Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」418 2011.2/6
 
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  今週のシトラス
 
  いやー凄いですよね、長友さん。
 Wカップの時から圧倒的な運動量で目立っており
 凄い選手だとは思っておりましたが、今回の
 アジアカップではしつこい守備だけでなく、パスも
 正確さを増し、決勝ゴールにつながりました。
 サイドからのパス→李のボレーシュートは、まるで
 ハンドボールのスカイプレーを見ている様。いや
 足ですから平安貴族の蹴鞠の様な自在さでした。
 
  インテルと言うCPUみたいなチームは、日本に
 いてはその大きさが判りません。
 「インテルナティオナルなクラブ」だからインテル
 なわけですが、とにかくイタリアのサッカーチーム
 なのにイタリア人選手が殆どいない。ジュニアから
 育てようと言う気はなく、実績ある選手を金で
 引っ張って来る。
 一時期のK人(仮名)みたい(笑)。
 
  日本ではこのニュースに、
 「これを○○に例えると?」というのが流行り、
 「ただのザクがガンダムを倒す。」という様な、
 立身出世扱いや、
 Jobs「君を後継に指名しようと思う。」みたいな
 アメリカンドリームネタもありました。
 
  イチローがマリナーズ一年めに同僚から
 「君は日本ではどんな存在だったの?」と聞かれ
 「そう…。アメリカで言えばマイケルジョーダン。」
 と答えて、みんなから
 「このビッグマウスめ!。」とジョーク扱いされた
 が、一年で皆この言葉に納得したと言う逸話があり
 ましたが、長友にもそういうデビューを飾って
 欲しいものです。
 
  ニュースで散々ネタにされていますが、長友は
 高校時代は全くの無名で明大にスポーツ推薦が
 叶わず、腐ってゲーセン通い。でも思い直して、
 一般入試で(頭良いらしい)明大に入り、念願の
 サッカー部に入ったがすぐ故障。
 腐ってパチンコ通い(笑)。頼まれて応援団で
 太鼓叩いたりしてましたが、先輩にぼこぼこに
 殴られ(いかんだろ(笑))、
 「お前の素質を終わらせてどうする。」と説教
 されて改心し、部に戻ったら、練習を見ていた
 監督が、
 「あのどんだけ走っても全然スピードの落ちない
  奴は誰だ?」と驚嘆。試合に使ってみたら
 Jリーグとの交流戦で、相手の主力外国人FWを
 完全に封じ込め、Jリーグ入り→代表入り。
 Wカップの活躍でイタリアのチーム入り。たった
 半年で結果を出し、さらにアジアカップで活躍。
 もう我慢出来ないインテルに
 「あの子が欲しい。」と招かれる。←イマココ
 太鼓叩いてた時から5年と言う、夢の様な
 出世街道です。
 
  ただサッカーの世界はそんな奴ばっかりで、
 泥だらけでボール蹴って遊んでいたアフリカ高地の
 少年がいきなり数億円プレーヤーはよくある話。
 長友さんには是非さらに上に行って欲しいです。
 トヨタカップのMVPとかね。
 それにしても、この衝撃のニュースのあった日の
 テレビのスポーツコーナーでは、
 「凄いですね長友選手。さて次は斉藤選手キャンプ
  入り。」と延々王子紹介。
 野球とサッカーの日本での人気の差を感じましたが
 早稲田では立派な成績を残したにしろ、新人の
 キャンプ情報に負けるとは…。
 アジアカップ決勝が深夜なのに33%(日本シリーズ
 含め最近のプロ野球中継では見た事無い数字)を
 記録した事実を、マスコミは重視すべきでは?
 
  まあインテルで本当に結果を出せれば、扱いも
 変わって来るでしょう。
 キングカズも、旅人ヒデも俊介も入れなかった
 「ビッグクラブ※」に入団しただけでも凄い
 ですが、彼ならきっと結果を残すと思います。
 私が密かに付けたあだ名は
 「回遊魚(停まると死ぬ)」ですが、おそらくあの
 体格、風貌、タフさ。そしていつのまにか相手に
 とって致命的なポジションに現れる神出鬼没さから
 「Ninja」と呼ばれるのではないでしょうか?
 
 ※イギリスのマンチェスターユナイテッド、
  スペインのレアルマドリード、FCバルセロナ。
  ドイツのバイエルンM。
  イタリアのインテル、ACミラン。
  等はヨーロッパクラブカップの常連で、世界の
  サッカー少年の憧れ。当然報酬的にも頂点。
 
  私は今回の快挙は例えれば、昨年の
 「はやぶさ」並みだと思います。イチローの時の
 様に、活躍すれば活躍する程日本が勇気づくから
 です。
 層が厚いインテルで、最初出番は少ないでしょうが
 今度は腐ってモンテカルロのカジノに入り浸ったり
 しないでね(笑)。
 
 
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  ヤドカリの貝殻  2011.2/6
 
  「喪に服す、しかし別腹」
 
  もう本当にショックなのは、和歌山からはるばる
 お嫁に来てくれた(婿さんはいませんが)、
 「ナミ」嬢が、名古屋港水族館でお亡くなりに
 なったこと。享年28歳。シャチの雌の寿命は人間の
 女性と変わりませんので、まさに芳紀という言葉が
 当てはまる、早すぎた死でした。
 
  海洋野生動物飼育の難しさを実感する出来事で
 ありました。
 海に通じる和歌山の水族館から、名古屋のビル内の
 水族館に来て、ストレスも多かったのではないかと
 思いますが、遺体の胃から大量の石いや岩と言って
 いい巨大なものが計81kgも見つかったとのこと。
 名古屋の飼育プールにはそんなものが無いので、
 野生または和歌山で飲み込んだものでは?と
 言われています。
 シャチやイルカが誤って石を飲み込む事はあるそう
 ですが、尖った石が腸を傷つけたのではないで
 しょうか?胃カメラとか無いしなぁ。
 
  鴨川シーワールドからつがいのシャチレンタルも
 決まっていましたが、飼育体制の見直しが出来る
 まで延期になりそうです。
 夏に訓練中のナミをちらっと見た私としては、
 シャチとしてもCuteな美貌に一目惚れしただけに、
 誠に誠に残念でなりません。
 
  という最近落ち込みまくっている私ですが、
 食欲の方は、一時程でもないですが、あります。
 風邪気味で(へんな咳がでる。インフルは注射
 打ってるので、多分シロ)ちょっと食欲ないけど
 やっぱ、あります(笑)。
 最近ファーストフード界で、注目すべき商品が
 二点ありました。
 
 1.マクドナルド:アイダホバーガー。
  第二期に入ったアメリカンバーガーシリーズは
  一応全て試しましたが、今回初めて、
  「もう一回食べたい。」と思えるものに遭遇
  しました。このシリーズは、バンズやパテはまだ
  いいとして、トッピングやソースに全体を纏める
  力が無く、バラバラな感じがしてました。単品
  420円の価値が感じられないのです。
 
  ところが今回は良いと思いました。
  アイダホと言えばポテト。
  朝マックのハッシュドベークポテトをパテ
  (クォーターパウンダーの大きさ)の上に乗せ、
  タマネギ、ベーコンをサウザンアイランド系の
  ソースで和えたトッピングをしてバンズで挟んだ
  だけですが、やっぱ肉と芋は合うのね。
  380円位で定番化したら、たまには食べたい。
  裏切られ続けた人(私だけ(笑)?)は是非
  ご試食を。
 
 2.すき家:牛まぶし。
  鰻がまぶしてあるのが、
  「ひつまぶし」これお櫃でまぶすと言う事。
  だから、これは、ご飯が牛でまぶしてある。
  なんか、牛の背中にご飯が載っているみたいな
  ネーミングですが、ここのはお櫃でなく
  丼より開口部広めの漆器調プラ容器に入って
  おります。
  じゃどこがひつまぶしをリスペクトしているか
  というと、薬味(ネギ、わさび、山椒の実)と
  あとからかけてねという薄味のだし汁。
  お新香もついてます。
 
  さっそく頼んでみました。ミニを。
  うーん、ご飯の上に乗ってる姿は牛丼そのもの。
  ひつまぶしに倣って、多少甘辛い味付けでも
  しているのかな?と思いましたが、味はまさに
  毎日食べてる牛丼そのもの。
  ミニは上盛り自体が元々少ないので、
  「最初はそのまま(牛丼じゃん)」はそこそこに
  お出汁をかけてみました。
  ふむ。まあ予想通りの味だな。松屋の豚飯に
  標準装備のみそ汁をいきなりぶっかけた方が
  パンチがあるわい。
 
  などと思いながら、これで+200円は高くねーか
  などとぶつぶつつぶやきながら店を出て、つい
  「あー美味しかった。」と独り言を言っている
  自分に気づき、愕然としました。
  よって、私の負け(笑)。
  これもありでしょう。
 
  悲しい話題だけでは保たないので、無理矢理
 飯ネタをジョイントしましたが、やっぱり悲しい。
 「ナミ~ィ。なんで死んでもたんや~ぁ。」
 人間、悲しい時にもモリモリ喰えるものですね。
 
 
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  シェフのオススメ
 
 「薄れ行く」
 
  頭髪の話題ではござらぬぞ、ご同輩。
 記憶の話でございます。
 私の父は、工学系の人でしたので、新しい機械は
 大好きで、洗濯機も、テレビもご近所ではかなり
 購入が早かったらしいです。
 テレビはもっと早い方が近所にもう一人おられ、
 テレビを見に行った想い出が微かにありますが、
 ある日幼稚園から帰って来たら、いきなりうちに
 テレビがあり、夢の様だと狂喜乱舞した想い出が
 ございます。
 
  公務員の安月給(当時は民間の方が良かった)で
 よく買ったものだと思いますが、団地の前の道路
 (砂利)で遊んでいると、一日に数回自動車が通り
 「あっ!自動車だ!」と後を追いかけ、排気ガスの
 匂いをかいでいた(笑)、当時の子供には、自力で
 自転車にガソリンエンジンをつけた通称
 「バタバタ※」で職場に通う父は自慢でした。
 
 ※自転車屋の本田宗一郎が、旧軍放出の通信機用
  自家発電エンジンを改良し、自転車に搭載。
  大ヒットとなったのが「ホンダカブ号」。
  その儲けで、車体から新しく設計し、現在まで
  続く永遠のベストセラーになったのが、
  「ホンダスーパーカブ。」世界のホンダの黎明
  である。
 
  低学年の頃、父はまた新しい機械に夢中になり
 ました。
 テープレコーダーは東通工が国産化に成功。小型化
 し、ゼンマイ動力で録音する通称
 「デンスケ」で録音されたNHKのラジオ番組
 「街頭録音」が大ヒット(街頭孤児や街の女など
 当時の世相を赤裸々に反映)し、東通工は世界の
 ソニーになる訳ですが、これは純然たる業務用で
 ありました。
 私の小学校入学の頃から、徐々に家庭用も出回り
 ましたが、まだまだ一部マニアのおもちゃであり
 庶民に手が届く物ではありませんでした。
 
  父は家庭用テープコーダー(ソニーの商標)が
 比較的安くなると、5インチのリールのかかる小型
 タイプをいち早く購入。家族の声を録音し、横浜の
 母の実家に本体ごと(テープもって行っても誰も
 再生装置を持っていない)持って行きました。
 5kgはあったと思いますが(汗)。
 
  ご存知の様に西日本と東日本では交流のHzが違う
 ので、名古屋で買って録音したテープは間延びした
 ゆっくりな声になり、それが気に入らない父は、
 ベルトドライブのカムを交換してちゃんと聞こえる
 様にし、また横浜の親戚の声を録音して持ち帰り、
 名古屋でカムを替えて正常に再生という、ソニーの
 サポートみたいな事を自分でやりました。
 
  音楽好きの父は、この後も短期間で、7インチ
 リールのかかる長時間録音タイプ→ステレオ録音
 タイプとグレードアップし、その都度母を嘆かせ
 ました。
 私の浪費癖は遺伝の様な気がします。私も
 4chのマルチレコーダーとか、高速録音のいわゆる
 「2トラサンパチ」機も買いましたもの。
 
  実は先日、姉からこの時の録音から起こしたと
 思われるCDを貰いました。
 私もカセットで貰い、どこかにあるはずですが、
 久しぶりで懐かしかったです。
 父母叔父叔母の声。幼かった自分の声。
 上機嫌の祖父の声(東京オリンピック開催中に
 亡くなりました)。
 
  こういう懐かしい記憶が、音声でのこっている
 のは、文字や写真でしか残っていない記憶=歴史
 に比べると、鮮明なものです。
 このマガジンを読んで下さる方の大半は、私の
 世代よりお若いと思いますので、家族の記録は
 むしろビデオテープで残されているのではないで
 しょうか?
 
  我が家でも子供の映像が沢山ビデオテープで
 残されています。全て8mmビデオなのですが、
 もう再生する機械がありません。
 知り合いで、8mmビデオカメラを持っている
 人がいましたので、一度借りたのですが、結局
 調子が悪く、使えませんでした。
 どの機械も経年劣化で、そろそろ危ないです。
 
  専門店に頼んで、DVDに焼いて貰うのもいいと
 思いますが、まだ動く再生装置があるなら、今の
 うちにデジタル化して置く事をお勧めします。
 「昔は良かった。」は陳腐なノスタルジーかも
 しれませんが、可愛かった子供の姿を懐かしむ
 のは、あと少しの余生を送る世代に許される
 「至福のとき」だとは思います。
 
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