Mac&Winのパソコンレスキューでおなじみの、シトラス プレゼンツ・・・
==============================
 
  シトラスメールマガジン
 
 「柑橘系林檎新報」506 2012.12/24
 
============================== 
 
  今週のシトラス
 
「この星では」
 
 さいでんな~ほぅでんな~。と日本独特の
「救世主降誕祭前倒し祝い」のイブでござい
ますが、いかがお過ごしでしょうか?
私はDVDも持ってる
「けいおん劇場版」でも見て、ケーキか
チキンでお祝いしようかと思っております※
(執筆時はイブのイブ)売り切れかもね。
クリスマスにはチキン。というのも日本独特
の様ですね。
 
※現実→けいおんはTBSのみの放映。
 CBCのばかぁ~~っ!キムタクの月9。
 魔法瓶ドラマを見ながら(月9は最終回
 のみ見れば充分と、最近気づいた(笑))
 スーパー売れ残り100円のチキンと
 1L105円の100%葡萄ジュースでお祝い。
 帰りの地下鉄は、カポーで一杯。
 幸せ一杯デレデレの男。
 なんか決意をにじませてる少女。
 告るのか?告るんだな?
 思わず壁を殴りたくなる。
 
 日本独特と言えば、私自身のメンタルも
いかにも日本的。と感じでドキッとする事が
あります。
地下鉄通勤で、帰りのホームで私はいつも
乗車口が決まっています。
降りるときさっとエレベーターで上がれる
という扉で、ちょうど中央の辺りなのですが
それだけに混むのです。
私は端っこ好きなので(だから端が板の新型
車両は大嫌い)、端っこの席が空いている
車両に乗りたいのに、中央の乗り口はそう
いう席が空いていないのです。
 
 「エスカレーターもあるのに、わざわざ
なぜエレベーターに乗る様になったのか?」
と、最初の頃の事を思い出してみました。
そうです、
「ある事が嫌だったから」エスカレーターに
乗らない事にしたのでした。それは一人の
幅しか無いこのエスカレーターをみんな
歩いて昇って行く事です。
「走ったり、歩かないで下さい 駅長」と
あるのに、何かに追い立てられる様にみんな
歩いて登って行きます。最初は
「急いでるなら階段を昇って欲しい」と思い
ましたが(自分は階段を昇る選択肢がない
(汗))、歩いている人たちは本当は急いで
いるのではなく、
「早く行けよ、このグズが!」と後ろの人に
思われるのが嫌なのだと思います。私もそう
思われるのが嫌で、さりとて歩くのも嫌で
エスカレーターに乗るのを止めたのでした。
 
 エレベーターについても、おかしな事に
気がつきました。
私は絶対にやらないのですが、複数乗り
込んで降りるとき、
「開」ボタンを押して、皆が降りるまで待つ
人が必ずいる事です。最初は
「なんていいひとなんだ」または
「操縦するのがすきなのか?」
と思いましたが、
あまり毎回そういう人がいると、ちょっと
薄気味悪く感じます。
企業であれば、部下がボタンを押すという、
極めて自然なマウンティング行為※ですが、
一般社会でたまたま乗り合わせた他人同士が
やるのは不自然です。
 
※猿山で、ボスが手下の背後から背中に乗り
 自分がより上位の者である事を、示威する
 行為。人間社会、特に企業内で同様な行為
 が見られる事は、社会学でよく言及される
 最近なら、重役以外が首に吊り下げる事を
 義務づけられている、あの滑稽な
 「迷子札」は、象徴的なマウンティング
 と言えるだろう。
 
 だいたい公共機関のエレベーターは車椅子
など体にハンディキャップを負った方のため
の設備です。ですから扉が閉まるまでの時間
は大変長く、開のボタンを押して待つ必要は
ないはずです。ドアが閉まってしまい慌てる
というトラウマは、殆どの人にはないはず。
これはそういう事態を回避する思いやりより
「あんた、早く降りなはれ。出口でぶつかり
とうないさかい」という意思表示だと、最近
思う様になりました。
 
 この国のメンタリティは、人と争う事を
避ける事にある事は、前から感じており
ましたが、その更に奥にある感性は、
「人と争う事の面倒を嫌う」点にあると思い
ます。個より集団を重視すると言われる
「和をもって尊しとなす」この国の美徳は
実は究極の個人主義、エゴイズムに根底が
ある、という気がします(と和辻哲郎先生
辺りが言ってそう(笑))。
 
 充分に爺になった私がエスカレーターを
歩かず立ち止まることによって、
「しょうがねえなあ、あの爺がグズだから
俺も立ち止まるぜ」と思ってもらい、
「本当は歩きたくないからエスカレーターに
乗る」という本来の目的を、後方の皆様に
果たして頂こうと思って、今日も立ち止まる
ワタクシでございます。
 
 後は、最近始った
「マナカ(非接触型カード)乗車券の認証
に失敗した時の狼狽と後ろの人のイラダチ」
を、この国のメンタリティがどう解決して
いくか?が楽しみな今日この頃でござい
ます(スイカの皆様はもう解決済み?)。
 
 
  ――――――――――――――――
 
  ヤドカリの貝殻  2012.12/24
 
「1963年のタイムカプセル」
 
 今私の前に、一枚のCD-ROMがあり
ます。
何年か前に姉がくれたもので、ソースは
1963年元旦、親戚の家で録音された音源で
元々はオープンリールのテープレコーダーで
録音されたもの。
戦後東通工(現在のソニー)が開発した
テープレコーダーは、
「自分の声を始めて聞く」という、今でも
誰もが初体験する事(頭蓋骨の共振なしで
聞く、他人が聞いてる自分の声)という
実に面白い体験が出来るため、徐々に家庭に
普及して行きました。しかしフィリップスが
カセットテープの特許を公開(日本企業には
決して真似出来ない快挙)する迄は、大きく
重く、高価なオープンリールデッキは、多く
の人が所有する事はできないものでした。
 
 私に困った遺伝子を残してくれた父は、
新しいもの好き、メカ好きの趣味から、
このソニー製テープコーダー(入力ミスでは
ありません。当時の商品名)をいち早く
入手していました。
父は、病弱の母の代わりに(なんか仕事も
あった様ですが)元旦に機械を持って横浜の
母の実家を訪れ、祖父祖母を始めとする
人々の肉声を録音して機械を持ち帰ってきた
のでした。
 
 名古屋に帰って再生してみてみんな爆笑。
電子制御でない当時の機器は、西日本と
東日本の60HZと50HZのAC周波数の差で
回転数がおかしく、変な声でした。
ソニーから部品を取り寄せて、回転数を修正
するという事を自分でこなす父でしたので、
まあ東海号(当時の東海道線準急。名古屋
←→横浜間を8時間位で運行)をこの数kg
ある機器を持ち運ぶ事など、余り苦にして
いないようでした。
 
 今度の元旦で、丁度50年です。
祖父、祖母、父母も既にこの世のものでなく
私も今度の元旦で数えでは還暦リーチです
から、本当に大昔の肉声を元旦に聞こうと
思います。
磁気テープに比べ、フラッシュメモリーは
当然としても光ディスクも、長期間の
保存には適していないと言われます。
私の肉声や動画、文章の類いは、50年後に
子や孫達が、見聞き出来るのでしょうか?
それを思うと、便利になったのか?
判らなくなりますね。
 
 
 ――――――――――――――――
 
  シェフのオススメ
 
「冥王星消失か?」
 
 なんかおかしいのです。もちろん先立つ
ものがないのもありますが、物欲がない。
結局最近で、最も欲しかったのがiPhoneで
これが手に入ってしまったら、目標になる
「これが欲しいんだっ!頑張るんだっ!」
と言うものが思いつかない。
最新のMacBookとか、シグマのSD-1merril
とか、まあ
「あれば欲しいな」程度の物欲。
バイクも欲しいけど、最近のCo2規制で、
排気量UPしてる(馬力据え置き(涙))為
中型二免とらないと欲しいのないし。
 
 正直iPhoneを買って、一番良かったのは
散歩の時にカメラを持ち歩く必要がないこと
それから、他人がいない時ならヘッドフォン
の必要がなく、内蔵スピーカーでそこそこの
音が出るので、台所仕事などが楽しくなる。
iPad miniやNexus7の7インチ画面も羨ま
しいけど、近くでみればiPhoneの画面でも
まあ楽しめるし。
なんかスマートフォンって、それだけでもう
満足という感じにさせるものだと思いました
 
 と書いていたのです。ところがついネット
で、新刊の書籍をamazonで調べていた処、
amazon謹製の
「Kindle」という電子書籍ビューワーに
一目惚れしていましました。
AppleのiPad mini。
GoogleのNexus7と並んで、amazonの
Kindle Fire HDとKindle Fireは魅力的な
小型Pad環境だと思っていましたが、
白黒版のKindle PowerWhiteは廉価版位に
思っていました。しかしこれは全く違う思想
の製品なのですね。
 
 限りなく紙の本に近い電子書籍リーダー
環境。印刷インクを用いたスクリーン。
バックライト付きだが、脅威の省電力。
なんと連続8週間の使用が可能。
1000冊以上の本を収納。25段階の明度調整
日中でも暗くしたベッドサイドでも本が
読める。凄いですね。
Wifi接続タイプなら7,980円。3G接続タイプ
(なんと月額料金は無料)は12,980円。
 
 日本でも電子書籍事業は多々あり、Apple
もiBooksで参入予定ですが、米国の様に
メジャーにはなりきれません。
それは、出版業界が未だに紙出版の権益に
拘っているからで、もちろん町の本屋さんの
存立に関わる事でもありますので、軽々に
電子化を進める事ができない事情はあります
この辺は、CD店とiTunes Store等のダウン
ロードショップとの関係に似ていますが、
amazonの強みは既にそれ自身が日本最大の
紙書籍流通業者になっていることで、
amazonが、
「この本電子化してよ」と言えば、出版業は
嫌とは言えない関係になりつつあります。
既に出版システム自体がほぼDTPに代わって
おり、版下が容易に電子書籍に変わる。
つまり紙媒体をしこしこスキャンする必要
さえないわけです。※
 
※最近大日本印刷と東京大学が1分間に250
 ページをスキャンし、丸まった状態の紙も
 完全に平滑化した画像として取り込む
 超高速スキャナーを開発した。これにより
 DTP以前の書籍も漫画と同じ画像ベースで
 あれば容易に電子化が可能になった。
 
 今回iPhoneのアプリとして無料で提供
されているKindleの電子書籍リーダーで
amazonから購入した電子書籍を読んで
見ました。お気に入りのラノベが既にKindle
化されており、一巻は戦略価格なのか300円
程で購入出来たので、買ってみた訳です。
これらのアプリはiPhoneにも多々あります
が、シンプルでとても読み易い。電子書籍の
利点として活字が拡大出来るので、老眼にも
優しく読める。
amzonでの購入の為のIDがそのまま使えて
カード決済。しかもクラウド(KIndleが無料
提供)に置いて複数の環境で同じ本が読める
 
 amazonの本の個別紹介ページには
「この本のKindle化をリクエストする」と
いうボタンがあり、なかなかご利益があり
そう。
「ほら、ユーザー様が願っておられるんだよ
さっさと電子化しろよ」とamazon様が圧力
かけてくれそうで頼もしいです。
価格は新刊より少し安い程度ですが、価格
よりは、いつでも持ち歩き、読みたい時に
読めると言う事が大きいのです。
 
 iPhoneでKindle本を楽しんで、
「これで充分だよな。余分な金あったら本を
買おっと」と思うか、
「iPhoneでこれだから、Kindle Power
White買ったら、どんだけ嵌るだろう」と
思うかはその人次第ですが、超速読→何度も
読み返す、
「反芻読書派」の私としては、読みたいとき
数百冊のラノベが(ラノベ限定(笑))
持ち歩けるのは、衝撃的な悦楽です。
そう、iPodで手持ちのCDを全部持ち歩く
様になった時の様に。
教科書に採用された時、一挙に紙媒体との
関係は逆転し、小学生はランドセルから
開放されるでしょうね。
 
 と言う訳で、今の私はiPhone地獄に加え
どうやって7,980円捻出するかばかり考えて
います。しかもその後はきっと月1000円
単位で、Kindle本を買い漁る生活になりそう
田舎のご両親に、3Gタイプで、ネット環境
とか考えずに本が買える12,980円の方を
プレゼントするのもいいですよね。
ちなみにこれ、検索程度ならブラウザも
使えるんですよ。
 
 
 
 ――――――――――――――――
 
 お願い
 
 メールの転送を指定している購読者さまへお願いです。
 転送先が無くなったり、未読がたまってあふれてたりしてませんか?
 メルマガを発行すると多くの転送エラーメールが弊社に届きます。
お手数ですが一度見直しをお願いいたします。
 
 ――――――――――――――――
 
  パソコンレスキューはじめました
 
  Mac&Winのノートでハードディスクの容量が足らない!
 ノートパソコンのデータが読めなくなった!
 ウィルスにやられた!など、MacもWindowsもシトラスがなおします!
 多くのご要望にお応えしてWinでも「さすがシトラス」といわれる仕事をします!
 例えばディスクレスキューは\15000から。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
 
 ――――――――――――――――
 
 シトラス「柑橘系林檎新報」は週1回を目標にお送りしています。
 バックナンバーをシトラスHPに掲載しました。また、お友達で配送御希望の方が
 いらっしゃいましたら、下記URLから登録が可能ですので、是非、教えてあげて
 ください!
 (メールマガジンの配布中止をご希望の方も、お手数ですが同じURLから
  お手続き願います。)
 
 
 株式会社やまきつ
      テクノポートシトラス
 TEL 052-979-6610  FAX 052-979-6615