Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
 ================================
 
  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」399 2010.9/15
 
 ================================ 
 
  今週のシトラス
 
  いきなり秋ですね。まさに
 「夏が落ちた。」と言う感じの変化です。
 いよいよ恐るべき、
 「食欲の秋」到来です(汗)。
 
  夕食(21時過ぎ。普通の方とは3時間の時差で生活しております)
 を外食にせざるを得ない私にとって、いかに飽きずに低コストしかも
 低カロリーで夕食を済ますかは大きな問題です。職場最寄りの駅に
 「すき家」があるため、ほとんどそこで済ます事になりますが、
 「牛丼ミニ」は493kcalで、230円なので愛用する事が多いです。
 ここは並でも280円と、価格では常に最安を走っていますが、
 味付けも悪くなく、まあ良く言えば飽きのこない味なので、重宝して
 います。週に3回は行ってミニを注文します。
 
  昨日いつもの様にすき家に行き、ポスターを見た所、懐かしや
 「とんとろ角煮丼」が復活しているではありませんか!
 価格(380円)、カロリー(ミニがないので、並767kcal)共苦しい
 のですが、これは食べねばと思い注文。あれ?
 「新メニュー、醤油味」となっていたんでどうかと思ったのですが
 全然味が違う。風味に主張がない。もう一度ポスターを見たら
 「豚とろ丼」でした。つまり角煮(中華料理もしくは長崎料理)
 でない訳ので味が違うのは当然でした。
 まあぶっちゃけ、角煮に付き物の中華香辛料
 「八角」の香りがないのです。
 八角の香りを好まない人もいるとは聞いていましたが、前回惜しまれ
 (私に(笑))つつ姿を消したとんとろ角煮丼が、八角の香りの
 せいで、売り上げが伸びなかったとすれば、大変残念な事です。
 でもこれって、
 「香辛料が臭わないカレーが食べたい。」みたいな話ですよね(笑)。
 
  「酔拳」などで、ジャッキーチェンが長い箸を使い、角煮を載せた
 丼飯をかっ込む様子に憧れた私としては、あのメニューは380円払って
 もいいと思わせる出来でした。
 最初400円以上だった価格を、途中から380円に値下げしたり、この
 メニューにはゼンショーさん(すき家の母体)も苦労したのかも
 しれません。
 
  というわけで、やはりすき家では牛丼ミニしかないなと思う
 私です。今度の豚とろ丼もおいしいのですが、いつもより150円
 余分に払って200kcal以上余分に摂取する気になれません。
 カレーミニも新レシピで250円→300円になってしまったし。
 
  さて牛丼と言えば、最近の話題は吉野家の逆襲です。
 吉野家の牛丼は現在380円。すき家や松屋に比べれば100円高い訳
 です。過去挑発に乗って値下げ競争した事もありましたが、現在は
 キャンペーンを除けば値下げしません。
 吉野家はアメリカの特定農場で育てた牛の、
 「ショートプレート」しか使いません。この言葉が部位をさすのか
 形状をさすのか良く知りませんが、確かに吉牛の肉はいつも同じ
 味です。オーストラリア牛を主に使う他店に比べ、柔らかくて
 きつい牛肉臭(ケモノ系)もありません。まあこの香りがしてこそ
 牛肉ともいえるのですが。
 好き嫌いは別として、吉牛はやはり他の牛丼、牛飯とは別物と私は
 思います。
 
  このショートプレートの価格が高い(BSE対策のため、短い飼育
 期間で輸入せねばならず、一頭が小さい)ため、吉野家は牛丼の
 価格が下げられません。かつて日本が牛肉自由化を頑として認め
 なかった時代から輸入をはじめ、BSE問題の苦しい時代にも、他の
 肉を使うよりはと、牛丼を止めてまでいれこんでいる※、この
 ショートプレートを使う限り、吉牛の価格は下がりません。
 苦し紛れに吉野家の取った手が、今回の奇手であった訳です。
 
 ※自由化前は、輸入米国牛肉の殆ど全てが吉野家行きであったと言う。
  またBSEの時は苦しい中、競馬場内の店舗(契約上牛丼を販売せず
  には認可継続出来なかった)では国産牛を使った大盛り弁当のみの
  販売(550円)を行った。取材のため(馬券買わなかった(笑))
  私は食べに行ったが、吉牛とは別物で、肉でこうも違うのかと、
  驚いた。
 
  牛丼とは、そもそもすき焼きの最後に鍋に残った肉・野菜を丼飯に
 ぶっかけて喰った事が始まりと言う事です。
 または忙しい河岸で、
 「時間がねえから、適当に煮込んでぶっかけてくれ。」と最初から
 頼まれたとか。
 吉野家も築地で(確か)はじめた頃は、そういう牛鍋屋だったとの
 事です。
 このぶっかけ丼が評判になり、さらに庶民の憧れ
 「丼の上ぎっしり全部肉!」実現のため牛鍋らしい具材は省かれ、
 タマネギと牛肉のみになったのが、今の吉牛です。
 
  「牛鍋丼」はそういう歴史背景をふまえて登場しました。
 その辺はなか卯(ゼンショーグループ)の
 「和風牛丼(何回書いても変な名前(笑))」と誕生の経緯は似て
 いるのですが、ゼンショーのほんの少し高級路線である(あくまでも
 すき家に比べ)なか卯のそれが、ちょっと目先を変えて、あわよくば
 付加価値分頂きたい戦略なのに対し、はっきり
 「コストを下げるため。」と吉野家自体が認めている点が大きく
 違います。牛鍋丼にして具材が増えれば、肉が減る。という理屈。
 ここまでやって、280円で提供しようというのが、今回の吉野家の
 戦略です。
 
  もちろん行って参りました。
 事前にネットで情報を仕入れましたが、基本的に掲示版に書き込む
 人は若い方が多く、若い方は何と言っても
 「肉至上主義」ですから、肉の量を減らしてまで価格を下げるという
 事には憤慨する意見が多かったのは事実です。まして味は、肉が
 少ないと言うだけで否定的(たれは秘伝の吉牛たれではなく、昔の
 牛鍋に近づけたとかで味が異なる)な書き込みが多く、
 「吉野家、終わったな。」というのが優勢でした。
 
  で、じっさいおじさんが行って来たのですが、私は牛鍋・すきやき
 に関しては、絶対に譲れないポリシーがあります。
 「生卵のないすき焼きは否定。」です。
 海原雄山に罵倒されそうですが、まだ卵が高価(40年前も今と同じ
 価格。つまり今の価格換算だと、下手すりゃ一個500円以上!)な
 時代。すき焼きの時だけは一人一個卵が付いたハレの料理であった
 訳ですから、これだけは譲れません。ダイエット(と財布事情)の
 ため、牛丼に卵かけない事は慣れましたが、仮にも牛鍋を名乗る
 ものに卵を付けない訳にはいきません。
 
  出て来たのは噂どおりの小振りの丼。
 よりヘルシーにするため、というふれこみですが、勿論米の量も
 コストダウンには影響しますから、ご飯の量を減らすのも
 効果的だったのでしょう。さらに
 「開口部の面積を減らす事で、減らした肉が寂しくない。」という
 心理的効果もありでしょう。
 バイトの力量差のせいか、上から白い部分の見える牛丼ほど悲しい
 ものはないですから。
 
  大学のとき、学食のトンカツの余りの薄さに、
 「同時に摂取出来るご飯の質量は、副食の肉の質量や、体積でなく
  面積に比例する。」という理論を打ち立てたのは私ですが(笑)、
 まさに丼の開口部が狭く、ご飯が少なければ、肉の量を減らせると
 いう、定理の逆証明になっています。
 
  具材はいつものタマネギ(すきやきで連想する長ねぎでなく)と
 しらたきのみ。上にまるで縁起物の様に焼き豆腐が一切れ。これで
 「牛鍋ってことで。ヨロシク。」みたいな、タイ着用じゃなきゃ
 入場禁止のレストランで、急いで百均でネクタイ買って、Tシャツに
 結ぶ、みたいな感じですね。
 基本的には、本来牛丼で牛肉が覆う面積の約半分を、しらたきが
 覆うと言う結果になり、私の様なダイエッターには有難く、ご飯の
 量も丁度いいのですが、若者は怒るでしょうね。
 
  味はと言えば、私は美味いと感じました。我が家は貧乏なので、
 すき焼きをする時も、輸入肉かせいぜい特売の国産牛しか使えず、
 親戚のうちなどで和牛のすき焼きをいただくと涙が出そうになり
 ますが※、アメリカ産ショートプレートが、こんなに牛鍋に合うとは
 思いませんでした。この肉がとても薄切りなのも関係あるかもしれ
 ないです。和牛じゃないすき焼きの時は、しゃぶしゃぶ用の切り方
 がいいですから。
 
 ※毎度おなじみ「君に届け」だが、彼氏が初めて彼女の家に来た時、
  彼女のお母さんが「ご飯食べて行きなさい。今夜はすき焼きよ!
  しかも和牛よ!」というのが、庶民的で良かった。
 
  根っからの生卵派の私は、まず卵を溶いて、醤油をひとたらし。
 焼き豆腐をまず溶き卵にからめて食す。その後おもむろに、卵を
 掛け回して、かっ込む。という食べ方です。うまい。
 マスコミ報道のせいか、
 「なんだ280円は牛丼じゃないのか!」と抗議する人もほとんどなく
 (一人だけいた。露骨にがっかりしてた(涙))、結構沢山のお客が
 来ていて、殆どが牛鍋丼を食べていました。
 これからどれだけリピーターを呼べるかわかりませんが、
 「ご飯大盛り無料サービス」で客を呼べる(若者はいいのかも)時代
 ではもはやないので、ヘルシーで安ければ、客はつくかもしれません。
 
  50円無料券(サイドメニューのみ)をたんまりもらった私は、月末
 までは通うと思います(593kcal+卵)。来月からは合計330円になる
 わけですから、考えるかも。
 最後に苦言を一つ。
 今回ご飯が少ない新メニューが登場したせいか、待望の
 「牛丼かる盛(300円)」が短命で姿を消したのは納得いきません。
 「メガ盛」は期間限定メニューとありましたが、かる盛は定番だった
 はず。ぜひ復活願いたいものです。
 すき家の牛丼ミニより70円高くても、食べに行ってたのに(怒)。
 
 
 ――――――――――――――――
 
  ナゴヤからの手紙  2010.9/15
 
 「隠れ家」
 
  名古屋は喫茶店が多い街と言われます。
 独り暮らしや、幼稚園に送った主婦など、町内の喫茶店で、朝食の
 代わりにモーニングを食べながらコーヒーを飲む。というのが、
 ライフスタイルとして存在しました。
 そんな街の喫茶店。学校帰りの少年がナナハンで乗り付け、真面目な
 委員長(なんで校則違反を。マスターが親戚とかだったかな?)と
 「海が見たいわ。」
 「じゃあ、ちょっと行こうか。」みたいな会話を楽しむ(そんな
 漫画みたいなカップルはおらんだろう(笑))喫茶店。
 
  最近は大変少なくなりました。
 店主が老齢化した事が最大の理由と思います。残っていても、なんか
 入るのが怖い様な、常連の巣窟と化しています。
 生き残っている店は、モーニングに趣向をこらしたり、数量限定の
 ランチやお弁当を出したり。
 それ以外は閉めてしまった店も多くなりました。
 残るのはチェーン店ばかりで、名古屋だと圧倒的に
 「コメダ」な訳です。
 
  知り合いとだべったりするのも楽しいですが、そこのメニューに
 惚れて、あるいは雰囲気が好きで通う、という喫茶店もありました。
 「学生街の喫茶店」とか、
 「紅茶の美味しい喫茶店~。」とか歌にも歌われましたね。
 そういう想い出に残る様な個性的な店が、名古屋から少なくなって
 おります。前にお話しした、知人のやっている国際センター近くの
 カフェも、新しいながらそういう雰囲気(とケーキが美味い)がある
 ので、常連がついて順調の様です。
 
  喫茶店は、オスマントルコとの戦争後、撤退したトルコ軍の食糧
 に怪しい豆があるのを、イスラム通の人が見つけ、払い下げて
 貰いウイーンで開業したカフェが西洋初と言われます。
 アルコール以外の飲料を飲んで楽しくお喋りすると言うポリシーは
 新鮮で、ヨーロッパ中で、コーヒーや紅茶の喫茶店が流行。
 日本ではカフェの名でお酒も結局出したり、女性の接待が始まり、
 「カフェの女給」というと、売春婦とまでは行かなくても今の
 「キャバクラ嬢」位な位置付けでした。
 
  そのため日本のあくまでも真面目な喫茶店は、
 「純喫茶」と名乗る様になり、私が高校生のとき、乗り換え駅の
 所に、
 「学生服での入場お断り(うちは真面目なサテンなんだ、コーヒー
 飲みたきゃ、家に帰って私服で来い。の意?)」という店もあり
 ました。
 私は、不良ではありませんが、学校の違う彼女と待ち合わせて、よく
 別の喫茶店に行きましたが、あまり長居すると、ウェイトレスが
 何度も水を入れに来たり、最後は昆布茶をくれる(いい習慣と思った
 けど、今考えれば「出てけ!」の意味だったのだろう(汗))など
 青少年の育成に熱心なお店が多かったようです。
 
  京都では、学校の近くの喫茶店は良く行きました。
 「あ、休講だ。」となると、次の講義まで時間を潰すのです。思えば
 その時間に図書館に行けば、人生が違っていたかも知れません。
 そのころ印象に残ったのは、東山通り、蹴上の辺にあった
 「メルコ」という店。籐椅子でアンティックな店内と古い音楽。
 いつかああいう店がやりたい。
 あと、京阪浜大津の駅近くにあった
 「パラドス」という店。一件カウンターバーですが、出すのは紅茶。
 もの凄く多様な紅茶メニューがあり、紅茶と言えばリプトンと日東
 しか知らなかった私が、トワイニングだフォションだ、ダージリンだ
 ヌワラエリアだとうるさくなった原因です。
 
  名古屋に戻って30年以上になりますが、なかなか気に入った喫茶店
 いわば隠れ家には出会えないでいます。
 結構気に入って通い詰めた店もありましたが、閉店してしまいました。
 今は、漫喫が代わりを果たしていますが、残念な事に隠れ家的喫茶店
 に必須な、
 「時間を忘れる。」と言う属性が欠けています。時間で課金ですから。
 
  今日シトラスにカブで向かう途中、雨になり(というより朝から
 雨で出発が遅れたのですが、やんだと思い出かけたのでした)、
 千種駅で、ちょっと噂を聞いて気になっていたカフェに寄りました。
 駅ビルにある店で、コーヒーも美味しく、ケーキも美味そう(我慢)
 でしたが、なにしろ店内の照明が暗い。
 英国風パブじゃないかと思う位暗い。
 間接照明があるので、本は読めるのですが、この暗さのせいで、
 2人連れのお客でも、声高に話すということがなく、隠れ家としては
 いいロケーションだと思いました。
 この辺りだとやはりコメダに行く事が多いのですが、ここもいいなと
 思いました(コーヒー650円からはちょっと痛いけど)。
 
  話すと言えば、話すのが目的で行く最も顕著な喫茶店は、
 中国風の飲茶のお店です。
 飲茶と言えば、日本では点心(焼売とかお菓子とか)をつまみながら
 お茶を飲む軽食、というイメージが強いですが、文字通りお茶を
 飲む、という事。そして中国茶特有の、
 「小さな急須に何回もお湯をさして飲む。」という飲み方で、
 何時間も親しい友とおしゃべりをする。というのが飲茶です。
 
  大陸では大きめの蓋付きの湯のみに茶葉を入れ、湯をさして、
 葉が沈んだら上澄みを飲む。と言うのが一般的な飲み方ですが、
 台湾では、戦前から、
 「茶芸」というお茶の楽しみ方が流行し、飲茶を楽しむ人が多いと
 いいます。これは日本の商社マンが、煎茶道にヒントを得て始めた
 ものらしいのです。長い茶の伝統を持つ中国に、日本の様な作法が
 ない事は不思議ですが、国民性の違いでしょう。茶芸も作法という
 より、美味しく茶を飲む合理的な方法、という感じです。
 
  私も見よう見まねでやってみたのですが、名古屋には中華街も
 なく、いい茶葉も手に入らないので、なかなか続かないのです。
 そもそも名古屋には、本格的な飲茶の店がありません。
 もちろん、軽い中華料理としての点心の店は多く、飲茶を名乗って
 おりますが、茶芸の本格的な出し方のお茶は、まずないです。
 実は、毎年海に行くと言うアリバイだけで行く新舞子海岸へカブで
 行く途中に、中国茶の喫茶店があり、ずっと気になっておりました。
 日曜定休と言う(クリスチャン?)店なので、毎年残念な事に(海は
 やはり人がワンサカワンサといなきゃね(笑))行けないでいた
 のですが、先月の終わりに新舞子に行った帰りに、まだ閉店して
 いない事を確かめた上、先日平日にやっと行って参りました。
 実に4年越しの恋が実った感じです(笑)。
 
  とっときの隠れ家なので、細かくは申しませんが、
 「名和」という交差点(名古屋市南区から東海市に入ったすぐの
 交差点)を南に行き、突き当たったでっかい国道を右折。2つめ位の
 「岡前」という交差点の南東角にあります(まる判り(笑))。
 友人を誘おうと思いましたが、友人も私も車を持っていない事に
 気付き、あわてて鉄道をしらべた所、名鉄常滑線の
 「聚楽園」という駅から比較的近いと判りました。
 と言っても1.5km位ありそうですが、駅から店までの間に、なんと
 大仏(!)あり(土屋アンナがメンチ切ってないだろな(笑))、
 「しあわせ村」という謎の施設あり(多分保養施設か老人ホーム
 と思うが、わざと調べない。住人が皆静かに微笑んでたら、それは
 それで怖い(笑))、池ありで変化に富んだコースなので、天気が
 良ければ楽しいハイキングが出来そう。
 
  メニューで銘柄(700円~)を選ぶと、茶台という、上からお湯を
 掛けても平気な箱みたいなもの(欲しいけど、どこ見ても1万以上
 する)と茶葉と急須、湯のみ1セット(香り用と飲む用)、お茶を
 溜めるピッチャーみたいのを持って来ます。それからアルコール
 ランプみたいのに火を付けてガラスの薬缶で湯を沸かします。
 大学時代、友達に壊れたコーヒーサイホン※の下の部分を貰い受け、
 寮の庭で湯を沸かして紅茶を楽しんでいたのを思い出しました
 (なんかこっぱずかしい想い出(汗))。
 
 ※学生下宿の必需品だったサイホンの流行はすでに廃れ、時代は
  ペーパードリップだった。メリタよりカリタが有名だった。
  サイホンの衰退の原因はフィルターが黴びるのと、上の部分が
  割れ易いからである)
 
  お茶請けはドライフルーツとカボチャの種が付きますが、点心も
 一応あります。肉系は小龍包みたいな肉まんだけでしたが、さすが
 美味しいです。後はお菓子系。杏仁豆腐が美味しそうでした。
 後は、外の看板に
 「中華風煮卵」とありましたので、注文しました。お茶は流石に
 高いですが、点心は350円。煮卵は80円とリーズナブル。
 煮卵はあき竹城さんを若くした様な中国人のおねいさんに、作り方を
 聞きました。要するにゆで卵を作り、細かくヒビ割らせて、殻ごと
 烏龍茶、醤油、八角、酒等を入れた水で煮込む、と言うもので、
 家でやってみましたが、美味く奇麗な編み模様が入りません。
 割り方にこつがありそう。茶蛋という庶民の点心らしいです。
 
  このようなタイプの中国茶喫茶店が広がらない原因は明らかで、
 客の回転が恐ろしく悪いからです。私が行った日は、ほぼ満席
 でしたが、私より早く帰った人は誰もいませんでした。
 元々5煎位平気な中国茶で、本来おしゃべりを楽しむものですから
 なかなか帰りません。途中で点心を頼んだとしても精々一人
 1500円使ってくれる程度でしょう。儲けは知れています。
 余程茶芸の良さを伝道したいと言う人以外は、開業されない方が
 良いと思います。
 でも本当にゆったりした気分になり、他の席のおしゃべりも気に
 ならず、カウンターでリラックスできました。
 今度行く時は、本を持って行って、一冊読了しようと思います
 (嫌な常連がまた一人(笑))。
  
 
 ――――――――――――――――
 
  シェフのおすすめ
 
 「方針変更」
 
  上がまた長いので、手短にいたします。
 今回発表されたiPod三兄弟ですが、
 iPod touchは予想どおり、iPhone 4Gの電話無い版という構成。
 iPod shuffleは形が一代前に戻って、ちょっと驚きましたが、
 内容は先代を踏襲した喋るiPod。
 
  一番変わったのは、iPod nanoです。タッチパネルになる事は
 ある程度想定の範囲内でしたが、内容が全く変わっています。
 本当の所はわかりませんが、nanoは登場以来、
 「小さいけれど何でも出来る」機種として進化を遂げました。
 「いい液晶があるのに、動画見られないの?」と言われると
 動画がちゃんと見られる様にする。
 「液晶もう少し大きく」と言われると、大きくする。
 「iPhoneのカメラいいなあ。」と言われると、
 カメラ付けちゃう(VGAの30フレーム/秒という立派なもん)。
 「怪しいばちもんは、FMラジオ付いてる。」と言われれば、
 兄貴にもないのに、なんとつけちゃう。
 
  まるで、父、天馬博士に無理矢理百万馬力に改造されたアトムの
 様に、どんどん機能が進化し、
 今度はなに付けるんだ?
 電話か?
 それじゃiPhone nanoじゃん。と言う程進化してきました。
 
 ところが今回のnanoは、
 「タッチパネル化し、しかも価格を下げる。」という目的のため、
 動画再生と、カメラを省いています。そのためまた小さくなり、
 値段も相まって、ソニーとも互角以上に戦える、いいマシンになり
 ましたが、
 「(おそらく)世界最小のビデオカメラ」として、いつかはnanoと
 思っていた人は、今慌てています。
 Appleは、このまま超小型AV機器をあきらめはすまいと思いますので
 1.超小型音楽プレーヤー(初代&最新nano、shuffle)
 2.多機能型プレーヤー(touch)
 3.多機能型携帯電話(iPhone)
 4.モバイル端末(iPad)
 の1と2の間に、先代nanoの様な動画再生と録画が可能なiPodをまた
 用意するんじゃないかと思います。
 
  心配はアメリカ人のガタイの大きさで、Appleが標準より一回り
 小型キーボードを採用したPowerBook2400cの開発に躊躇した様に、
 「なんであんな小さな画面で動画を見にゃならんのだ。」と言われ
 れば、お猿のトゥーリー(懐かしい)。
 私だって揺れる電車の中で、iPod touchより小さな画面で、動画を
 見たくありません。前に携帯で見てた時は、眼が疲れました。
 でも、あの小ささで本格的なデジタルビデオカメラ(16GBモデルで
 最大16時間可能。先に電池が切れるか?)というのは得難いのです。
 
  全く無責任な予想ですが、今回のnano登場は、shuffleとの統合か、
 またはshuffleを下位モデルに従える、数千円~1万円台の、
 ミュージックプレイヤー(ソニーとの戦争)へのライン整備が始まって
 いる。様な気がします。
 そのすぐ上がtouchになるのか?
 新しい小型AV路線が出て来るのか?
 今後の展開には目が離せません。
 
  とりあえず、第5世代(先代)nanoが欲しい方は急がれた方が
 いいかも知れません。
 先日某量販店で聞きましたが、在庫は無いとの事。
 性格が全然違う事を考えると、在庫持ちの投げ売りもないんじゃ
 ないでしょうか(プレミアまでは付かないと思うけど)?
 Apple Storeでは、割と定期的に再調整品が出て来るとは思います。
 
  それにしても、shuffleとnanoのデザインて、
 長方形と正方形が交代に出て来る感じですよね。
 Appleのデザイナーの中で、両派閥が戦ってるのかしらん?
 ないか(笑)。
 
 
 ――――――――――――――――
 
 お願い
 
 メールの転送を指定している購読者さまへお願いです。
 転送先が無くなったり、未読がたまってあふれてたりしてませんか?
 メルマガを発行すると多くの転送エラーメールが弊社に届きます。
 お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
 ――――――――――――――――
 
  パソコンレスキューはじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
 ――――――――――――――――
 
 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
 (メールマガジンの配布中止をご希望の方も、お手数ですが同じURLから
  お手続き願います。)
 
 
 株式会社やまきつ
      テクノポートシトラス
 TEL 052-979-6610  FAX 052-979-6615