメが夜6-7時台から(ドラえもん、サザエさん、まる子、
 しんちゃん、コナン、テレ東系除く)消えて久しいですが、実は
 深夜に新作が続々放映されています。視聴率は良くて5%という所
 ですが、採算は取れている様です。
 ちなみにスポンサーはパチンコ系を除けば、殆どアニメ作品・
 ゲームソフト発売元です。
 これらの人気アニメは、放映後数時間でいきなり動画サイトに
 アップロードされます。もちろん著作権法違反ですから著作者側に
 抗議されれば、サイト運営者は削除せねばなりませんが、放映中の
 シリースが終了するまでは、削除依頼がかからない事が多いです。
 何故か?
 じつはこれらの動画サイトを見て、放映終了後発売されるDVDや
 ブルーレイ作品を買う人が多く(実際動画ページ上の購入ボタンで
 即DVDの予約をした売り上げが大きいそう)関連グッズ売り上げを
 含め、アニメ制作費を充分賄って余りあるからです。
 販売戦略も巧妙で、某アニメ(弱エッチ系)などは、放映の時は
 ヒロインの入浴シーンで湯煙で裸体がぼやけているのですが、
 DVDではなぜか湯煙がなかったりするそうです(笑)。
 
  さらに面白いのは、放映後しばらくして登場する
 「外国語字幕版」で、英語やスペイン語が多いですが、これらは
 時間がたっても削除が少ない様です。日本の法律が及ばないと
 言う事なのでしょうが、もしかしたら発売元の海外戦略の関係
 なのか?などと穿った見方※もあります。
 
 ※これはよく使われるが誤用。正しくは「穿ちすぎた」で、
  宝玉に紐穴を掘ろうとして、やりすぎて割ってしまう、つまり
  やりすぎて台無しになる。という意味である。現在の「穿った」
  は、逆に「ちょっと考え過ぎに思えるが、案外当たっている。」
  と言う意味で使われるので、そろそろ誤用扱いはかわいそう
  かもしれない。
 
  今回絶大な人気を誇る
 「凉宮ハルヒの憂鬱」の第二期を放映するにあたり、放映元の
 角川書店は、
 「原作の出版順にストーリーを再構築。」という画期的な方針を
 とりました。つまり、
 「第一期の再放送でありながら、新作も交える。」という
 あまり例のない第二期となっており、第1回~第7回は再放送
 (セリフ等追加あり)、第8回は全くの新作という、なんだか
 「ティーズ広告(なかなか新製品の招待を見せないで、じらして
  (英語でティーズ)興味を煽るやり方)」みたいな展開です。
 
  それだけならまだ
 「苦肉の策か・・・(原作が止まってしまっている状態なので、
  じきにアニメのネタ切れがくる)。」で終わりですが、今回
 角川はさらに画期的な販売戦略をとりました。
 なんと放映後、次の回の放映まで、自身がyoutubeに作品を
 アップロードしているのです。
 なんか御法度の裏街道を歩んでいたのに、突然公儀お墨付きに
 なってしまった座頭市みたいな感じです。
 「必要悪」として、その宣伝効果故に期限付でお目こぼし状態な
 動画アップロードを、積極的に利用しようとする知恵には、
 驚きました。角川作品をコラージュした作品(MADと申します)を
 アップロードしたある人の所へ角川側からメールが来たので著作権
 侵害への抗議かと思ったら、
 「あなたの作品を正式な角川作品にラインアップしませんか?」
 という内容だったとの事。
 
  来年から投稿作品に対して厳しい著作権法改正に(罰則はない
 が所持も違反)なる状況で、カドカワの決断は新しい流れと
 言えるでしょう。
 
 
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  シェフのおすすめ
 
 「ネット環境」
 
  ダイアルアップのモデムを使っていた時代に比べると、現在の
 インターネット環境は隔世の感があります。
 ネット通信に関しては、その前にカプラというものもあり、
 実は私持っていたんです。
 もうダイアルアップモデムがある時代でしたが、出張でモジュラー
 ジャックさえない旅館に泊まる事になり、赤電話で通信した事を
 覚えています。そのころはインターネットではなく、
 「パソコン通信」でしたけどね。
 今は亡きアスキーネットでした。その前に地方ネットに入ったのが
 この渡世の始まりでやんした。
 そのころの端末はMSXだったのですが、出張へはノートタイプの
 ワープロを持って行った気がします。東芝のRopoでしたね。
 
  想い出話はこれ位にして、現在のインターネット環境ですが、
 一番普及しているのはADSLですよね。
 ADSLの原理はカプラやモデムと同じで、要は電話線に一定の信号化
 した音声(モデムは「ピーガー」とか言いますよね。FAXも)というか
 人間の耳には聞こえない周波数の信号を送る訳です。
 モデム時代は音声と周波数が近いため、通信中は電話の通話が出来ず
 話し中で家族に怒られたりしましtが、ADSLは周波数が音声と干渉
 しないので、通信中に通話が出来ます。
 弱点は親機のある電話局からの距離や、回線の質に速度が依存する事。
 NTT電話が局との間で光化をしている世帯では使えない事。
 うちはADSLなんですが、まだ8MB契約なんで、よく契約キャリアから
 「もっと早い契約しませんか?かえって安くなりますよ。」とか
 勧誘の電話があります。
 「いいよ。速度でるか調べてみて。」と返事すると、数日後
 「すみません。無理でした。」と電話があります。局からはそれ程
 遠くないのですが、回線が悪い様です。
 
  あとはケーブルインターネットと光ですが、ケーブルはテレビ用
 (デジタルテレビ用)の同軸ケーブルを使うので、電話線を使う
 ADSLより回線品質的に有利と思われます。とりあえずADSLやケーブル
 インターネットを
 「メタル回線」と言います。銅線を使うからです。
 一方光回線は、グラスファイバーの線を使い、光信号を通すので、
 速度的には大変有利です。
 泣き所は開通までに時間がかかる事。
 光ケーブルは、電柱を使って通しますが、電柱は電力会社や電話会社
 (NTTですね)の持ち物なので、無断でかけては行けない訳です。
 通信業者が勝手に電柱を使う事が、かつてあり、大問題になった事が
 ありました。
 「貸して下さい」と電柱を持っている会社にお願いするわけですが、
 NTTは元電電公社。電力会社も国策インフラなので、国の保護を受け
 電柱を建ててきた歴史があり、後発の通信業者が使用を申し出た場合
 「国民の財産」でもある電柱を貸さない訳にはいかないのですが、
 それなりに強度検査とか、手続きが必要です。
 場合によっては半年待ち、なんて事もある光ケーブルですが、ADSLで
 シノギぎながら、気長に待って開通出来れば快適です。最近では、
 最大1GBの契約もあるようです(高いですが)。
 
  その他に、主にモバイルで使われるのが携帯・PHS業者が提供する
 パケット通信です。iPhoneの登場で、携帯とモバイル端末の境目が
 殆どなくなった現状ですが、i-modeなどの携帯専用の方式ではなく
 「フルブラウザ」と呼ばれる、パソコンと同じWebが見られる環境が
 普及しつつあります。同時にUSBタイプでノートパソコン等に簡単に
 接続出来るパケット端末が登場し、三大キャリアだけでなく、Wilcom
 やe-Mobileの装置を出先で使う人も多くなりました。
 弱点は、固定式のキャリアに比べ速度が出ない事。ランニングコスト
 もそれほど安くない場合が多いことです。
 
  今回ご紹介したいのは、上で紹介しました従来の通信方式以外に
 登場した新しい方式です。
 皆さんは無線LANをご利用でしょうか?
 家庭で簡単にインターネット環境を提供する便利な接続方式で、
 ADSLや光等の環境を接続すれば、家の中でパソコンだけでなく、
 iPhoneやiPod Touchや、PSPやDSが使い放題なので大変普及しました。
 パイオニアは、Appleの
 「AirMac(海外ではAirPort)」ですが、国際規格はIEEE802.11系と
 呼ばれ、b→gと速度が上がり、最近はn(draft2.0。draftって暫定
 規格ということでいいのかな?)という100Mbpsまで最大出る
 新規格も登場しています。
 
  この無線LANの方式を改良し、広域に届く様にしたIEEE802.16系、
 「WiMAX」という規格が登場しています。理論上は50km位飛ぶそうで
 エリア内であれば、子機を用意すれば親機なしで、IEEE802.11g規格
 以上の速度が最大出る様です。
 電波ですから場所により速度は違うでしょうが、モバイル通信と
 しては、従来の携帯・PHSパケットに比べれば速度的には有利です。
 元々はADSLや光が提供出来ない地域への提供を前提に策定された
 方式だったらしいのですが、日本では
 「UQコミュニケーションズ」という会社が、新方式の高域通信
 インフラとして、独自に提供を開始しました。
 
  現在提供されているのは東京23区周辺だけですが、他の首都圏や
 京阪神・名古屋圏は今年7-9月。年末には政令指定都市と主要な
 地方都市に展開の予定。
 昔の(今も家の(涙))ADSLよりも速い可能性が高いので、家庭の
 インフラとしても考えられます。
 月費用は4480/月の定額の様で、コストもそれほど高い訳でなく、
 USBタイプ、EXPRESS CARDタイプの他に、USBタイプの子機を接続
 すれば、Wifi親機として機能するセットもある(これ、どうも
 バッテリ駆動可能の様です。やるねえ)ようで、5月にはMac用の
 ドライバも発表され、
 特に賃貸アパート独り暮らしの方でしたら、引っ越しごとに
 解約や移転手続きを繰り返す必要もなく、よっぽどヘビーに使う
 (オンラインゲームとか、共有(危)とか)訳でなければ、
 「もうこれでいいんじゃね?」の環境が整いつつあります。
 
  機器さえ買っておけば、月契約でなくても600円/日で利用出来る
 のも出張等でエリア地域で利用するには便利なサービスでしょう。
 月使用も1月から使えるので、ホテルで宿泊だけでなく、マンスリー
 やウイークリーマンションに泊まって仕事する場合等、会社に一個
 この1万円強のUSB端末があれば、なにかと便利でしょう。
 
  かつて携帯より簡単な移動通話手段として、
 「家庭の無線電話子機を外に持ち出せないか?」という発想で、
 PHS(パーソナルハンディフォン)が生まれた経緯を思い出します。
 (エリア内であれば)どこでもWifiが使える訳ですから。
 
  残念ながらシトラスではまだ端末をご用意出来ない状況ですが
 (名古屋はエリアになるのが夏から秋だし)、
 今後普及に伴って端末を販売できる日も近いかと思います。
 
  受話器にカプラをくくり付けて、
 「ピーガー」やってた時代が遠い昔になったように、
 「へー、昔はインターネットって線引いてたんだぁ。」という時代が
 来るのかも知れませんね。
 
 
 
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 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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