Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
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  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」461 2012.1/5
 
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  今週のシトラス
 
 あけましておめでとうございます。
 
今年も柑橘系林檎新報、ならびにテクノポートシトラスを
よろしくおねがいいたします。
 
 さて三が日の私ですが、ほとんど語る事もない、
「寝正月」でした。2日に姉の所にお年始に言った他は、
ぼーっと暮らしておりました。というより
「茫然としていた。」と言うのが正しいでしょう。
初夢ったって、仕事の夢だったし(涙)。
元旦は1日なので(当たり前)、日中から映画が1000円です。
15時半からの予約を取って
「けいおん!映画版」三回目を見る予定でした。
大晦日は夜勤があり、家に帰ったのが8時過ぎ。いつもの様に
眠りにつきました。12時ごろ目が覚めて、トイレに行って、
「まあ2時に起きれば間に合うな」と二度寝をしたのが、
運の尽き。気がつくと外が暗い。
2時に目覚ましをせっとしたのに。
したのに。
たのに。
のに。
目覚ましは床に転がっておりました。すでに5時。
予約を取ったので、1000円は先にカード払いしています。
とにかく、映画館に駆けつけ、なんとか頼み込んで、
「今度だけですよ。」みたいな感じで、最終上映に予約を
取り直して貰いました。
時間がかなりあるので、一度帰宅。
「トリビアの泉」の録画セットして映画館に戻る。
 
 3枚目の半券で、念願の映画フィルムをゲット。
良い場面ならば、ヤフオクで売ればいいお金になるらしい。
確かに主人公たちのしっかり写ってるフィルムだと、
数万ついて居る場合があります。
今回は残念ながら、かなり微妙なロンドンの一シーンで、
人物は写っていません。
まあいっぺん出品してみるかな?
1000円で売れれば映画一回分元が取れるわけで…。
おみくじ的に言えば、
「末吉」ってとこですか…。
 
 というわけで、元旦早々うっかり八兵衛な私でした。
今年はうっかりが多い年になるのかな?やだな。
年末ジャンボは外れたし(1枚しか買ってないけど(笑))。
まあ過度の期待はしないで、のんびりやって行きます。
 
 今年もよろしくお付き合いの程、お願い申し上げまする。
 
 
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  ナゴヤからの手紙  2012.1/5
 
「島の精」
 
 さてさて、年末に仲の良き友集いて、鍋など催したり。
某(それがし)のともがらは、二人居り申すが、いずれも
同年輩にて、某の苦しき折にも腐心いただき、誠に感謝の
尽きない、心の友でござる。
 
 29日過ぎれば、某が最も手の空きし事にて、食材の調達係
かって出た次第。まずは鍋はしゃぶしゃぶ系、
「生憎手元不如意(Tシャツの図案に如何でござろ(笑))」
にて、肉は豚と定め申した。
手近のスーパーにて求むるも叶う事なれど、折角の集いなれば
天下の素浪人たる某の真心も示さねばならぬ。
かくして師走29日、某は愛馬せいばぁ号を疾駆し、一路
三河の国池里府に向かったのでござる。
めざすは、言うまでもない。このめるまがお読みいただいて
いる諸兄諸姉には周知の事。東海道に隠れもない、
「肉や大善」殿にほかならず。
 
 実は某、とある腹案がござった。
落ちぶれたりとは言え、一寸の虫にも五分の魂がござる。
肉は豚肉に落としても、亜米利加国、加奈陀国産等は、
日々の食卓には供す事止むなしと言えど、ハレの宴席には
由緒正しき豚殿を、お迎えしたし。と。
某の知己にて、三河の国三好郷在住、養豚を営む
「いさむポーク」殿も考えておったが、決まったのが年末の
こと故、残念ながらご連絡付かなかった。
次の折には必ずや。
そこで、大善殿のブランド豚を想起した次第。
 
 元来大善殿は精肉業を営んでおられたが、隣で焼肉屋も
起業されたところ、特に平日ランチが大当たりのご繁盛。
しかしこの年末ばかりは様子が異なる。
肉屋の方に来客が引きも切らず、皆手に手に札束を握りしめ
(比喩にござる(笑))、100g数千円という高級和牛が、
羽根の生えた様に売れ行く。
「正月くらい最高に旨いものを喰いたし。」という、人々の
願いは、江戸のお節料理からなんら変わらぬと見える。
この和牛専門店の豚肉は、
「三河ポーク」と言いて、大変性のよいものなれど、友がらを
驚かす趣向とは言い難きものなり。
この店の真の豚は別にござる。
 
 「アグー」
諸兄諸姉はこの名をご承知でござろうか?
琉球国の逸品でござる。
元来本邦には、豚を食用とする習慣は御座らぬ。
牛馬はもとより鳥を別にして、獣肉を食す習慣は江戸期までは
ないものでござった。僅かに
「薬喰い」と称して、体力回復を建前に、鹿、猪等の肉を調理
してだす店があり、猪肉は
「やまくじら」と言われており申した。
畢竟、乗用の馬、使役用の牛と違い、食用としての豚は、
本邦では開国まで、ありえない家畜でござった。
それに対し、琉球国は古代から豚を食す習慣が御座った。
特に14世紀後半の貿易船が航海中の食料として、中国系の
豚を持ち込み、琉球王朝の
「牛馬を喰らってはならぬ。」というおふれもあって、豚肉を
様々の調理法にて食す習慣が始まったといわれており申す。
 
 「和牛」と言われる牛が、どの産地であっても、実はある
種牛の子孫で占められ(その種牛の直系が宮崎の口蹄疫で、
処分されたため、現在冷凍保存の精子で凌いでいるやと聞く)
て居る様に、江戸期までは琉球、中国との交流のあった長崎を
除けば、食文化のない故に、豚の在来種は日本には居らぬ。
各地のブランド豚といえど、所詮
「ヨークシャー、バークシャー」等の明治以後導入された、
洋豚の末裔に過ぎぬ。
唯一在来と申せる(数百年前から飼育しておる)のは琉球の
「アグー」だけと言い得申す。
 
 日本で唯一米軍との戦地となった琉球では、田畑が焼き
払われ、戦後の食糧難が他県とは比較にならぬ程、大きかった
と言われる。
「ポーク」と通称される、米軍配給のランチョンミート缶が
琉球人の大好物となったのもこの時でござる。
ハワイの沖縄県人会が、故郷の食糧難を心配し、大量の豚を
寄贈したのもこのころ。
沢山の子を生み、粗食で大きく育つ(200kg以上。在来種は
100kgが限度)この洋豚は、瞬く間に全島に広がったという。
結果、在来のアグーを飼う人は減り、1981年に名護博物館
館長の島袋正敏殿の調査によると、当時全島で30頭程しか
いなかったそうな。
しかし、生産性の悪いアグーの飼育拡大は、どの農家も及び
腰でござった。当時は
「ブランド豚」という定義自体がなかったため、脂身の多い
アグーは不利でござった。
結局、沖縄県立北部農林高校太田朝憲教諭の尽力により、
戻し交配法により、現在は600頭程度まで、極めて純血に
近いと考えられるアグーが、増えているとの事。
 
 近年は沖縄JAの元で、アグーを父に交配した商標、
「あぐー」が沖縄県産のブランド豚として流通しており申す。
しかしながら、このあぐー、または他のアグーブランド豚は、
「25%以上の血統」つまり、純潔アグーを父にもつ種豚が
多品種と交配して得た豚までを、アグーブランドまたは
あぐーとして販売して居られる様子。
純潔アグーを食するには、琉球に渡り、地元の養豚農家の
ウチナンチューと親睦を深めないかぎり、無理であろう。
それだけ親しくなるのには、恐らくかなりの泡盛をあおり、
カチャーシーを踊らねばならぬと思われるので、老骨の某には
無理というもの、せめて50%(父豚が純潔アグー)の肉を
食したいと念じておりましたが、どうやら大善殿のアグーは
かなり血が濃いものと思われる。
 
 このたびの宴には、例え僅かでもこの希少なアグーを
友がらに味わって欲しいと思った次第。ところが大善殿の
アグーは半端ではござらん。もとより某が一度も購入して
居らぬことでもお判りかと存ずるが、驚嘆転地の
「100g850円」でござる。
この価格では、和牛の良い部位は求められ得ぬが、それでも
この様な高価な豚肉は他にはないであろう。
痩せても枯れても男子三名の胃の腑を満たすには、肉だけで
予算を軽々と超ゆる次第。そこで一計を案じ申した。
今回大善殿に出した注文が、
「しゃぶしゃぶ用一人3枚計9枚を所望いたす。」
流石名代の大善殿、ぴったり100gで仕上げおった。
アグーの体格が小さいため、一辺が小さく、精々CDを半分に
割った程度のもの。しかしアグーに間違いなし。
残りは計3000円になるまで、みかわポークのしゃぶしゃぶ用
を足した。後は野菜、キノコ、飲料等を求め、一人
1800円の予算に収めたので、某も相撲部屋のチャンコ番の
域には達しておるであろうか?
 
 さて当日、鼻高々で食材を披露。友がらの一人の自宅を
借りて、宴が始まった。3人とも下戸では御座らぬが、歳の
せいか、誠に酒に弱く成り果て申した。赤塚大先生作の名曲
「これでいいのだ~。」でおなじみの
「サントリーオールフリー」をあおりながら、鍋をつつく。
某は未だ琉球国を来訪したことはござらぬ。彼の地に住まい、
老後を過ごしたしと夢想した事もござったが、今は更に遠い
台湾国にて老後を過ごしたいと願っており申す。
お上が年金を下賜してくださればの事でござるが…(嘆息)。
 
 友がらは2人とも琉球には渡来経験ありとのことであったが、
幸いにもアグーは初めてとのこと(某に気を使ってくれたの
やも知れぬが)。某が試食した感想では、
「肉は柔らかいが、みかわポークも遜色無し。しかしながら
脂身の旨さは、圧倒的な違いがある。」
友がらの共感も得た。
かたや230円/100g(これとて某の常食豚の倍である)。
850円/100gと言えば3.6倍強。
コレステロールが普通の豚の1/4と低いアグーなれど、
元来脂身を楽しむ豚と言える(赤身も旨味が強いが)ため、
万人におすすめ出来るとは限らぬ。
この度の如く、枚数限定であれば、我らの様な清貧のもの
(と言えば聞こえが良いが(笑))でも充分楽しめる範囲で
あろう。残りが輸入豚では寂し過ぎるが…。
 
 とろける、甘い脂身を味わいながら、かつて見た鮮烈な
映像が脳裏をよぎり申した。
青山知加子が映画デビューを飾った
「ウンタマギルー」でのマレー役の裸身。
マレーは琉球の豚の化身。豚の妖精でござる。
後にはすっかりせくしい女優となった彼女でござるが(現在は
カラーコーディネーターとしてカリスマ的な活躍と漏れ聞く)
当時の彼女は、清楚な面立ちに反則的な肉体と言う、本当に
日本男子が憧れる姿でござった。
彼女を豚の化身とは?当時の某は不思議に思ったが、
ウチナンチューの豚への思い入れが、このアグーを食して
初めて蒙を啓かれた次第。
この豚ならば、豊満な美少女に化身しても、少しもおかしくは
ない。絶世の美女に、
「あなたはアグーの様に美しい。」と言っても、決して失礼に
はならないと存ずる(実際にはかなり剣呑な事になる故、
おすすめはしない(笑))。
 
 この店にて、時にアグーのラフティ(琉球風角煮)も販売
するが、やはりこの豚の真価を味合うなら、しゃぶしゃぶか
塩胡椒でさっと炒める程度がよろしかろう。
チャンプルーでさえ、煩わしいと存ずる。
満足し、またの再会を誓った我々であった。
 
激動の2011年の締め括りとしては最高の大晦日でござった。
 
 
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  シェフのオススメ
 
「新年ご挨拶」
 
 昨年は、JobsCEOを失い、これからどんな道を歩む
Appleなのか、まだまだ楽しみ半分、不安半分な状況ですが、
名古屋のテクノポートシトラスは、まさにAppleとともに
歩んでまいりました。
 
Macが高価な趣味製品だった時代。
互換機とか乱立して低迷したあの時代。
Jobs復帰で訪れたiMacの大ブーム。
OSXの登場で、真の仕事用コンピュータとして確立した時代。
興味津々で初代iPodを見つめた日。
Intel Mac登場の衝撃。
気がつくとみんなiPhone持ってる昨今。
iCloudに向かう未来。
 
常にシトラスはAppleとともに歩んでいますし、
今後も歩んで行きます。
 
 シトラスは、製品の通信、店頭販売を行いつつ、Macや
Windowsの修理も承っております。
特にMacは、新しいOSに進化する度に、古い機種を対応OSと
しては、外して参りましたが、実はそれぞれの最終バージョン
では非常に安定して稼働し、その機種のパフォーマンスを
最高に引き出すことが可能です。
こうした到達点に達したOSのバージョンをインストール
すれば、ちょっと前のMacでも、立派に実用になります。
例えば、G3MacのPanther。
G4MacのTiger。
初期Intel機のSnowLeopard。
そして最新機種のLion。
こういった、最適のパフォーマンスでは、同時代のWindows
マシンで未だに定番のXPを動かすよりはサクサク動きます。
 
 あなたの家に眠っている、これらのold Macは、手を入れ
さえすれば、まだまだ力強いサブ機として働けます。
例えば、ATAハードディスク。
この希少になった交換部品を、シトラスは出来るだけ捜して
在庫しています。修理用には勿論ですが、在庫に余裕がある
時は、販売も可能です。
 
 とにかくなんなりとご相談下さい。
もう入手出来ない部品もありますが、MacでもWIndowsでも
出来るだけの対策をご提案します。
出張してのLANシステムの構築、メンテナンスもしています。
これからの時代、決して新しい製品に次々乗り換えるのが、
良い選択でない場合もあります(最近ではLionによる、
PowerPCアプリ終了等)。
特にサブ機としては、少なくともG3以上のMacなら、
まだまだ、充分に働き場があります。
 
 本年もシトラスでメンテして寿命の長いMac、PCライフを
お楽しみ下さい。
 
 
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 お願い
 
 メールの転送を指定している購読者さまへお願いです。
 転送先が無くなったり、未読がたまってあふれてたりしてませんか?
 メルマガを発行すると多くの転送エラーメールが弊社に届きます。
 お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
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  パソコンレスキューはじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは¥15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
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 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
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