Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」393 2010.7/30
 
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  今週のシトラス
 
  いやあ熱いですねえ。
 ニュースで話題の岐阜県多治見市は名古屋からも近く、昔は標高が
 上がる分だけ夏は涼しいイメージだったのですが、こんなに暑い街に
 なるとは・・・。
 遠い原因は地球温暖化でしょうが、結局名古屋市民ががんがん冷房を
 使うから、室外機の熱気が標高の高い地域へ登り、たまたま盆地で
 空気の貯まり易い多治見に籠るのだろうと言われています。
 この街は元々あまり風が吹かないとも言われておりますので、余計
 暑くなるのでしょう。
 
  最近よく大きな風力発電のプロペラを見かけますが、ああいうのを
 沢山立てて、電気で逆に風を起こせば、多少なりとも気流が生まれ、
 温度が下がるのでは?と思います。
 私と同じご趣味(オタク(笑))の方ならお判りでしょうが、
 「とある魔術の禁書目録」という小説・アニメに、このアイデアで
 弱い気流を起こし、敵を攪乱する。という設定がありました。
 
  最近ニュースで熱中症についてよく報道されます。昔は校庭の
 朝礼で児童が倒れ、とかよくありました。
 北海道の夏は本州程暑くないので、北海道の方は成長段階で、汗を
 蒸発させる毛穴の数が少なく育ち、暑さに強くない。
 だから夏の甲子園で北海道代表は優勝出来ない。みたいな事が
 昔良く言われましたが、今は日本中どこだって夏の日中に子供が
 うろうろしている事が減りました。帽子かぶれ位は言われましたが
 紫外線防止クリームとか、我々の子供の頃は考えもしませんでした。
 「これくらいの暑さが我慢出来ないなんて、今の子はたるんどる!」
 という声も最近は聞かれなくなりましたね。大人が保たない(笑)。
 
  最近の熱中症対策についてのニュース報道を見ると、
 「冷房をかけて寝るのは、体に良くない。」という考えも、もはや
 通用しなくなったのがわかります。
 汗をかきながら、寝苦しい夜を過ごす事によって翌日の日中猛暑に
 耐える体力が失われて、倒れる事を懸念しているようです。
 
  先日仕事中に突然熱が出て来て、ちょっとヤバイ事になりました。
 鼻水や咳は出ませんでしたが、夏風邪=冷房風邪であったと思われ
 ます。原因は、
 1.冷房はなるべくかけたくないので、シャツとパンツだけで寝る。
 2.いよいよ暑いので、タイマーを2時間だけかけて寝る。
 3.2時間後に暑くて目を覚まし、また冷房を付けて寝る。
 4.結局朝まで冷房つけっぱなし。
 という負のスパイラル(こういうとかっこいい(笑))が起こり、
 問題は1.の
 「シャツとパンツだけ」のまま進行、ということだったわけです。
 熱が出た晩から、上下ジャージを着て寝る様にしたら、治りました。
 
  冷房を付けて厚着と言うのも本末転倒で釈然としませんが、家の
 座敷犬が、3日続けて餌を食べず、いよいよ老衰死(12歳)?と思い
 ましたが、仕方なく彼のいる部屋だけ冷房を一日中(電気代が(涙))
 28度にして、扇風機弱で首振りにしたら、いきなりバカバカ喰い始め
 元気一杯になったとこを見ると、もう日本の夏は、冬のストーブと
 同じ様に、冷房必須の気候になったのかもしれません。
 
  政府かどこかで提唱して夏のある日、日本全体で冷房をやめて
 みたら、なにか解決の道が見えるかもしれないですね。
  
 
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  ヤドカリの貝殻  2010.7/30
 
 「しょうこりもない」
 
  日本語シリーズでございますが、
 「懲りない。」という言葉の他に、
 「性懲りも無い。」という言葉があるのはなぜでしょうか?
 この言葉は丁寧に訳すと、
 「性質的に反省せず、同じ事を繰り返す傾向が見られる。」という
 意味だと思いますが、ただ単に
 「懲りない。」とほぼ同じ意味で使われます。おそらく
 「懲りない。」には本来別の意味、おそらく
 「頑固で、絶対諦めずにやり抜く、」というような肯定的な意味も
 含まれていたのでしょうが、
 「性懲りも無い。」の側面が強すぎ、同義になったのでしょう。
 「石田純一、懲りない男(理子さん、ごめんなさい)。」みたいに。
 
  さてこれだけ前振りをすれば、長い読者の皆様は、
 「おっ!またなんか大食いしたな?」または
 「おっ!なんかまた衝動買いしたな?」と思われる事でしょう。
 イエスイティイーズ!
 何週か前に、殆どへこたれた様に、私の分身と言っていい、
 「ライカM3(1955年製)」を手放して、最新デジカメをゲットする
 計画について語ってしまいましたが、あの計画は実行してません。
 中古市場調査において、やはり銀塩フィルムカメラの価格は、暴落と
 言っていい程下がっており、ライカレンズを生かせるデジカメが
 購入出来るかどうか、ギリギリのラインであった事が原因です。
 
  私の悪い所は、このような買い物計画が挫折しても、なんか
 ウジウジと、買い物願望(冥王星様(笑))の残り火が消えず、
 「だったら別に安いコンパクトデジカメ買えば・・・。」とか、
 もう負のスパイラル(意味考えずに使用(笑))が続く事で、
 「ライカを売って、ライカレンズが生かせるデジカメを買う。」と
 言う当初の計画は全く関係のない所に飛んでおりました。
 
  デジカメと言えば、元々はレンズ交換も出来ず、撮像素子も小さく、
 私にはもうなんの興味も無い部類のカメラです。
 「別に携帯でいいし。」と思うのです。
 ただ、随分前のコラムでも紹介いたしましたが、日本には、
 「昔から理論はあり、世界中のメーカーが挑戦したが撤退。しかし
  ただ一社実用化に成功した画期的な技術。」というまるで、
 「マツダロータリーエンジン」の様な素晴らしいデジカメがあります。
 「FOVEON」という撮像素子を持つ、シグマのデジカメです。
 
  一般の撮像素子は、赤黄緑の光の三原色をそれぞれ隣り合った一つ
 づつの素子が担当しますが、FOVEONは一つの素子で三原色を担当
 (深さで順番に担当するらしい)するという画期的な技術で、
 「そりゃきっと良い事でしょう。」とすぐに判る技術ですが、実際
 作ってみると悲惨な結果になって、他のメーカーは諦めた訳です。
 シグマは開発元のFOVEON社を子会社化する位の背水の陣で、改良に
 つとめ、この技術の本来持つ良い所を引き出すエンジン(撮像素子が
 受け取った情報を補正して、美しい画像情報に再現する電子回路)を
 開発しました。
 
  こうしてまず一眼デジカメが、そして同じ撮像素子とエンジンを
 持つレンズ一体型コンパクトデジカメ、
 「DP1」が登場しました。
 このデジカメがファンを惹き付けてやまないのは、
 1.素子が一眼デジカメ並みに大きい事。
 2.一眼デジカメにしか出来なかった、RAWモードがある事。
 です。
 FOVEONはもともと素子が大きく、シグマは1400万画素といって
 いますが、これは他のメーカーの様に三原色それぞれを一つづつと
 数えているためで、実際には1400万÷3=約466万画素です。つまり
 画素数を落とさず、これ以上小さい素子を作るのは難しいので、
 このコンパクトデジカメも、一眼用と同じ素子を使います。
 エンジンも同じなので、RAWモード。つまり圧縮しない生のままの
 モードがあります。
 
  私がこのカメラを欲しいと思ったのは、上記のメリット以外に
 「同じフィルムで撮るのに飽きた。」からです。
 私の持っているペンタックスやニコン、そして少し独自ですがキヤノン
 みな撮像素子は似たりよったりで、出て来る絵は優等生です。
 昔のカメラ道楽は、レンズの違いによる描写の違い以外に、コダック、
 フジ、コニカ(さくら)、アグファ、イルフォードと言ったメーカー、
 さらに製品による発色の違いを楽しむという事が出来ました。
 デジカメになってからは素子供給元自体が少なく、面白くありません。
 FOVEONには他のCCDやCMOS撮像素子に無い発色があります。
 「ネガフィルムとポジ(スライド)フィルムほど違う。」と言われる
 独特の世界が、参考写真でも伺えます。
 何をとっても綺麗に写る訳ではないらしい事も、マニアの心を刺激
 いたします。
 
  ライカ計画に挫折した私のこころのスキマに喪黒福蔵の如く忍び
 込んだのが、このカメラでした。
 DP1は換算28mmレンズ。街角や親しい人を(近い距離で)撮るには
 適した広角レンズですが、私も(シャイだし=トモダチいない(涙))
 もう少し標準より(人間の目は50mmと言われる)のレンズがいいな
 と思っていたところ、みんなそう思っていたらしく、換算41mmの
 DP2が出、乗り換える方が続出(エンジンも進化している)。
 友達と旅行に行って、
 「イェイ!」とピースサインで収まるような層は、このレンズが
 嵩張る(蓋も自動開閉ではありません(汗))ばか高いデジカメは
 買わないので、アタシと同じ、シャイなカメラオタ爺(失礼)は皆
 少し画角の狭い(離れた被写体が得意な)DP2に乗り換えた訳です。
 
  と言う事で、中古DP1の価格がとってもこなれて来た昨今、先日
 大須で、29800円のを見て、
 「ほー、この名機がここまで下がったか・・・。」と感心し、つい
 ヤフオクで調べたのが運の付き、落札が23000円~25000円あたり。
 「2万円なら買えるかなあ・・・。」と思い、20000円で入札して
 放置してみました。
 もちろん落札は無理です。ただ出品は依然多いのです。
 「よし、20000円で諦める人もいるだろうから。」と21000円で
 入札。3回位落札出来ず、
 「そりゃ無理か。でも23000円台で落札してるしなあ。あと1000円
  足しとこ。」と期待しないで22000円で入札したら、なんと
 あっさり落札してしまいました。慌てたのが金策でしたが、なんとか
 振り込んで、到着しました。
 
  ちょっと試し取りしましたが、日中の写真などは平凡以下か?と
 思えるのがある反面(プログラムオートですけど)、金属や木材の
 質感などは、ポジフィルムの様な艶があり、奥の深そうなカメラです。
 オラ、わくわくしてきたぞ!
 
  銀塩で散々道楽しつくし、デジカメに替えたけど、最近つまんない。
 と言う方は、ぜひ試すといいカメラです。一回飲んでタクシーで帰る
 お金で買えますし(フィルム+現像代で月2万位使ってた人はザラ)。
 ちなみに、裏のLCDモニターはあんまり綺麗じゃなく(今時の携帯
 以下)、うちに帰ってMacで再現して初めて結果がわかるあたり、
 フィルム時代に帰った様な気がして、このへんも楽しいです。
 
 
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  シェフのおすすめ
 
 「ザ・新製品ニュース」
 
 「今年は盛るぜい。」とジョブスが言い放った如く、Appleはこの
 ところ、次々新製品を発表しています。
 凄すぎて私たちこんしゅーまー(和訳するとトウシロ?)にはもはや
 雲の上に行ってしまった感のあるMac Pro。LED液晶のiMac。そして
 先行して発売されているMacBookライクな軽量BlueToothキーボード
 の横に
 「つらいち(こういう職人用語って萌える)」で置ける
 MagicTrackpad。
 そして単三ニッケル水素電池6本付きの充電池。
 最後のは地味ですが、電池がサンヨーのエネループ系ならば、
 2800円は買いかも知れません。急速充電だけでなく充電した電池の
 管理までしてくれるステーションというのですから。
 
  Appleが充電器を発売する程、昨今は無線化が進んでいる周辺機器
 ですが、今回のMagicTrackpadは、ある意味ノート全盛時代に対する
 デスクトップの逆襲と言えるでしょう。
 ノートが日本でこれだけ売れている原因は、場所を取らず、しまえる
 (ちっちゃい子や猫にイタズラされない)という日本の住宅事情も
 大きいと思いますが、いまさら誰にも言えない恥ずかしい事実。
 「実はタッチタイプが出来ない」という方が多いことに原因がある
 と思われます。
 
  会社でデスクトップを使っていて思うのは、
 「タッチタイプが出来ればなあ・・・。」
 と言う事です。まあ今からでも練習すれば良いのですが、高速で
 入力する事が求められるので、初心者のタッチタイプでトロトロ
 やっている暇がないのです。キーを見つめながらならかなりの速度で
 入力出来ますが、間違えた(英字で入力とか)時に後から直す手間は
 やっぱりあり、速くタッチタイプ出来る方が羨ましいです。
 
  ノート型の利点はキーとモニターの位置が近いため、タッチタイプ
 出来なくても、確認のための首振りが最短で済む事。この利点により、
 ローマ字→ひらがな→漢字仮名混じり文。という複雑な変換をして
 いるタッチタイプが不自由な日本語ユーザーにとっては、ノート型を
 選ぶ結果になるのは、必然と言っていいでしょう。
 iMacやMac miniを選択するユーザーは、入力よりも画面の大きさを
 必要とする方だと思います。現在のiMacはモニターが低くなり、
 キーボードとの距離をノート型並に近づける事が出来ます。
 
  あとはマウスです。
 以前も書きましたが、Windowsノートユーザーは、MacBookの
 ユーザーに比べ、マウスを外付けしている率が高いと思います。
 Windowsノートの性能と言うより、これは OSの違いと思われます。
 掲示版等で見ると、MacbookをBootcampで、Windows機として
 利用している人も(シングルボタンの問題は別としても)、
 トラックパッドは使いにくいのでマウスを付けていると答えています。
 これは、現在のトラックパッドの性能を、Windowsで完全に使えない
 事も原因ですが、やはり両OSに流れるポリシーの違いだと思います。
 
  今回のMagicTrackpadで、iMacからマウスが消えるかどうかは
 わかりませんが、私は多分もうマウスは使わなくなるだろうと思い
 ます。私というのは、特殊な場合を除き、MBPにマウスを繋いで
 いない私の場合です。
 現在のMacBookやMBPで採用されているトラックパッドは、
 iPod touch,iPhone,iPadで採用されているものと同じ技術です。
 一回り大きいMagicTrackpadは、iPhoneからiPadに変わった様な
 快適さが得られるでしょう。
 
  私がもしこのアイテムを使うとすれば、
 「MagicTrackpadはキーボードの手前に置き、その両サイドに
  パームレストを自作。」と言うのがいいですね。
 これなら、iMacでも、Mac miniでもMacBookと同じ環境が実現
 出来ます。
 
 ○MagicTrackpad ¥6,800
  この製品についてはメールでお問い合わせ下さい。
 
  
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